ウラジオストクに旅行にいくなら!
ロシアと聞くと、日本とは遠い国でオリンピックでロシアの選手が活躍していたりは見るけれど、なかなかいけない国というイメージがある人も多いのではないでしょうか。でも、実際ロシアまでの距離はそれほど遠くありません。日本のお隣韓国はロシアと比べて近いイメージ。その韓国の首都であるソウルよりもウラジオストクの方が距離的に近いってご存知でしたでしょうか。意外と近くていきやすいロシアのウラジオストック。今日はウラジオストック旅行ガイドをお届けします。(※2018/4/17現在の情報です)
ウラジオストク旅行ガイド:治安
海外旅行をする際に気になるのがその国の治安です。日本は治安が良い国の中に数えられており、普段街を歩いていても事件や事故に遭遇するようなことはあまりありません。日本人が海外にいくとき気になるのがその国の治安がどうなのかということです。ウラジオストクは治安が良い国なのでしょうか。ウラジオストクの治安についてご説明します。
貧困率
貧困層が多い土地はどうしても治安が悪くなりがちです。ウラジオストクはロシアの中でも重要なアジアとの経済の架け橋的な都市となっています。貧困層は非常に少ない場所です。以前はウラジオストクは治安が悪い場所といわれていたこともありましたが、現在のウラジオストクの事件事故率はだいぶ良くなっています。しかし、日本のように24時間明るくてウロウロしていても平気というほどではありません。夜の外出には気をつけましょう。
軽犯罪
治安がよくなって事件事故率が下がったウラジオストクですが、まだまだ軽犯罪は起こっています。その中で旅行者に大きく関係している、多い軽犯罪は「置き引き」です。いくら治安がよくなっても、日本と同じようにはいきません。実際治安が良いといわれている日本でも、旅行者が集まるところでは置き引きの軽犯罪の多発地帯です。治安が良いからと油断せず、自分の荷物にはいつも目を光らせておきましょう。
ウラジオストク旅行ガイド:物価
旅行者に関係する物価
ウラジオストク旅行にいって、旅行者が気になるのは食事代やお土産代などのサービス業の物価でしょう。ウラジオストックの物価はだいたい日本と同じくらいです。以下に具体的な物価の例をご紹介しましょう。
物価:食事代
旅行先の物価がモロに関係してくるのは、食事関係でしょう。食事は毎日3度取らなくてはいけないものですから、旅行中にその国の物価の影響を受けやすいです。ウラジオストクで食事をするときのだいたいの料金目安は、カフェやファーストフードのメニューは1,000円以内。ご当地グルメなど、旅行者が多くいきそうなレストランでランチを食べるなら1,000円~1,500円程度。ディナーでお酒をいただこうと小洒落たレストランにいくなら5,000円程度を目安としておくとよいでしょう。食べ物の物価は、ほぼ日本と同じですよね。
物価:ルーブルの価値
日本からロシアに旅行にいくなら、現地のお金の価値でお得感が断然変わってきます。ウラジオストクで使われているお金はルーブルです。ここ数年のルーブルの貨幣価値を見るとだいたい1ルーブル=1.7円程度で安定しています。急にここ数年で物価が上がって物が高くなったということはありません。
ウラジオストク旅行ガイド:ビザ
簡易ビザ
2017年8月8日よりスタートしたウラジオストックの簡易ビザ制度。大使館にいかなければいけなかった今までのロシア旅行のわずらわしさが一気に解消され、多くの日本人がロシア旅行をさらに楽しみやすくなりました。実際、2018年に入って4ヶ月の間に1,000人以上の人がウラジオストクにいっています。これってすごい数ですよね。
簡易ビザの内容
ウラジオストクの簡易ビザは、空路、陸路、海路でウラジオストクに入ったときに有効です。2017年12月までは船でウラジオストクに入るときは簡易ビザは機能していませんでしたが、2018年1月から海路での入国も簡易ビザが対応するようになりました。
簡易ビザ申請から入国までの流れ
簡易ビザを申請してから、実際にウラジオストクに入るまでの流れを簡単にご説明します。 ①入国予定日の4日以上前に「ロシア連邦外務省領事部」の電子ビザ発行ページにて申請すること。 ②メールで送られてきた電子ビザをプリントアウトしておく。 ③入出国の際、パスポートと一緒にプリントアウトしたビザを提示する。 これ以外にもホテルでも簡易ビザの確認を促されることがありますので、簡易ビザとはいえ、大切に保管しておきましょう。
ウラジオストク旅行ガイド:空路での行き方
行き方:航空会社
ウラジオストク旅行の行き方その1は、飛行機を使った空路での行き方です。ウラジオストック行きの直行便は「S7航空(S7)」を利用します。ウラジオストクまでの便がでる空港は成田と大阪関西空港の2ヶ所です。
行き方:出発空港からの時間
ウラジオストクまで飛行機でかかる時間は、成田も大阪もどちらも2時間20分~30分程度です。一応、関西空港からの便を利用した方が10分早く到着することになります。10分とあまり差はありませんので、ウラジオストクまでの飛行機での行き方、空港選びは、出発場所の近くの空港を利用した方がよいでしょう。
ウラジオストク旅行ガイド:飛行機での時間
ウラジオストク旅行の行き方で、飛行機でいくならどのくらい時間がかかるのか、というとだいたい2時間程度です。だいたいと書いたのは、行きの日本からウラジオストックまでは2時間30分。帰りのウラジオストックから日本までは2時間10分だからです。帰りの飛行機の方が20分早く到着することになるんですね。
ウラジオストク旅行ガイド:船での行き方
ウラジオストクへの行き方には飛行機以外に船もおすすめです。飛行機だと千葉か大阪までいくのに時間がかかってしまうという場所から出発する場合、フェリーを使用した方が早く到着する場合も多々あります。実際ウラジオストクまで船で渡る人も決して少なくありません。それどころか、「ウラジオストクへの行き方なら船で」というこだわりを持っている人も多いほどです。船での海外への渡航はロマンがありますよね。
ウラジオストク旅行ガイド:船での時間
船での行き方1:船会社北海道サハリン航路
ウラジオストクへの船での行き方は、北海道稚内から出る船と鳥取県境港の2つあります。稚内とウラジオストクを結ぶ航路はSASCOというロシアの会社が運行しています。日本での代理店は稚内にある北海道サハリン航路(Hokkaido Sakhalin Line)会社がおこなっています。
稚内からの船便情報
稚内から船でウラジオストクへ渡るには、稚内港を9:00出発、コルサコフ港へ15:30に到着する1日1便だけです。毎日運行ではなく、火・土曜日に船があります。(繁忙期は木曜日も運行)チケットは日本で購入可能。料金は片道18,000円となっています。
船での行き方2:DBSクルーズフェリー
境港から出る船は、韓国のDBSクルーズフェリーが運行しています。稚内からの船便が夏場だけ(2017年の実績は6月から9月まで)に比べて、境港は通常運行と冬季運行スケジュールに分かれるものの、通年おこなっています。
境港からの船便情報
堺港からウラジオストクへ向かう船は、毎週1便。土曜日の夜19:00に出発して、月曜日の昼13:00にウラジオストクに到着になります。途中トンへ港で約8時間の停泊時間があり、その間に軽く近くの観光スポットで観光しているお客さんが多いそうです。料金はエコノミーで片道¥26,000。往復だと割引で¥44,000となります。
ウラジオストク旅行観光スポット:アドミラーラ・フォーキナ通り
ここからは、ウラジオストク旅行にいったらどこを回るのがよいのか、観光スポットを詳しくご紹介していきます。ウラジオストク旅行観光の行き先に迷ったらぜひ参考にして欲しいところばかりです。
ウラジオストックのメイン通り
ロシアというと質実、お硬い国という雰囲気がある人もいるのではないでしょうか。ここ、アドミラーラ・フォーキナ通りはそんなロシアのイメージを良い意味で壊してくれるところ。町並みは明るくて、大きな噴水がいたるところにあるため「噴水通り】とも呼ばれています。まるでヨーロッパに来たかのような錯覚を起こさせるウラジオストクの目抜き通りです。
ウラジオストク旅行観光スポット:スポーツ湾
アドミラーラ・フォーキナ通りをまっすぐ目の前に見える海に向かって抜けるとそこにあるのがスポーツ湾です。ウラジオストクの海水浴場であり、多くの人が太陽を浴びながらのんびりと過ごしています。
ウラジオストックの海水浴場
のんびりとしたウラジオストクの海水浴場。ロシアといえばマロージナエアイスです。モスクワではマロージナエフェスティバルが開かれるくらい、ロシアはアイスクリームが大好きなお国柄。スポーツ湾の周辺にもマロージナエの露店がたくさんでているでしょう。ぜひ、訪れた際はロシアのアイスを堪能してみてください。
ウラジオストク旅行観光スポット:潜水艦C-56博物館
ウラジオストク駅から徒歩15分のところにある、潜水艦C-56博物館。ここもウラジオストクに訪れたならぜひ立ち寄って欲しい観光スポットです。ソビエト時代の主力潜水艦を展示してあり、実際に自分の手で触れることもできます。写真撮影は別料金になるので注意が必要です。
潜水艦C-56博物館の基本情報
住所:Korabelnaya Naberezhnaya, Vladivostok 営業時間:10:00から20:00 電話番号:221-67-57 料金:100ルーブル(写真50ルーブル) アクセス:ウラジオストク駅から徒歩15分
ウラジオストク旅行観光スポット:鷹の巣展望台
ウラジオストクはもともと軍港であったということもあり、ソビエト時代には閉鎖された土地となっていました。しかし、近年はアジアへの重要な窓口として開かれ、新しく発展している街です。そんなウラジオストクの発展の様子を上から眺められるのがこの鷹の巣展望台です。
お目当てはウラジオストック黄金橋
鷹の巣展望台からぜひ見て欲しいのが、2012年に完成したばかりの見事な橋「黄金橋」です。APEC首脳会議に合わせて作られた橋でとてもみごとな真新しい橋です。高いところからウラジオストクの街並みを堪能できる鷹の巣展望台は、代表的な観光スポットといえるでしょう。
ウラジオストク旅行観光スポット:ティグレ・デ・クリスタル
日本はカジノが禁止されていて国内で楽しめるギャンブルには限りがあります。海外旅行にいく楽しみに「ギャンブル」をあげる人もいるくらいです。ウラジオストクでカジノを楽しむにはこのティグレ・デ・クリスタルとなります。
ウラジオストック唯一のカジノ
2018年現在、ウラジオストク郊外にあるギャンブルエリアで唯一のカジノとなっているのがこのティグレ・デ・クリスタルです。スロットマシーンやルーレットなど、日本では遊べないカジノでの遊びができる場所です。中にはカジノの他にもレストラン2軒とバー5軒がありますので、カジノをされない女性の方でも彼氏や旦那さんが遊んでいる間にすることがないと困ることはありません。
ティグレ・デ・クリスタル情報
住所:73, Muravyinaya Bay, 692760, Artyom, Primorsky region, Russian Federation 電話番号:4232468888
ウラジオストク旅行観光スポット:トカレフスキー灯台
海が好きな人なら、ぜひ訪れて欲しいのがこのトカレフスキー灯台です。灯台の近くでは海水浴場もできます。ロシアの自然を満喫したいと思うなら、トカレフスキー灯台に訪れることをおすすめします。
ウラジオストックのロマンチックスポット
トカレフスキー灯台のみどころは、素晴らしい海に反射する夕日の時間帯です。昼は楽しく海水浴で遊び、ここちよい疲れとともにゆっくりと夕日が輝く海を眺める・・・。とても素敵なロシアの思い出のひとつとなってくれるでしょう。
ウラジオストク旅行観光スポット:沿海州水族館
アジアの国々をターゲットとした観光地として発展を続けているウラジオストクに2017年にできたばかりの新しい観光スポットなのが、この沿海州水族館です。
ウラジオストックの新名所
沿海州水族館はロシアで一番大きな水族館。とにかく中が広くて、地域ごとに分けられたブースでロシアの自然を観察することができます。
沿海州水族館の基本情報
住所:ул.Академика Касьянова, 25, Russkiy, Primorskiy kray アクセス:15系統のバスで 営業時間:9:30から19:00 電話番号:+7 423 223-94-22 料金:平日700ルーブル。週末900ルーブル。
まとめ
ロシアのアジアへの開かれた窓口、ウラジオストク旅行を楽しむガイドをご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。日本から近く、飛行機なら2時間程度でいくことができ、簡易ビザ発行などかなり気軽にいくことができるようになった国です。素晴らしい観光スポットもたくさんありますのでロシアに行ったことがないという人はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
旅行が気になる人はこちらをチェック!
ウラジオストク以外にも、海外旅行情報をご紹介しています。気になるかたはぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
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