アニメ映画「聲の形」聖地巡礼!ロケ地となった舞台モデルは？
2016年9月に山田尚子氏が監督したアニメ映画「聲の形」。 この映画のストーリーだけではなく、やさしい色遣いで描かれている岐阜県大垣市の街並みや景色が素敵な作品です。そんな「聲の形」の舞台となった聖地や、ロケ地、映画の中で登場した遊園地や高校はどこか?など、気になる聖地巡礼情報を物語をちりばめながらご紹介していきます。
アニメ映画「聲の形」のあらすじとは
まず、「聲の形」とはどんな映画なのでしょうか？ このアニメ映画は、大今良時氏が週刊少年ジャンプに連載していた漫画を映画化したものです。石田将也が橋から飛び降りようとする場面から映画は展開します。彼が通っていた小学校に西宮硝子が転校して、硝子に好奇心を持った将也は彼女をいじめ始め、その事ををきっかけに周囲から孤立することとなります。それから5年。別々の場所で高校生へと成長した2人。再び2人は再会します。 いじめと障害というテーマを超えた深い作品となっています。
「聲の形」あなたの「コエノカタチ」は？
人と人が互いに気持ちを伝えることの難しさの答えを大今氏自身が「読者に意見を聞いてみたい」という気持ちで描いた「聲の形」の世界観。題名を「聲」の字にしたのは、調べた際にそれぞれ「声と手と耳」が組み合わさってできているという説があることを知ったためと言われています。「気持ちを伝える方法は声だけじゃない」という意味を込めて「聲」という字を使ったアニメ映画です。
アニメ映画「聲の形」主題歌は?
アニメ映画「聲の形」の主題歌を歌うのはaikoさん。 物語の世界とaikoさんの歌う「恋をしたのは」の切ない声がマッチして映画を盛り上げます。
アニメ映画「聲の形」の舞台は「岐阜県大垣市」
「聲の形」の舞台は岐阜県大垣市です。ここには聖地が数多くあります。自治体を上げて聖地巡礼をPRしています。
聖地巡礼には心強い! レンタサイクル無料
大垣観光協会では、観光や買い物、文化施設などを手軽に散策できるように、レンタサイクル「すいとGO！(水都号)」を無料で用意しているそうです。これは嬉しいですね。 聖地巡礼はゆっくり歩くもよし、自転車で自然の風を感じながらめぐるもよし。どちらでも楽しめる聖地巡礼が楽しみになってきますね。
「聲の形」の舞台モデル「大垣市」を聖地巡礼
アニメ映画「聲の形」の聖地巡礼は、岐阜県大垣市を中心に、美登鯉橋（みどりばし）のある四季の広場や揖斐大橋や養老駅付近にある養老公園の養老天命反転地や養老の滝、ナガシマスパーランドなど、長距離の移動があったり、公園などを歩くことを考えた場合、歩きやすい服装で行く事をおすすめします。特に靴はスニーカーなどがいいでしょう。 では、早速、巡礼開始です！
アニメ映画「聲の形」大垣公園を聖地巡礼
聲の形の舞台モデルとなった大垣市の公園を巡礼してみましょう 大垣公園は養老線鉄道大垣駅から徒歩12分の立地にあるロケ地です。
大垣城の西に位置する公園。大型複合遊具や、イルカの噴水池が人気です。 アニメでは将也の姉と姉の31番目の彼氏の子供であるマリアが保育園からの帰りに遊んだり、家出した硝子の妹、結弦が隠れた場所のモデルとなっています。 大垣公園 〒503-0887 岐阜県大垣市郭町２丁目５３ 0584-81-4111
大垣公園内には大垣城というお城があります。大垣市は城下町でした。関ケ原の戦いの時は石田三成が本拠地とした場所で、江戸時代は戸田氏が城を納めていたそうです。
アニメ映画「聲の形」四季の広場を聖地巡礼
大垣公園から市役所方面に歩いて8分くらいの所に「四季の広場」があります。 こちらは「滝のトンネル」です。四季の広場には美登鯉橋があります。
アニメ映画「聲の形」の舞台モデル「美登鯉橋（みどりばし）」
聲の形のロケ地となったあの橋はどこにあるのでしょう? 「四季の広場」の中に位置する美登鯉橋。ここは有名なスポットですね。水門川にかけられた橋で、コミック２巻の表紙にもなっています。ここは将也や硝子、みんなが集まる場所として登場するロケ地の一つです。
いつもの場所で映画では将也と硝子が「美登鯉橋」で鯉にえさをあげています。映画のように鯉にえさを上げる人もいます。
「美登鯉橋」の下
名前を言わなくてもわかる、ロケ地でもおなじみの美登鯉橋（みどりばし）。桜の時期はきれいですね。近くの階段からは川べりに下る事もできるので、アニメの度胸試しのシーンのように、橋の下からのアングルも風情があります。
アニメ映画「聲の形」の舞台モデル、大垣駅
大垣市にあるターミナル駅。養老天命反転地の最寄り駅となる養老駅へ行く電車、養老鉄道の他に、JRや樽見鉄道も乗り入れている。 養老駅へはここから電車で行くとスムーズですよ。
アニメ映画「聲の形」の舞台モデル「揖斐大橋（いびおおはし）」
揖斐大橋は岐阜県大垣市と安八郡安八町を結ぶ橋です。
映画の冒頭に将也が…
アニメ映画で冒頭、将也が自殺をしようとした橋のモデルとなった場所です。揖斐大橋の下では子供たちが花火をするシーンも描かれています。
アニメ映画「聲の形」の舞台モデル、虹の橋（ハーピアン）
虹の橋（ハーピアン） 四季の広場にかかる橋です。橋の途中にハーピアンという音が出る鍵盤楽器があります。虹の橋は硝子の母に将也の母が硝子へのいじめについて謝罪する場所となります。将也の母美也子は床屋を営み、女手一つで将也と将也の姉を育ててきた人です。将也が壊した硝子の補聴器代170万円を即日弁償するところもあり、放任主義な美也子ですが子供にはとても優しいお母さんです。また、結弦が家出した時に硝子が鍵盤をたたく場面があります。
アニメ映画「聲の形」の聖地巡礼!養老公園
将也と硝子がデートした公園の舞台モデルとなった養老公園。養老駅から歩く事11分で天命反転地に着きます。
公園内には天命反転地というアートを感じられる面白いスポットがあります。「極限で似るものの家」は迷路のようになっているスポットで、どこからでも出入り自由。天井部分を見てみると?反転した世界が広がる面白い仕掛けがあります。「宿命の家」は足元を見ると生活にちなんだものが閉じ込められている所です。ふたりはどんな気持ちでデートをしたのでしょう?そう考えると胸がキュンっ!となりますね。 〒503-1267 岐阜県養老郡養老町高林1298-2 入場料は大人750円で、小中学生は300円です。毎週月曜日（月曜日が祝日の場合はその翌日）が休園日となっています。
養老天命反転地、聖地巡礼に外せない!
「養老天命反転地記念館、養老天命反転地オフィス」は映画のモデル舞台となった場所で24色の壁の色や自然光の効果で不思議な空間を演出しています。天命反転地は素敵なアートを感じられる場所ですね。 天命反転地をより楽しむために、ヘルメットの貸し出しやコインロッカーで荷物を預けて天命反転地を楽しめるような配慮があります。トイレは「養老天命反転地記念館」にありますよ。
アニメ映画「聲の形」の聖地巡礼!養老の滝
滝の水が酒に変わったという孝行息子の伝説「孝子源丞内」の昔話を秘めた、高さ30m幅4mの美しい眺めを楽しめる名瀑。養老の滝は自然が豊かで、マイナスイオンをたくさん浴びることが出来そうです。
アニメ映画「聲の形」の聖地巡礼!養老駅
アニメ映画「聲の形」の聖地、養老公園の最寄り駅です。こちらへは養老鉄道で巡礼されるといいですよ。大垣駅から養老鉄道桑名行きに乗り24分で養老駅に着きます。養老公園の他にも養老温泉や関ケ原古戦場などの観光スポットがあります。
アニメ映画「聲の形」の聖地巡礼!あの公園は養老鉄道で!
養老鉄道に揺られてアニメ映画聲の形の聖地巡礼をしてみましょう。養老鉄道はサイクルトレインといって自転車ごと乗車できる列車があります。大垣市で無料のレンタサイクルを使って聖地巡礼される方にはやさしい電車ですね。大垣市のレンタサイクルは使い終わったらお返ししましょう。
コラボグッズも魅力的
養老駅ではアニメ映画「聲の形」と養老鉄道がコラボし、映画の舞台モデルめぐりに便利な往復乗車券や各種コラボグッズを販売しています。
アニメ映画「聲の形」の舞台モデルとなったナガシマスパーランド
まだまだあります。聲の形の聖地! あの遊園地はナガシマスパーランドという所。ナガシマリゾートという、ホテルやスパがある敷地の中に建てられた遊園地です。ちょっと遠いですが、巡礼してみましょう。
ジェットコースターが人気の遊園地
高校生に成長した将也と硝子がみんなで行った遊園地はナガシマスパーランドです。ナガシマリゾートの中に位置する遊園地です。ナガシマリゾート内には3つのホテルがあり、泊りで行くことも可能です。名古屋、桑名駅からナガシマリゾートまで直行バスが出ており、約40分で着きます。 三重県桑名市長島町浦安333 大人 1600円／中学生 1000円／小学生 1000円／3歳以上 500円 今なら「AQUAROUM BY NAKED」という体感型のデジタルアート展を開催しています。神秘的な世界に行ってみてはいかがでしょうか?
アニメ映画「聲の形」の舞台モデルとなった駒込高校
唯一の関東のアニメ映画の舞台モデルとなった駒込高校とは?
将也が通う高校の舞台モデルを聖地巡礼しよう
将也が通った高校のモデルロケ地となった駒込高校。 東京にある私立の学校です。将也は高校生となり、硝子と再会することが出来ました。硝子との関係は?そんなことを思い浮かべながら聖地巡礼するのも良いでしょう。 学校法人 駒込学園 駒込中学校・高等学校 〒113-0022 東京都文京区千駄木5-6-25 南北線 『本駒込駅』 下車・徒歩５分 千代田線 『千駄木駅』 下車・徒歩７分 三田線 『白山駅』 下車・徒歩７分
まとめ
「聲の形」のロケ地となった岐阜県大垣市周辺の聖地巡礼をしながら「聲の形」の世界に浸り、作者が聞いてみたかった人それぞれの「コエノカタチ」はどんな物なのか考えてみるのも良いでしょう。美登鯉橋は映画の中では何度も登場する聖地ですね。美登鯉橋の下を流れる水門川は船川下りもできるスポットです。川下りをしながら景色を眺めたり、川沿いを歩きながら緑あふれる景色を楽しむのもいいですね。養老公園や揖斐大橋は大垣市から少し遠いので巡礼には養老鉄道や無料のレンタサイクルがあると便利です。 養老公園方面から桑名に行き高速バスで舞台モデルとなった遊園地で遊ぶのも良いでしょうね。岐阜は遠いなぁと感じられる方は「聲の形」舞台モデルとなった駒込高校に行かれるのも良いかと思います。「聲の形」のアニメ映画のシーンを感じながら巡礼されると、また違った楽しみが生まれると思いますよ。