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フランス料理のテーブルマナー講座!フレンチで注意すべき7つの項目を解説!

フランス料理、フレンチにはさまざまなマナーがあります。フレンチでのマナーを知ることで、フランス料理での時間をさらに優雅に幸福なものにできます。フランス料理のマナーを7つの要所にまとめて紹介します。要所を抑えて素敵なフレンチを楽しんでください。
2020年8月27日
すがや
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フランス料理の楽しみ方

フレンチの幸福な時間

フランス料理は特別な日に大切な人と一緒に食べたい料理の定番です。上品な料理での優雅なひとときは、忘れられない素敵な時間へと変わります。今までも、これからも、フランス料理を通じてたくさんの人が幸せを感じることは間違いありません。

フレンチにマナーあり

しかし、フランス料理で一点気になるのがマナーです。フランス料理は私たちが日常的に食べるものではないため、なかなかマナーを覚える機会はありません。そしてフランス料理にはいくつかのマナーがあり、マナー違反をして失礼にあたる行為をしてしまうこともあります。

フレンチのマナーの要所を紹介

大事な場所で失敗をしないためのフランス料理のマナーを紹介します。フランス料理のコースの順番と理由から紹介しつつ、要所でのマナーを抑えられるようにします。マナーの要所の7つを抑えて楽しくて幸せなフレンチの時間を過ごしましょう。

フランス料理のフルコース1

マナーの前にフレンチのフルコースとは

フランス料理のマナーを紹介をする前にフレンチのフルコースの概要について紹介します。フレンチというとフルコースが定番なので、どういう順番で料理がきて、それにはどういう意味があるのかを知っておくとフランス料理のマナーも覚えやすくなります。

フルコースは8品目が代表的

フレンチのフルコースにはいくつかの種類があります。大まかには7品目、8品目、11品目の3つのコースがあります。この中で代表的なものは8品目のフルコースになります。8品目それぞれの理由を紹介します。

フランス料理のフルコース2

一品目のアミューズ

フランス料理の第一品目として出されるものはアミューズブーシュまたはアミューズグールと呼ばれるものです。短くアミューズと呼ばれることもあります。アミューズは日本の居酒屋で言うとお通しのようなものになります。一口サイズのアミューズを口にしてこれからの料理への期待を高めましょう。

2品目と3品目

アミューズの後にくるのが前菜です。オードブルもしくはアントレとも呼ばれます。食欲を掻き立ててくれるような一品が提供されます。アミューズ、オードブルと続き、3品目はスープです。ポタージュとも呼ばれ、パンと一緒に提供されることもあります。前菜の味を一度リセットするという働きがあります。

4品目と5品目

4品目にはいよいよメインディッシュです。メインの魚料理が登場します。ポワゾンとも呼ばれ、魚介類全般が提供されます。4品目の魚の料理のあとはもう一度お口直しです。5品目はソルベと呼ばれ、シャーベットが出てきます。食中にシャーベットが出るというのは日本的感覚だと少し戸惑うかもしれませんね。

6品目から8品目

6品目はメインの肉料理の登場です。アントレと呼ばれ、一般的な肉である牛、豚、鳥の肉だけでなくカモやシカやキジなどの料理のこともあります。また、同時もしくは少し時間をおいてサラダも提供されます。7品目はフロマージュと呼ばれることもあるチーズ、8品目はデザートと続きます。


フランス料理のマナー1

フレンチのマナーは食べる前から

フレンチのフルコースについて紹介しました。コースの料理とそれぞれの順番の理由がわかり、フランス料理への親しみもわいてきたのではないでしょうか。いよいよフランス料理のマナーに入りますが、いきなりナイフやフォークなどのテーブルマナーには入りません。

フレンチはレディーファースト

フランス料理の基本はレディファーストです。フランス料理のマナーはテーブルにつく前から始まっているとも言えます。テーブルには女性が先に着席、席も女性の方が見晴らしがよかったり、入り口から遠いなどのいわゆる上席に座ります。

フランス料理のマナー2

食事の前のもうひとつのマナー

テーブルについたところで食事のマナーに入りたいところですが、もう一点食べ始める前のマナーがあります。食前酒の選び方です。食事の前に食前酒を聞かれます。ここもマナーのポイントで自分の好きなアルコールを頼めばいいというわけではありません。

食前酒はフレンチを美味しくするため

食前酒の目的は胃を刺激することにより食欲を増進させることです。要は酔うためのお酒ではありません。例えばビールなどは食前酒としては適さないと考えられています。食前酒はシャンパンやスパークリングワインなどが頼まれることが多いです。

フランス料理のマナー3

ナプキンのマナー

フランス料理を食べ始める前のマナーとしてもう一点ナプキンがあります。ナプキンはテーブルセッティングが終わるとメインの大皿の上に置かれていることが一般的です。このナプキンをどのように使うかはマナーの難しいところのひとつではないでしょうか。

ナプキンは食べる準備のサイン

ナプキンは注文を終えた後に皿の上からとり、膝の上に置きます。ナプキンを膝の上に置くことには食べる準備が整ったと知らせる意味もあります。このときに、ナプキンは2つ折りにします。ここで余裕を持ってナプキンを膝の上に置けるようだと格好いいですね。

ナプキンのマナーの注意点

ナプキンのマナーで非常に重要な点があります。それは自分のハンカチなどでなくナプキンをちゃんと使うことです。差し出されたナプキンを使わないのは失礼にあたります。遠慮せずに口を拭くときなどはナプキンを使うようにしましょう。

席を立つときのマナー

トイレなどで席を立つときにもナプキンのマナーがあります。席を立つときはナプキンは椅子の上に軽くたたんだ状態でおきましょう。これを例えばテーブルの上にナプキンを置いたりすると、これもあまり良いマナーとは言えない態度になります。

フランス料理のマナー4

ナイフやフォークの選び方


それではいよいよ食べ方のマナーを紹介します。まずフランス料理ではフォークやナイフなどがテーブルにセットされているのが一般的です。慣れない人はたくさん並んだフォークやナイフを見てどれを使えばいいのかとパニックになってしまうかもしれません。

外側から順に使う

このたくさん並んだナイフやフォークも意味がわかれば難しくありません。フランス料理では外側から順にナイフとフォークを使っていくことになります。料理の順番に従って外側から順番通りに使っていけばそれで大丈夫です。

食べ終わりのマナー

持ち方としては右手にナイフ、左手にフォークという形がマナーとなります。また食事中に飲み物を取るなどのために、ナイフとフォークを置くときにはこの2つをハの字の形になるようにおきます。食べ終わりを知らせる方法として、ナイフとフォークを縦に平行になるようにおきます。

フランス料理のマナー5

フレンチのマナー、スープ編

フランス料理のフルコースで特に注意が必要なのが5品目にあたるスープと、スープにつけられるパンのマナーです。スープ、パンともに気をつける点がいくつかあります。とは言っても、パンもスープも注意点を覚えてしまえば難しいことはありません。スープとパンのマナーを紹介します。

スープは飲むより食べるイメージ

フランス料理のスープのマナーのコツとしては飲むというよりも食べるということを意識することです。右手にスプーンを持ってカップの中からスープをすくいとって、そのままスプーンで飲みましょう。後は音を立てるのはマナー違反なのでその点を気をつけましょう。

パンの食べ方のマナー

スープと一緒についてくるパンにもマナーがあります。パンは一口分ずつちぎって、その分にだけバターをつけて食べます。パン一面にバターを塗りたぐって食べるような食べ方はしないようにしましょう。またパンはおかわりできることもありますが、おかわりしたものは残さないようにすることもマナーです。

パンの食べ方の注意点

パンの食べ方では注意すべき点がひとつあります。それはパンをスープにつけて食べないことです。パンとスープは相性がいいのでつけて食べたくなる気持ちもわかりますが、これはスープの味に満足していないという意味になってしまいます。パンの食べ方の最重要ポイントといっても過言ではないでしょう。

フランス料理のマナー6

フレンチの締め、デザート

フレンチではメインディッシュのお魚やお肉も楽しみですが、食後のデザートも魅力的です。デザートの食べ方もいくつか覚えておくと役に立つマナーがあります。フレンチの締めを美味しく終えるためのデザートのマナーを紹介します。

ワゴンサービスでのマナー

デザートにはいくつかの形式がありますが、フレンチに慣れていない人を迷わせる形式としてワゴンサービスというものがあります。ワゴンサービスではいろいろなケーキやチョコレートなどがワゴンに乗って一度に差し出されます。甘いもの好きの人からするとこれ以上ないような幸せな瞬間です。

ケーキの数に決まりはなし


このワゴンサービスで慣れていない人を迷わせるのは何品くらいのデザートをとっていいのかです。たくさん取ればマナー違反になってしまうのではないかと考えてしまう人もいるかもしれません。しかし、ワゴンサービスではデザートを取る数のマナーなどは決められていません。

フレンチの締めはコーヒーなどで

ワゴンサービスでは自分が食べたい数の分だけデザートをとって大丈夫です。もちろん自分でとったものを残すのは良くはないですが、食べ切れる分のデザートを取ってしまいましょう。デザートの後はコーヒーなどが出されたフレンチのフルコースは終了です。

フランス料理のマナー7

フレンチ食べ終わりのマナー

フレンチの食べ終わりのマナーについても紹介しておきます。まずフレンチでは料理だけでなく、料理を通しての時間や会話も含めて楽しむことが良しとされています。そのため、食べ終わってもすぐに席を立つということはする必要はありません。食後のコーヒーを飲みながら余韻に浸ってください。

食べ終わりはナプキンをテーブルに

ゆっくりとコーヒーも飲み終わったらいよいよ食べ終わりです。膝の上に置いていたナプキンをテーブルの上におきます。また、この時にナプキンは丁寧にたたまずに置くのが良いとされています。ナプキンをたたむことを忘れるくらいに美味しい食事であったと伝える意味があります。

食べ終わりの会計のマナー

食べ終わりのマナーとしては会計の済ませ方もあります。フレンチでは会計をレジでなくテーブルでする場所が多いです。またマナーとしては欧米での文化から男性が支払うのがマナーとされています。仮に割り勘であったとしても会計をするのは男性という形をとるのがよいでしょう。

フランス料理のマナーまとめ

フレンチの楽しみ方

ここまでフレンチのマナーについて紹介していきました。食べる前から始まり、食べ方、食べ終わりとたくさんのマナーがあります。しかし、あまりマナーばかりを気にしすぎずに食事を楽しむということも重要です。一通りのマナーを簡単に頭に入れておくくらいでもよいでしょう。

他のマナーが気になる方はこちらもチェック

フレンチ以外の場所でのマナーを知りたい方はこちらの記事もおすすめです。お店の開店のマナー、カジノでのマナーを知ることはできます。マナーは覚えておくと役に立つものなので、ぜひチェックしておきましょう。