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【寒い冬の車中泊】おすすめ防寒対策とグッズ、注意点をご紹介!

冬の車中泊と聞いて、どんな連想をされるでしょうか。 わざわざそんな寒い季節に車中泊をしなくても・・・。って思ってはいませんか? でも、しっかり防寒対策すれば意外と快適に車中泊できるんです。 これを読んで今年の冬の車中泊に備えましょう。
2020年8月27日
わっさん827
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冬の車中泊、やり方次第では夏より快適!

冬と夏の車中泊。どっちが快適?

確かに冬の車中泊は寒くて過酷な面はあります。しかし、夏はどうでしょう?決して快適ではありません。夏の車中泊の暑さは着ているものを全部脱いでも暑いです。窓を開けて寝れば虫が入ってきます。運悪く、深夜まで大騒ぎするマナーの悪い人達に遭遇すれば、寝られたものではありません。その点、冬は寒ささえ上手に克服すれば夏より快適に車中泊できるんです。

車中泊上級者に習う防寒テクニック!

冬の車中泊、寝具はなにがいい?

車中泊で出かけるとき、普段使っている布団を持って出かける人もいると思います。しかし、家族の人数分の布団を車に積んでいくとしたら非常に嵩張ります。その点シュラフなら荷物がコンパクトになります。布団をかけて寝ると意外とすき間ができて寒いのですが、シュラフは全身を包み込み、必要なら頭、顔まで包み込んでくれます。これなら普段は布団をけとばす寝相の悪い子供たちも、かぜを引くことはないでしょう。

シュラフにもいろいろあります!

出典: http://justtime.jp/goods_images/8/6/1522/1522.jpg

シュラフの形には封筒型とマミー型があります。封筒型の良いところは布団に近くゆったりとしています。一方マミー型は体と密着して少々寝苦しいのですが、暖かいので封筒型より冬の車中泊向けです。次に中綿です。中綿には化繊とダウンがあります。化繊のシュラフはダウンのシュラフより重く、値段が安いです。ダウンのシュラフはその反対で軽く、収納すれば非常にコンパクト、一般的に値段が高いです。洗濯や収納の手間を考えると、冬の車中泊には、マミー型のシュラフがおすすめです。

シュラフを使った裏技!

シュラフのなかには、同じメーカーで右ファスナーと左ファスナーのものを組み合わせて使うことができるものがあります。二つを組み合わせることによって二人で入ることができるのです。これなら冬の車中泊でも社内の温度に関係無く、暖かく眠れるのではないでしょうか。大人二人よりも大人と子供の組み合わせの方がゆったり使えますのでおすすめです。

冬の車中泊の快適さは窓の断熱が大切!

冬の車中泊の敵!冷気は窓から入ってくる!

普段は、窓が無ければ安全に運転することはできません。窓が小さいより大きい方が安心感も大きいと思います。最近のミニバンなどはどれも窓の大きいつくりになっています。しかし、冬の車中泊ではこの窓から冷気が入ってきます。まずやらなければならないのが窓の断熱です。これをやらなければ、いくら暖房しても暖気は窓からの冷気に負けてしまいます。

車中泊の見方!マルチシェード

出典: http://new-hiace.click/wp-content/uploads/2016/04/p1-800x460.jpg

一番手軽にできる窓の断熱、マルチシェード。買って来て吸盤で貼り付ければすぐ使えます。さらにマルチシェードの手軽なところは車種専用品ということです。ということは、自分の車種に合ったものを買えばすき間無く窓に張り付き、最大の断熱効果を得ることができます。そして見た目もスッキリします。対応車種は300車種ですので、余程のマイナー車種出ない限り対応しているのもありがたいです。


銀マットで簡単!自作防寒!

確かにマルチシェードはお手軽ですが、もっと安くあげたい人、自作が好きな人には銀マットです。カー用品店やホームセンターへ行けば必ず売っています。しかも安く。まず新聞紙などで車の窓の型を取ります。それを元に銀マットを切っていきますが、型より約1センチ大きく切ります。そうすることによって窓にはめたときぴったりはまり、外れて落ちることもありません。

結露に注意!窓の断熱

マルチシェードでも銀マットでもいえることですが、ガラスとのすき間を無くし、ぴったり貼るようにします。そうしなければガラスの内側が結露します。冬の車中泊では社内が氷点下になることはよくあり、朝出発しようと思ったらガラスの内側が凍っていることがあります。そうなると解凍に時間がかかるので、注意しなければなりません。

冬の車中泊で忘れてはいけない!床の断熱

社内の床断熱はスタイロフォーム!

ハイエースなどのワンボックスカーや、ミニバンは床面積も大きいので床の断熱は防寒の上では重要です。銀マットでもいいのですが、ここではスタイロフォームをおすすめします。厚みはいろいろありますが、社内の床に敷いて使うのであれば20~30ミリくらいで十分でしょう。これ以上厚いと断熱性は上がりますが、加工性が落ちます。スタイロフォームはカッターナイフ等で手軽に切れるのが特徴ですので、このくらいが作業しやすいでしょう。

冬の車中泊の断熱上級編

自作でカーテンをつけてみる!

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0-%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%B3-%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%A45%E6%9E%9A%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-%E8%BB%8A%E4%B8%AD%E6%B3%8A%E3%81%AB%E6%9C%80%E9%81%A9-7901-04BK/dp/B003XRUHM8/ref=zg_bs_2278883051_5/355-4292652-3881838?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=97KF37AST1RGZKGRFHDT

マルチシェードや、銀マットと併用してさらに断熱性を高められるのがカーテンです。窓の面積が大きいワンボックスカーやミニバンなどは効果が大きいでしょう。カーテンも車種専用品がありますが、値段が高いです。そこでアルミの車用カーテンレールを買ってきて自作しましょう。アルミのカーテンレールは少し力はいりますが、曲がるのが特徴です。社内のカーブに合わせてビスで留めていきます。カーテンまで自作する人もいますが、できる範囲で自作してみましょう。

断熱もここまでやったら達人!

高級ミニバンなら、床や天井の防寒対策はある程度されています。しかし、ハイエースなどの商用車や軽自動車の防寒対策はあてにしない方がいいです。その場合、自作で防寒対策しましょう。天井や壁、床を一度はがして銀マットやスタイロフォーム、建築用のグラスウールを入れていきます。ここまでやればまさしく達人の域に達します。

冬の車中泊を快適にするおすすめの暖房!

キャンピングカーなら定番の暖房ですが・・・

FFヒーターはエンジンを止めても作動するヒーターです。キャンピングカーでは人気の装備です。冬の車中泊でも大活躍しそうですが、晩秋から春先にかけて、毎週のように車中泊する人には必要だと思います。しかし、数回しか使わない人にとっては過剰な装備ではないでしょうか。

気になる暖房アイテム!カセットガスファンヒーター


出典: https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/kadecoco/cabinet/heater/cb-gfh-1.jpg

カセットコンロは多く人が使用したことがあると思います。そのカセットボンベを使ったファンヒーターがあるのをご存じですか?ファンを回す電源は本体内で発電しているので、電源は要りません。大きさも非常にコンパクトで、音も静かです。ある程度のスペースのある車だと邪魔になることもなく、社内の暖房としては最適だと思います。一晩中使いっぱなしではなく、社内で食事をして寝るまでの間や、朝起きて出発するまでの間という使い方であれば、コストはそんなにかかりません。ただ、一酸化炭素中毒には注意しなければなりません。

冬の車中泊でお金をかけずに手軽に暖房!

一番手軽な暖房!使い捨てカイロ

使い捨てカイロは、普段から使っていて常備している人は多いと思います。それをそのまま持って行けばいいので一番手軽です。貼り付けるタイプを自分の好きなだけ貼ってシュラフにもぐり込めば、朝まで暖かく眠れるでしょう。

エコな暖房!湯たんぽ

出典: https://www.amazon.co.jp/%E8%90%AC%E5%B9%B4-%E3%83%88%E3%82%BF%E3%83%B3%E6%B9%AF%E3%81%9F%E3%82%93%E3%81%BD-1%E5%8F%B7-%E5%AE%B9%E9%87%8F-MY-401/dp/B001FSJ7LO

カセットコンロとやかんがあれば湯たんぽがいいでしょう。湯たんぽのいいところは、使い捨てカイロと違って使い回しができてエコなところです。排気ガスも出さなければ、ゴミも出しません。しかも、使い終わったお湯は、顔を洗ったり、歯磨きに使ったり、凍ったフロントガラスを解かすのに使えます。それから抵抗がなければ、沸かし直して朝食のスープや味噌汁、コーヒーを入れるなどいろいろ使えます。しかし、人数が多ければ、たくさんのお湯を沸かさなければならないのが欠点です。

冬の車中泊で知らなきゃ危険な注意点

冬の車中泊ではエンジンは切りましょう!

冬に限らず、一年中車中泊をしている人は心得ていると思いますが、エンジンのかけっぱなしはマナー違反です。隣に駐めた車がエンジンかけっぱなしだったら、寝られたものではありません。マナーだけではなく、環境にも悪影響をあたえます。一般に一晩中エンジンをかけておくと、ガソリン7~8リットル消費するといわれています。それから社内で、エアコンやテレビ、DVDプレーヤーなどを使用するとバッテリーには大変な負担です。バッテリーがあがって、一度エンジンを切ると次かからなくなる、ということもありますので注意が必要です。

雪の降る日は特に注意!

大雪で大規模な車の立ち往生が発生すると、話題になるのが一酸化炭素中毒です。積雪がマフラーの高さを超えると、マフラーからの排気ガスが車の下に回り込み、充満します。車には、社外から社内に配線を通す穴がいくつか開いています。その穴から充満した排気ガスが入り込んできます。冬はスキー場の駐車場などで車中泊することが多いと思いますが、注意が必要です。

超危険!冬の路側帯での車中泊

スキー場を目指して運転中、眠気に耐えきれなくなり、仕方なく仮眠をとることはあると思います。しかし、ここで注意しなければならないのは路側帯での車中泊です。山間地の道路では、夜間の積雪や路面の凍結は日常的にあることです。そんな時、カーブの外側の路側帯で駐車しているとどうなるでしょう。スリップした車が衝突してくることを想定しなければなりません。また、直線での路側帯でも注意が必要です。積雪が多いと除雪車が通ります。除雪車は、路面の雪を路肩に盛り上げて行きます。スコップなどを持っていなければ脱出できなくなるので、注意しなければなりません。

冬の車中泊で場所選びは重要

冬の車中泊の定番!温泉付きの道の駅

旅行で温泉に入るのが楽しみの一つ、という人は多いと思います。車中泊で旅行してもそれは同じです。最近は、道の駅に温泉が併設されているところが多くなっています。ドライブの疲れを温泉につかって癒やした後、レストランで地元の食材を使った料理を頂く。これぞ車中泊の醍醐味です。そして、ぽかぽかになった体でシュラフにもぐり込み、朝までぐっすり眠れれば次の日も元気に楽しめるでしょう。


快適!冬のキャンプ場での車中泊

道の駅や高速道路のサービスエリア、パーキングエリアなどで車中泊をする人は多いと思います。しかし、これらの場所ではいろいろ制約や制限があり、決まりを守った上で使用しなければなりません。時には非常に窮屈に感じることもあります。そこでキャンプ場です。冬のキャンプ場は基本的に空いています。高規格でなければ料金も安いです。その上トイレ、炊事場は気兼ねなく使えますし、水も汲めます。しかも場合によってはゴミも捨てられ、焚き火まで楽しめます。冬の車中泊場所の選択肢に加えてみてはいかがでしょう。

冬の車中泊で寒さを忘れる!社内での過ごし方

暖房効果大!社内での調理

車種によってはスペース的におすすめできませんが、余裕があるなら社内での調理をおすすめします。寒い冬ですので、社内で暖かい鍋なんか食べられたら最高です。野菜を家で切るなどの下ごしらえをしていけば、あとは食材を鍋に投入して味を付けるだけです。しかし、カセットコンロなどを使うときは、くれぐれも換気はに注意しなければなりません。

家族や仲間と社内で宴会!

社内で調理ができて、人が集まれば自然と宴会が始まります。社内で調理しなくても、スーパーなどの総菜を買ってこれば手軽です。ここで注意しなければならないのは飲酒運転です。言うまでもありませんが、飲酒運転は絶対にしてはいけません。お酒を飲むときは完全に目的地に着いて、これ以上の車の移動が必要ないことを確認してから飲みましょう。車の移動を求められる可能性のある場所での飲酒は、飲酒運転につながりますので、注意が必要です。

冬の車中泊まとめ

冬の車中泊は、ある程度の防寒対策と暖房をしっかりすれば意外と楽しめます。あとは命に関わる危険を回避し、安全に充分注意すれば、事故やトラブルに遭うこともなくなります。冬の車中泊経験者も未経験者も、とりあえず自分で工夫して楽しんでみることです。そしてこれを読んだ人が、ますます車中泊を楽しみ、行動範囲が広がっていくことを願っています。

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