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冬の車中泊は寒さとの戦い
宿が取れなくて冬なのに車中泊をするしかない。少しでも節約して他にお金を使いたい。仕事で仕方なく冬なのに車中泊をしなければいけない。冬の車中泊をする人の理由は様々です。でも、ちょっと待って下さい。車の中だから温かいだろうと思っていると、どんどん気温が下がって来て寝るどころではありません。
冬の車中泊はシュラフや簡単な装備くらいでは耐えられないほど寒さで注意することがいっぱいです。 今日は冬の車中泊で気をつけたい寒さ対策、車の中でも使えるおすすめの暖房器具、冬の車中泊の注意点を詳しく解説していきます。
冬の車中泊寒さ対策の方法は
冬の車中泊の寒さを対策するには大きな3つのポイントがあります。寒さを防ぐ装備、車内を温める暖房器具、温めた室温を下げない工夫の3つです。
寒さ対策1.温かい衣類
寒さ対策の第一歩は自分の体温を下げないことです。温かい服や靴下、使い捨てのカイロなど普段でも使っているもので良いので冬の車中泊には着用したり持参するようにしましょう。
寒さ対策2.暖房器具を使う
自分の体温を下げないようにしても、周りの空気があまりにも冷えてくるとどうしてもそれだけでは耐えられなくなってしまいます。そのためには、車内の温度を上げてくれる暖房器具が必要になってきます。
しかし、家庭で使うような石油ストーブは車の中では転倒が怖いし一酸化炭素中毒も心配で使えません。車用の暖房器具があれば冬の車中泊の寒さ対策がはかどります。
寒さ対策3.寒い外気を防ぐ
いくらあたたかい服を来て暖房を入れても外から冷たい風が入ってくると一変で目が覚めてしまいます。車の中で寝ようとするなら、寒い外気を防ぐ工夫も必要です。窓の対策をする人は多いですが、そのほかにも意外なところから寒さは入ってきますので、のちほど詳しく外気の防ぎ方やグッズをご紹介します。
冬の車中泊は防寒対策装備から
まずは誰でも寒さ対策できる日常でもよく見かける防寒グッズでの防寒装備をご紹介します。どれも安価で手に入るものばかりですから、冬の車中泊の基本装備として最低でも用意したいものとしてご一読ください。
おすすめ防寒装備1.アンダーウェア
防寒の基本は自分の体温を下げないことです。そのためにはあったかいアンダーウェアは装備の必需品です。登山用品を扱うアウトドアグッズなどをのぞいてみると優秀なあったかアンダーウェアがたくさん売られています。
おすすめはメリノウールのアンダーウェアです。やわらかくて肌触りもよく首元までキュッと暖かさを逃さないハイネックタイプなら更に防寒装備として活躍してくれるでしょう。
おすすめ防寒装備2.シュラフ
アウトドアの趣味がある人ならシュラフを持っていたりするでしょう。アウトドアグッズの中でもシュラフは装備の基本であり、それほどお金をかけずに良いものを手に入れることができるので持っていて損はないでしょう。暖房器具が無い冬の車中泊でも、地方によってはアンダーウェアとシュラフ装備で一晩乗り切れるということもあります。
おすすめ防寒装備3.足元を温めるグッズ
指先や足、鼻の先など人の体の末端が冷えると体中が少しずつ冷えてきてしまいます。何よりも「足が冷たくて眠れない」という心配もあります。足元を温める装備はアウトドア用品以外にもたくさん売られています。
シュラフなら体全部がくるまれているので少し厚めの靴下を履くだけでよいでしょうが、毛布などで寒さをしのごうと思っている人は、そのほかに足元を温める装備を持参しましょう。
おすすめ防寒装備4.カイロ
車中で使える暖房器具がない。そんな時の対策グッズとして貼るカイロはおすすめです。カイロを貼る場所も重要で、太いリンパが流れている首元、脇の下、足の付け根あたりがおすすめです。
温まったリンパが体中をめぐることで効率よく体温をあげてくれます。 体に貼るだけでなく、シートとシュラフの間にカイロを敷いておくと床暖房のように下からポカポカあたたかく快適に過ごせます。
おすすめ防寒装備5.湯たんぽ
安価で昔から暖房器具として使われているのが湯たんぽです。お湯を入れるだけならコストもかからず何度も使いまわしできるので、車中泊に買って自宅でも使えてよいですね。お湯はコンビニなどでも手に入りますが他の方に迷惑をかけることを考えると頼みにくいという人は、電子レンジで温めるだけであったかいゆたんぽも売られています。
冬の寒さ対策車中泊グッズ1.マット
Lets Funny自動膨張式 エアーマット
後部座席がフラットになる車種ならばエアーマットを敷いて眠ることで寝心地がアップするだけでなく下からの寒さも防いでくれます。車中泊ならシュラフがあってもさらにマットを使った方がより暖かく過ごせるでしょう。
冬の寒さ対策車中泊グッズ2.アルミシート
USER極厚15mmマット
USER 極厚15mmマット 600 S / U-P968
材質:アルミ蒸着フィルム、PETフィルム、発泡ポリエチレン サイズ:幅100cm ×奥行180cm x 厚み1.5cm
アルミシートと厚みのあるポリウレタンで下からの冷えをしっかりガードしてくれます。コンパクトに折りたためるので使わない時の収納にも困りません。シュラフを使って車中泊するときに防寒のため床に敷いて使います。それだけでなく、窓から冷えるのを防ぐために立てかけて使ったりといろいろな使い方ができます。
冬の寒さ対策車中泊グッズ3.エアーベッド
CAIGOGOOエアーベッド
フルフラットにならない車や子供を後部座席に乗せて休ませるのにピッタリなエアーベッドです。どうしてもロングドライブで飽きてしまう子供も寝転がったり遊んだりと飽きずにドライブを楽しんでくれるでしょう。
もちろん、車中泊の寒さ対策にもバッチリです。床からは遠いのですが、窓に近くなってしまうので窓からの冷気対策はしっかりおこなった方がよいですね。
冬の寒さ対策車中泊グッズ4.唐辛子入り食品
日清のとんがらし麺 うま辛海鮮
日清のとんがらし麺 うま辛海鮮 64g×12個
車中泊の寒さを体の中から温めるには唐辛子食品がおすすめです。唐辛子のカプサイシンの働きで体がホカホカしてきます。車中泊の晩御飯は何にしようかと悩んだときは、唐辛子入りの麺やカップ雑炊などを選ぶことをおすすめします。ただし、汗で体が冷えないように、寝る前はしっかり汗を拭いてからおやすみください。
冬の寒さ対策車中泊グッズ5.温かい飲み物
Yosoo車用ポット
車用ポット ボトル電気ケトル カーポット 電熱ポット 保温ボトル 12V 800ml 大容量 車載 コンパクト 軽量 使用便利 車用 車中泊 お仕事に
カーシガレットソケットから電源をとれる電気ポットです。寒い時は温かい飲み物が欲しいけど「近くにコンビニもない。あるのは水だけ」という時もせめて白湯にして飲みたいですね。そんなときにピッタリな電気ポットです。
インスタントコーヒーや粉を溶かすだけのホットドリンクを持参すれば、寒い車中泊の中でホット一息つける時間となるでしょう。
冬の寒さ対策車中泊グッズ6.外部電源
ワンゲイン車中泊スターターセット
ワンゲイン車中泊スターターセット
インバーター/バッテリー/外部充電器/走行充電器/走行充電器用ケーブル/保護用専用ヒューズ圧着済みケーブルと車中泊の外部電源のフルセット
車のエンジンをかけっぱなしにして寝ていたのでは、すぐにカーバッテリーがあがって翌朝エンジンがかからなくなってしまいます。山の中、森の中ではバッテリー上がりでJAFを呼んだり近くのガソリンスタンドに助けを求めるのも大変です。
そんなときの車中泊の必需品といえるサブバッテリー(外部電源)です。これがあると交換しながら走ることでバッテリーあがりを防いでエンジンのためにも◎。
冬の寒さ対策車中泊グッズ7.マスク
リブ・ラボラトリーズ ほっとやわらかマスク
ほっとやわらかマスク 5枚入 リブ・ラボラトリーズ AFB)ホツトヤワラカマスク5P [AFBホツトヤワラカマスク5P]【返品種別A】
車中泊で毛布やシュラフにくるまれて体は暖かくても、冷たい空気を吸い込む鼻が冷えて気になることってあますね。のどの乾燥を防ぐ意味でも寝る時にマスクをするとあたたかく熟睡できます。できるだけ息がしやすくてできればあたたかいマスクの方がよいでしょう。
冬の車中泊防寒グッズ1.ステップの防寒
防寒グッズやあたたかグッズであたたまろうとしても外から冷たい空気が入ってきたら寝ている間に体が冷えてきてしまいます。車中泊の寒さ対策は外気をシャットアウトする工夫も必要です。
車で外気が入ってきやすい場所はいくつかありますが忘れがちなのがステップまわりです。エアーマットやアルミシートなどでガードしたり荷物をおいて直接触れることのないようにしても効果的です。
冬の車中泊防寒グッズ2.床の防寒
車の中で寝ようとするとき、どうしても床(シート以外のフロア)に寝ることになります。冷える金属に薄いファブリックなどをかぶせただけですのでシートよりもずっと体が冷えます。防寒用の厚手のマットやアルミシートをしいて床からの冷気対策もしっかりしましょう。
冬の車中泊防寒グッズ3.窓の防寒
車中泊で一番冷たく感じるのが窓の部分です。ガラス一枚ですぐ外は冬の外気にさらされているのですから当然ですね。窓の防寒にフィルムを貼る、カーテンをつけるなどが効果的と言われています。
もっと本格的に窓の防寒をするならホームセンターで売られているスタイロフォームを利用すると良いでしょう。 カッターなどで大きさの加工も楽ですし、あまりコストもかからず外からの冷えと内部の温度が奪われるのを防いでくれます。
車中泊時の暖房はどうしたらいい?
いくらマットやシートで窓などの寒さ対策をしても、それだけで真冬に1晩中寒さを防いで安眠できるかというとちょっと難しいです。やはり寒さを防ぐだけでなく温めてくれる暖房器具が必要になってきます。車中泊で使える暖房器具をご紹介します。
おすすめ暖房器具1.FFヒーター
車中泊で使える暖房といえばFFヒーターが一番です。ガソリンや灯油を燃料としますし、車に直接つけるのでわざわざ荷物として持ち込む手間もありません。
FFヒーターを設置する費用はかかりますが、一晩2リットル程度の燃料で過ごせるのでランニングコストはとても安く、何よりもとてもあたたかく過ごせるのでおすすめです。気になる一酸化炭素中毒もしっかり工事をされていれば全く心配ありません。
おすすめ暖房器具2.電気毛布
手軽な暖房器具として電気毛布も車中泊に持ち込む人が多いです。電気を使用するのでサブバッテリーなど外部電源が必要ですが、エンジンのかけっぱなしをする必要もなく確実に体をあたためてくれるので、寒い車の中でも暖かく過ごすことができます。
おすすめ暖房器具3.ガスストープ
イワタニ カセットガスストーブ マイ暖
サイズ:約幅311×奥行208×高さ299mm 重量:約2.6kg
FFヒーターは取り付けにお金がかかる、電気毛布では暖かさが足りないというときは、車中泊用にカセットボンベで温かいガスストーブを使う人もいます。転倒消火機能、立ち消え安全装置、不完全燃焼防止装置、圧力感知装置とさすがイワタニの製品だけあってしっかりと安全面は考えられています。
車中のストーブは注意して使おう
ただ、ガスストーブで心配なのが酸素不足、一酸化炭素中毒です。実際に使用した人の話では気温7度の車内なら10分ほどの使用でしっかりあたたまるのでそこで消して寝るということでした。もしつけっぱなしにする場合は窓を数ミリ開けておくなど換気をしっかりおこなう必要があります。
冬の車中泊はエンジンに注意
注意1.エンジンのかけっぱなし
冬の車中泊ならガソリン代はかかりそうだけどエンジンをかけてヒーターをつけておけば良いのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、エンジンのかけっぱなしは自分にも車をとめた場所の近隣の住人にとっても迷惑になりますので車中泊にはご法度といわれています。
注意2.エンジンがかからないことも
山の中など「周りに民家もないから良いだろう」、「窓もしっかり締めておけば音もそれほど気にならないし」と考えるかも知れません。それでも心配になるのは車のバッテリー上がりです。周りに家もない状態でバッテリーがあがってしまい、車のエンジンがかからないとなると、それこそ大変な事態になりかねません。
注意4.エンジンかけっぱなしは命に関わる!
エンジンをかけっぱなしにして「換気のために」と、ほんの少し開けておいた窓から排気ガスが入って翌日ひどい頭痛に苦しんだり、最悪病院のお世話になることもあるかも知れません。
車内で暖房をつけるときは換気のために窓を開けるのは必要なことですが、エンジンをかけっぱなしにした場合は窓を開けていたことが大変な事故につながる場合もあるのです。
注意3.エンジン以外の注意点
冬の車中泊はエンジンのかけっぱなし以外にも注意する点がいくつかあります。まずは安全そうに見えるカイロ。皮膚にふれる部分に直にあてると低温やけどをしてしまいます。体に直接触れないよう注意して使いましょう。
その他、唐辛子入りの食べ物や温かい飲み物などもおすすめしましたが、同じ体を温める効果がある飲み物ですが、飲酒は車中泊では避けましょう。起きた後車を運転することになれば「飲酒運転」で捕まってしまいますし、何よりも酔いが残っていた場合の車の運転は本人にも周りの人にも大変危険です。
まとめ
寒い冬の車中泊は一歩間違えると命に関わる大事故につながることもありますので十分注意が必要です。特に車中泊で問題となるのがエンジンのかけっぱなしの問題です。
車についている暖房を使わなくても暖がとれるような装備やグッズを用意して、近隣の方への配慮と自分や家族の健康に気をつけましょう。 アウトドアが趣味の人はシュラフや毛布なども持参していることが多いでしょう。
シュラフは大変便利なアウトドアグッズです。冬の車中泊にも活躍してくれるのでぜひ持参して車中泊を暖かく過ごしてください。
サイズ: 約180cm×58cm×3cm 重量: 約995g