靴のサイズの正しい選び方
なんとなく決めてしまっている靴のサイズ
気に入った靴があったら、まずは履いてみますよね。それで足が靴に入ればこれでOK!と、思っている方も多いと思います。また、最近は通販も盛んですので、自分の足のサイズは大体これくらいだからと、気軽に注文する場合も多いですよね。
でも、その選び方で靴のサイズを決め続けると、体にとっても負担をかけてしまい、大変なことになるかもしれないんです。
正しい選び方を知ると靴選びが楽になる
正しい靴のサイズの選び方を知ると、靴選びがとっても楽になります。どこに気をつければいいのかが分かっていれば、間違ったサイズの靴を買うことが無くなりますので、お金の無駄遣いも減ることがあります。
せっかく買った靴なのに履けなかったなんてとても悲しいことですので、是非正しい靴のサイズの選び方を学びましょう!
足に合わない靴のトラブル
足に合わない靴を履いていると外反母趾やタコが
正しい靴の選び方を知らないと、自分の足に対して間違ったサイズの靴を買ってしまいがち。そして、ゆるい靴やきつめの靴を履いていると、外反母趾やタコや魚の目が出来たりします。
外反母趾はとても辛いものですし、タコや魚の目はわずらわしいですよね。きつめの靴は歩くのも大変ですので、なるべく履かないようにしましょう。
全身のバランスが崩れて歪みも発生
自分の足幅や実寸、指先の形などに合わない靴を履いていると、体のバランスも崩れます。体のバランスが崩れると全身に様々な不調が出てしまい、整体に通うことになる可能性もあります。
きつめの靴は足のトラブルを沢山起こしてしまいますし、ゆるめの靴は体が歪みやすいので、正しいサイズの靴を履きましょう!
外反母趾はとっても辛い
わかる。外反母趾がひどいのでメンズ履いてる。
— きらくきくらげ (@DenebPecora) November 24, 2017
一旦外反母趾になってしまうと、色々な場面で困ります。こちらのツイートの方は外反母趾がひどく、余裕のあるメンズ靴を履いているようですね。
外反母趾になってしまうとおしゃれの幅も狭くなることがありますので、正しい靴選びをするようにしましょう。正しい靴選びとは言っても難しくはありませんので、一つ一つ確認して下さい。
正しい靴のサイズの選び方①かかと
かかとは足の土台!
まずチェックすべき箇所はかかとです。かかとは足の土台ですのでとっても大切。かかとがパカパカと脱げてしまう場合は、バランスが不安定になってしまいます。きつめだと感じる場合もサイズ調整が必要ですね。
また、かかと部分が柔らかすぎてもダメで、適度に固いものがベスト。かかと一つとっても、このように色々と注意するところがあります。
かかとに靴がくっついてくるか?
かかとが自分にちゃんと合っているか簡単に知る方法が、「かかとがくっついてくるかどうか」です。足を上げた時にかかとがちゃんとフィットしてくっついてくれば大丈夫。
逆に、痛みがあったり、かかとが靴から離れてしまう場合はサイズが合っていないということになります。かかとがキツすぎる場合も痛みの原因となりますので目安としましょう。
正しい靴のサイズの選び方②つま先
つま先の形状と靴の形状が一致すると良い
靴選びで多くの方が気にしていないのがつま先の形です。親指が大きく飛び出ている方や、親指から小指が並んでいる方など、つま先の形は人それぞれ。そして、靴のつま先も靴によって形が違います。
特にレディースのパンプス類はつま先がとがったものや丸みのあるものがありますので、自分の足の形に沿っているかもチェックしましょう。
メンズはあまり気にしなくても大丈夫?
レディースのパンプス類は色々と形がありますが、メンズの場合、つま先が丸いもの(スニーカーなど)がほとんどです。ですのでメンズはあまりつま先の形まで気にする必要はありません。
ただし、つま先が変わった形状をしている場合はメンズでも気にしましょう。つま先の形が合わなかった場合、外反母趾などの原因になるかもしれませんので注意です。
正しい靴のサイズの選び方③足幅
足幅は余裕があれば良い訳ではない
正しい靴のサイズ選びで甘くみがちなのが、靴の幅です。ほとんどの方、特にメンズは自分の足幅よりも大きめサイズの靴を履いていると言われています。足幅が大きい靴はゆったりと履けて良さそうなイメージがあるのかもしれません。
ですが、足幅があっていないとタコが出来たりしますので、きつめではなく適度フィットしていることが重要です。
親指と小指の付け根に靴が当たるサイズを
自分の足幅に合っているかどうかを調べるのはとても簡単。自分の足の親指の付け根と、小指の付け根がスニーカーやブーツ内部で当たっていれば大丈夫。逆に、全然あたっていなければもう少しきつめの靴を選ぶ必要があります。
メンズが好むスニーカーブランドは大きめに作られていることも多いですので注意して選びましょう。
正しい靴のサイズの選び方④土踏まず
パンプスは土踏まずラインと合っているかもチェック
レディースの場合、土踏まずのラインも意識しましょう。パンプス類ですと、土踏まずのところでアーチを描きますよね。その部分が自分の土踏まずのラインとフィットしていることが大切です。
ここがフィットしていないと体のバランスが崩れてしまいますので、実際に履いてみて、合っているかどうか確認して下さい。その靴によってラインは様々ですので、色々履いてみることをおすすめします。
メンズはあまり気にしなくても大丈夫!
メンズでもレディースでも、スニーカーやブーツ類なら土踏まずをあまり気にする必要はありません。ですのでメンズは土踏まずはあまり考えなくてもOK。
おかしな感じがしたらやめた方が良いのはもちろんですが、そこまで違和感を感じることは多くないはずです。ヒールのある靴を買う女性に気にして頂きたい部分ですね。
正しい靴のサイズの選び方⑤足の甲
見落とされがちな足の甲
靴のサイズ選びでは足の実寸ばかり気にされていて、足の甲を気にされることは少ない様子ですが、足の甲がしっかりとフィットしているかどうかも大切な部分。
足の甲がしっかりフィットしていると、靴と足との一体感が増し、靴がとても軽く感じられるはずです。また、フィットしていることで足の怪我も防げます。
少し押されるくらいの感覚が良い
足の甲がフィットしているかどうかの測り方は、「少し押されているような感覚」が基準。ほんの少しきつめに感じる程度に足の甲にフィットさせましょう。すると、靴が足と一体になり、とても歩きやすく怪我もしにくくなります。
スニーカーやブーツで靴紐がある場合、靴紐を調整してみましょう。
正しい靴のサイズの選び方⑥逆の足は?
片方の足だけで決める人が多い
靴のサイズ選びでは、とりあえず片方だけ履いて、ファッション的にどうかを見ますよね。そして自分のファッションで合うようであればお買い上げとなることが多いのですが、逆の足でも履くようにしましょう。
ファッションに合っていても、自分の体にちゃんと合っていなければ困ってしまいます。
両足でサイズを決めよう!
人の体は左右で微妙に違いがあり、片方の足で合っていても、逆の足では合わない可能性もあります。微妙に実寸も違いがあるはずです。靴を選ぶ時は両足とも履いて、ファッションチェックと共に、自分の体に本当に合っているのか確かめて下さい。
ブーツなどは履くのもめんどくさいかもしれませんが、大切なことですので両足ともチェックしましょう。
正しい靴のサイズの選び方⑦実寸+余裕
実寸+少し余裕があるのがベスト
多くの方が自分の足の実寸と合わせて靴を購入していますよね。でも、適度なゆとりが無いと足のトラブルに繋がってしまいます。自分の足の実寸よりも0.5cm~1cmほど余裕のある靴を買いましょう。
ゆとりがありすぎるのも問題ですので、これも履いてみて確かめたいですね。ブランドによって表記サイズと履いてみた時のサイズが違ったりする部分も注意です。
中敷きを取り出して足の裏に合わせてみる
ゆとりがあるかどうかが分からない時、本当に実寸に対して正しいか心配な時にやってみてもらいたいのが、中敷きを取り出して足に合わせてみることです。
中敷きの方がほんの少し大きければピッタリですし、中敷きと足の実寸がジャストであればちょっときつめということになります。きつめの場合はサイズをあげましょう。
足の実寸の測り方
私の足の実寸24cmは草生える
— まほら (@seraphic_magic5) February 11, 2018
無駄にでかいからメンズに丁度いいの多め( ´ ・ ͜ʖ・` )
足の実寸の測り方は簡単で、かかとから親指の先にメジャーを合わせましょう。このサイズが実寸となりますが、多くの方がやってしまいがちな測り方がかかとから中指で測る測り方です。
この測り方ですと実寸よりも短くなってしまう可能性がありますので、正しい測り方で測定しましょう。
正しい靴のサイズの選び方⑧サイズ変化
夜は足のサイズが上がってしまう
足の測り方が分かっている上で、時間帯にも気をつけて下さい。足は一日の間でサイズが上下します。それは、足のむくみがあるからですね。
朝はスッキリしているのですが、疲れが溜まると共にむくんでいき、夜になると足のサイズがワンサイズ上がっているということも珍しいことではありません。
靴のサイズ選びは午後3時くらいがベスト
靴を買う時におすすめの時間帯は午後三時頃です。程よく疲労感が溜まってきた時間帯に測ることで、朝でも夜でも履ける丁度良いサイズになります。
気にしすぎる必要はありませんが、朝一に買ったり、夜遅くに買ったりするとサイズの違いが出る可能性がありますので、昼間に買うようにしたいですね。
足の甲に隙間がある
足の甲の隙間を靴紐の調整で無くす
足の甲に隙間がある場合、スニーカーやブーツなどで靴紐があれば締めて調整をします。先述しましたが、ちょっと押されるくらいの感覚があるのがベスト。ブーツできつめに締めるとかなりタイトな印象になります。
ファッション的にルーズにしたい時もあるかと思いますが、出来るだけスニーカーもブーツもフィットさせて履きましょう。
調整出来ない時は中敷きで!
スニーカーやブーツで靴紐が無いタイプの場合もありますよね。そんな時は中敷きでカバーします。中敷きには様々なタイプがあり、目的別に選べますので、足の甲を埋めたい場合は厚めの中敷きを選びましょう。
靴紐があるスニーカーやブーツの場合も、靴紐を締め付けすぎずに足の甲を埋めることが出来ますのでおすすめです。
靴の中で足が滑る
滑り止めで靴内滑りに対処出来る
サイズの大きな靴を買ってしまった場合、靴の中で足が滑る感覚があるかと思います。その場合、きつめに調整することが難しいですので、滑り止め機能のある中敷きを買いましょう。
ジェル状の滑り止め中敷きであれば滑りを解消出来ますし、スニーカーやブーツ、パンプス類でも使えますのでおすすめです。
出来れば正しいサイズの靴を買おう
滑り止めの中敷きを使うことで対処出来るとはいえ、やはり自分の足に合った靴の方が良いですよね。ファッション的にその靴を捨てられないという場合もあるかと思いますが、自分の体が一番大切ですので、買い替えを検討しましょう。
自分の体に合った靴は履いていてとても気持ちがいいですよ!
靴底の硬さ
足に合わせて少し曲がると歩きやすい
靴選びの際のポイントの一つとして靴底があります。パンプスやブーツ類は靴底が固いものが多いですが、スニーカーであれば靴底が柔らかかったりしますよね。
ある程度靴底が柔らかいとある程度歩きやすく、体に負担がかかりにくくなりますので、歩きやすさを重視する方は靴底にも注意しましょう。
靴底が柔らかすぎると疲れる
パンプスやブーツと違って、スニーカーは靴底が柔らかいものがありますが、あまりにも柔らかいと良い姿勢で歩きにくくなります。柔らかければいいという訳ではなく、丁度いい硬さの靴を選びたいですね。
硬くて全く曲がらない訳ではなく、かといってフニャフニャという訳でもない靴が歩きやすいです。
靴のサイズチェックのポイント
正しい選び方をしたはずなのに?
足幅や指先つま先、足の甲まで気にして買ったのになぜか合わなかったという場合もあるかもしれません。そういう場合は、靴を履いた後に歩かなかったからかも。履いて立つだけでは実際の歩き心地は分かりません。靴を試し履きする時は、必ず歩くようにしましょう。
正しい選び方+立ったり歩いたり
立ってみたり歩いてみたりすることで、実はきつめだったり、指がやけに当たっていたり、つま先が足りなかったりすることが分かると思います。その時は店員さんに違うサイズを持ってきてもらって、繰り返し試しましょう。
ファッションに合っていても、歩きづらければ苦痛ですよね。
捨て寸があるかどうかも立った状態でチェック!
つま先のゆとりのことを「捨て寸」と言うのですが、この捨て寸があるかどうかも立った状態で確かめてみましょう。先端の固いブーツだと分からないこともあるかもしれませんが、スニーカーなどなら、つま先を押せば分かるかと思います。
1㎝程度の捨て寸があるか、押して確かめてみて下さい。この確認が出来れば測り方がわからなくても大丈夫です!
まとめ~靴のサイズの選び方は大切~
今回の「正しい靴のサイズの選び方は?実寸や足幅など8つのポイント&注意点!」はいかがでしたでしょうか? 靴のサイズって本当に大切で、合わない靴を履いていると体に支障をきたす可能性があります。
正しい測り方を知り、自分のファッションにも合ったピッタリの靴を購入しましょう。測り方は簡単ではありますが、お店でも測ってくれたりしますので、気軽に店員さんにお願いしてみるのがおすすめです!
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