天国のビーチ!沖縄「久米島のはての浜」とは?
「久米島のはての浜」は、沖縄の離島である久米島より東の沖合に位置する無人島です。コバルトブルーの海にぽっかり浮かぶサンゴの白浜のみでなっており、久米島からボートで約20分ほど行ったところにあります。久米島に近い方から「メーヌ浜」、「ナカノ浜」、「はての浜」の3つの島からなっており、東洋一とも言われるその海の美しさで、いま多くの人をとりこにしています。 本島や石垣島や宮古島もいいけれど、また違った非日常感を味わえる場所、それが「久米島のはての浜」です。
「久米島のはての浜」への行き方/沖縄〜久米島
沖縄から乗り継ぎ便での行き方
「那覇も観光したい」「オフシーズンを狙いたい」、そんな方には乗り継ぎ便を使っての行き方がおすすめです。飛行機で沖縄〜久米島間は所要時間30分。運行本数が多いので、柔軟にスケジュールを立てられます。また、夏季限定ではありますが、羽田〜久米島の直行便での行き方を利用することもできます。
沖縄から船便での行き方
のんびりと船旅を楽しみたい方は、フェリーを使っての行き方がおすすめです。所要時間は3時間と飛行機に比べてかかりますが、片道3,390円というリーズナブルな価格が魅力です。午前・午後1便ずつの運行ですが、席数が多いので直前の予約でも座席を確保しやすいのがポイントです。目的や状況に応じた行き方をチョイスしましょう。(価格は2018/1/18現在)
「久米島のはての浜」への行き方/久米島〜はての浜
ツアーでの行き方
「はての浜」への行き方はツアーを使いましょう。多くのツアーは「一日コース」か「半日コース」から選べるので、スケジュールに合わせて選びましょう。 「一日コース」は午前発で昼食を挟んで夕方帰り、「半日コース」は午前発で昼帰りが一般的です。オンラインもしくは滞在先のホテルで予約ができますが、人数が限られているので余裕を持って予約をするのをおすすめします。
「久米島のはての浜」ツアーに行くべき理由①浜に着くまでも楽しめる!
「はての浜」への行き方はグラスボートがおすすめ!
白浜が有名な「はての浜」ですが、ツアーの道中も見逃せません。ツアー業者によって行き方は異なりますが、グラスボートを使って途中サンゴ礁や熱帯魚のいるスポットに立ち寄ってくれるところもあります。運が良ければウミガメを見られることも!ボートの上でもスマホのカメラは常に起動しておくことを強くおすすめします。また、遠くから徐々に近づく「はての浜」を見ていると上陸した時の感動もひとしおです。
「久米島のはての浜」ツアーに行くべき理由②天国のビーチを味わえる!
「はての浜」の天国のビーチで写真を撮ろう!
いざ「はての浜」に上陸するとあまりの美しさに言葉を失います。一面サンゴの殻でできた白浜はまさに「天国のビーチ」。世界からコバルトブルーと白以外の色が取り除かれたようで、思わず「ここが天国か」とつぶやくことでしょう。存分に写真を撮りましょう。サンゴに寝っ転がって撮るもよし、寄りでサンゴだけを写すもよし。どこを写してもインスタ映え間違いなしです。 カメラロールを青と白で埋め尽くしてやりましょう。
「久米島のはての浜」ツアーに行くべき理由③シュノーケルを気軽に楽しめる!
「はての浜」でシュノーケルプランに参加しよう!
「はての浜」ツアーにはシュノーケル付きプランのものも多くあります。シュノーケルの機材も何もいりません。いるのはあなたの心意気、そう、楽しむという気持ちだけです。シュノーケル初心者の方のためにもレッスンがあるので、安心して参加できます。泳ぐのが苦手という方でも、「はての浜」のシュノーケルであれば足がつく範囲で十分お魚を楽しめます。その日の海の状況でシュノーケルポイントは変わるので、スタッフの人に聞いてみましょう!
「はての浜」で個人でもシュノーケルを楽しもう!
「はての浜」は波打ち際の浅瀬にもたくさんのお魚がいるので、ツアーのみに参加してシュノーケルは個人で楽しむことも十分可能です。その際はシュノーケル用のマスクを忘れずに持って行きましょう。クマノミなどの色鮮やかな熱帯魚と海のコバルトブルーが非日常感を味わわせてくれます。
「久米島のはての浜」ツアーに行くべき理由④ダイビングで海の仲間に会える!
透明度ピカイチの海でダイビングを楽しもう!
沖縄でも屈指の透明度を誇る久米島の海では、ダイビングもおすすめです。シュノーケルじゃ会えない深い海の仲間にダイビングで会いに行きましょう。マンタやジンベイザメなど水族館でしか見られないような大物から、ひとつの塊にも見えるアジの大群まで。体験ダイビングやファンダイビングなどご自身の経験に合わせて、ダイビングでしか味わえない大迫力を間近に楽しみましょう。
何度でもダイビングを楽しもう!
久米島をぐるっと囲むようにあるダイビングポイントは、「はての浜」を境に北と南に分かれています。インストラクターの方が天候状況に応じたベストポイントへ案内してくれますが、合わせてダイビング情報ブログなどを確認されるのもおすすめです。また、ライセンス取得に興味がある方は、ダイビングショップによっては講習を行っているので要チェックです。
「はての浜」だけじゃない!観光名所①ビーチ周辺
久米島の観光スポットは「はての浜」だけではありません。琉球王朝時代より、琉球列島内で最も美しい島であったことから「琉美の島」とも呼ばれる久米島は、島自体が県立自然公園に指定されています。小さい島なのでレンタカーを借りてぐるっと観光してみましょう!島は時計回りにまわるのがおすすめです。特に比屋定バンタからイーフビーチの間は絶景なので見逃せません。
畳石
五角形や六角形の岩を敷き詰めたような不思議な海岸で、干潮時間に行くとより見やすくなります。 溶岩が冷え固まるときにできる現象で、大きいものは直径2mにもなります。そこから見える海も美しく、海の透明度は「はての浜」に次ぐとも言われています。
イーフビーチ
久米島の観光スポットと言えば、「イーフビーチ」は外せません。日本の渚100選に選ばれたビーチで、長さ2kmに及ぶきめの細かい砂浜では、サンゴや貝殻などを拾って楽しむこともできます。久米島内では最もマリンレジャーが盛んなビーチで、夏はバナナボート、マリンジェット、カイトボードなどを楽しむことができます。 干潮時は沖まで歩いて行けるほど遠浅なので、海水浴にも最適のビーチです。
アーラ浜
久米島の誇るサンセットビーチ「アーラ浜」。周りを山で囲まれ、山道を登り下りしてようやくたどり着く場所柄なので、静かなプライベートビーチ気分が味わえます。二人の時間をゆっくり過ごしたいカップルに特におすすめです。空の色が夕日色に染まりゆく様子は絶景で、絶好のシャッターチャンスを収められます。
シンリ浜
久米島空港のすぐそばにあるビーチ「シンリ浜」。島んちゅには「シンリバーマ」と呼ばれています。遠浅で引き潮のときは沖合1kmまで膝下程度の水深なので、小さなお子様でも安心して遊べます。滑走路が近いので、飛行機の離着陸を間近で見て楽しむことができます。
「はての浜」だけじゃない!観光名所②自然・公園
ミーフガー
20mを超える大岩が寄り添うように並び、その割れ目が女性の象徴として例えられ「ミーフガー(女岩)」と呼ばれています。子宝に恵まれない女性が拝むと、ご利益があるとの言い伝えがあります。また、久米島には男性の象徴として拝められている「ガラサー山(男岩)」もあるので、子宝祈願にご夫婦で合わせて観光してみるのもおすすめです。
熱帯魚の家
海岸の岩のはざまに熱帯魚が集まるスポットが理、「熱帯魚の家」と呼ばれる観光名所になっています。海に入らなくても熱帯魚が見られる様子はまさに天然の水族館です。干潮時は水面も静かで、より多くの熱帯魚を見ることができます。足場が悪く、海岸の岩はごつごつととがっているので、履き慣れた靴で行くのがおすすめです。
比屋定バンタ
バンタは沖縄の言葉で「崖」を意味します。崖の上に建てられた展望台からはコバルトブルーの海と「はての浜」だけでなく、天気のいい晴れた日には、粟国島、慶良間諸島、渡名喜島、沖縄本島まで一望できます。2階建ての展望台を上がると、地球の丸みが見えるほど視界が開けていて圧巻です。
五枝の松
樹齢250年を超える琉球松で、国指定の天然記念物です。幾本もの枝が上に伸びず、地を這うように広がっているのが特徴です。 4月の終わりから5月のはじめにかけて、世界で久米島だけに生息する「クメジマホタル」を目にすることもできます。
鳥の口
久米島の最南端にある岬に作られた「トクジム自然公園」。「鳥の口」はその岬の崖にあり、横から見るとまるで鳥のくちばしのような形をした大岩です。付近には「鯨の見える丘」もあり、時期によってはホエールウォッチングも楽しめます。
「はての浜」だけじゃない!観光名所③史跡
具志川城跡
久米島には10を超える城が存在していましたが、現在見学できるのは4つの城跡のみとなりました。中でも「具志川城跡」はかつて久米島を支配した首長の居城でした。三方を海に囲まれた断崖絶壁に築かれた城で、すぐ足元には海が広がっており絶景が見られます。
宇江城城跡
久米島で最も高い山の頂上に建てられた「宇江城城跡」は、沖縄県においても最も高い標高に位置する城跡です。その頂上からは久米島のほとんどが見渡せ、さらに視界のいい晴れた日は沖縄本島も望めます。
上江洲家
「上江洲家」は、250年以上も昔に建てられた琉球王朝時代の士族の家です。現存する民家の中でも沖縄県最古になりますが、屋敷全体が状態良く保存されており、国指定重要文化財です。所有者でもある上江洲家子孫の方に会えることもあるので、貴重なお話とともに当時の久米島の生活を感じてみてください。 入場料/高校生以上300円、中学生200円、小学生100円、小学生未満無料(価格は2018/1/18現在) 営業時間/9:00〜18:00 休日/不定休
「はての浜」だけじゃない!観光名所④博物館
久米島紬の里ユイマール館
日本の紬の発祥とも言われる「久米島紬」は、国の指定重要無形文化財です。「ユイマール館」では観光だけでなく機織や染物体験ができるほか、現役の織り子さんたちにより作業の様子も見学できます。 入場料/大人200円、小人(中学生以下)100円 (価格は2018/1/18現在) 営業時間/9:00〜17:00 休日/ほぼ無休
久米島ウミガメ館
絶滅危惧種に指定されているウミガメの現状や生態が学べる「ウミガメ館」。大小さまざまな水槽での生きたウミガメを見ることができます。また、久米島で集められた100を越える貝殻が展示されており、自由に触ることもできます。 入場料/大人300円、小・中・高校生200円 (価格は2018/1/18現在) 営業時間/9:00〜17:00 休日/火曜日
久米島ホタル館
島の天然記念物「クマジメボタル」と、他のホタルの生物を展示しています。 入場料/大人100円、小人50円 (価格は2018/1/18現在) 営業時間/11:00〜16:30 休日/月曜・火曜・年末年始
「はての浜」だけじゃない!観光名所⑤スパ・ウェルネス
バーデハウス久米島
海洋深層水を使ったリラクゼーション・スパ「バーデハウス久米島」。水深612mからくみ上げた海洋深層水はミネラルが豊富な上、肌への吸収率がよく、リラクゼーション効果が高いと言われています。
「はての浜」を楽しんだあとのおすすめグルメ①海産物
久米島の車えび
全国トップの生産量を誇る、久米島の車えび。その透き通った身はぷりぷりでほんのり甘い。串焼きにするとさらに香ばしく、頭から殻ごと食べられます。お刺身・ボイル・焼きなど、様々な調理法で楽しめます。グルメには見逃せません。
久米島の生もずく
もずくの国内市場は9割以上を沖縄が占めます。その中でも「天然もずく」は収穫量が少ないため、市場に流通しにくく希少性が高いです。もずく漁師がひとつひとつ丁寧に収穫しており、香り高く太くて歯ごたえがあるのが「天然もずく」特徴でもあります。
「はての浜」を楽しんだあとのおすすめグルメ②地鶏
久米島地鶏
「久米島地鶏」は、久米島の山水と泡盛の酒粕などを含めたエサを食べて育てられます。広い敷地でのんびりと育てられた地鶏は肉質がよく、味と香りがしっかりしているのが特徴です。生でも食べれるほど新鮮で、唐揚げやしゃぶしゃぶだけでなく、刺身や握り寿司などグルメに楽しみましょう。
「はての浜」を楽しんだあとのおすすめグルメ③泡盛
久米仙
沖縄といえば泡盛!その中でも久米島の泡盛は、クセが少なくまろやかな口当たりが特徴で、人気を集めています。また沖縄の離島の中でも水資源に恵まれた久米島は、泡盛作りに適した場所と言われています。グルメの方は特産物の車えびや地鶏と合わせて泡盛を楽しみましょう!
「はての浜」を楽しんだあとのおすすめグルメ④そば
久米島そば
沖縄グルメといえばソーキそばですが、久米島に来たら「久米島そば」も見逃せません。あっさりとしたスープに三枚肉、久米島かまぼこ、もやしと豪華なトッピングが特徴です。スープも飲み干せるほどの美味しさなので、ペロリと頂いちゃいましょう。
「はての浜」を楽しんだあとのおすすめグルメ⑤フルーツ
南国フルーツ
久米島の太陽をいっぱい浴びて育てられた南国フルーツ。甘みの強い完熟マンゴーや、国内産のパイナップル、パッションフルーツが特におすすめです。
「はての浜」を楽しんだあとのおすすめグルメ⑥お土産
元祖みそクッキー
伝統のある久米島産味噌を生地に練りこみ、ひとつひとつ丁寧に焼き上げて作られます。サクサクの食感と甘じょっぱい味わいが病みつきに。久米島の定番のお土産です。
さあ!天国のビーチ「はての浜」へ行きましょう!
「久米島のはての浜」ツアーに行くべき4つの理由、伝わりましたでしょうか。 東洋一美しい海やサンゴの白浜ビーチに加えて、長い年月をかけて自然が作り出した神秘の岩や、歴史的建造物・文化財など、様々な角度から楽しめる魅力にあふれた沖縄の離島、それが久米島です。日頃の疲れを癒したい、非日常を楽しみたい、沖縄グルメを味わいたい!そんなあなたは天国のビーチ「はての浜」で羽を伸ばしてきましょう!