※アリキンチョール 450ml
[キンチョー]スズメバチにも効く ハチ・アブ用ハンターZ PRO 510mL
大日本除虫菊 金鳥 ゴキブリハンター 450ml
ムカデキンチョールN 300ml/ 金鳥
【A】キンチョー カメムシ キンチョール(300mL) 殺虫剤スプレー
キンチョール ローズの香り(450mL) 〔殺虫剤〕
キンチョールといえばオモシロCMが有名
テレビCMのスタート
なんといっても「キンチョール」を日本全国に有名にしたのはコマーシャルです。 長きに渡ってお茶の間に流れたキンチョールCM、古くは民間放送が始った1951年にまでさかのぼります。1960年代には有名タレントを起用し始めその「独特のシュールさ」で流行言葉になるほど注目されました。みなさんもすぐに一つや二つ思い出すのではないですか?
世代それぞれに記憶にあるCMがある
「トンデレラ、シンデレラ」研ナオコ(1977年放送) 「ハエハエ、カカカ、キンチョール」柄本明、郷ひろみ(1981年放送) 「ムシムシコロコロ、キンチョール」郷ひろみ(1985年放送)…などなど 他にも草彅剛さんや、豊川悦治さんやとにかく有名芸能人が登場しているコマーシャル多数あります。
どのCMが記憶にありますか?大体世代がバレてしまうかもしれません。内容がどれも「シュール」なのがより記憶に残る印象を与えます。 テレビCMの大成功例として筆頭にあげられるものの一つがキンチョールのCMといってもいいかと思われます。
一般家庭に向けた商品として優れている
家庭にキンチョールが浸透した理由-その1
キンチョールが一般家庭に浸透した理由は多々あります。まずはそのインパクトのある「デザイン性」があげられるでしょう。 あの「ニワトリ」の顔、赤いキャップ、缶の白と青のギザギザの模様。 これは予想ですが、様々なヒット商品の中でも最も記憶に「鮮明」に浮かび上がるトップにあげられるのではないでしょうか?多くの日本人の頭には殺虫剤と言えば「あの」デザインがすぐに思い浮かぶのではないかと思います。
家庭にキンチョールが浸透した理由-その2
家庭に浸透した理由はまだあります。その「使い易さ」でしょう。 ワンプッシュですぐに噴霧される殺虫液。 使うタイミングとしては今、目の前にいる害虫にすぐに吹きかけなければ意味がないわけですからこの操作性が優れています。もたもたしているともちろん害虫は逃げてしまうので、さっと噴射できる構造。 その扱い易さと同時に「殺虫液」が人体に触れることはないという安心構造です。指一本で操作するだけですから。
家庭にキンチョールが浸透した理由-その3
さて、一般家庭に浸透した理由として、いわば最も重要なのはやはり「効果」です。 殺虫効果としての「即効性」、「ノックダウン効果」という点が非常に優れています。しかし、人体等には優しい成分ですから安心して家庭内でも使用できます。そしてこうした多くの特長は最近ではネットの口コミなどで評価として書き込まれることでも拡散していきます。
キンチョールの成分と安全性について
ここでやや専門的な知識というわけではありませんが、キンチョールの成分についての話です。
主成分の「ピレスロイド」とは?
いわゆる除虫菊(シロバナムシヨケギク)の花(子房)に含まれる天然の殺虫成分をピレトリンといいます。 ピレスロイドとはこのピレトリンに似ている化合物という意味があります。このピレスロイドには他の有機リン剤など(殺虫剤)にはない優れた「特長」があります。
ピレスロイドの優れた「特長」の詳細
1.速効性があります 微量のピレスロイドで害虫によく効きます。そしてすぐに効果があり、飛んでいる虫に噴霧するとすぐに落ちて駆除されます。 2.忌避効果もあります これは金鳥の他の商品にも使用されていますが、ピレスロイドが噴霧された後しばらく、その濃度が低い場所でも虫がそれを嫌って近寄らないという持続的な効果があります。 3.追い出し(フラッシングアウト)効果があります キンチョールは直に害虫に噴霧しづらいタンスの後ろや家具の隙間に噴霧することで隠れている害虫が明るい場所に飛び出してきます。これは上記の忌避効果のひとつといえ、駆除の一つのやり方と言えます。
ピレスロイドの人体への安全性について
ピレスロイドは害虫の神経系を麻痺させて退治します。しかし人体はもちろんですが、ほ乳類や鳥類などの恒温動物の体内に入っても、すぐに分解されて体外に排出されてしまいます。それだけではなく大気中に放出されると他の殺虫剤以上に分解されやすいという性質があります。これは必要な時に速攻性で効き、その後にはすみやかに消失していくということです。つまり人体には「安全」といえます。
時代に応じて進化する「キンチョール」
このように多くのロングセラー商品の要素を兼ねたキンチョールですが、これが過去のものとして時代遅れにならないのは、時代のニーズに応じて「進化」していく、という点もあげられます。
新製品開発および改良
※アリキンチョール 450ml
ターゲットはアリ!狙い撃ち!
デザイン性こそ変更は最小限に止めていますが、時代はさらに「殺虫剤」の改良を求めます。まず一番の改良点は駆除対象とする害虫(ターゲット)をより細分化しました。
[キンチョー]スズメバチにも効く ハチ・アブ用ハンターZ PRO 510mL
ハチとアブ等にピンポイントで効きます!
これは口コミなどでも多く見受けられる意見ですが「ハエにはよく効いたけど〇〇には効きにくい」といった内容のもの。消費者の環境や使い方など明確ではないにしろ、そうした意見もあります。ではどのような細分化かといいますと。
大日本除虫菊 金鳥 ゴキブリハンター 450ml
しぶといゴキブリでもこれならノックアウト!
「ムカデ用」「カメムシ用」「アリ用」「クモ用」「ダニ用」というターゲット別の駆除用商品が販売されています。商品画像参考(全て金鳥の商品です)
ムカデキンチョールN 300ml/ 金鳥
これほどに細分化できるのは金鳥という殺虫剤に特化したメーカーならではといえます。多くのユーザーの意見は口コミなどに書き込まれ、それは開発のヒントになっているのです。
【A】キンチョー カメムシ キンチョール(300mL) 殺虫剤スプレー
これもかなりの嫌われもの!カメムシ
もう一つ、これは別の側面ですが、その「匂い」という点です。これまでのオーソドックスなものでは独特の匂いがあり、やはり殺虫剤ですから決して良い香りというわけにはいかなかったのですがそこに改良を加えました。
キンチョール ローズの香り(450mL) 〔殺虫剤〕
バラの良い香りが漂う
これが「キンチョールローズの香り」「キンチョールジャスミンの香り」という新商品です。
「キンチョール」という商品名の持つ信頼と安心感
ここまで説明してきました「キンチョール」のロングセラーの理由をまとめていうとどういうことになるでしょうか? それはやはり「消費者」の為に、いい商品を開発して提供することといえるのではないでしょうか? それが根底にあることがまずは第一条件です。そしてその商品をいかに「売り込んで」いくか?がつぎの問題といえるかもしれません。ここにも冒頭のCMが成功し、現代ではネットの口コミなどで拡散される効果なども加わります。最後に、商品の品質を長きに渡って保ち「消費者」の「信頼」感を勝ち取ること。これがまさにロングセラーの秘密といえるようです。もちろん、言葉でいうことは簡単ですが、その裏には絶え間の無い努力が隠されていることは想像に難くありません。
超ロングセラー健在!