カリマ|リッジ30
ミレー |サースフェー 30+5 MIS2048
ホグロフス| KATLA RT 30
マムート|クレオン プロ
モンベル|チャチャパック 30
グレゴリー | スタウト45
マムート|トリオンプロ
カリマー| クーガー グレイス 45-60
ミレー|マウントシャスタ 65+10
アルピニスト|ラージ130L
バックパック旅行のはじまり
バックパック旅行者にとって『家』といっても過言ではありません。朝起きてから夜寝るまで必要なものがバックパックに全て詰まっています。 私がバックパック旅行していた時には、鍋、クッカー、ソウルフード(米・味噌)から下着に至るまで生活必需品がギッシリ詰まっていたものです。 楽しいバックパック旅行に向けて信頼できるバックパック探しを始めましょう!
バックパック選び 3つのチェックポイント
バックパック旅行を選択される方の多くは「各地の観光スポットをリーズナブルに回りたい!」という希望が強いと思いますが、リーズナブルな観光には体力を使う長距離移動が必須です。
それゆえ、バックパックはブランドや価格も大切ですが、容量・重量、耐久性、防水性など必要な能力を備えていることが大切になります。 ここからは旅の相棒・バックパック選びのポイントをチェックしていきましょう。
≪Check 1≫ バックパック旅行 容量と重量のバランス
「旅先でお土産などが増えるため、できる限り大きい容量のバックパックが欲しい」と思うところですが、収納力を求めて大容量を選ぶと、バックパック自体の重量も増えてしまいます。
素材と設計が進化し以前より軽くなっていますが、30Lクラスで1.4kg前後(500mlペットボトル約3本分)、50Lクラスでは1.9kg前後(500mlペットボトル約4本分)がバックパック自体の重量になり、要注意です。 容量と重量のバランスを考えるようにしましょう。無理をすると疲労がたまり、旅先で体調を崩しかねません。楽しい旅行のため、快適な移動できる方法を検討しましょう!
番外編 バックパック旅行のマメ知識
バックパック旅行のスタイルとして『Light&Fast』をご存知ですか?
ゲストハウスを利用される場合、消耗品や食料だけでなく衣類など幅広く現地調達しバックパックをコンパクトにする考え方です。 乾燥機のあるゲストハウスを選び毎日洗濯する、ルームメイトと仲良くなり食料品をシェアするなど、事前準備とコミュニケーションで “軽く(Light)” で “迅速(Fast)” なスマート旅行が楽しめると思います。旅行プランの計画時にご検討をおすすめします。
Light&Fastでは、現地の文化や環境に早く慣れることができるというオマケつき!
≪Check 2≫ バックパック旅行 素材と耐久性に注意
● 移動中、バックパックを地面に直接置いたり、クッション代わりに使われることがあると思います。空港や駅で座るところがない時に重宝しますが、擦れて傷む。 ● 温暖な地域での旅行中、突然のスコールでレインカバーが間に合わずバックパックが中まで濡れてしまう。 ● 使用しているうちにメインコンパートメントなどがジメッと湿気ている。 これらの問題、バックパックに使われている素材による可能性があります。バックパック旅行が流行し始めた約60年前、使われていた素材は強度を重視した帆布でした。その後、バックパックの普及とともに素材も改良が重ねられ、現在ではナイロン系とポリエステル系の2種類が主流。
ナイロン系は破れや擦り切れに強いですが、吸湿する特徴がありバックパックが湿気た状態になりやすい素材と言えます。ポリエステル系は吸湿しないものの破れなどに弱く、素材ごとの一長一短があります。バックパック選びでは注意して確認されることをおすすめ。 最近では、吸湿しにくく放湿しやすい軽量・高強度のナイロンが使用されているブランドの人気が高く、ご検討されてはいかがでしょうか。
≪Check 3≫ バックパック 機内持ち込み
バックパック旅行は簡単に海外渡航できるようになったことで世界中に広まりましたが、最近ではLCC(格安航空会社)の登場によりリーズナブルに旅行できるようになりました。LCC利用の場合、バックパックのサイズなどに気をつけ、料金が発生しないおトクな機内持ち込みを活用したいところです。
最近では荷物の重量制限が厳しくなってきており、機内持ち込み手荷物では7kg以下(Peachでは10kg以下)となっており、30Lクラスでは実質5.5kgの荷物しかバックパックに詰め込めないため、注意が必要です。 また、バックパックを機内に持ち込む場合、高さ50~56cm×幅36~40cm×奥行23~25cmの制限があるため、荷物量を抑えコンプレッションストラップでバックパックを小さくするなど工夫するようにしてください。
【バックパック旅行】 Karrimor ridge 30(リッジ30)
イギリスのアウトドアブランド・カリマーのridgeシリーズ。カリマーのバックパックは、彩り鮮やかでオシャレな中にアルピニズムに培われた確かな技術に人気があります。 ridgeシリーズはカリマーの定番ブランドですが、これまで何度も改良を重ね、愛用されてきた安定感があり、長期使用に耐えられるおすすめのバックパックです。
カリマ|リッジ30
本体はタスランナイロンを使用、重量を軽減し強度の高い作りになっています。ビップベルトにはジッパー付きアウターポケットがあり、小物やコンパクトカメラなどが収納可。また、バックパック底部にレインカバーが用意されており、突然の雨にも慌てず対応できるのも人気のポイントです。 ★ 機内持ち込み ★ 荷物を満載せずコンプレッションベルトを締めれば持込可。LCC利用の場合、サイズ・重量制限に注意。航空会社ごとの独自ルールもありますため、必ず事前相談ください。 素 材 : ナイロン サイズ : H 62 cm × W 32 cm × D 29 cm 容 量 : 30 L 重 量 : 1.4 kg(レインカバー含め1.48 kg) 容量比 : 1L当たり46.67g 背面長 : 42 cm カラー : Ink、K.Blue、Magenda、Cheddar、Leaf Green、Violet
【バックパック旅行】 Millet SAAS FEE 30+5(サースフェー30+5)
フランスの老舗アウトドアブランド・ミレーのサースフェーシリーズ。一見シンプルな外観でありながら、機能性をもたせる技術力の高さが人気です。このシリーズでは3種類の素材(ナイロン)を使い分け、耐久性・耐水性を高めています。 ※ サースフェーとは、「アルプスの真珠」とも呼ばれる雄大な自然が広がる美しいスイスの村の名前です。
ミレー |サースフェー 30+5 MIS2048
2気室構造で荷物の出し入れをしやすくするだけでなく、ポケットが9箇所もあり、30Lモデルにおいてこの収納力は驚きです。旅の途中、お土産など荷物が増えても35Lまで拡張できるので人気です。
素 材 : ナイロン サイズ : H 64 cm × W 26 cm × D 16.5 cm 容 量 : 30 L + 5 L 重 量 : 1.47 kg 容量比 : 1L当たり42g 背面長 : 48 cm カラー : Black、Saphir、Warm olive、Pompeian red
【バックパック旅行】 Haglofs(ホグロフス) KATLA RT 30(カトラ ロールトップ 30)
ホグロフスは北欧・スウェーデンで誕生したバックパックメーカーです。創業者のヴィクトル・ホグロスが、子供達のために通学カバンを作ったのが始まりと言われています。使いやすく耐久性を考えて作られており、人気のブランド! 2017 FALL/WINTERの新作・カトラ ロールトップ 30を見た時、衝撃を受けました。容量の最大化を実現する完全寸胴のデザイン、高防水性の素材・ターポリンを使用、メインコンパートメントにダイレクトアクセスできる防水仕様フロントジッパー、荷物量に柔軟に合わせられる大胆なロールトップ構造など、無駄を省きシンプルを極めたバックパックです。 バックパック自体の重量と防犯性に不安があるものの、自由度が高いバックパックを探されている方、多湿・多雨地域に旅行される方などにおすすめ!
ホグロフス| KATLA RT 30
★ 機内持ち込み ★ 新作につき実寸情報など詳細が不明なため、店舗で実物をご確認の上、航空会社へ事前にご相談ください。 素 材 : ターポリン サイズ : H 76.5 cm × W 29 cm × D 16 cm 容 量 : 約30 L カラー : Black/Yellow
【バックパック旅行】 MAMMUT(マムート) Ceron Pro(クレオン プロ)
150年の歴史があるスイスのアルピニストブランド・マムートのクレオンシリーズ。クレオンシリーズは、機能性の高さからマムートの中でも人気があるモデルです。
マムート|クレオン プロ
大きな特徴として、このバックパックはシチュエーションに応じて1気室と2気室を使い分けられ、メインコンパートメントには側面ジッパーからアクセスできるようになっており、利便性が高くなっています。 更に、雨蓋の内側・外側の両面、フロントサイド、ヒップサイドにポケットがあり、小物の収納力も確保されているのもポイントです。 30Lの容量でバックパックの自重を1.4kgに抑え、長期使用を考えると、この機能性は高評価です。 ★ 機内持込 ★ 背面長が公表されていないため、店舗で実物をご確認の上、必要に応じて航空会社に事前相談ください。 素 材 : ナイロン サイズ : H 67 cm × W 29 cm × D 20 cm 容 量 : 30 L 重 量 : 1.39 kg 容量比 : 1L当たり46.3g カラー : Dark space、Lava
【バックパック旅行】 モンベル チャチャパック30
モンベルは日本のアウトドアブランドで、日本人の視点による商品開発、素材と使い勝手を追求したデザインなどで人気があります。 特に日本人の体形に合った背負い居心地の良さは他のブランドにはないおすすめポイント! チャチャパックシリーズは、モンベルオリジナルの軽量・高強度なバリスティックナイロンを使用し、1.18kgという驚異の軽さです。
モンベル|チャチャパック 30
★ 機内持ち込み ★ 背面長が53cmあるため、コンプレッションストラップなどで締めても機内持込は難しいと思われます。 素 材 : ナイロン サイズ : H 65 cm × W 29 cm × D 21 cm 容 量 : 30 L 重 量 : 1.18 kg 容量比 : 1L当たり39.3g 背面長 : 53 cm カラー : ブラック、エバーグリーン、インクブルー
【バックパック旅行】 GREGORY STOUT 45(スタウト45)
ここからは30L以上の大容量タイプをご紹介します。
カリフォルニア・サンディエゴ生まれのブランド・グレゴリーは過酷なクライミング用バックパックの世界で鍛えられてきた技術力の高さに人気があります。 スタウトシリーズの中でも45Lサイズは、他ブランドの同サイズ(容量45L)と比較して荷物量が多く収納でき、ショルダーが外側に開いているため、疲れにくいよう配慮されています。
グレゴリー | スタウト45
★ 機内持ち込み ★ サイズオーバーのため、機内持ち込み不可。 容 量 : 45 L 重 量 : 1.29 kg 容量比 : 1L当たり28.7g カラー : ネイビーブルー、プレーリーオレンジ、コールグレー
【バックパック旅行】 MAMMUT TRION PRO(トリオン プロ)
マムートのアルパイン用フラッグシップモデルです。本来の用途である登山・クライミング用で人気が高いトリオンシリーズですが、過酷な環境での使用を想定されていることから、旅行用バックパックとして安心して使用できます。
マムート|トリオンプロ
トリオンプロの特徴は、容量が42Lまたは57Lでありながら、背面が全面開口しますので、パッキングが苦手な方でも大丈夫。 容量を上部に7L分が拡張でき、ポケットも3箇所あり、収納力は抜群の頼れる相棒です。 荷物が増えることを前提に容量と重量のバランスを考えた場合、1L当たり31.8gの57Lタイプがおすすめ。
★ 機内持ち込み ★ サイズオーバーのため、機内持ち込み不可。 素 材 : ナイロン 容 量 : 最大42L(35+7L) と 最大57L(50+7L) の2タイプ 重 量 : 42Lタイプ=1.70kg、57Lタイプ=1.81kg 容量比 : 1L当たり 42Lタイプ=40.5g、57Lタイプ=31.8g カラー : Smoke-sienna、Lava
【バックパック旅行】 karrimor cougar grace 45-60(クーガーグレイス45-60)
アウトドアブランドのカリマーのクーガーグレイスをご紹介します。このバックパックは、通常の容量は45Lですが、最大で60L(45+15L)まで拡張することができる安心感。 15Lというと、タウンユースのデイパックレベルですので、お土産をたくさん持ち帰りたい方などにおすすめです。
カリマー| クーガー グレイス 45-60
★ 機内持ち込み ★ サイズオーバーのため、機内持ち込み不可。 素 材 : ナイロン サイズ : H 73 cm × W 38 cm × D 30 cm 容 量 : 最大60L(45+15L) 重 量 : 2.40kg 容量比 : 1L当たり40g カラー : Irish-green、Region、Molten
【バックパック旅行】 Millet Mount Shasta 65+10(マウントシャスタ65+10)
ミレー|マウントシャスタ 65+10
寒冷地・標高が高い地域へ旅行される方、またはサブバックを必要とされる方にミレーのマウントシャスタがおすすめ! このバックパックは容量を最大75Lまで拡張させることができ、さらにバックルを外すと、本体と分離してサブバックに。ゲストハウスなどに本体を保管、サブバックを背負って街を散策することも可能です。 素材は、ロビックツインチップナイロンを使用、強靭性を高めています。
★ 機内持ち込み ★ サイズオーバーのため、機内持ち込み不可。 素 材 : ナイロン サイズ : H 76 cm × W 33 cm × D 21 cm 容 量 : 最大75L(65+10L) 重 量 : 2.55kg 容量比 : 1L当たり34g 背面長 : 46cm~ カラー : Tarmac、Diver-blue
【バックパック旅行】 Bergans Alpinist Large 130L(アルピニスト ラージ130L)
どうしても荷物を減らせない(減らしたくない)! 愛用の枕は手放せない! 各地のお土産を爆買いしたい! 重量を気にせず容量を最優先される方に、地球上で最大級のバックパックをおすすめします。 ノルウェー・ベルガンスのアルピニストをご紹介します。容量は130L、拡張時の最大容量158Lの超弩級モンスターバックパックです。バックパック自体の重量は4.3kg、日本出発時は人目を引く以外、問題はないと思います。 このバックパック、日本ではお目にかかりませんが、アルプスなど交通が不便なところで長期滞在する場合、家族の荷物をまとめて運ぶのに人気があるらしいです。優雅なヨーロピアンバケーション用なのですね。 なお、このバックパック、175cm以上と身長制限がありますので、検討される場合はご注意を。
アルピニスト|ラージ130L
素材はナイロンで極太1300デニールを要所に使用、ミレーのマウントシャスタ同様、バックルを操作する事でデイパックにもなります。
★ 機内持ち込み ★ もちろんサイズオーバーのため、機内持ち込み不可。 素 材 : ナイロン サイズ : H 79 cm × W 39 cm × D 34 cm(158L拡張時の高さは105cm) 容 量 : 最大158L(130+28L) 重 量 : 4.3kg 容量比 : 1L当たり27.2g カラー : Dark-green
おすすめのバックパックをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。 このサイトが参考になり、あなたにとって素敵な相棒(バックパック)を見つけて頂き、思い出に残る充実した旅を楽しんで頂ければと思います。