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フリーズドライとは?食品の保存技術は進化している!

一度は聞いたことがあるけれど、フリーズドライとはいったい何なの?この記事ではそんな疑問にお答えいたします。きっとあなたも食べたくなるおいしいフリーズドライとは。最近は登山でも人気の高い食品です。知れば知るほど奥が深い世界へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
更新: 2021年6月10日
MIPU
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フリーズドライとはいったい何なのか

分かりそうで、実は全然分からないことだらけのフリーズドライ。 一度はフリーズドライって何なの?そう疑問に思った方もいるのではないでしょうか。 簡単に説明しますと、フリーズドライとは食品です。 カラカラに乾燥させた食品にお湯を注ぐだけで、乾燥する前の形に戻り、おいしく食べることができるという乾燥保存食品です。

フリーズドライとレトルト

フリーズドライとよく勘違いされるもので、レトルト食品があります。 レトルト食品は密閉し、空気に触れないようにして作り上げる保存食品です。 レトルト食品は加圧加熱殺菌という製法で作られています。 対してフリーズドライは乾燥させる製法です。 フリーズドライ製法は、ただ食品を乾燥させたものというわけではありません。 そこには最新の技術が使われているのです、その技術とは”真空凍結乾燥”です。

真空凍結乾燥

真空凍結乾燥とは?聞きなれない言葉ですが、難しく考えなくても大丈夫です。 1 食品を-30℃で凍結させます 2 気圧を下げ真空状態にします それにより食品内の水分は、1で水から氷に変化し、2で氷から水蒸気へと変化します。 つまり、通常は水から水蒸気に変化(蒸発)して乾燥するところを、氷から水蒸気に変化(昇華)させて乾燥させる製法が真空凍結乾燥なのです。

栄養素はどうなっているの?

前述したように、フリーズドライ食品を製造するには特殊な製法が使われているますが、食品の栄養素についても気になるところだと思います。 通常乾燥させてしまうと水分の抜けた細胞は形が崩れ、お湯で戻しても元通りの細胞には戻りませんが、フリーズドライ製法なら細胞の劣化がないため、お湯で戻すと元通りになるのです。 その際に水分は蒸発ではなく昇華しているため、栄養素が水分と一緒に漏れ出してしまうことがなく、生の状態に近い栄養素を維持することができるのです。 しかも化学薬品を使用しないため、体にとてもいいと言えます。

あれもこれもフリーズドライ

もともとは1950年代にアメリカ軍が軍人の非常食として開発したフリーズドライ食品ですが、現在フリーズドライは様々な場面で活用されています。 保存性・栄養価の高さから、非常食や登山食、地球から飛び出し宇宙食にも採用されています。 食品以外にも、医薬品や東日本大震災で泥水に濡れ破損してしまった重要な歴史書も、真空凍結乾燥により補修することが可能なんです。


カップメンにも使われていた

カップラーメンやカップ焼きそばにもフリーズドライ食品が使われていることが多くあります、それは麺でもスープでもなく、肉やネギといった”かやく”。 このように、普段は気づかないようなところで活躍しているフリーズドライ食品を探してみるのも面白いのではないでしょうか。

昔からあったフリーズドライ

優れた食品の保存方法であるフリーズドライですが、フリーズドライの元となる考えは、我々の生まれる遥か昔からありました。 それは”チューニョ”という芋の保存食で、なんと古代マヤ文明の時代からありました。 チューニョは冬のアンデス山脈で、気温の寒暖差を利用し、乾燥させて作られる芋の保存食です。 食べる際は水で戻して調理するなど、現在のフリーズドライとよく似ています。 日本でも北国では保存食としてチューニョがつくられているみたいです。

フリーズドライとは本当においしいのか

優れた保存食品で、誰でも簡単にお湯を注ぐだけで調理できてしまうフリーズドライ食品、そこで気になるのが味、果たして本当においしいのかどうかという事。 答えはズバリ、おいしいです。 人それぞれ味覚の差はありますが、大多数の人がおいしいと答えます。 理由としては、フリーズドライ製法は味や色、風味といったものの劣化が少ないのです。 ただ乾燥させるだけでは出来なかった、、食品をそのままの状態に戻すことができるのがフリーズドライ製法なのです。 つまり味も香りも色までも元通り、乾燥する前同様においしいです。

袋から出す

お椀に入れてお湯を注ぐ

軽く混ぜれば完成

意外なフリーズドライとは

今ではフリーズドライ食品は、いくつもの食品メーカーが手掛けており、多くの種類がそろっています。 メジャーな卵スープやワカメの味噌汁といったものから、牛丼の具やリゾットといったものまであります。 多くのスーパーの、レトルトコーナーの横にはフリーズドライコーナーもできており、豊富な種類に驚かされます。 これだけ多くの種類があれば、きっとお気に入りのフリーズドライ食品に巡り合えることでしょう。 価格も一個100円前後から300円位までが大半で、フリーズドライのメリットを考えるとお手軽価格と言えます。

多くの種類食品メーカーより販売されている


アマノフーズ| にゅうめん 揚げなすと青じそ だし醤油仕立て(1食入)

出典:Amazon
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登山でも大注目

登山者にとって、山頂で食べるオニギリは特別美味しいものではないでしょうか。 山での食事、それは疲れた体へのエネルギー補給、登山者にとってのガソリンなのです。 今ではガスバーナーも手軽な価格で手に入るため、登山者は山でインスタントラーメンを食べることもできます。 そして、最近登山食として大注目されているのがフリーズドライ食品です。 山でフリーズドライ食品と聞いてもいまいちピンとこない方も多いと思いますので、フリーズドライ食品が登山で注目を集めている理由を4つ紹介いたします。

アマノフーズ| 畑のカレー たっぷり野菜と鶏肉のカレー(1食)

出典:Amazon
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1 軽い

フリーズドライ食品は真空凍結乾燥しているため、食品自体に水分はほとんど含まれていません。 つまり水分がないため軽くなっているのです。 登山では険しい山道を歩くため、極力荷物の重量を抑えたいですが、オニギリや缶詰など、軽いと思っていても意外と重量があり、長い登山の過程では足にひびいてくるのです。 ところがフリーズドライ食品なら1パック数十グラム程度のものがほとんどで、手のひらにサイズに収まるようなものばかりというこもあり、ザックの中もかさばりません。 登山での携帯食として最適なのです。

2 調理が簡単

料理が苦手な方でも簡単に作れてしまうのがフリーズドライ食品です。 その作り方とは超簡単、お湯を沸かして注ぐだけ。 カップラーメンと変わらない簡単さです。 カップラーメンは3分間待ったり、いくつもの粉末スープなどの袋を開けたりすることを考えると、フリーズドライ食品は本体を袋から出し、お湯を注ぐだけなので、カップラーメンよりも手順が少なくてすみます。


3 おいしい

どれだけ携帯性に優れ、調理が簡単であったとしても、不味ければ食べる気などおきませんが、フリーズドライは美味しいのです。 山でおいしい温かい料理が食べれる、それは登山者にとっては高級レストランにも劣らない贅沢なのではないでしょうか。

アマノフーズ| 三ツ星キッチン 焼なすとトマトのクリームパスタ 28g×4個

出典:Amazon
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4 種類が豊富

フリーズドライ食品は種類が豊富に揃っており、コンビニやスーパーでは専用のコーナーまで用意されています。 そのため簡単に購入することができ、今までの登山食では考えられなかったようなものまで山で食べることができるのです。 山頂でイタリアン料理なんておしゃれなこともできます。

専用のコーナーもあるため見つけやすい

登山者にとってのフリーズドライ

フリーズドライ製法の発達により、登山者たちは山で自分の好きな食べ物を、簡単においしく食べることが可能となっています。 それは登山者にとってのパワーとなり、山をレストランへと変貌させる最高のアイテムといっても過言ではありません。 ガスバーナーと水さえあれば食べれるフリーズドライ食品、これからの登山食の主流となるのはフリーズドライ食品ではないでしょうか。

アマノフーズ| ビストロリゾット トマトとチーズのリゾット 23g×4個

出典:Amazon
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未来のフリーズドライとは

ここまでいろいろと紹介してきたフリーズドライ食品ですが、今後もさらなる発展が期待される分野の一つなのです。 例えば京都大学で進めている研究では、絶滅危惧種などの動物の精子をフリーズドライで保存し、さらに繁殖機能を維持させるなどの研究をしています。 食品以外にも使われているフリーズドライ製法ですが、医療分野でも使われることが増えると予想されます。 フリーズドライには、まだまだ無限の可能性を秘められているのです。