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はじめに
クジャクアスターの品種や剪定・冬越しなど育て方
クジャクアスターは園芸用品種として人気の花です。いろいろな種類の色や形があってどれにしようかと迷うくらい。選ぶ楽しさもあります。
病気や害虫の心配はそこそこあるものの育て方難易度はとても簡単でガーデニング初心者さんにもおすすめできる花です。今回はこのクジャクアスターの植え付けから日常管理・冬越しのコツや剪定から大きくなった株の植え替えタイミングや方法まで育て方・手入れ方法を詳しく解説していきましょう。
クジャクアスターについて
クジャクアスターの育て方解説の前にまずは分類や原産地といった基本情報や見た目などの特徴をご紹介します。
基本情報
科・属:キク科シオン属またはアスター属
原産地:北アメリカ
英語名/学名:Aster/Aster hybrids
別名:宿根アスター・Frost aster・クジャクソウ
見た目などの特徴
品種によって見た目は様々ですが、菊の仲間なので小菊をイメージすると良いでしょう。花の形は一重や八重からポンポン咲きのような形をしたものも。
草丈も4-50センチから成人男性の身長くらいになるものまで、豊富なのが特徴です。しかし花の大きさはどの品種もほぼ同じで1.5-2センチ程度と小型となっています。
クジャクアスターの品種について
クジャクアスターという品種はない
クジャクアスターという名前はよく知られていますが、これは実は植物学上の分類ではなく属名です。正式にいうなら先ほどご紹介した学名のアスターハイブリット(アスターを交配させ出来た園芸品種)というのが一番正しい呼び方といえるでしょう。
宿根アスターの総称
クジャクアスターというのはある意味曖昧な植物の名前であって、特定の花を差すのではなく宿根アスターをまとめて呼ぶ名前くらいに考えておくと良いでしょう。
同じ花をクジャクアスターと読んだり、別の名前で呼ぶ人も出てきて混乱してしまうためです。
代表的なクジャクアスターの種類
代表的な品種「白孔雀」
ただしクジャクアスターはその品種改良の元となっている代表的な品種は存在します。それがシロクジャクという名前のアスターです。
名前の通り、白く清楚ながらも気品がある菊の仲間の花です。
人気の品種「ビクトリアシリーズ」
シロクジャクは野生でもよく見かける花ですが、それをよりゴージャスにピンクや紫など色鮮やかに品種改良された園芸品種としてビクトリアシリーズと呼ばれる宿根アスターの系列があります。
これを差してクジャクアスターと呼ばれることも多いので、代表的な種類として是非覚えておいてくださいね。
クジャクアスターの手入れと育て方1.準備
それでは前置きはこのくらいにして早速育て方を解説していきましょう。まずは植え付けやお手入れをするために用意するものの準備からです。
苗
孔雀アスター
開花期 | 8~11月 |
---|---|
草丈 | 80~150cm |
宿根アスターは種から育てることもできますが、何年も咲き続けるので好みの花の色や形のものを選んで苗を買ってしまった方が楽に育てることができておすすめ。
苗の選び方
ポットに入った小さなものを買うならば植え付けに適した本葉5-6枚まで成長したものを選びましょう。もちろん葉などに病気が見られず青々としているものであることは最優先です。
もっと大きくて鉢に植えられているようなものであれば、枯れている葉や茎がないもの・その品種がどのくらい大きくなるのか・何色のどんな花が咲くのかもチェックしてから買うと後悔なく育てられますよ。
ガーデニングツール
植え付けや植え替えにつかう移植ゴテ(小型のシャベル)・水やり用のジョウロ・適した土と肥料・剪定用のハサミなどが必要となります。
大きくなる品種を鉢植えなどで育てる場合転倒の心配も出てきますので、大きな鉢や支柱が必要になる場合もあるでしょう。
おすすめガーデンツール
ガーデニング 7点セットガーデニング スコップ
サイズ | 移植ゴテ:約17.5×4.5×2cm 鋤:約17.5×3.3×2cm くまで:約16×3.8×3.5cm 摘果鋏:約19×4.6×1.8cm 剪定鋏:約15.3×4.6×1.8cm 霧吹き:約11×8.7×16.5cm(容量:300ml) 収納袋:約18×11×14cm |
---|---|
重量 | 約448g |
すでにツール類を持っている人はそれを使うのはもちろん良いのですが、これからガーデンツールをひとつずつ買い集めるか悩んでいる人には、このようなセットになっているものがおすすめ。
かわいらしい素敵なデザインが多いことと、それを買うと基本的なお世話が可能で他の植物にも使えて汎用性が高いことが、おすすめする理由となります。
クジャクアスターの手入れと育て方2.日当たり
好きな日当たり
クジャクアスターなどの宿根アスターはおひさまが大好き。夏の強烈な強い日差しにも屈することがないので、何の心配も必要なくとにかく明るいところがポイントです。
地植えにする場合は特に、他の植物の影にならないよう気をつけてあげるとよいでしょう。
置き場所の注意点
地植えと鉢植えどちらも日当たり重視で。冬場の寒さの心配もされる方も多いでしょうが、耐寒性が高い植物なので地植えでも植えっぱなしで問題ありません。
その場合も、日かげにならないような場所へ植えるようにしましょう。
クジャクアスターの手入れと育て方3.土
クジャクアスターの土づくり
一般的な基本の土(赤玉土7-6に腐葉土3-4程度の割合で混ぜたもの)が使用できます。この植物に関しては肥料は少なめがルールですが、元肥として緩効性肥料を少しだけ混ぜておくのがおすすめ。
おすすめの市販の培養土
花ちゃん培養土 25L 3袋セット
主原料 | ココナッツファイバー、木質堆肥、赤玉土、abコンポ |
---|
あまり土にこだわる植物ではありませんが、定期的に植え替えが必要になりますので土は少しだけ多めに持っておいても邪魔にならないです。
市販の培養土は元肥入りのものが多いので、肥料やりを控えめにするこの花にとってそのようなものを選ぶことで、肥料を別に買い求める手間も省けて経済的です。
土づくりのコツ注意点
初心者の方やベランダなど、鉢植えやプランター栽培の場合市販の土を利用するのがおすすめです。その場合、どのメーカーでも良いので一般的な草花用のものを購入してかまいませんが、あまり安売りしているようなものよりも多くの人が買い求めている安定したよい土にするのが失敗が少なくて良いでしょう。
クジャクアスターの手入れと育て方4.植え付け
植え付け時期
クジャクアスターなどの宿根アスターの苗の植え付けは早めの春2-3月の新しい芽が出てくる前におこないましょう。もちろんこれは温暖な地域での目安ですのでもっと寒いところ・温かいところでズレが出てきます。
植え付け時期に合わせて苗も出回ってくるので、それを目安にすると良いですよ。
植え方
元々植えられていたポットや鉢から土ごと取り出して、根土は取り除かずそのまま植え付けてください。特に植え付け時期が少し遅れてすでに新しい葉や芽が出てきているようであれば、なおさら根を傷つけないよう注意が必要です。
植え付け注意点
芽や新しい葉が動き出す直前におこなうことが、植え付けた後の根つきをよくしてくれるので、あとあとの管理や失敗が少なくて初心者の方にはおすすめの植え方・時期とになります。
新しく入れた土が高くなりすぎないように株元より下にすることで、水はけもよくして根腐れを防ぎます。
クジャクアスターの手入れと育て方5.日常管理
水やりや肥料のやりかた
水はあまり与えすぎないのがポイントです。いつも地面がじめじめと湿気っている状態であると、根ぐされという植物にとっては壊滅的な病気を引き起こしやすくなります。
肥料は大量に与え続ける必要はなく、植え付け時に元肥としてゆっくりと効き目がでる肥料を混ぜ込んであれば、あとは秋に一度水溶性の肥料を与える程度でよいでしょう。
地植えであれば、よほど雨が降らないかぎり水やりの必要はありません。
水やり肥料やりの注意点
■液体肥料■そのまま使える花工場 700ml
内容量 | 25L |
---|
クジャクアスターには、水も肥料もあげすぎ注意です。冬場などは特に植物を休ませるという意味でも肥料はあげない・水は乾いたら数日おいてたっぷりくらいがちょうどよいでしょう。
クジャクアスターの手入れと育て方6.植え替え
植え替え時期
植物の植え替えは適切な時期に行うことが失敗を少なくするコツです。この花の植え替えに適した時期は2-3月。
植え付け時期と同じで、この時期におこなうことで移植しやすい(扱いやすい)・その後の根付きが良いというふたつのメリットがあります。
植え替え方法
鉢植えの場合は成長が早くすぐに鉢いっぱいに根が広がるので、少なくとも3年に1度は植え替えてください。できれば1-2年に1度のスパンでおこなうのがおすすめです。
今よりも大きめな鉢に植え付けと同じやり方でおこないます。地植えの場合は植え替えは株が大きくなって、予定外のところまで広がりそうだというときに株分けの増やし方と同様におこないます。
植え替え注意点
植え替えは時期を選んでするということを気をつければ、植え付けのやり方と同じで難しいことはありません。基本的に、鉢植えのこの花に対しては定期的にしてあげて欲しいお世話です。
やり方がわからないという方は、植え付けの章をご参照ください。
クジャクアスターの手入れと育て方7.病気害虫
気をつけたい病気
うどんこ病やさび病などが心配されます。どちらもカビの一種で、風通しが悪く株が弱っているとかかりやすいので日当たりの良い場所で風通しを良くすることで対策できます。
かかってしまった場合は、病気の箇所を取り除くとともに薬剤を散布しましょう。
つきやすい害虫
オルトラン液剤 300ml
内容量 | 300ml |
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植物の汁を吸うアブラムシや、葉の見た目が悪くなるハモグリバエなどがつきやすい害虫にあげられます。どちらも暖かくなる季節から発生するので、アブラムシは見つけ次第捕えて殺す用にしましょう。
ハモグリバエについては、アブラムシなどの害虫にも有効な浸透性害虫駆除薬剤を散布して退治してください。
病気害虫の注意点
病気については剪定の項目も参考に風通しよく丈夫に育てることで対策できます。害虫は春頃にオルトランを散布することで未然に防ぐことも可能ですができるだけ農薬などは使いたくないという方は必要ない場合もありますので、出たら潰す・たまごの可能性のある葉を取り除くなどして対処すると良いでしょう。
クジャクアスターの手入れと育て方8.冬越し
宿根アスターの冬越しは
宿根性のクジャクアスターは冬越しをすることで翌年もきれいな花を咲かせてくれます。冬越しは地植えを掘り起こして鉢に植え替えてなど面倒な手間がかからず、そのまま植えっぱなしで済むほど寒さに強い植物です。
冬越し注意点
鉢植えであれば念の為上に屋根のついているところに置くと良いですが、ほとんど気をつける必要はありません。
ただし、水やりに関しては控えめにするのがおすすめです。乾いてから数日おいてから水をあげる感じでよいでしょう。
クジャクアスターの手入れと育て方9.剪定
剪定は段階に分けて行う
クジャクアスターの剪定は花の開花時期に合わせておこないます。とても草丈の高い植物であること、花の咲き方が少し変わっていることから段階を踏んだ剪定となります。
見た目で時期を判断できるので、ある意味初心者の方でも剪定しやすくて簡単な花といえますね。
1回目の剪定
この花の特徴は上から下へと花が開花していくところです。そのため上の花が先終わると下の方は見頃。真ん中くらいから花が終わって枯れた部分は剪定してしまうと見栄えもよく楽しめます。
2回目の剪定
真ん中くらいから切った後はもう一度秋ころに見頃の季節を迎えます。それがだんだん枯れてくる頃にはすっかり寒くなっていることでしょう。
そうなったらその年の見頃は終わりですので、株元から短く剪定してしまいましょう。
剪定注意点
花の仕立て方にも好みが分かれる植物です。孔雀が羽根を広げたように横に広がった形で育てるのであれば、一度5-6月ころに半分くらいの高さでの切り戻し剪定を行い、花芽の数を増やしてあげるのがおすすめです。
スラッとシャープな姿がお好きな方はこの切り戻し剪定は不要。あとはどちらのケースでも前述のように開花時期に合わせて切ってあげるとよいでしょう。
クジャクアスターの手入れと育て方10.増やし方
増やし方は3種類
クジャクソウなどの宿根アスターの増やし方は3つあります。それぞれのやり方についてご説明していきますので、ご自分のニーズにあったやりやすい方法をお試しください。
増やし方1.種まき
ひとつめの増やし方は種まきです。これは秋に行い、ある程度大きく育ったら市販の苗と同様に植え付ける方法です。
育苗箱などにばら蒔きにして間引きをして丈夫な株が大きくなったらポットに植え替え、植え付け時期には本葉5枚くらいになるよう育ててください。
増やし方2.株分け
増やし方で一般的なのが株分け。地植えでも鉢植えでも何もしなくてもどんどん株が増えて大きくなっていくので、3月ころに一度掘り起こして株をわけ、それぞれ地植えや鉢に植え付けていくことで数を増やすことができます。
具体的なやり方としては、分けた株を通常通り植え付けるだけでOKです。
増やし方3.挿し木
挿し木の時期は5-6月。できるだけ新しくみずみずしい枝を選び、10センチほど切って赤玉土などに挿し木して根を出していきましょう。
葉がたくさんついているようであれば、半分くらいに少なくすると水分の蒸発を防げるのでおすすめです。1ヶ月ほど日かげで管理すると根が出てきます。
まとめ
宿根クジャクアスターの育て方は簡単
クジャクアスターなどの宿根性のアスターの基本情報や日常管理、植え方・植え替え・増やし方・剪定など、栽培していくうちにつまづきがちな部分を解説・ご紹介してきましたがいかがでしたか?
とても丈夫な花で冬場もそのまま植えっぱなしで冬越ししてくれるので、初心者の方でも一度植えれば何年も楽しめる花でおすすめです。品種も豊富でいろいろ楽しめますので、気になった方はぜひおたくの庭やベランダで楽しんでみてはいかがでしょう。
病気や害虫が気になる方はこちらもチェック
暮らし~のではこの他の植物の植え替えや増やし方などの育て方や病気や害虫対策についてもご紹介しています。気になる方は是非こちらも見てくださいね。
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