冷蔵庫の製氷機で氷ができない
氷を使いたいときに使えない
冷蔵庫に設置している自動製氷機で氷ができないという事態になったことはありますか。実は冷蔵庫の自動製氷機によるトラブルは意外に多いのです。そのトラブルの多くは氷ができないというものと言えます。
なぜ今では使えていた冷蔵庫の自動製氷機が使えなくなったのか、それは冷蔵庫の仕組みなどを理解すればわかるかもしれません。自動製氷機で氷ができないというトラブルの理由、そしてトラブル回避や掃除方法について詳しく解説します。
冷蔵庫の製氷機で氷ができない理由
電源や設定の問題
新しい冷蔵庫を購入したにも関わらず、自動製氷機で氷ができないというトラブルが多いようです。実は新しく冷蔵庫を設置した場合は、自動製氷機が冷えにくい状況になります。新しく設置した場合は電源を入れてから4時間以上は放置が必要なのです。
つまりこの症状は故障ではありません。冷蔵庫の仕組みの問題です。また、電源以外にも設定の問題もあります。冷凍庫などの機能設定が弱になっているときには自動製氷機で氷ができるのに時間がかかりますので、設定を見直しましょう。
タンクやパイプの問題
最近の製造庫は自動製氷機のタンクがしっかりとセットされていなければ氷ができないことがあります。これも故障ではなく、設置ミスの問題なのです。まずは正しく自動製氷機が設置されているのかマニュアルなどで確認をしましょう。
また、冷凍庫の水を中に通すパイプが故障をしている可能性もあります。パイプの故障の場合は水が通っていかないためいつまでたっても氷ができないはずです。パイプの故障の場合は修理に出すことになります。
フィルターの掃除不足
冷蔵庫の自動製氷機にもフィルターが設置されています。このフィルターが詰まってしまうと水が正常に通っていかなため、なかなか氷ができないという症状になるでしょう。フィルターは基本的には自動製氷機には必ず付いています。
また、フィルターだけではなくタンク自体も汚れなどにより氷ができにくい状況になることがあるのです。氷ができ辛いというときには、タンクとフィルターを合わせてチェックしてみてください。
検知レバーのトラブル
冷蔵庫の自動製氷機のタンクには氷がどのくらいできているのかをはかる検知レバーがあります。氷ができてくると検知レバーに接触し、氷を作るのをやめるのです。この検知レバーが故障をすると氷ができないという故障が起こります。
検知レバーが故障すると氷が一切冷凍庫にないにも関わらず、氷があると判断してしまうのです。こうした故障の多くは仕組み上、自分で修理することはできませんので、プロによる分解修理が必要になります。
その他の冷蔵庫の製氷機で氷ができない理由
ドアの開け閉めが多い
冷蔵庫、冷凍庫は扉を閉め切ってる状態で正常な機能を発揮します。しかし、扉の開け閉めが多くなれば、外気の熱が冷蔵庫に入り込んでしまい正常な機能を発揮できなくなるのです。つまり、氷ができない原因は冷蔵庫、冷凍庫の開け閉めの問題もあります。
頻繁に開け閉めをくり返してしまうと冷蔵庫の仕組み上、温度が上がってしまい氷がなかなかできない状態になるのです。冷蔵庫の機能が高まり最近のものでは改善されていますが、それでも外気の影響は受けてしまいますので注意しましょう。
食品の詰め込みすぎ
食品の詰め込み過ぎも冷蔵庫の温度低下を妨げる要因になります。冷蔵庫に食品を詰め込み過ぎてしまうと、冷蔵庫の機能が発揮されにくくなるのです。もし、氷がなかなかできないと感じたときには、冷蔵庫の中の食品のボリュームにも注目してみましょう。
掃除をしても、また新しい冷蔵庫で電源を入れて時間が経過したにも関わらず氷ができ辛いというときには、この状況を疑ってみてください。食品を少なくするか、温度機能の設定を見直すかの対処を行ってみましょう。
季節的な問題もある
実は冷蔵庫の製氷機での氷ができにくい症状は季節の問題もあるのです。冬場は氷ができやすいけれども、夏場は何となく製氷機での氷ができ辛いというときには、季節の問題を受けていると判断してもいいかもしれません。
夏場は外気温が上がりますので、冷蔵庫としての機能も低下してします。冷蔵庫は冷却ファンを回して冷やしていますので、夏場の気温上昇により冷却されにくい状況になるのです。能力の高い冷蔵庫にするか、設置する場所を変えてみるかの判断が必要と言えます。
冷蔵庫の製氷機のメンテナンス
タンク、フィルターの掃除方法
冷蔵庫の製氷機についているタンクのフイルターは定期的に掃除を行いましょう。分解までする必要はなく、パナソニックやシャープなどのメーカーは簡単に掃除が行えるように作られています。
掃除の方法は至って簡単です。基本的に水洗いをするだと言えます。洗剤などを使えば製氷機にダメージを与えてしまう可能性がありますので、水洗いで行いましょう。定期的に水洗いを行えば、より長く使えるようになります。また、タンクも同じように水洗いのみにしておきましょう。
霜取りも定期的に行う
また、冷蔵庫、冷凍庫の霜取りも定期的に行いましょう。霜がついていることで、冷蔵庫としての機能が低下してしまいます。霜取りの方法は付属の霜取り用のスクレーパーを使うのが一般的です。
ただプラスチック製のスクレーパーがついていない場合もあります。そうしたときの方法は、常温の水洗いで少しずつ落としていきましょう。少量の水洗いなら冷蔵庫はダメージを受けにくいです。霜取りの方法を理解して、早目に除去することが大切と言えます。
パナソニック製の場合
パナソニック製の自動製氷機の場合の掃除方法は、給水タンクと自動製氷機、貯水ケースを掃除するだけです。パナソニックのマニュアルにもある通り、水洗いでは水道水を使うことがポイントと言えます。
パナソニック製はアルカリ性などの洗剤の飼養を禁止しているのです。また、たわしやスポンジの使用方法も勧めていません。優しく水洗いを行うことで製氷機自体のダメージを減らすようにしています。パナソニック製の場合は必ず使い方を守りましょう。
シャープ製の場合
シャープ製の場合も、基本的にパナソニック製と同じメンテナンス方法を推奨しています。ただ、製氷機のフィルターについては3年から4年ほどで交換をすることをシャープ製は勧めてるのです。フィルター交換によりトラブルを防げるようになっています。
また、冷蔵庫の製氷機のフィルターから匂いが発生することもあるのです。そうしたときにもフィルターの交換を行うことで解消する可能性がありますので、シャープ製の場合はフィルターは定期的に交換を行うと思っておいた方がいいでしょう。
冷蔵庫を使わないときの対処方法
使わないときには掃除をしておく
冷蔵庫の製氷機を使わないときには、どうしておけばいいのでしょうか。少しでも安全にそして壊れることを防ぐには、使わないときに掃除をしておくことをおすすめします。そのままにしておくのではなく、フィルターなどの掃除をしておきましょう。
また、掃除をした後はしっかりと乾燥させて設置しておくことをおすすめします。水分が残った状態で使わないまま放置をしておくことは衛生的にもよくありせん。水分をしっかりも取り除いて設置しておきましょう。
使用しない期間はできるだけ短めに
冷蔵庫の製氷機は使わないから水もためておかないという使い方をしている人は多いかもしれません。しかし、こうした機械製品は使わないこともリスクになることを知っていましたか。使用しない期間が長ければ壊れる可能性もあるのです。
これは冷蔵庫の製氷機に限らず、家電製品など全般に言えることでしょう。できるだけ使わないときの期間は短くして、正しく使い続けることが大切です。正しく使い、定期的にメンテナンスを行うのが冷蔵庫の製氷機を長持ちさせるポイントと言えます。
冷蔵庫の氷や製氷機が匂う原因と対処
原因はカビの可能性が高い
冷蔵庫の製氷機が匂う、氷も臭いという症状の多くの原因はカビです。製氷機の内部にカビが発生してしまい、そのカビが匂いの原因になっているのです。こうした状況になった場合は、まずは分解して掃除をすることが一番と言えます。
分解し過ぎることで組み立てが困難になる場合もありますので、分解は程々で問題はありません。できる限りの掃除を行い、それでも製氷機や氷が匂うというときには、製氷機の交換を視野に入れるようにしましょう。
氷ができにくくなっている可能性がある
冷蔵庫の製氷機が臭いと感じたときには、氷ができにくくなっていることがあります。製氷機の内部に汚れがたまり、その汚れがカビになったときには、匂いとともに氷ができにくいという症状が現れるのです。
こうした事態を避けるためには、こまめに掃除を行うことが大切と言えます。メンテナンスを行っておけば、冷蔵庫の製氷機は長く使い続けることができるのです。また、もし掃除をしてもなかなか氷ができない、匂いも改善されないときには、製氷機の買い替えになる可能性が高いと言えます。
冷蔵庫の製氷機はた正しく扱うことが大切
正しく扱えばおいしい氷ができる
冷蔵庫の製氷機を使っていると、氷ができない、できにくいという症状が起こる場合があります。しかし、こうしたトラブルの多くは正しいメンテナンスを行っていないことによるトラブルです。大切なことは、正しい使い方知ることだと言えます。
日頃のメンテナンス方法や掃除方法などをしっかりと行っておけば、冷蔵庫の製氷機で氷ができないというトラブルは回避できるでしょう。また、氷が匂うというトラブルも避けることができるはずです。
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