ソト スライドガストーチST-480C
ユニフレーム スティックターボⅡ
アウトドア トーチバーナー CB-TC-ODOR
スノーピーク フォールディングトーチ GT-120
焚き火に必携のキャンプギアをご紹介
火起こし用のトーチについて
トーチとは松明(たいまつ)やかがり火を表す英単語ですが、キャンプの火起こし用に使われるガストーチやトーチバーナーなども単にトーチと呼ばれることがあります。ガストーチはマッチやライターなどと比べて強力な火力があるためキャンプの作業がスムーズに進められるのが魅力です。
アウトドアに活躍するトーチを解説
ガストーチは焚き火やバーベキューでの薪や炭への着火のほか、食材を炙って調理するなどさまざまなキャンプシーンに活用できる便利なアイテムです。種類も豊富にあるので、本記事では比較しながら特徴や使用上の注意点について解説し、おすすめの商品を紹介します(本記事は2023年7月12日の情報をもとに作成しました)。
種類別の特徴を解説
1.燃料の供給方法により2種類に分類
トーチには燃料の供給方法によって充填式と缶タイプの2種類に分けられます。充填式はあらかじめ注入口からガスを補給して使用するのが特徴です。また、缶タイプは市販のガス缶に接続して燃料を供給する方式で、充填式に比べて長時間使えるというメリットがあります。
2.充填式の特徴
充填式のトーチはコンパクトな商品が多く、荷物を極力減らしたい場合や登山などの移動をともなうアウトドアにも重宝します。一方で、缶タイプと比較すると火力が弱いことや連続使用時間が短いことなどがデメリットです。
3.缶タイプの特徴
トーチ用の燃料缶にはCB(カセットボンベ)缶とOD(アウトドア)缶の2種類があります。ホームセンターでも購入できるCB缶を用いるタイプは種類も豊富にあります。
OD缶は入手先がアウトドアショップなどに限定され、CB缶に比べ高価となりますが火力の強いのが魅力。どちらも炭への着火や炙り料理に活用できますが、冬などの寒冷地用としては、よりパワーのあるOD缶がおすすめです。
使い方の注意点
1.正しい使い方を心がけよう
トーチを使用する場合は必ずメーカー指定のボンベを使用しましょう。適合しないボンベを使用するとガス漏れなどの原因になります。また、ボンベには逆さにして使用ができるものとできないものがあります。こちらも誤って使用すると火傷などの原因となりますのでマニュアルをチェックして正しく使いましょう。
2.機能をチェック&活用しよう
ガストーチの本体に点火装置を備えていない場合はライターなどを別途必要になるので注意が必要です。また、使わないときにはロック機能を常にONにしておくと、誤って着火する心配がありません。なお、火力が可変の場合はゆっくりと調整し、周囲の可燃物に着火することがないようにしましょう。
充填式のトーチ2選
1.ソト・スライドガストーチST-480C
ソト スライドガストーチST-480C
サイズ | 幅3.8ⅽm×奥行1.8ⅽm×高さ11.5~18.5ⅽm |
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重さ | 52g |
新富士バーナーが手がけるアウトドアブランド・ソト(SOTO)の充填式トーチです。CB缶やライター用ガスから数秒で充填できるほか、別売りのフィルアダプタを使用すればOD缶からも燃料の補給ができます。カラーはブラックとオリーブの落ち着いた配色で価格は2400円ほどです。
火の付け方は簡単
トーチの操作はシンプルです。着火用スイッチの上にある安全ロックを外側にスライドして解除し、スイッチをカチッという音がするまで押すと着火します。炎の大きさはガス調節つまみで調節できるのも便利なポイント。スライド式の火口を伸ばせば、手と火口の距離を保ちながら安全に作業ができます。
便利な機能が満載
スライドガストーチは炎温度が1,300℃と薪や炭への着火にも十分な高温を確保しています。また、勢いよく火がでる耐風仕様のため、多少の風があっても安定感が抜群。炎は極細集中型のためターゲットを絞って着火しやすいのも魅力です。
2.ユニフレーム・スティックターボ2
ユニフレーム スティックターボⅡ
サイズ | 先端Φ1.6cm(持ち手部Φ2.7cm)×全長20.9cm |
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重さ | 約140g |
人気アウトドアブランドのユニフレームのライター用ガスから充填するトーチです。製品の芯には強度の高い亜鉛ダイキャストを使用しているのでキャンプ場でも安心して使えるでしょう。シルバーを基調としたシンプルなデザインで4,400円ほどの価格で販売されています。
スイッチ類が1か所集中で操作性が抜群
スティックターボの着火スイッチやセーフティボタン、調整ダイヤルは一か所にまとまっていて片手操作がしやすいのが魅力です。スイッチ上のボタンを持ち手側にスライドさせるとロックが解除され、着火できるようになります。火柱の大きさはメーカーのマニュアルに従って2cm程度に調整しましょう。
火力が高い&風にも強い
こちらのトーチは勢いよく火を出すターボ機能により耐風性能も高く、悪天候の際にも安心して使えます。なお、外気温が5℃以下の場合は火が付きにくくなるため、タンク部分を手で握るなどして温めてから使いましょう。
缶タイプのトーチ2選
1.イワタニ・アウトドアトーチバーナーCB-TC-ODOR
アウトドア トーチバーナー CB-TC-ODOR
サイズ | 16.9ⅽm×4.2ⅽm×9.3ⅽm |
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重さ | 約175g |
老舗の火器メーカー・イワタニから2,640円ほどで販売されている屋外専用トーチです。同社製のCB缶3種類に対応し最大火炎温度が1,400℃まで上がります。CB缶と同じオレンジカラーは屋外でも視認性が高く、置き忘れる心配も少ないでしょう。
缶の付け方や点火方法について
本体のボンベホルダーのガイドにCB缶を押し込み、回転させながら装着します。次にロックつまみを解除して、音が鳴るまで点火レバーを押すと点火完了です。握っている間は炎が出ますが故障を避けるため連続使用は5分を目安にしましょう。なお火口を下側に45度以上傾けて使用することも損傷などの原因となりますのでNGです。
着火からバーベキューまで幅広いシーンで活躍
炎の強度は火口筒の根元部分にある黒い調整つまみで調整します。炎調節つまみを時計回りに回すと細くとがった炎になりピンポイントを狙った着火に便利です。また、逆に回すと広がった炎になり、食材をまんべんなく炙ることができるでしょう。
2.スノーピーク・フォールディングトーチGT-120
スノーピーク フォールディングトーチ GT-120
サイズ | 27.7cmx7.3cmx20.5cm |
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重さ | 250g |
キャンプ用品などで人気のブランド・スノーピークのOD缶用トーチです。最高出力は3,500kcal/hで、上でピックアップしたCD缶用のアウトドアトーチバーナー(1,600kcal/h)の倍以上のパワーを誇ります。木製グリップがついたおしゃれなデザインが評判で価格は7,920円ほどです。
折りたたみ式でOD缶への付け方も簡単
フォールディングトーチはコンパクトなコの字型に折りたためるのが特徴です。使用するときにはハンドルロックピンを押しながら木製グリップを持ち上げ、火口とは反対側に倒して開きましょう。あとは本体とOD缶のネジ部を合わせて回せば取り付けが完了します。
強度の調整がしやすく角度の自由度が高い
こちらのトーチは点火スイッチを備えてないため別途ライターなどを準備する必要があります。器具栓ツマミを開きながら点火。火力は器具栓ツマミの回転角度で調整しましょう。また、缶を逆さにしても使えるので、バーベキューの火起こしなどの際に薪や炭にアクセスしやすいのも魅力です。ですが、逆さにすると炎の勢いも上がるので注意してご使用ください。
便利なアイテムを活用してキャンプを満喫
ガストーチはバーベキューや焚き火の火起こしから本格的な炙り料理にまで幅広く活躍し、キャンプライフを豊かにしてくれます。機能やデザインのバリエーションも豊富にあるので、ご自分のスタイルに合ったものを選びましょう。
ピックアップしたなかで気になるアイテムがありましたら、商品サイトやアウトドアショップなどでより詳細な情報をチェックしてみてください。
火起こし用のトーチが気になる方はこちらもチェック!
下にはガストーチのおすすめ品についての特集をリンクしました。また、焚き火に人気のスウェーデントーチ(丸太にスリット状の切れ目を入れた焚き火の材料)の作り方についての記事もリンクしますのでキャンプの参考にしてみてください。
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出典:unsplash.com