人気の軽キャンピングカーの選び方
軽キャンピングカーの特徴
軽キャンピングカーは、軽自動車を室内や荷台をキャンプ仕様にカスタマイズしたものです。普通車のキャンピングカーと比較すると安い車体価格で、燃費がよく維持費も安い特徴があります。
軽自動車をベース車両にした最新の軽キャンピングカーのモデルが続々販売されています。この記事は、軽キャンピングカーの中でも人気ランキング上位の車種の紹介と、失敗しない選び方を解説いたします。（この記事は2023年7月12日現在のものです）
軽キャンピングカーが人気の理由
軽キャンピングカーは駐車するのにそれほど広い場所が必要ありません。そのため、キャンプ場でなくても宿泊することが出来るので、1人のキャンプには十分なサイズの車です。
最新のキャンピングカーは、多彩な装備やカラーバリエーションの豊富なおしゃれな外装、山小屋風にデザインしたかわいい内装の車などがあります。さらに、キャンピングカーショーや販売店などで購入方法もいろいろな選び方ができて、新車・中古車を比較できるのでキャンパーに人気です。
車にはこんな魅力がある
普段使いにもおすすめの車種がある
普通車のキャンピングカーは車体が大きいので、室内は広くて快適に過ごせる分、街中で使用するには大きすぎて運転しにくいといった悩みがあります。しかし、1人でキャンピングカーと乗用車の2台を所有すると維持費もかかるので、1台で普段使いからアウトドアまでと考えているキャンパーも多いのではないでしょうか。
その点軽キャンピングカーは、基本的に普段使いがしやすく取り回しがよいので、街中の運転にもおすすめです。
装備や内装にキャンパーのこだわりを出しやすい
キャンピングカーを使う旅は、キャンパーが車内で過ごす時間が長くなるので自分好みの仕様にしたいものです。しかし、普通車のキャンピングカーの装備や内装を変更するには費用が高くなります。
その点軽キャンピングカーは車体がコンパクトなので、安い費用でカスタマイズしやすい魅力があります。この利点を生かして、かわいいボディカラーや、おしゃれな内装にして自分1人のオリジナルの車を作り上げてみてはいかがでしょうか。
ランニングコストが安いのも人気
軽キャンピングカーは軽自動車がベースなので、あらゆるコストが安い金額で抑えられます。自動車税は、軽自動車が適用になりますので年間4,000円です。高速道路の料金も軽自動車の適用なので、普通車よりも安く済みます。
車検も、軽自動車の自動車重量税は普通車の3分の1で済みます。さらに、燃費も普通車と比較して燃費を含めたコストが安いのも軽キャンピングカーが人気の理由です。
車を知ることが重要
軽キャンピングカーはベース車両を決めよう
軽キャンピングカーは、ベース車両の違いから軽バンコンと軽キャブコンの2種類に分けられます。どちらも軽自動車特有の燃費のよさがあり、それぞれかわいい車から機能的な車まであるので、キャンパーの目的や好みで選びましょう。
そのためには、それぞれの車を知ることが大切です。ここでは、購入後に後悔しないために軽バンコンと軽キャブコンそれぞれの車の特徴について解説します。
軽キャブコンの特徴
軽キャブコンは軽トラックがベースのタイプで、荷台にシェルと呼ばれている専用の室内空間があります。シェルは規格ぎりぎりまで広く設計できるので、室内は軽バンコンより広いのが特徴です。
最新の車にはポップアップルーフを搭載したモデルが多く、天井が高くなるメリットがあります。また、荷台を使っていろいろな装備を搭載して、自分1人のおしゃれな仕様にすることも可能です。
軽バンコンの特徴
軽バンコンはワゴンがベースのタイプです。ボディはそのままで、室内にキャンプ用の装備を架装しているため、荷台に架装が必要なキャブコンと比べると安い金額で購入できます。
室内は、オリジナルのシートをベッドのように倒してしまえば大人2人でゆったり就寝できます。また、見た目は普通の軽自動車と変わりがないため、普段使いにもおすすめです。
最新の個性的なキャブコン3選
使い勝手のよさがキャンパーに人気のHappy1+
Happy1+はソーラーパネルや電動式ひさしのサイドオーニングなどの装備が搭載されています。車内にはベッドとソファ2通りの使い方ができる分割クッションがあります。さらに、天井の近くにも収納スペースを設けるなど、キャンピングカーの限られた居住空間が最大限活用された1台です。
この車はカラーバリエーションも豊富で、自分の好みに合わせておしゃれな車に仕上げられます。新車価格は360万円からです。
使い勝手がよくおしゃれな内装が人気のAMAHO
AMAHOは、ダイハツハイゼットトラックがベースの軽キャブコンになります。この車は439万円からと高額ながら、各地のキャンピンガカーショーでは人だかり出るほどの人気ランキング上位の車です。
この車は、キッチン周りの使い勝手に優れています。テーブルをボディの側面や後部に取り付ければ車外で飲食を楽しむことができるおすすめの1台です。
個性的な軽キャンピングカーJ cabin Mini W
この車は荷台のキャンパーの着脱が可能で、普段は軽トラックとしても使用することが出来ます。ルーフのサイド部分をラウンドさせた遊びのあるデザインは、個性的な車が欲しいキャンパーにおすすめです。
さらに、車内は木材風クロスを使ったおしゃれな山小屋風にデザインされています。こうした工夫が評価され、2016年の「グッドデザイン賞」を受賞しました。新車価格は241万円からです。
使い勝手がよいおすすめのキャブコン2選
利便性と快適さを両立！Balocco
DC冷蔵庫や給排水タンク、バッテリーを自動保護するプロテクターなど充実の標準装備が魅力の1台。アクリル二重窓も基本装備で搭載されており、高い断熱性で快適な空間を保ちます。
そのため、1年を通して軽キャンピングカーランキングの高い車です。新車価格は354万円からになります。
安全性に優れた軽キャンピングカー！インディ727
この車は、ヨーロッパのほとんどのキャンピングカーが採用している軽量なアルミボディパネル仕様のおすすめの1台です。室内のレイアウトはドライブ中は３列目シートをたたんで座りやすくして、日中はテーブルと３列シートを出して対面シートにできます。
就寝時はフルフラットに変更できて、ポップアップルーフを開ければ開放的で過ごしやすい空間になります。新車価格は334万円からです。
充実の装備が人気のバンコン2選
内装にこだわった最新のグランピングキャビン！Lunetta
ススキエブリィワゴンをベースにした、スタイリッシュな外装と確かな足回りが人気で、常にランキング上位の車です。上質な間接照明を採用した月光のような優しい灯りの室内は、おしゃれなキャンプを演出します。
インテリアは、フルフラットマットやステンレス製スクエアシンク、100Vコンセント＆タッチ式間接照明スイッチなど上質な装備が備わった1台です。新車価格は317万円からになります。
蓄電・給電性能に特化した給電くん
その名が示す通り、蓄電・給電性能に優れた軽バンコンの給電くんは、電化キャンピングカーと言うべき最新の軽キャンピングカーです。スズキエブリィがベース車両で、2,000Wインバーターと大型バッテリーを搭載して、ホットプレートなど消費電力の大きな電化製品が使えます。
走行中だけでなく停車中もソーラーパネルで充電できるので、自宅の家電製品をそのまま使えるのはもちろん、万が一の災害時にも活躍できる車です。新車価格は169万円からになります。
ファミリーに人気！最新のバンコン3選
アクティブ派にピッタリ！KONG
シート・ソファ・ベッドの3WAYマルチシートを採用し、状況に合わせて自由にアレンジが可能です。標準装備もポップアップルーフやデラックスキッチン、二重収納庫など充実しています。
テーブルは縦長のサイドテーブルまたは、横長のちゃぶ台タイプから選択できます。新車価格は290万円からです。
家族4人が使えるおすすめのN BOX ＋キャンパーNeo
N BOX＋キャンパーNeoはホンダN BOXがベース車両の軽キャブコンです。独立型の折りたたみベッドとポップアップルーフ内のベッドスペースを組み合わせれば、家族4人で泊りのキャンプができます。
内装は、フロントシートを後ろ向きにしてリアシートと向かい合わせるなど、家族で使いやすい装備が搭載されています。エンジンを切っても車内の温度が保てるエアヒーターが搭載されているので、寒い時期のキャンプにもおすすめです。新車価格は203万円になります。
専門家もイチオシ人気のバンコン！VanBase
種類が豊富な軽キャンピングカーでも、おすすめなのがVanBaseです。この車は、普段乗りから車中泊まで２WAY仕様のキャンピングカーとして人気ランキング上位の車になります。
キャンピングカーは凹凸があって寝心地が悪いケースがあります。この車の車内は後部座席を収納すれば、奥行172㎝×横幅135㎝の完全フルフラットが可能です。さらに、断熱性や遮熱性にもこだわり車内で過ごす時間の長いキャンパーにおすすめです。新車価格は198万円からになります。
失敗しない車の選び方と購入方法
用途や目的に合ったタイプを選ぼう
キャンプから普段使いまで活用できる最新の軽キャンピングカーは、普通車のキャンピングカーより価格が安く燃費性能に優れている魅力があります。しかし、手に入れやすい価格のものから高級モデルまであり、キャブコンとバンコンでは居住性が異なります。
さらに新車・中古車の選択肢もあります。失敗しないためには、購入前に軽キャンピングカーの特徴を知り、自分の目的や用途に合った車を選ぶのがおすすめです。
乗車定員とレイアウトのチェック
多くの軽キャンピングカーに適した人数は大人1人～4人です。ですが、目的によって室内のレイアウトは変わります。冷蔵庫やシンク、テレビなどの装備を充実させたい方と、装備は少なくして、ベッドや収納スペースを広くとりたいという方では求めるレイアウトは違ってくるでしょう。
このように最新の軽キャンピングカーは、おしゃれな内装にするなど自分好みのレイアウトにできます。自分の好みに合う1台を見つけるためにいろいろ比較してみましょう。
オプションの充実度をチェック
キャンピングカーにはたくさんのオプションがあります。満足度が高いものは、電化製品ではテレビや電子レンジ、冷蔵庫やエアコンなどです。その他に快適に過ごせる装備では、シャワー付きのシンクやトイレがあります。
さらに、おしゃれなベッドや高級感のあるウッド調の内装にして自分1人の車に仕上げることが可能です。これらの装備はキャンピングカーを作る際でないとつけられないものが多いので、購入時に吟味しましょう。
軽キャンピングカーの購入場所
キャンピングカーは、ベースになる車を架設するため一般の自動車販売店では購入できません。主な購入方法は、キャンピングカーショーや展示会などのイベントで、1年を通して全国各地で行われています。
その他には、キャンピングカーを架設するビルダーやキャンピングカー販売店です。これらのショップが近くにない場合はインターで検索してみましょう。人気の新車は納車まで1～2年待つことがあるので、すぐに購入したいのであれば中古車の購入選択もおすすめです。
これで軽キャンピングカーの購入は迷わない
最新の軽キャンピングカーで人気ランキング上位の車種を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。軽キャンピングカーは、大人1人で出かけるソロキャンプや2～3名のファミリーキャンプなどには最適です。
さらに、取り回しや燃費がよく、おしゃれな外装やかわいい内装にカスタマイズできる魅力もあります。軽キャンピングカーはいろいろなタイプの車があるので、今回紹介した記事を参考に自身のキャンプスタイルに合った1台を見つけてください。
キャンピングカーの記事を合わせて読みたい方はこちらをチェック
近年はキャンピングカーを利用するキャンパーが増えています。キャンピングカーは普通車の大勢で宿泊できる車から、おしゃれな外装でかわいい内装の最新の軽キャンピングカーまで種類が豊富です。
また、キャンピングカーは個性が強いので、自分の好みに合わない車を買うと後悔することになります。購入をお考えの方のために、ここにキャンピングカーに関する記事がありますので、この記事を参考に自分に合う1台を見つけてください。
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出典：jpstar-aichi.com