バーベキューが盛り上がるか否かは料理次第
何を作るか迷いがちなバーベキュー料理
ホームパーティーやキャンプなどで行うことが多いバーベキューですが、どのような料理を作るか迷うこともあるでしょう。そのような場合は、お手軽なのに絶品に仕上がるアイデア料理を取り入れるのがおすすめです。美味しくておしゃれなバーベキュー料理を作れば、みんな盛り上がるのではないでしょうか。
盛り上がるバーベキュー料理をチェックしよう
本記事では、手軽に作れて場が盛り上がるバーベキュー料理を紹介します。アイデア満載の簡単レシピを厳選しましたので、おうちのパーティーやキャンプなどで楽しいバーベキュータイムを過ごしてみてください。
レシピを選ぶときの3つのポイント
①:参加メンバーを意識する
バーベキュー料理を選ぶ時は、まず参加するメンバーを考慮に入れて料理や食材を決めることが大切です。例えば、食べ盛りの子供が参加するのであれば、食べ応えのある肉系の料理を増やすなどの工夫をするとよいでしょう。
大人が中心のバーベキューであれば、お酒と合うように少し味が濃いめのおつまみ系の料理を中心にするのもおすすめです。また、アレルギーの有無をきちんと確認しておくことも忘れないようにしてください。
②:当日の調理工程が少ないとスムーズ
バーベキュー当日はコンロや食器類の準備など、調理以外にもやるべきことがたくさんあるため、全ての調理工程を1から始めるのは大変です。そのため、前日に下ごしらえをして、当日は加熱するだけのレシピを選ぶとよいでしょう。
当日に大きな手間をかけず済む料理なら、慌てることなく落ち着いて調理を進められます。また、長時間参加者を待たせることなくバーベキューを始められるのも嬉しいポイントです。
③:見た目にもこだわると盛り上がる
誰もが盛り上がるバーベキューにするためには、見た目にもこだわることが大切です。例えば、茶系の地味な色味になりがちなお肉レシピには、トマトやパプリカなどの緑黄色野菜を添えると明るい雰囲気になります。
また、カラフルな器やカトラリー、ピックなどの小物類を使うだけでも洗練された印象になるでしょう。ダッチオーブンやスキレットといった見た目もおしゃれな調理器具を使い、熱々の料理を乗せてテーブルに出すのもおすすめです。
ガッツリ食べられる!肉系レシピ3選
①:ローストチキン
ダッチオーブンを使えば、バーベキューでもジューシーで美味しいローストチキンを作れます。チキンと一緒に玉ねぎやジャガイモも調理すれば、食材の旨味がたっぷり詰まった絶品料理に仕上がるため、テーブルに出すだけで盛り上がるのではないでしょうか。
炭の割合が美味しく仕上げるポイント
丸鶏を洗ってから水気を拭き取り、クレイジーソルトをすり込んでから30分ほど置いておきます。ダッチオーブンに網を敷いてコンロの上に置き、煙が出てきたら皮を剥いてカットした野菜と鶏を入れてオリーブオイルを全体に回しかけてください。
ダッチオーブンの蓋に炭を置き、下火7:上火3の割合になるよう調節するのがポイントです。35分ほど加熱したら下火2:上火8の割合に変え、表面に焼き色をつけたら完成となります。
丸鶏(1キロ) 1匹
塩 片手1にぎり
クレイジーソルト 大2
オリーブ油 大4
いも 小5こ
玉ねぎ 小2こ
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②:バーベキュースペアリブ
甘辛い味付けのスペアリブは、大人から子供まで盛り上がる料理として人気を集めています。前日までにおうちで下ごしらえを済ませておけば、ホームパーティーやキャンプ当日は焼くだけで済むのも嬉しいポイントです。
下茹でをして生焼けを予防
大きな鍋にたっぷり湯を沸かしたら、スペアリブを入れ10~15分ほど下茹でします。最初に下茹でをしておくことで、バーベキューコンロで焼いた時の生焼けを防ぐのがコツです。また、下茹でをすると肉離れもよくなり、食べやすくなります。
すりおろした玉ねぎとニンニク、調味料類を全ててビニール袋に入れしっかり混ぜてください。茹で上がったスペアリブの水気を拭き、調味液の中に入れて揉み込みます。バーベキュー当日にコンロで焼いたら完成です。
スペアリブ 800~1㎏位
●はちみつ 大匙3
●ケチャップ 大匙3
●醤油 大匙3
●赤ワイン(日本酒でも可) 大匙3
●パイナップルジュース(レモン汁でも可) 大匙3
●玉ねぎ(すりおろす) 1/2個
●にんにく(すりおろす) 1~2片
●塩・胡椒 適宜
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③:ローストビーフ
一見すると難しそうに見えるローストビーフも、ちょっとしたアイデアで手軽に作れるようになります。ホームパーティーやキャンプでローストビーフを出せば、大人も子供もきっと盛り上がるはずです。上質なお肉を使って、特別感のあるバーベキュー料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。
お肉を常温に戻すことが大切
ジッパー付き保存袋にはちみつ以外の調味料と牛肉を入れて揉み込み、冷蔵庫で半日以上寝かせます。冷蔵庫から取り出したら1時間ほど置き、常温に戻して生焼けを防ぐのがレシピのポイントです。
バーベキューの網や鉄板で牛肉の表面全体に焼き色をつけた後、遠火で転がしながら焦がさないように8分ほど焼きます。牛肉をアルミホイルで包み、30分ほど余熱で中まで火を通したら完成です。食べる前に、漬け汁とはちみつを煮詰めたソースをかけるとよいでしょう。
牛かたまり肉(ももor肩ロース) 300~400g
はちみつ 小さじ1
■ A
しょうゆ 50ml
赤ワイン 50ml
たまねぎ(すりおろし) 1/2個分
しょうが(すりおろし) 小さじ1/3
にんにく(すりおろし) 小さじ1/3
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旨味たっぷり!魚介系レシピ2選
①:アクアパッツァ
手軽に作れて大人も子供も盛り上がる魚介類系の料理なら、アクアパッツァがおすすめです。大きな魚を丸ごと使えば豪華な印象になり、特別なホームパーティーやキャンプのメインディッシュとしても活用できます。
また、トマトやパプリカなどのカラフルな野菜を使うことで彩り豊かになるのもアクアパッツァのよいところです。各食材の旨味が染み出して、見た目だけでなく味わいもワンランク上に仕上がります。ぜひ、バーベキューのレパートリーに入れてみませんか。
シメはリゾットがおすすめ
真鯛はウロコや内臓などの下処理を行い、切り込みを入れてから塩と香辛料をすり込んでおきます。鍋にオリーブオイルを熱して香味野菜を炒め、香りが出てきたら鯛を入れてください。鯛の両面に軽く焦げ目がつくように加熱すると、香ばしさがアップします。
白ワインを2カップとサフランを入れて15分〜20分蒸し焼きにした後、バターを加えて完成です。香味野菜や鯛からよいダシが出ているため、最後にご飯を加えてリゾットにすると美味しくいただけるでしょう。
真鯛 2尾
香味野菜(玉ねぎ、にんにく、セロリ、パプリカなど) 適量
白ワイン 2カップ
香辛料(タイム、セージ、ナツメグ) 適量
サフラン 少量
オリーブオイル、バター 適量
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②:シーフードパエリア
バーベキューが盛り上がる魚介類系の料理を作るなら、パエリアを取り入れるのもおすすめのアイデアです。専用のパエリアパンがなくても、フライパンを使えば意外と簡単に美味しいパエリアができあがります。
冷凍シーフードミックスを使えば魚介類を下処理する手間がなくなるため、なるべく手軽に調理を済ませたいと考えている場合にも最適です。魚介類や野菜の旨味がお米に染み込み、簡単なのにレストランのような味わいに仕上がるでしょう。
最後にお焦げを作ると風味豊かに仕上がる
みじん切りにしたニンニク、玉ねぎ、シーフードミックスをフライパンで炒めます。シーフードに火が通ったら一旦別皿に取り分けておき、生米を入れて炒め合わせてください。生米が透き通ったタイミングで調味料類を加え、アルミホイルで蓋をします。
最初は中火で加熱した後、弱火で10分加熱するのがポイントです。10分経過したらシーフードとパプリカを乗せ、さらに10分加熱した後に数分蒸らします。最後に強火で加熱し、風味豊かなお焦げを作るのがおすすめです。
生米 1合
玉ねぎ 1/2個
にんにく 2かけ
シーフードミックス(冷凍) 150g程
パプリカ 適量
(お好みで)パセリorイタリアンパセリ 適量
(お好みで)レモン 適量
オリーブオイル 大さじ2
☆白ワインor酒 大さじ2
☆塩・胡椒 適量(しっかりめ)
☆水 300cc
☆トマトソース 50cc
(あれば)サフラン 適量
(お好みで)アウトドアスパイス 適量
さらに詳しいレシピはこちら
火の扱いと衛生面の注意点
ゼリータイプの着火剤の継ぎ足しを行わない
バーベキューをする際は、盛り上がることだけでなく安全性を確保することも重要です。そこで、ここからは基本の注意点について紹介します。
まず気をつけたいのが、ゼリータイプの着火剤の扱い方です。火がついた状態の炭にゼリータイプの着火剤を継ぎ足すと、大きな炎が上がったり、爆発したりして火傷のリスクが高まります。最初の段階でしっかりと火を安定させ、着火剤の無理な継ぎ足しは行わないようにしてください。
火消し用の水を用意する
きちんと火の管理をしていたとしても、当日は何が起きるか分かりません。小さな子供のちょっとしたイタズラでコンロが炎上したり、火が燃え移ったりといったリスクはゼロではないため常に消火対策を立てておくことも大切です。
バーベキューコンロの周りには火消し用の水を準備し、火災リスクに備えておくようにしてください。また、子供には火の危険性をしっかりと教えた上でバーベキューを始めるとよいでしょう。常に万が一の事態を想定に入れて行動するのがポイントです。
生の肉や魚は衛生管理を万全に
生の肉や魚介類を調理する場合は、衛生管理をきちんと行う必要があります。特に夏場は食材が腐りやすいため、クーラーボックスで適温を保つ工夫が必要です。
お肉は焼く前に常温に戻さなくてはならない場合もありますが、長時間放置しないように注意を払うようにします。レシピで常温に戻るまでの時間を確認し、タイマーで時間を計っておくと忘れる心配がなくなるでしょう。せっかくのバーベキューで食中毒などの体調不良が起きないように、十分な配慮を行ってください。
盛り上がる料理をバーベキューで作ろう!
バリエーション豊かなアイデア料理を作れば、バーベキューに参加した誰もが楽しくて美味しい時間を過ごせるようになります。まずは、どのような料理なら盛り上がるのか、参加者の顔を思い浮かべながらメニューのラインナップを決めるのがおすすめです。
また、前日までに下ごしらえを済ませておけば、当日は簡単な調理で済ませられるレシピであることも重要なポイントとして挙げられます。参加メンバーが盛り上がるように工夫しながら、バーベキューの準備を整えませんか。
バーベキューで盛り上がる料理が気になる方はこちらもチェック!
誰もが楽しいと思えるバーベキューにするためには、さまざまな料理レシピをチェックしておくのがおすすめです。関連記事でも盛り上がる料理を紹介していますので、ぜひバーベキューに役立ててみてください。
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