DUEL EZ-Qダートマスター
エメラルダス ボート2 ノーマルバージョン
アオリイカの魅力とは
気軽にルアー釣りを楽しめる
アオリイカはヤリイカ科・アオリイカ属の大型のイカで、馬の胴体に巻く泥よけ(アオリ)に色や形が似ていることが名前の由来です。熱帯から温帯地方を好み、日本では北海道の一部を除く広い地域に生息します。
大きくなると3kgを超えるものもあり、魚とは違う独特の引きを楽しめることが魅力。エギというルアーによるエギングなる釣り方が定番で初心者でも気軽にチャレンジできます。
高級食材としても人気
アオリイカはイカの王様とも呼ばれ高級食材として人気です。肉厚で甘みが強く、うまみ成分のあるアミノ酸を多く含んでいるので、刺身はもちろん焼き物、天ぷらなど調理のバリエーションも楽しめます。
以下ではそんなアオリイカの釣れる時期を地域別で解説し、釣り方のコツや必要なタックルのおすすめ品についても紹介します(本記事は2023年1月11日の情報をもとに作成しました)。
生態や釣りに適した時期の概要
アオリイカの生態について
アオリイカの寿命は1年から1年半程度で、晩春から初夏にかけて産卵が行われます。釣りに適した時期は産卵のために浅い場所に接岸する春と、成長した子イカを狙える秋の時期の2回といえるでしょう。特に春は産卵前の大型の獲物をゲットできることで人気があります。
釣れる時期は地域ごとの水温による
アオリイカは北海道の南部から九州まで国内の広い範囲で生息しています。特に春の親イカが活動を始めるタイミングは南方からやってくる対馬海流や黒潮といった暖流の影響を受けるのが特徴です。次の章では地域別にして詳細にみていきましょう。
地域別の釣りに適した時期は?
1.北海道・東北エリア
春時期の北海道や東北は水温が低いためアオリイカはあまり釣れません。日本海側を対馬海流に乗ってやってくる秋の新子を狙いましょう。時期的には8月下旬から11月の上旬頃までとなります。
2.北陸エリア
春先は日本海に流れ込む雪解け水により水温が低めで本格的な時期は6月からです。なお、春イカが釣れる地域は福井県までで、新潟は東北と同じく秋のみがシーズンとなります。また、秋シーズンは他のエリアと同様9月から11月までとなるでしょう。
3.関東・東海エリア
関東や東海エリアは暖流の黒潮の影響を受けます。紀伊や伊豆、房総半島の先端では4月ごろからイカ釣りのシーズンとなり6月ごろまで続きます。それに伴い新子が成長するのも早く、8月後半から11月ごろまで秋釣りを楽しめるでしょう。
4.近畿・中国エリア
黒潮の流れる和歌山南紀エリアや、対馬海流で暖まる山口周辺は4月頃からアオリイカの時期を迎え、7月までが釣りシーズンです。一方で日本海側のエリアでは5月から6月くらいまでがピークとなるでしょう。秋は太平洋側では8月から、日本海や瀬戸内海エリアは9月から始まり11月まで釣りを楽しめます。
5.四国・九州エリア
黒潮が流れる四国の太平洋側や対馬海流の影響を受ける九州西岸は全国に先駆けて3月頃から釣れ始めます(6月ごろまで)。一方で暖流の影響を受けにくい瀬戸内エリアは5月中旬ごろに開幕するのが標準的です。秋は9月から11月ごろがメインですが、水温の高い鹿児島や高知などでは冬でもイカ釣りが楽しめるでしょう。
釣れるコツを解説
1.釣れる時間帯を把握しよう
釣果を得るためには時間帯を選ぶのも重要です。アオリイカは夜行性で月明かり程度の明るさがある場合に特に活発に動きます。なお、夜釣りのハードルが高いと感じる初心者の方は、マズメという日の入りや日の出の前後30分程度をねらいましょう。
また、秋の新子は好奇心が高いため昼でもエサを求めて浅いエリアに現れることも多く、昼でも釣果を得られる可能性があります。
2.釣りやすい場所もチェック
釣果を上げるためにはアオリイカが生息する場所を推定することが重要です。条件としては産卵に適する藻の多い場所や、潮通しがよくベイトフィッシュが多く生息することです。
その条件を満たすのが防波堤周辺で、特に先端部は視界が開けていてさまざまなエリアを狙えるでしょう。また、大型魚から身を隠す新子にとっては岩礁帯や消波ブロックも絶好の場所となります。
墨跡などもチェックしよう
イカがよく釣れる場所にはイカ墨の墨跡が付いていることも多いのでチェックしてみましょう。ほかにも、夜釣りの場合は防波堤や漁港などの常夜灯付近も夜行性のイカが集まりやすい場所となります。
3.エギングに必要なテクニックを解説
陸からの釣りはシャクリが基本
防波堤やショアなどの陸からの釣りは、シャクリというロッド操作が基本となります。最初にボトムや藻の上面に落とし込んだルアーを跳ね上げるようにリフトしましょう。自然な動きでボトムに落ちる過程でアオリイカが抱き付いてくるのを待ちます。シンプルな操作のため初心者にも簡単にできるでしょう。
船釣りの場合は流し釣りもおすすめ
船釣りでのエギングは深い場所にひそむ大型のアオリイカを狙えることが魅力です。定番は流し釣り(ティップラン)と呼ばれる釣り方です。ボトム付近までルアーを落として複数回シャクリを入れたあとに深さを保ち、船の流れにまかせてルアーを泳がせる方法です。
こちらのスタイルはアタリが出たタイミングを見逃さずに合わせる必要があるためやや上級者向けといえるでしょう。
エギングにおすすめのルアー2選
1.デュエル・EZ-Qダートマスター
DUEL EZ-Qダートマスター
サイズ | 2.5号/3.0号/3.5号 |
---|---|
重量 | 10g/14.5g/19g |
デュエルが1,000円ほどで販売するダートアクションが得意なエギング用ルアーです。形状がエビに酷似しているだけでなく、シリコン製の3本足がリアルにパタパタと動いてアオリイカをおびき寄せます。サイズが3タイプあるので、深さや獲物の大きさなどに応じて選びましょう。
抵抗が少なくキャストや巻き取りがしやすい
ダートマスターは足の部分の表面積を減らすことで水中の引き抵抗を低減しています。また、飛距離も空気抵抗が減ることにより飛距離も伸びるので防波堤やショアからのキャストもしやすいでしょう。着底を感じられるのが深さ10m程度までのため、陸からの浅い場所での釣りに向いています。
多彩な攻め方を試してみよう
上で述べたようなシャクリ動作が釣り方の基本ですが、釣れにくい場合はボトム付近でただ巻きをしてみましょう。また、藻場の周辺を狙う場合は藻の上を歩いているように動かすのがコツ。足の構造がシンプルで根掛かりがしにくいため初心者にも扱いやすいでしょう。
2.ダイワ・エメラルダス ボート2(ノーマルバージョン)
エメラルダス ボート2 ノーマルバージョン
サイズ | 3号/3.5号 |
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重量 | 25g・35g(3号)/30g(3.5号) |
ダイワのボートエギング用タックルで1,240円ほどの価格帯で販売されています。一般的なエギと比べても重さがあるためフォールスピードが速いのが特徴です。そのため深いエリアにいる春の大型イカも狙いやすくなっています。
カラーが豊富でラトルモデルもラインナップ
カンナ針は段差の付いた2段針でフッキング率も高くなっています。13色の豊富なカラーがあるので時間帯や水質などに応じて使い分けましょう。また、濁った水質や獲物の活性が低い場合はラトル入りのモデルが効果的です。
船釣りに特化したモデル
エメラルダス ボート2は適度な引き抵抗を残しているため、穂先で当たりをとりやすくティップランに最適です。20m以上の深いフィールドでもしっかりと着底の感触を把握できるでしょう。着底後はシャクリを複数回入れてから流し釣りをするのが定番の使い方です。泳ぎ方はなめらかで獲物に違和感を与えません。
コツをマスターしてアオリイカ釣りを満喫
アオリイカは釣りの醍醐味とグルメの両方を楽しめる人気のターゲットです。フィールドが防波堤などの身近な場所にあるのも魅力。時期や釣り方を理解すれば初心者でも大きな釣果を上げられるでしょう。お近くの釣り場にぴったりのタックルを準備してエギングに挑戦してみてはいかがでしょう。
アオリイカの時期が気になる方はこちらもチェック!
以下のリンクではアオリイカの釣れる時期について海水温などの情報も含めて詳しく説明しています。また、エギングについての基本的な知識を解説した記事も追記しますのでご参考にしてください。
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出典:unsplash.com