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アオリイカの釣れる時期を徹底解説!初心者知っておくべき4つのポイント

アオリイカを釣るには時期が大切です。その時期を見極めるのに何が必要なのでしょうか。ここではアオリイカを狙うのにおすすめの時期や時間帯、水温などこれからシーズンを迎えるエギングについて初心者が知っておくべきポイントを丁寧に説明します。
更新: 2021年1月14日
山口 徳成
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アオリイカをエギングで楽しむには

アオリイカをエギングで、これから始めようと言うあなたは、アオリイカをどこで狙えばいいのかご存知ですか?ここではアオリイカが釣れるシーズン、時間帯、場所等アオリイカをするために必要な情報をたっぷりとご紹介いたします。ぜひ参考にしてくださいね。

アオリイカを釣るための4つのポイント紹介!

タックルが軽装備で、ラン&ガンで回れるエギング。アオリイカの強いヒキと、釣り上げて料理してもおいしいアオリイカ。エギング初心者が、アオリイカを釣るために押さえておきたいポイント。

それはアオリイカが釣り易い時期、シーズンがあるということです。さらにはアオリイカがより活発になる(活性が高くなる)時間帯にも秘密が。ここではエギング初心者の方にそのポイントを丁寧にご説明したいと思います。

1.アオリイカを狙う時期

アオリイカは初夏に卵から孵って、春の産卵を終えた時にその一生も終えます。アオリイカの一生はわずか1年間と短いのです。アオリイカにも活発的に動く水温というものがあり、水温が15度以下ではあまり動きません。

水温が16度以上がアオリイカの活動水温になります。20度あたりが一番活動的な水温です。この水温がアオリイカの釣れる時期、シーズンを決め、時間帯まで決まると言っても過言ではありません。

アオリイカが釣れる場所、エギングに最適な場所も大事です。海であればどこでもいいと言うわけではありません。陸っぱりから狙えるアオリイカ。どの場所で選べばいいのか初心者の方にもわかりやすく説明いたします。

基本的には1年中釣れるアオリイカですが中でも初心者の方がつりやすい、陸っぱりからエギングできる格好のシーズンがあります。ここではアオリイカを狙えるシーズンについてご説明いたします。是非参考にしてくださいね。

1-1.アオリイカを狙う時期 春

桜咲く春。この時期のアオリイカは、産卵のために海藻がたくさん生えている浅瀬に寄ってきます。

そのため陸っぱりからもエギングでアオリイカが狙えるため、たくさんの人がエギングを始めます。水温にもよりますが、3月の終わりごろから釣れ始め、5月の末までがベストシーズンです。この時期のアオリイカは大きなサイズのアオリイカが釣れるため、エギングファンに人気のシーズンです。

1-1-1 アオリイカを狙う時期 堤防・港

春のアオリイカを、陸っぱりから狙うのに初心者の方が1番つりやすいポイントは堤防もしくは港になります。さらに足元に墨跡があれば間違いありません。もしくはテトラポット周りも狙い目です。

足場が不安定ですからライフジャケットなど装備は十分に整えて安全にエギングを楽しみましょう。アジなどをサビキ釣りで釣り上げている釣り人がいる場所はアオリイカが釣れる可能性も高い!なぜならばアオリイカはアジなどの小魚を餌にしているからです。

1-1-2 アオリイカを狙う時期 磯

磯から春のアオリイカを狙うんだったら海藻帯があるところがおすすめです。アオリイカは、卵を海藻に産み付けるからです。なかなか墨跡を確認するのは難しいですが、岩場に墨跡があるかどうか確認するのも大切なポイントです。こちらもライフジャケットや滑り止めのついたブーツ等の装備をしっかりと行ってエギングを楽しみましょう。

1-2.アオリイカを狙う時期 夏


陽射しがまぶしい夏。この時期のアオリイカは、水温にもよりますが7月初めあたりまでは釣れる可能性も高いですが、7月後半から9月の初旬まではエギングシーズンも一休み。

海に行けばこの時期、孵化したばかりのアオリイカが、5〜6匹の群れで仲良く泳いでる姿を見れるかもしれません。もちろんまだ釣れるサイズではないため、大きくなるまでもう少しの辛抱です。夏はエギングタックルの整備ですね。

1-3.アオリイカを狙う時期 秋

行楽の秋。この時期のアオリイカの説明です。地方や水温にもよりますが、9月の中旬あたりからアオリイカは成長し、300グラムから800グラムあたりまで大きくなっています。成長期のアオリイカは食欲旺盛で、活性も高くエギングで数多く釣れるベストシーズンです。またスレていないアオリイカが多いため、初心者が1番釣りやすいシーズンは秋と言えるでしょう。

このベストシーズンは地方にもよりますが11月の中旬あたりまで続きます。

1-4.アオリイカを狙う時期 冬

身も凍る冬。この時期のアオリイカは、水温の高い基本的に沖の方へ移動します。水温にもよりますが12月の下旬になると陸っぱりからはなかなか釣るのが難しいかもしれません。もちろん船でのエギングは大きいサイズが釣れますが、この時期はアオリイカではなく、冬イカである剣先イカやヤリイカを狙うのがいいでしょう。

アオリイカを狙う時期のまとめ

ここまでは季節ごとのアオリイカの釣りやすい時期をご説明しました。まとめると ・春は大きいアオリイカ釣りやすい、これは初夏まで続きます。 ・夏本番の間はエギングは一休み。 ・秋口からは小振りながらもアオリイカの数が釣れる、エギング初心者におすすめのシーズン。これは9月の中旬から11月の中旬まで。

・冬は陸っぱりからアオリイカを狙うのは難しいですが船釣りなら充分大きいサイズが狙える季節です。 以上のシーズンを参考にしてエギングにお出かけください。 次はアオリイカを狙う時間帯についてご説明します。

2.アオリイカを狙う時期を極める!時間帯

さてエギングのベストシーズンがわかったら、今度はアオリイカを狙う時間帯です。エギングにベストな時間帯はいつなのか。ここではアオリイカが釣れる時間帯についてわかりやすくご説明いたします。

2-1.アオリイカを狙う時期 マズメ

マズメと言うのは、太陽が昇る前後の1時間を朝マズメ、太陽が沈む前後の1時間を夕マズメといいます。朝晩どちらのまずめが良いかと言われると、私の経験では夕マズメです。この時間帯のアオリイカを狙うのでしたら、水温が高い時期の初夏や秋口、春GW中がおすすめです。

2-2.アオリイカを狙う時期 日中

日中のエギングは、釣り糸が見やすいなどの利点があります。もちろんアオリイカも狙える時間帯です。最もエギングをしている釣り人が多い時間帯でもありますので、人気の場所取りに苦労するかも…。

日中のエギングでアオリイカを釣るコツとしては、エギのカラーをこまめに変える(オレンジやピンクなどの一般的なカラーではなくグリーンやパープルなどちょっと変わった色がおすすめ)、基本的には2段シャクリです。私の経験ですが、春イカや秋イカは午後2時を回ったあたりが1番アオリイカの活性が高い気がします。

2-3.アオリイカを狙う時期 夜


足元や釣り糸などが見づらい夜ですが、人気のポイントに人が少なく、初心者の方がアオリイカを釣るにもってこいの時間帯はナイトゲームです。しゃくりのアピールもそれほど使わなくても大丈夫。

だだ巻きでもアオリイカが釣れちゃいます。エギのカラーはピンクやオレンジなど派手な色がおすすめ。夏などは日中より水温が下がり、アオリイカの活性が高くなっていますので、夜のエギングは夏がおすすめです。

2-3-1 夏のエギングは夜の漁港

夏、夜のエギングでアオリイカを狙うのでしたら、漁港にある外灯周りが狙い目です。小魚が光に集まってきて、その小魚をアオリイカが狙うためです。この場合遠くからエギをフォールし、光に向かって引き寄せてくる形で行うのがベストです。

明かりがあるため、エギング初心者の方におすすめのポイントです。注意点は外灯の真下に立つのは止めましょう。海中から丸見えになり獲物が警戒します。

2-4.エギングの時間帯のまとめ

アオリイカを狙う時間帯は、その日の水温に左右されることが少なくありません。まとめると 『マヅメ』水温が高くなる春の終わりゴールデンウィークごろから、初夏、秋口まで。 『日中』春と秋、さらには冬は日中のデイゲームがおすすめです。

水温が1番高くなる午後2時あたりがベスト。 『夜』マヅメと同じく水温が高くなる春の終わりゴールデンウィークごろから、初夏、秋口まで。特に漁港の外灯まわり。 さらに時間帯によって使うエギのカラーがその日の釣果を決める決め手になるでしょう。

3.アオリイカを狙う時期を極める!潮汐

まず潮見表をご存知でしょうか?主な漁港などの満潮や干潮の時間が記載してあり、大潮や若潮、小潮などが今月の何日にあるかというのが記載してある表になります。多分どこの釣具屋さんでも無料で配布してあると思います。

さてこの潮とアオリイカの釣果の関係ですが、私の意見から言うと全く関係ありません。日本海側は瀬戸内海側ほど満潮干潮の潮位に差が無いためです。潮止まりになると釣果が止まると言う意見もありますので、狙うポイントの情報を正確に、釣具屋さんなどで仕入れておく必要があると思います。

4.アオリイカを釣る時期を極める!海水温

アオリイカが釣れる時期や時間帯に関係する水温。決め手は水温16度以上ですが、ではその水温をどうやって把握しているのでしょうか。それではここからアオリイカを釣るための水温を把握するテクニックをご紹介します。

4-1.海上保安庁のサイトで調べる

出典: http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/KAIYO/qboc/keitai/contents/temp.html
海上保安庁 詳細水温情報(携帯サイト)
海上保安庁の携帯サイトです。
表層海水温 海保マリンレジャー
海上保安庁のPCサイトです。

海上保安庁が出している海水表面温度のデータです。潮の流れや潮汐情報など釣りに必要な情報が手に入りやすいサイトです。携帯サイトとPCサイトがあり携帯サイトはブックマークしておくと便利ですね。

4-2.気象庁のサイトで調べる

出典: http://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/sst_HQ.html
気象庁|海面水温に関する診断表 日別データ
気象庁発表の海水温データです。

気象庁のサイトでも海水温に関する情報が手に入ります気象庁の良いところは各地方の管区から、狙いの場所のより詳細な情報が手に入ると言う点です。

管区は北から札幌管区気象台、仙台管区気象台、東京管区気象台、大阪管区気象台、福岡管区気象台、沖縄気象台と分かれておりさらに各地方ごとの気象台の情報が手に入ります。あなたのお住まいの地域に合わせて下さいね。

各気象台管区の海水温データリンク集

気象庁|海洋の健康診断表 北海道周辺海域のデータ
気象庁が発表する海洋情報を網羅的に掲載しています。
仙台管区気象台 | 東北の海の状況は?
仙台管区気象台ホームページ | 東北の海の状況は?
気象庁|海洋の健康診断表 関東・東海・北陸周辺海域のデータ
気象庁が発表する海洋情報を網羅的に掲載しています。
気象庁|海洋の健康診断表 近畿・中国・四国周辺海域のデータ
気象庁が発表する海洋情報を網羅的に掲載しています。
気象庁|海洋の健康診断表 海面水温・潮流(九州・山口県周辺地域)
気象庁が発表する海洋情報を網羅的に掲載しています。
気象庁|海洋の健康診断表 沖縄周辺海域のデータ
気象庁が発表する海洋情報を網羅的に掲載しています。

最後に

いかがでしたか?ここで記載したことはあくまで一般論です。なぜなら、各地域により水温差や潮汐の差異があるから。 ちなみに私の住む山口県では『山陰地方日本海側は、夏以外は全てのシーズンでアオリイカが陸っぱりから狙えます。冬はヤリイカが混じりますがアオリイカも。』『逆に瀬戸内海側は、4月の中旬から6月中旬までがベストシーズン。

夏はアオリイカは全く釣れずコウイカのみ。秋は9月の終わりから11月の終わりあたりがベストシーズン。小ぶりですが結構数が釣れます。』とあなたの住む街やポイントによってアオリイカのベストシーズンに違いがあると思います。

より正確に場所とシーズンを把握したい場合は、こまめに釣具屋さんに情報を聞きに行く、狙っているポイントに新しい墨跡がないか確認しに行くなど情報収集をこまめにしておくのがポイントです。

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