スナグパック スリーパー エクストリーム
WhiteSeek -15
Fengzel Outdoor 1500g
寝袋はキャンプの重要なアイテム
冬はテントよりも大切な要素に?
冬は他の季節と比べ気温が大きく低下し、低体温症や凍傷などの危険性もある時期です。そのため、快適な冬キャンプを行うにはシュラフが非常に重要になります。例えば冬用テントだけでは快眠できるほど暖かくなるわけではありません。
テントのグレードにより多少過ごしやすさが変わりますが、スカートがないテントでもシュラフが真冬に対応しているものだと凍えながら寝ることはなくQOL(クオリティーオブライフ)が大きく上昇します。
冬向きのシュラフとは
シュラフにはオールシーズン向きや3シーズン向き、冬向きや夏向きなどの種類があります。真冬に使えるものは冬向きのシュラフだけです。オールシーズン使用できるものは、真冬には対応していないものが多く、初冬程度までの防寒性能となるため注意しましょう。そのため、寒さに弱い方には特に向いていません。
また、真冬用のシュラフは大きく軽量なものが少なくなる傾向があるため徒歩でのキャンプには携帯しづらいです。
シュラフと寝袋について
ちなみにですが、シュラフとにているものに寝袋があります。寝袋とシュラフは呼び方の違いだけとなり構造的に大きく変わるものはありません。他にもスリーピングバッグというものもありますが寝袋を意味する同じ言葉です。
シュラフの選び方
形状の違い
シュラフには大きく分けると封筒型とマミー型の2つの形状があります。封筒型は、布団をイメージするとわかりやすいでしょう。布団のような長方形となっており、圧迫感が少なく体を動かしやすい作りです。
一方、マミー型はエジプトのミイラを意味し体にフィットするような形状です。慣れていないと圧迫感がありますが、保温性が高く冬に向いている形状になります。
断熱材の違い
シュラフで使用されている断熱材は主に化繊、ダウンの2種類があります。化繊はダウンよりも低価格なためコスパの高い寝袋が豊富です。その反面重たくなり収納サイズも大きくなります。一方、ダウンは軽量な断熱材のため運搬しやすくコンパクトになりますが、高価になる違いがあるため断熱材の違いに注意しましょう。
快適温度で選ぶ
選び方の重要な要素として快適温度があります。快適温度はどれくらいの気温で快適に眠れるかの指針となるため、必ず確認して選びましょう。また、最低温度と表示されている場合は、表記されている温度に10℃ほど足した温度で使うようにしてください。
最低温度は本来使用してはいけない温度のため、その中で使用すると寒くて寝付くことができないとされています。
コスパが高く広めの封筒型シュラフ2選
1:ホワイトシーク-15℃
WhiteSeek -15
本品はコスパのいい寝袋で有名なホワイトシークから発売されている冬仕様の厚手のシュラフです。横幅が80cmのためゆったりと使え、圧迫感を感じない作りのため寝袋に慣れていない方にもおすすめです。
本品は限界使用温度で-15℃のため、快適に使える温度は0~-5℃ぐらいとなるでしょう。ただし寒さの感じ方は個人差があるため、寒さに弱い方はインナーシュラフなどを足すといいでしょう。
コスパ最強の寝袋
本品は低価格ですが機能性が高く、コスパ最強の寝袋の1つと言っても過言ではありません。抗菌加工を採用しておりカビの発生を防いだり、消臭防臭機能もあるため臭いの発生も防げるシュラフです。また、封筒型の強みでもある連結機能もきちんとあり大きな掛け布団のようにしても使えます。
さらに、スタッフバッグにはコンプレッションベルトが縫い付けられており、コンパクトに圧縮して持ち運べます。
評価の高いブランド
ホワイトシークはさまざまなキャンプ用品を発売しており、シュラフは特に評価が高い人気のブランド。口コミでも高く評価されています。そのため、機能や仕様と値段のバランスを考えるとコスパ最強と言われていても納得できるようなレビューが豊富にあります。
このメーカーの購入は3回目ですが、外れはありません。良いと思います。
2:スナグパック スリーパーエクストリーム
スナグパック スリーパー エクストリーム
スナグパックはイギリスのアウトドアブランド。さまざまなシュラフを発売しておりフラグシップモデルでは軍隊で採用されているほど信頼性の高いブランドです。本品はコスパが非常に高い同社の冬向きの寝袋となっており、快適温度は-7℃のため冬キャンプでも使用できます。
寒さに弱い方は-2℃前後を目安に使うといいでしょう。また、大きさも220×80cmと広く身動きしやすい点も魅力です。
大きさに注意
スナグパックのシュラフはダウンと比較すると価格の安い化繊を使用しています。そのため、コスパがいいのですが、重量と収納サイズが大きくなる点に注意しましょう。本品の場合は収納サイズが直径26×長さ46cmになります。車を使用する場合は大きな問題になりませんが、バイクや徒歩の場合は大きく感じるでしょう。
しかし、価格面や防寒性能などを考えると最強のコスパをもつ寝袋と言えるほど寒さに強い仕様です。
保温性が好評
スナグパックのシュラフは、口コミでも防寒性が高く評価されており氷点下でも厚着をしなくても安心して寝られると好評です。寒さに強い仕様ですが、冬キャンプは湯たんぽやカイロなどの防寒グッズなどを追加することで快適に過ごせるようになります。
暖かくコスパが高いマミー型シュラフ2選
1:Bears Rock FX-453G
FX-402D
本品は日本のアウトドアブランドから発売されている信頼性が高く安心して冬キャンプが楽しめる低価格の寝袋。暖かさ、コスパ共に最強クラスとなっており下限温度が-32℃と低く、快適温度は-12℃の厳冬期仕様です。
暖かさだけではなく構造にも工夫があり脚だけ出すことも可能なため温度調整しやすいマミー型です。また、腕を出すことも可能な作りで寝袋に入ったままコーヒーを飲んだり、スマホを触ったりできる珍しい構造をしています。
オートキャンプ向き
本品は紹介してきたコスパのいい冬キャンプ向きシュラフの中でも非常に寒さに強いモデルです。また、マミー型ですがゆったりサイズのため収納サイズは45×34cm、重量は2.90kgと大きく重たくなります。バイクでも運搬できますが、どちらかいうとオートキャンプ向きのモデルです。
普段から車を使う方には大きな注意点となりませんが、小型の車を使用している方で複数人でキャンプをしたい方は収納サイズに注意しましょう。
暖かさは最強
本品は氷点下の冬キャンプでもきちんと使える暖かさ最強の寝袋です。口コミでも暖かさが高く評価されており、暑くなりすぎることもあると言われています。そのため、寒さに弱い方でも安心して冬キャンプが楽しめるコスパの高いシュラフと言えるでしょう。
2:Fengzel Outdoor ダウンシュラフ
Fengzel Outdoor 1500g
前述してきたシュラフと比較すると、本品は中綿にダウンを使用したモデルのため価格が高くなりますが、冬用のダウンシュラフとしては非常にコスパの高さが魅力のモデルです。
また、ダウンは化繊よりも軽量でコンパクトになるため、本品は23×35cmに収まるところも大きな魅力。化繊の冬用シュラフと比べるとコンパクトになるため、ツーリングでも携帯しやすいでしょう。
使いやすい工夫が豊富
ダウンは水で濡れてしまうとふわふわとした嵩が失われ空気を溜め込めなくなり、一気に保温性が下がります。本品は結露や雨でダウンが濡れないように防水透湿性をもつ素材が使われており、水は染み込みにくく余分な水蒸気は排出できる使いやすいモデルです。
また、世界的に人気のYKK社のファスナーが使われているところもポイント。YKK社のファスナーは無名のファスナーよりも信頼性が高く登山用の寝袋でも採用されています。
軽量で暖かいシュラフを探している方におすすめ
口コミでも冬キャンプで使える暖かさがあると評価されているコスパの高いダウンシュラフです。化繊とは異なり天然素材のダウンを使用しているため臭いがする場合もありますが、寝られないほどではないと評価されています。
寝れない程の匂いではないのと外気温0℃ぐらいであれば十分に暖かいので、満足しております
冬キャンプの注意点
暖房を使うときは換気が必須
冬キャンプでストーブを使うときは、一酸化炭素警報機を用意し、入口を跳ね上げたりメッシュ窓を開放し通気性をよくして使いましょう。通気性が悪いテント内でストーブを使用したことによる一酸化炭素中毒に関する事故が多発しており、最悪のケースでは命を落とす場合もあります。
また、化繊のテントは可燃性が非常に高く一気に燃え広がるため、テント内での火器の使用は細心の注意を払いましょう。
初心者はいきなりソロキャンプをしない
冬キャンプは前述したように魅力が多く、シーズンオフでも近年は人気があります。通年営業しているキャンプ場もあり誰でも楽しみやすくなっていますが、寒さへの備えや知識がないと危険です。
初心者の方はいきなり冬のソロキャンプをするのではなく、冬のソロキャンプの経験者と共にキャンプをしましょう。また、電源付きサイトを利用すると家電が使えるため冬キャンプがやりやすくなりますが、寒すぎる場合は無理せず諦めることも大切です。
冬は寝るときにも工夫が必要
シュラフだけでは寒い
冬用のシュラフを使用しても寒さを感じるのは当たり前です。冬キャンプで快適に睡眠を取るには、断熱性の高いマットをきちんと使用しましょう。冬キャンプはシュラフの下に、マットやラグなどを敷き厚い床を作ることで冷気を遮断できます。
コットを利用すると地面に体が直接触れなくなるため、マットがなくても寒さを感じにくくなります。また、マットを併用すると、さらに寒さを強くなるためコットとマットはできるだけ一緒に使いましょう。
厚手の服装は逆効果
寒さに弱い方は、寒くならないように厚着をした状態でシュラフの中に入る方もいるでしょう。実は厚着をすることでシュラフが温まらず、冷たいままになります。そのため、寝るときは厚着になりすぎないようにすることも大切です。快適温度を目安にシュラフを選んだあとはフリースやスエット、機能性インナーなどを活用しましょう。
寒いときは厚着ではなく湯たんぽやインナーシュラフを使い、保温性を高める工夫がおすすめです。
寒さに強い寝袋も低予算で購入可能!
シュラフはテントと同様にキャンプ用品の中では大きな買い物となります。そのためトップブランドの製品は高価なものが多く、小型のテントと同等の価格帯になるものもあります。
一方でコスパの高い冬キャンプ用シュラフも豊富です。コスパが高い製品だとトップブランドのシュラフよりも3~4割りほど安い価格で冬キャンプ用の寝袋が購入できるため、レビューなどを確認しながら探してみるといいでしょう。
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