キャンピングカーの間取り
車内の間取りを意識して雰囲気アップ！
キャンピングカーの内装をレイアウトをする際は、間取りを意識してみましょう。間取りの特徴をしっかりと抑えてレイアウトすれば、車内を広々とした雰囲気に改造できます。
またキャンピングカーの間取りは、車のタイプやサイズによって大きく変わります。車内の広さによって配置できる家具の数も違うので、キャンピングカーを買う前に、購入する車種の間取りについてしっかりと把握しておきましょう。
車種ごとの特徴
単身者やカップル向けの軽キャンパー
軽キャンパーは、カップルや単身者に適した小型のキャンピングカー。間取りがコンパクトで、車内で気楽に過ごすことができるでしょう。軽キャンパーは小型ゆえに普段使いに便利で、燃費も優れています。
軽キャンパーでも、乗車定員が2名の軽キャンパーは後部座席に余裕があるためさまざまな家具の設置が可能です。また軽キャンパーに設置されるトイレは、小型で運搬可能なポータブルトイレが主流です。
ファミリーにおすすめのバンコン
バンコンはサイズがあまり大きくないため使いやすく、ファミリーで手軽にキャンプを楽しみたい場合におすすめ。また燃費もキャンピングカーの中ではよく、経済的な面でも優れています。
設置できる設備は車種によって異なりますが、ハイエースのような大型のタイプになるとキッチンなど、基本的な設備は問題なく設置できます。また設置するベッドは、収納できるダイネットベッドが一般的です。
居住性が高いキャブコン
キャブコンはベース車の上に、居住スペースを載せたキャンピングカー。キャブコンに使われるベース車には、カムロードや商用車のハイエースなどがあります。
キャブコンは間取りに余裕があるため、ベッドやシャワーなどさまざな設備を車内に設置できます。居住性が高いキャンピングカーで、ファミリーや長期のキャンピングを予定している人などにおすすめです。
車の選び方と間取り
寝具をキャンピングカーに設置する
キャンピングカーを購入する際は、どんなベッドを設置するのか考えましょう。小型のキャンピングカーでは大きなベッドの設置は困難で、ベッドを使わずに寝袋を使うこともあります。
またセミフルコンなど間取りにゆとりがある大型キャンピングカーでは、常設のダブルベッドが設置されている場合もあります。キャンピングカーはタイプによって設置できるベッドの種類が大きく違うので、注意してください。
キッチンと間取りの広さ
キッチンも、キャンピングカーを購入する際にチェックしておくべきポイント。動線を圧迫せずに大型キッチンを設置したい場合は、間取りに余裕があるバスコンやセミフルコンなどが適しています。
大型キャンピングカーでは、かなり広いキッチンが使えるので本格的な料理を作ることができるでしょう。また間取りが狭い軽キャンパーの場合は、自由に棚をスライドできるスライドアウト式のテーブルがおすすめです。
設置できるトイレの種類
設置できるトイレの種類も、キャンピングカーのタイプによって変わってきます。小型のキャンピングカーの場合では、持ち運び式のポータブトイレが主流となります。
反対にバスコンなど中型～大型のキャンピングカーの場合は、常設のカセット式トイレを設置している車種が少なくありません。また海外製のキャンピングカーの中には、排水レバーを使って汚水を流すマリン式のトイレを導入している車種も存在します。
キャブコンのレイアウトの仕方
キャブコンのレイアウト
キャブコンの内装をレイアウトするときは、充実させるインテリアの優先順位を決めましょう。取捨選択をして、不必要な家具を車内に置かないようにしましょう。
また全長が5m未満のキャブコンの場合はスペースに限りがあるので、あまり大きな家具を置くことができません。サイズが小さめのキャブコンにおすすめなのが2段ベッドで、車内のスペースを節約することができ動線を塞ぐことなく設置できます。
ダイネットを設置する
ダイネットを設置すれば車内で食事を楽しんだり、家族で団らんを楽しんだりできます。また中型サイズ以上のキャブコンでは、対面式のダイネットの設置が可能です。
またソファーなどのダイネットに設置するインテリアのサイズは車内の広さや、使用する人数などによって調節しましょう。間取りが狭いキャブコンでも、設置するダイネットのインテリアが小さければスペースを広々と使うことができます。
トイレを設置する
キャンピングカーの人気設備であるトイレ。中型以上のキャブコンだと、ダイネットやソファーがあっても問題なくトイレを置くことができます。ベッドの場合は5m以上の大型のキャブコンのみ、ダブルベッドとトイレを同時に設置可能です。
トイレの電球は、気分が落ち着く暖色系がおすすめです。またトイレルームに壁紙シートを貼るなどして、内装をおしゃれにすればトイレを快適な空間にすることができるでしょう。
車内にシャワーを設置する
シャワーがあれば、入浴施設がないキャンプ場でも体を洗えるため便利です。マルチルームが車内に設置されているキャブコンは、そこにシャワールームを置けます。
またマルチルームが設置されていないキャブコンにシャワールームを置く際は、スペースをしっかりと確保しましょう。シャワーのタンクの容量には幅がありますが、シャワーを使う機会が多い人は容量が大きいタイプがおすすめです。
バンコンのレイアウトの仕方
バンコンのレイアウト
バンコンはサイズの幅が大きく、車種によって家具の配置方法に違いがあります。例えば、ダイネットを間取りに余裕がない軽バンコンに設置するときは、L字型が一般的になります。
それに対して、ミドルサイズ以上のバンコンだと対面式やコの字型のダイネットも多いです。また荷物が多くなると生活スペースが狭くなってしまうため、収納棚を作るなど収納方法を工夫して車内に荷物が増えないようにしましょう。
キッチンをレイアウト
間取りに余裕がある場合は、バンコンにキッチンを設置してみましょう。キッチンを車内に置くことによって、キャンピングカーらしい雰囲気にすることができます。キッチンの大きさは、キッチンで行う料理によって変わってきます。
本格的な料理をする場合は、大きなサイズのキッチンが必要です。またキッチンで車内のスペースが狭くならないように、車内のサイズに合うキッチンを設置しましょう。
収納棚を設置
バンコンに収納棚を設置すれば、収納スペースを充実させることができます。また収納棚には食器や防寒具などさまざまな物を入れられるため、キャンプが快適になることでしょう。
車内の間取りをできる限り広く取りたい場合は、デッドスペースに収納棚を設置するのがおすすめ。また大型の収納棚を設置する際には、天井とのスペースを空けて置くと圧迫感を感じないで済みます。
天井をレイアウトする
内装の雰囲気を変えたい場合は、天井をレイアウトしてみましょう。バンコンの天井のレイアウトに使われる素材には、木の板やレザー生地やニットなどがあります。その中でもレザー生地は、高級感を出すことができるためおすすめ。
レザー生地は比較的簡単に加工できるため、Diyに向いています。また天井のレイアウトするときの天井の色が白色だと、車内を広く見せることができます。
軽キャンパーのレイアウトの仕方
軽キャンパーのレイアウト
軽キャンパーは間取りが狭くて収納スペースに限りがあるので、レイアウトをする際は収納家具を設置することをおすすめします。
また乗車定員が4人の軽キャンパーの場合は、さらに車内のスペースに限りがあるため不必要な家具を置かないようにしましょう。軽キャンパーをおしゃれにする際は、無理して家具を置かずに、寝るベッドや車内の壁のおしゃれにレイアウトするのもおすすめです。
常設のインテリアを設置する
軽キャンパーに常設のインテリアを設置する場合は、スペースを取らない小型のインテリアや薄型のインテリアが向いています。小型や薄型の製品ならば、寝るスペースやくつろぐスペースを圧迫せずにインテリアを設置することが可能です。
また軽キャンパーに設置される人気の家電製品の一つに、テレビがあります。テレビは薄型の幅を取らない製品が多いうえに、設置も容易なのでおすすめです。
対面式のダイネットの配置
軽キャンパーのダイネットはL字型のものが多いのですが、近年は対面式のダイネットも増えています。対面式のダイネットは、家族で一緒に食事を取ったり会話をしたりする際に便利という利点があります。
対面式のダイネットを軽キャンパーに置く際はスぺ―スを取らないように、車内の動線を意識しましょう。またイスやソファーなどのダイネットに設置する家具も、車内のスペースを圧迫しない小型のものにしましょう。
収納箱でレイアウトする
収納箱を軽キャンパーに設置する際に、床下に設置する方法もあります。床下に収納箱を置くことによって、限られたスペースを有効活用することが可能です。また床に置く収納箱を木製のものにすれば、落ち着いた雰囲気を演出することができます。
適切な間取りで快適なキャンピングカーを！
これまでキャンピングカーの選び方や、間取りを広く見せるコツについて紹介してきました。キャンピングカーにはさまざまな種類があり、購入する際は車種ごとの特徴を意識しましょう。
またキャンピングカーは間取りを意識してレイアウトすることによって、車内を快適に改造できます。皆さまも、キャンピングカーに乗る際は車内で気持ちよく過ごせるように上手にレイアウトしましょう。
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出典：photo-ac.com