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【初心者必見】冬キャンプの寝床作り・3つのポイント。寒さ対策をして快眠をゲット!

冬キャンプではいかに冷気を防ぐ寝床を作るかが重要なポイントです。保温性の高いテントや寝袋の使用、地面からの底冷えの防止などさまざまなギアによって暖かく過ごすための工夫があります。この記事では冬キャンプの寝床の作り方のポイントを3つ解説していきます。
2022年12月1日
maida0493
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目次

冬キャンプは寝床作りが重要

テントの中が寒くて眠れないこともある

Photo byyongxinz

冬は空気が乾燥していて虫も少なく、夏のように混雑するシーズンではないためゆったりとしたキャンプに向いている季節です。しかし宿泊する場合は夜のテント内の寒さにも対応する必要があります。

保温性に優れたテントや寝袋を使っていないと、テント内の寒さで眠れないこともあり不便です。この記事では冬キャンプの寝床作りについて3つのポイントをあげていきますので、ぜひ参考にしてください。

冬はあらゆる場所から冷気が入る

Photo byJillWellington

冬のテント内では、風の吹き込みと地面からの冷気への対策が必須です。テントには春夏秋の3シーズンのものと、冬にも使える4シーズンのものがあります。4シーズンのテントはスカートと呼ばれる外周部の装備があり、風の吹き込みを防止してくれるため便利です。

3シーズンのテントでは地面からの冷えを防ぐため、フロアに厚手のマットを敷き詰めるなど対策が必須になります。寝床作りの前にテントの種類を確認しておきましょう。

就寝時は焚き火やストーブは使わない

防寒対策にガスストーブや石油ストーブを持ち込むことも可能ですが、これらは1時間から2時間ごとに換気を行える起床している時間帯のみ使用しましょう。換気をしないと一酸化炭素中毒の危険性が高まるため大変危険です。

また、引火して火事になることもあるので夜間は以下に挙げる防寒対策や防寒アイテムの使用をおすすめします。一酸化炭素中毒や火事は命に関わる事故なのでできるだけ防止しましょう。

テントでも冬の寒さ対策ができる

保温性のあるコットンテント


コットンテントとは名前通り綿で作られているテントで、保温性と通気性に優れています。綿という素材からもわかるように、コットンテントは水分を吸収するため他の材質のテントに比べて結露しにくいのが特徴です。

欠点としては重量があることと、濡れた場合に乾かすのに時間がかかることが挙げられます。濡れにくい化学繊維と綿の混合の素材のコットンテントも販売されているので、保温性にこだわる人は検討してみてください。

結露に気をつけよう

テント内の気温と外の気温に差があると、内部に結露が発生します。比較的結露に強いと言われるポリエステルとコットンの混合であるポリコットンテントでも、結露が発生してしまうとカビが生えることもあるため注意が必要です。

多くのテントには換気をするためのベンチレーターというシステムが付いています。このベンチレーターを開ける、除湿剤を置くなどさまざまな対策があるので試してみましょう。

タープを使って夜露をシャットアウト

タープとはテントの外側に張る覆いのような形状をしているものです。夏場に日射しを避けたり雨をしのいだりするために使われることが多いですが、冬キャンプでは冷気や夜露対策になります。

冬に使用する場合は、四方が覆われているスクリーンタープという種類を使うと風の吹き込みが防げて保温性が高まるので利用してみてください。タープは冬以外でも荷物置き場や調理スペースにもなるため便利なギアです。

3つの寒さ対策を試してみよう

①銀マットとコットで寝床を整えよう

冬キャンプの寝床作りでは地面に銀マットを敷くことが必須です。地面から冷気が入ることによる底冷えのような寒さを防ぐためには、分厚いマットや銀マット、ダンボールなどで床を整える必要があります。

この銀マットを使用しても床で眠ると寒さを感じるため、寝床としてアウトドアで使用する簡易ベッドのコットがおすすめです。コットは地面からの冷気を防ぐとともに、地面の凹凸も気にしないで済むため快適に過ごせます。

②寝袋の耐寒性能をチェック

寝袋は対応できる気温によって種類が変わってきます。主に夏用のもの、5℃くらいまで問題なく使える春夏秋の3シーズン用のもの、氷点下でも耐えられる冬用のものの3種類です。冬キャンプをする場合は必ず冬用の寝袋を選びましょう。

また形状にもさまざまな種類があり、長方形をした封筒型と体をすっぽりと覆うマミー型があります。冬は保温性の高いマミー型を選ぶと熱が逃げにくいためおすすめです。


③寝袋の中にインナーシーツを入れる

インナーシーツはインナーシュラフとも呼ばれ、寝袋の中に入れるアイテムです。夏場はインナーシーツだけで眠れるほどの保温性があるため、手軽に寝袋の中をあたためるのに向いています。

インナーシーツには手触りが毛布のようなものから滑らかなものがあるので、アウトドアショップなどで実際に触れてみて選ぶのがおすすめです。また重量が300g以下のものがあるため、念のため持っておくと予想外の寒さにも対応できます。

着る毛布などもおすすめ

寝る際にダウンを着て眠る防寒対策もありますが、動きにくいために眠れないという悩みを持つ場合があります。その際には市販の「着る毛布」など全身を覆う毛布を使用してみましょう。

冬キャンプでは日中の寒さ対策になる以外にも、インナーシーツ代わりにもなるためおすすめのアイテムです。着る毛布には電気毛布のように外部電源であたためるものもあるのでぜひ工夫してみてください。

暖房の補助として必須のアイテム

寝床に入れられる湯たんぽ

湯たんぽは家庭でも使用されるアイテムなので、持っている方も多いでしょう。お湯を入れるタイプと充電して使用するタイプがあり、お湯を沸かせるギアがあるか、充電する設備があるかなどによって使える種類が変わってきます。

湯たんぽを事前に寝袋の中に入れておくと寝袋内部があたたまるためおすすめです。お湯を沸かすギアやポータブル電源を持っているときは利用してみましょう。

冬キャンプでは定番のカイロ

カイロは冬の定番アイテムです。持ち歩くタイプや貼るタイプなどさまざまな種類があるため、普段から使用している方も多いでしょう。そのカイロを寝袋の中に入れて眠ると防寒対策になります。

皮膚に長時間接触したまま使用すると低温やけどになるため注意しましょう。ポーチなどに入れて直接触れることのないように工夫しておくなど安全対策が必要です。カイロも事前に寝袋に入れておくとより効果的なので、試してみてください。

ポータブル電源を活用しよう


電源を使用する器具を使いたい場合に役に立つのが、持ち運び可能なポータブル電源です。防災対策としても取り入れられるポータブル電源は、ホットカーペットなどが使用できるようになるので簡単に暖を取れる初心者にもおすすめのアイテムになっています。

ポータブル電源があれば寝る際も電気毛布を使って暖かく過ごせるほか、スマートフォンなどの充電もできるので快適に過ごしたい方はポータブル電源を持参しましょう。

電源が使用できるキャンプ場もおすすめ

キャンプ場の中には電源が使用できる場所もあります。その場合はポータブル電源からではなく直接給電できるので、初心者におすすめです。電気ストーブや電気毛布などを使用する以外にも炊飯器など調理器具も使えるためいろいろと試してみましょう。

設置された電源の使用についてはキャンプ場ごとにルールがあるので、必ず確認してください。使っていい器具がわからない場合は確認することをおすすめします。

寝床作りを万全にして冬キャンプを楽しもう

冬キャンプの寝床作りについて、注意点や3つのポイント、おすすめの防寒アイテムを紹介してきました。冬はテント内の室温が下がり、快適に眠れなくなるシーズンです。寒さによって眠れなくなったり風邪をひいたりするため、寝床作りは特に重要になります。

初心者で冬キャンプの経験が少ない場合は保温性の高い寝袋や防寒アイテムで寒さを防ぐのがおすすめです。テント内の寝床作りを工夫して冬キャンプを楽しんでみてください。

冬キャンプが気になる方はこちらもチェック!

冬キャンプが気になる方は以下の記事もチェックしてみてください。冬の寒さへの対策は寝床だけではなく服装も大切です。ここでは初心者向けの服装や冬キャンプへの準備、暖房アイテムの詳しい説明などさまざまな記事が紹介されています。

冬は一面の雪に触れるなど多くの魅力があるシーズンですが、寒さ対策を怠ると低体温症などの危険があります。暖房による一酸化炭素中毒の事故もあるので、注意して快適なキャンプをしましょう。