メスティンと固形燃料で自動炊飯が可能!
メスティンの使い方
メスティンとはアルミ製の箱型の飯盒のことで、火にかけて調理するために使用される道具です。キャンプや登山などアウトドアで調理をするのに使われるほか、中に料理の材料やカトラリーを収納できるのでパッキングにも役立ちます。
メスティンは炊飯のほかに蒸し料理や煮込み料理もできるので、重宝している人も多いでしょう。この記事では、固形燃料を使うご飯の炊き方を解説していきます。
アウトドアには固形燃料もおすすめ
青い色をした固形燃料は、旅館などで鍋や汁物を温めるために使われているのを見たことがある人も多いでしょう。この固形燃料は100均でも売っていて、ガスや電気を使わないため非常用の備蓄としても優秀です。
キャンプでバーナーをメインに使用する人もいくつか予備として持つことをおすすめします。固形燃料は燃焼時間が決まっているため煮込み料理には適しませんが、炊飯などの料理では役に立つアイテムです。
バーナーと固形燃料の違いは?
バーナーはガス缶を使って火を燃やすタイプの道具です。本体のほかにガス缶を携行するため荷物が多くなるほか、ガス欠になった場合に備えて予備を持っていく必要があります。火力は強く安定していて、調理に適しているのが特徴です。
固形燃料はサイズによって燃焼時間が決まっているもので、ロウソクのように芯に火をつけます。火力が弱く炒め物の調理には適さないものの、軽くいくつも持ち込めるのが利点です。
炊飯に必要な道具を用意しよう
①1合炊きに対応したメスティン
メスティンは一般的に500ml、750ml、1,000ml以上のサイズがあり、それぞれ1合、1.8合、3合ほど炊飯が可能です。3合炊きの大型のメスティンはサイズがとても大きいのでファミリーキャンプなどに適していて、ソロキャンプでは750mlのサイズのものがよく使われます。
メスティンの中にはお米を炊くときに目安となる目盛りが付いているものもあるので、選ぶ際の目安にしてみてください。
②燃焼時間が20分ほどの固形燃料
固形燃料は火をつけると一定時間燃焼して消えるため、使い方が手軽でアウトドアでも活躍する燃料です。お米の自動炊飯にはこの「一定時間で火が消える」という仕組みが必要なため、固形燃料の燃焼時間を調べておくことが重要になります。
固形燃料はサイズによって15分から25分と差がありますが、100均などで売っている25gのものを選ぶとちょうど20分弱の燃焼時間なのでおすすめです。
③固形燃料を置くためのミニストーブ
固形燃料を使う際はメスティンを置く五徳や燃料を置く場所がないため、ミニストーブと呼ばれる台を使用します。上部の突起を五徳としてメスティンを置いて使うもので、メスティン以外にも網を乗せて焼く調理に使える優れものです。
また固形燃料はバーナーと違って風に弱いため、周囲を覆う風防も持っていくといいでしょう。持ち運びやすい折りたたみ式のものもあるのでパッキングが楽になります。
自動でできるお米の炊き方
①お米を水に浸けて吸水させる
まず1合分のお米をメスティンに入れて水を200ml弱注ぎます。お米はあらかじめ家で計量しておき、メスティンの内部に入れる水の目安をつけておくと手間が省けておすすめです。
炊く前に吸水を行うのがおいしいご飯の炊き方のコツですが、季節によって吸水時間が異なります。暑い夏は30分、春と秋は45分、寒い冬は1時間ほどかかるので、早めに準備をしておきましょう。
②蓋をして固形燃料に点火
吸水が終わったら蓋を閉めて重しをのせ、ストーブの上に置きます。重しは吹きこぼれなどで蓋が外れてしまうのを防ぐ効果があるこで必ず置いてください。缶詰など温めたいものを置くと効率よく調理できます。
メスティンをセットしたら固形燃料に点火します。1合のお米が炊きあがるまで約20分前後なので、燃焼時間が20分の固形燃料が燃え尽きたらできあがりです。
③タオルで包んで蒸らす
固形燃料の火が消えたら火傷をしないように気をつけながらストーブから下ろし、タオルで包んで上下をひっくり返します。炊き上がった直後は底に水分が溜まっていて、ひっくり返すことで均等に水分が行き渡るため必ず行いましょう。
ひっくり返したまま15分程度蒸らすと完成です。メスティンを元に戻し、蓋を開けてよく混ぜるとさらに水分が均等になります。
固形燃料とメスティンで炊飯をしてみよう!
メスティンと固形燃料を使った自動の炊飯について解説してきました。用意するものが少なく火加減の調整も必要ないため、やることが多いキャンプや登山での炊飯におすすめの方法です。
ご飯を炊いている間にほかの食事の用意をすることも可能なので、何品か作るときにも重宝します。メスティンでの炊飯はアウトドア料理の基本ですので、料理を楽しみたい方はぜひメスティンを使った炊飯から練習してみましょう。
メスティンが気になった方はこちらもチェック!
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メスティンは材料を用意して中に入れれば、あとは火にかけて自動で調理できるという利点があります。火加減が難しい料理もありますが、まずは自宅で練習してみるのがおすすめです。ぜひ大自然の中で自作の料理を食べてみてください。
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