ブラックダイヤモンド レイブンプロ BD31042
アイゼン チェーンスパイク SanSigma
FERRY 偏光レンズ スポーツサングラス
モンベル ジオラインL.W.バラクラバ
雪山は装備対策が重要!
過酷な環境になることも多い雪山
雪山は通常の山と比べて過酷な状況下が続くことが多く、必要な装備が整っていないと滑落の危険性が高まります。初心者が日帰りで雪山に挑戦する際も、必要な装備を揃えて万全の状態を整えておくことが重要なポイントです。
雪山に必須の装備をチェックしよう
本記事では、雪山で準備しておきたい装備チェックリストを紹介します。雪上歩行や紫外線対策に必須の装備をピックアップしました。また、レイヤリングのコツも解説しますので、雪山用の服装に迷った際に役立ててみてください。
雪上の歩行に必須の装備2選
①:ピッケル
ピッケルは、雪上でバランスを確保し、滑落のリスクを抑えるために必要なアイテムです。特に雪山初心者は足元のバランスを崩しやすいため、ピッケルでしっかりと安定感を保つことを意識してみてください。
初心者が緩やかな斜面を登る際には、長めのピッケルを選ぶのがおすすめです。初心者からステップアップして中級以上の山に挑戦するのであれば、短めのピッケルが役立ちます。また、扱いやすさを意識する際には脇の下を通る長さを選ぶとよいでしょう。
おすすめピッケル:ブラックダイヤモンド レイブンプロ
ブラックダイヤモンド レイブンプロ BD31042
軽量で持ち運びやすい人気商品です。ベントシャフトは緩やかな台形状になっており、優れた握りやすさとクライミング性能を備えています。また、同メーカーの従来モデルと比べてピックやアッズ、スパイクの形状が改良されているため、より高い技術が必要な登山シーンでも対応できるようになりました。
ステンレス製ヘッドは強度が高く、大型カラビナホールを備えているのも嬉しいポイントです。雪山で使いやすい工夫が凝らされたアイテムとして人気を集めています。
②:アイゼン
登山靴に取り付けるアイゼンは、スリップや転倒、滑落を防ぐために必要なアイテムです。取り付け方によって複数の種類があるため、手持ちの登山靴を確認してからアイゼンを選ぶようにしましょう。
例えば、踵やつま先にアイゼンを取り付けるためのパーツ・コバを備えた登山靴であれば、ワンタッチタイプが最適です。コバがついていない登山靴である場合は、ベルトタイプが役立ちます。また、本格的な雪山登山には12本以上の爪がついたアイゼンを選ぶのもポイントです。
おすすめアイゼン:SunSigma チェーンスパイク
アイゼン チェーンスパイク SanSigma
日本の山岳ガイドが監修したアイゼンです。軽量でコンパクトなのに加え、19爪が揃っていますので日帰りから宿泊を伴う縦走まで、さまざまなレベルの雪山登山に対応できます。
誤脱防止のベルトを備えていますので、コバがついていない登山靴でも簡単に装着可能です。登山靴からアイゼンが外れる心配はほとんどなく、安定感のある歩きを叶えてくれます。素材には耐久性と防錆性に優れたステンレスを使い、長く愛用できるアイテムとしても人気です。
紫外線対策に必須の装備2選
①:サングラス
紫外線対策は夏に行うイメージがありますが、実は雪山でも必須です。雪面に反射した紫外線を全身に浴びることになりますので、冬でも日焼けのリスクは十分にあります。また、雪面から反射した紫外線が目に入り続けると、角膜が傷つく危険性もあると言われていますので、サングラスで対策をすることが重要です。
サングラスをかけておけば紫外線で目が傷むのを抑えられる他、雪面が眩しくて歩行が困難になるのも防げます。雪山に欠かせないアイテムとして、活用してください。
おすすめサングラス:FERRY偏光レンズ スポーツサングラス
FERRY 偏光レンズ スポーツサングラス
専用の交換レンズが5枚付属し、シーンに合わせて付け替えられるのが特徴です。雪山で使用するなら、グレーのレンズが役立ちます。雪面からの眩しさを抑えつつ、肉眼で見た時との差異がほとんどないため、なるべくナチュラルな視界を保ちたい時によいでしょう。
テンプルは緩やかなカーブを描くようなデザインで、日本人の顔の形に合わせて設計されています。テンプルを付属のストラップに取り替えればゴーグルとしても使えるため、ハードな登山スタイルにもぴったりです。
②:バラクラバ
雪山で紫外線対策を行うなら、バラクラバも役立ちます。バラクラバとは目出し帽のことで、目以外の顔全体を覆えるのが特徴です。登山中に強い紫外線を浴びたとしても、バラクラバとサングラスで対策しておけば日焼けを防げます。
バラクラバは紫外線を抑えられるだけでなく、保温性を確保できるのも嬉しいポイントです。雪山では冷たい強風が顔に当たって辛い思いをすることも多くありますので、防寒対策という面でも取り入れておきたいアイテムと言えるでしょう。
おすすめバラクラバ:モンベル ジオラインL.W.
モンベル ジオラインL.W.バラクラバ
通気性と保温性に優れ、紫外線対策にも役立つ素材を使用したバラクラバです。繊維間に隙間を作ることで温かな空気を逃さず、寒さが厳しい雪山でも快適な状態を維持できます。
適度なストレッチ性がありますので顔に装着しても息苦しさはなく、気軽に紫外線対策ができるのも魅力です。優れた速乾性を備え、登山中に汗をかいた時も蒸れの心配をせずに済むでしょう。制菌機能もついており、長時間の登山でも清潔な状態をキープできます。
レイヤリングのコツ
ベース・ミドル・アウターの重ね着が基本
雪山用の装備を揃える際には、服装に意識を向けることも重要です。登山では、体温に合わせて服装を調節できるよう重ね着でレイヤリングするのが基本とされています。ベースには汗をかいた時の蒸れを抑え、保温性も叶えるインナーを活用してください。ミドルにはフリースのように体をしっかり温められる素材がおすすめです。
雪で濡れることを考慮に入れ、アウターは防水素材を取り入れてください。また、雪山は冷風も厳しいため、防風性のアウターであることのもポイントです。
手袋もレイヤリングを意識
雪山では、手袋も3層でレイヤリングします。薄手のベースグローブ、厚手のミドルグローブ、防水・防風性を備えたオーバーグローブで寒さ対策を行うようにしてください。ただし、気温によってはミドルグローブは必要ない時もありますので、雪山の状況を見ながら決めるとよいでしょう。
足元にはウールソックスと登山靴を
雪山には、保温性の高い冬用登山靴の他に、足元をしっかりと温められるウール製のソックスも揃えておくと安心です。ウールソックスなら雪で少し濡れても温かさを維持できますので、足元が冷えて辛い思いをせずに済むでしょう。また、優れた通気性で足元の蒸れを抑えられるのもウールの魅力です。
必要な装備を揃えて雪山に出かけよう
通常の山とは異なる危険が潜んでいるからこそ、日帰り・宿泊に限らず雪山の登山ではしっかりとした装備が必要です。まずは、雪上でも安全に歩けるようピッケルやアイゼンを用意しておくとよいでしょう。
また、雪山では強い紫外線に悩まされることも多いため、サングラスやバラクラバで対策を立てるのがおすすめです。服装ではベース・ミドル・アウターでレイヤリングを行い、気温に合わせて調整できるようにしてください。ぜひ、万全の準備を整えて雪山へ出掛けてみませんか。
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日帰りや縦走などで雪山に登る際には、必要な知識を備えて装備を万全にしておくことが大切です。関連記事では冬山の基本知識とおすすめアイテムなどを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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