ヒートマスター 12V ヒートインナーストレッチパンツ
ナンカイ テクノライダー HOT電熱パンツ2 USBタイプ
コミネ バイク用 エレクトリックインナーパンツ
12V_PREMIUM
バイク用電熱パンツの選び方
発熱する部分をチェックする
発熱して身体を温めてくれる電熱パンツですが、メーカーやアイテムによって、発熱する場所に違いがあります。電熱パンツを選ぶ際は、基本的に太ももや膝の部分が発熱するタイプを選ぶのがおすすめです。
足元を全体的に温かくしたいという方には、発熱箇所が多いタイプもラインナップされています。また、電熱ベストや電熱ジャケットと併用すれば、足元だけでなく全身をくまなく温めることができるでしょう。
給電方法を確認する
充電して使うバッテリータイプ
電熱パンツの給電方法は2つあります。そのうちひとつは専用のバッテリーに充電するタイプです。市販されているモバイルバッテリーでも給電できるタイプもあり、簡単にセットすることができます。
そのため気軽に使えるので、バイク通勤やよく街乗りするという方におすすめです。ただし、連続して使える時間が限られているので、長時間走るときはバッテリー切れに注意してください。万一に備えて予備のバッテリーを準備しておきましょう。
バイクから直接給電する車体給電タイプ
もうひとつはUSBコネクタを使ってバイクのバッテリー、またはシガーソケットに接続して、バイク自体から給電するタイプです。コネクタが接続されていれば、常に給電状態になるため、バッテリー切れを起こす心配はありません。
そのため、ロングツーリングの際におすすめですが、バイクに直接接続するには、配線加工などの付随作業が発生する場合があります。必要な部品を別途用意したり、専門の知識がいるので、事前準備や勉強が必要です。
- 当記事は2022年12月時点の情報をもとに記載しているため、実際の情報とは異なる場合があります
使うときの注意点
雨の日は極力使わない
バイク用に作られている電熱パンツのほとんどは、防水対策がある程度施されています。ですが、レインウェアほど高性能ではありませんし、電気製品なので水に濡れれば、故障する原因にもなり得るでしょう。
濡れたまま着用していれば、最悪の場合感電してしまう危険もあります。防水タイプであっても過信せず、極力濡れないようにしてください。濡れた場合は電源を切り、雨の日は電熱パンツを使わないのが賢明です。
電熱パンツの操作や保管について
パンツやジャケットに限らず、バイク用の電熱ウェアの多くは、操作性を第一に作られています。ですが、運転中に操作をするのは、注意力が削がれて事故を起こす一因になりかねないので、スイッチは必ず停車しているときに操作しましょう。
また、中には曲げに弱い電熱パネルもあります。バッテリータイプの場合は、保管時のバッテリーの残量によって、性能を低下させることがあります。説明書をよく読み、決められた保管方法を守りましょう。
低温火傷に気をつける
電熱パンツのヒーターは、それほど高温になることはありません。ですが、低い温度でも同じ場所に長時間熱が伝わり続けると、低温火傷を起こす場合があります。低温火傷は普通の火傷と違い、身体の表面ではなく内部が損傷するものです。
重篤になると、組織が壊死して手術が必要になったり、足元の場合歩行が困難になることもあります。電熱パンツを使うときは温度調節をこまめし、スイッチは一定時間ごとに切るようにしましょう。
バッテリータイプのおすすめ2選
①全体が温かい「ヒートインナーストレッチパンツ」
ヒートマスター 12V ヒートインナーストレッチパンツ
こちらは、発熱部分が太ももから膝下にかけて、広範囲に設置されています。そのため、走っているときに冷気を受ける部分が、徹底ガードされた設計です。電熱ジャケットと併用すれば、全身を温かくすることができるでしょう。
また、ヒーテックが独自に開発したカーボンファイバーヒーターを採用した薄手の生地が特徴です。そのため、スキニーパンツなどタイト目のボトムの下に履いても、ごわごわしないのが嬉しいポイントとなっています。
セーフティシステム搭載で安心
電源を入れてすぐは温度が「HI」状態ですが、セーフティシステムのおかげで、5分ほど経過すると自動的に「MID」になります。そのため、熱くなりすぎて火傷するのを防ぎ、同時に余分な電力消費を防ぐことも可能です。
また、電源基盤にはセンサーが設置されており、万が一異常な温度を検出したときは、電源供給が止まります。そのため、バッテリーのトラブルなどで万が一過剰に電力が流れても、ヒーテックのダメージを防ぐことが可能です。
②USBで給電できる「HOT 電熱パンツ2」
ナンカイ テクノライダー HOT電熱パンツ2 USBタイプ
左右の太ももの前側が発熱するタイプの電熱パンツで、ナンカイの従来のモデルより発熱する範囲が広いのが特徴です。市販のモバイルバッテリーから充電して使えるほか、バイク本体にUSB接続して直接給電することもできます。
USBポートがあればどこでも使える高い対応力が魅力で、多くのライダーから人気が高いです。また、温度を弱・中・強の3段階で調節することができ、自分好みの温度に設定することができます。
冬のライダーの味方
冬のライダーの味方とも言える、ナンカイのテクノライダーホットシリーズの電熱パンツです。黒地にワンポイントのシンプルなデザインなので、そのまま着用しても違和感はなく、薄手なのでジーンズのインナーとして着用するのもいいでしょう。
同じテクノライダーホットシリーズのジャケットなどと一緒に着用すれば、寒い真冬のツーリングも快適に過ごすことができます。冬でもツーリングを楽しみたい方に最適なアイテムと言えるでしょう。
車体給電タイプのおすすめ2選
①暴風性能付きの「エレクトリックインナーパンツ」
コミネ バイク用 エレクトリックインナーパンツ
太ももから膝にかけて発熱するようになっており、温度は3段階で調整することができます。ストレッチ性があるので、電源を入れずにスポーツウェアとして使うこともできる電熱パンツと言えるでしょう。
また、高い防風性能が施されているため、電源を入れていなくても十分温かく過ごすことが可能です。バイクから直接給電するタイプで、レディースサイズもラインナップされているので、女性ライダーでも安心できます。
給電コネクタはポケットに収納できる
バイクから直接給電できるタイプは、給電用のコネクタを持ち運ぶ必要があり、場合によっては荷物になってしまうことがあります。持ち運べる荷物が限られているバイク移動では、荷物はできるだけ少ないのが理想です。
エレクトリックインナーパンツには、4種類のヒューズと電源用のハーネスが付属していますが、各所にあるジッパー付きのポケットに、それらを収納することができます。付属品を身軽に持ち運べるのは、嬉しいポイントです。
②軽い履き心地の「プレミアムヒートパンツ」
12V_PREMIUM
こちらの電熱パンツには、伸縮性と通気性を兼ね備えた、銀糸の生地が発熱する布製のヒーターが採用されています。また、電源から発熱部にかけて、伸縮性を持たせることで着心地がいいのが特徴です。
銀糸なので、電源を切ってもしばらく温かさが続き、発熱部のない後ろ身ごろは起毛素材になっているので保温性があります。また両足の裾にあるループが、バイクに乗るときに裾がずり上がるのを防ぎ、しっかりフィットしてくれるでしょう。
次世代型のヒートインナーパンツ
寒さ対策のニーズに極限まで対応したモデルで、速暖性や均熱性、耐久性や軽量性にフォーカスして作られています。そのため、寒い環境ほど高いパフォーマンスを発揮してくれる次世代型のウエアラブルヒーターギアと言えるでしょう。
安全性と機能性に加えて、快適性を追求したハイスペックなモデルで、薄手で軽量ながら温かいのが特徴です。これまでの概念をくつがえすと言っても過言ではない、次世代型の電熱パンツとなっています。
電熱パンツはバイク乗りの冬のマストアイテム
今回はバイク用の電熱パンツについて、おすすめの4選をご紹介してきました。電熱パンツは、保温や防風などのような、これまでの寒さ対策とは違い、電気の力で発熱して身体を芯から温めてくれます。
そのため、寒い冬でもこれまでより快適なツーリングを楽しむことができるようになるでしょう。バイク乗りにとって、冬のマストアイテムとも言える電熱パンツが気になった方は、寒くなるこれからの季節にぜひ一度試してみてください。
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今回は、バイク用の電熱パンツについてお話してきました。暮らし―のでは、パンツのほかにも、バイク用の電熱アイテムに関する記事を多数掲載しています。バイク用の電熱アイテムが気になる方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
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出典:unsplash.com