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【日光】長年愛されてきた山小屋「日光澤温泉」特集!秘湯で登山の疲れが癒される!

秘境の山小屋「日光澤温泉」に宿泊してみませんか?本記事では登山口からも近く山登りのベースとしても最適な、日光澤温泉の特徴や魅力をご紹介します。山小屋の設備やサービス、アクセス情報など内容盛りだくさんでお届けしますのでどうぞご覧ください。
更新: 2022年10月4日
iiyudana
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目次

奥鬼怒エリアの山小屋「日光澤温泉」

昭和6年開業の老舗

日光澤温泉は昭和6年から登山客を受け入れてきた老舗の山小屋です。木造の古びた建物が醸し出す雰囲気は何ともノスタルジックで、山小屋の長い歴史を感じさせるものとなっています。

現在山小屋を訪れる人を迎えてくれるのは、祖父母の代から続く山小屋を大切に守り続けるご夫婦と3匹の可愛い犬たちです。山小屋は宿泊客のほとんどが登山客で、山小屋を登山のスタート地点として、もしくは中間地点として利用しています。

奥鬼怒エリアは関東最後の秘境

日光市川俣に住所を置く山小屋「日光澤温泉」は、周辺に民家などのない大変不便な場所にあります。山小屋のある奥鬼怒エリアは関東最後の秘境ともいわれる山奥のエリアで、ブナの原生林が広がる手付かずの自然が残された貴重な場所です。

日光といえば東照宮などのある日光市街地のエリアや華厳の滝などがある奥日光エリアが有名ですが、奥鬼怒エリアはそうしたエリアと比べるとはるかに訪れる人は少なくなっています。

日光澤温泉は奥鬼怒温泉郷の一つ

温泉地の楽しみ方には景色というジャンルや泉質・効能というジャンルなどいくつかのジャンルがありますが、日光澤温泉のある奥鬼怒温泉郷は秘湯というジャンルを楽しみたい人に最適な温泉地です。

周辺に民家などはなく日光澤温泉と八丁の湯、加仁湯、手白澤温泉という4つの宿泊施設のみが存在します。秘湯好きの間で口コミが広がり、今では極不便な温泉地であるにもかかわらず、多くの人が奥鬼怒温泉郷を訪れるようになりました。

楽しめる登山コースは多彩


最も手軽な鬼怒沼散策

日光澤温泉は尾瀬沼方面へ向かう登山コースや大清水方面へ向かう登山コース、丸沼方面へと向かう登山コースや日光湯本方面へと向かう登山コースなどの登山口の近くに位置している便利な山小屋です。

中でも手軽な登山コースとして人気なのが奥鬼怒山の南麓に広がる「鬼怒沼」を目指すコースで、周辺に木道の整備された広大な湿原を散策できます。写真撮影にはもってこいのスポットで、特に秋の季節は沼周辺が美しい紅葉に包まれて最高です。

白根山から登山する健脚組も!

中には栃木県と群馬県の県境の山を縦走する健脚の登山者もいます。日光白根山から五色山、金精峠、温泉ヶ岳と進み、途中にある避難小屋に1泊してから根名草山を経て日光澤温泉へアクセスするといった登山コースです。

日光白根山のコースは3日ほどかかるハードなベテラン向きの登山コースですが、訪れる登山者たちは日光澤温泉の濁り湯でゆっくりと登山の疲れを癒すのを楽しみにやってきます。県境の尾根を歩くコースのため写真撮影のポイントには事欠きません。

山小屋の域を超えた設備&サービス

旅館並みに快適な山小屋

日光澤温泉を訪れた人の口コミでは「山小屋というよりも旅館という感じだった」という声が多く聞かれます。通常の温泉旅館と大差ない設備やサービスがその理由でしょう。部屋は畳敷で座卓も備わっていて、宿泊客のためのお茶やお菓子のサービスもあります。

また、部屋には浴衣や手ぬぐいなども用意されていて、ドライヤーも無料で借りることが可能です。食事は別の部屋でいただきますが、きちんとお膳で提供されるため旅館の食事部屋とほぼ変わりません。


極上の湯浴みを満喫

日光澤温泉のお楽しみは何といっても温泉でしょう。お風呂は男女別の内風呂と2つの野趣溢れる露天風呂があります。泉質は硫黄分を含んだナトリウム塩化物泉で、お湯は白濁していますが女性用の内風呂だけは天候などによって白濁したり透明になったりします。

露天風呂は基本混浴ですが、女性専用の時間が確保されているため女性だけの入浴も可能です。春夏秋冬それぞれの季節に素晴らしい景色を楽しめる大変魅力的なお風呂となっています。

山小屋までのアクセス

まずは女夫渕温泉駐車場を目指そう!

日光澤温泉にアクセスするにはまず奥鬼怒温泉郷の入り口ともなっている「女夫渕温泉駐車場」を目指します。東京方面から車でアクセスする場合には日光宇都宮道路から国道121号線、県道23号線と進むルートが定番です。

電車の場合には東武日光線の鬼怒川温泉駅から路線バスに乗り換えて女夫渕温泉駐車場へと向かいます。厳冬期は日光市街地からのアクセス路が圧雪や凍結状態になるため、車の冬装備は万全にしなければなりません。

日光澤温泉は送迎なし

奥鬼怒温泉郷の八丁の湯と可仁湯は宿泊客のみ車での送迎を行っていますが、日光澤温泉は送迎を行なっていないため女夫渕温泉駐車場から歩いてアクセスするしかありません。

駐車場から日光澤温泉までは奥鬼怒遊歩道を1時間半から2時間かけて歩きます。遊歩道とはいえ途中にはアップダウンの激しい場所もたくさんあるため、トレッキングの心構えで向かうのが最善でしょう。冬場は積雪があるためさらに30分ほど余分に時間がかかります。

日光澤温泉の住所・問合せ

日光澤温泉

  • 住所
    〒321-2717
    栃木県日光市川俣874
  • 電話番号
    0288-96-0316

日光澤温泉

日光澤温泉に宿泊して登山を楽しもう!

Photo by GoToVan

ここまで日光澤温泉について詳しく解説してきましたがいかがでしたか?秘境の地にある山小屋は登山のベースとして最適です。次の登山は濁り湯を堪能できる日光澤温泉をベースに計画を立ててみてはいかがでしょうか。

日光澤温泉以外の山小屋が気になる方はこちらもチェック!

日光澤温泉以外にも全国各地には個性豊かな山小屋がたくさんあります。登山の際に山小屋を利用したい方のために3つの記事を用意しました。神奈川県にある鍋割山荘と長野県にある穂高岳山荘、高見石小屋の情報が掲載されています。ぜひこれらの記事もお役立ていただければ幸いです。