Anker PowerHouse II 800
EcoFlow RIVER Max
アウトドアや災害時に活躍するアイテム
大容量のポータブル電源
アウトドアや災害時の停電などで電源が使えないときに活躍するアイテムがポータブル電源です。大容量のバッテリーを搭載し充給電の出力が大きく、スマホなどのモバイル端末の充電だけでなく一般家電にも給電可能です。また入出力はUSB・シガーソケット・AC・DCなどさまざまなポートに接続でき、1台は常備しておきたいアイテムですね。
キャンプに最適なポータブル電源は?
一口にポータブル電源と言っても、各メーカーから小型から大型までさまざまな機種が発売され迷う方が多いのではないでしょうか。
バッテリー容量はWh(1時間の消費電力)で表し、60Wの家電を4時間使いたい場合は60W×4h=240Whのバッテリー容量が必要です。通常1泊程度のキャンプなら容量の目安は500〜700Wh以上と言われています。
バッテリー容量でサイズ・重量が変わる
バッテリー容量が大きくなればサイズや重量も大きくなります。キャンプではコンパクトで運びやすい使い勝手が求められるので、使う家電に見合う容量で重量は10kg以下がおすすめです。今回はキャンプに適するポータブル電源の選び方やおすすめのモデルを3つ選んで紹介しましょう。
モバイルバッテリーとポータブル電源の違い
モバイルバッテリーとは
モバイルバッテリーは軽量で携帯性に優れ、航空機への持ち込みが可能でPSEマーク表示が義務付けられているバッテリーです。バッテリー容量が100Wh程度、定格出力も100W前後でUSBポートからスマホやタブレットなどモバイル端末への充電が中心になります。家電への電力供給ができないのがポータブル電源と決定的に違う点です。
PSEマークとは
PSEマークとは電気用品安全法に基づく安全基準をクリアした商品に付けられるもので、PSEマークが付いていないモバイルバッテリーは製造・輸入・販売ができません。これに違反するとメーカーだけでなく販売店も処罰の対象になります。
容量が大きいポータブル電源
ポータブル電源はモバイルバッテリーに比べ重量が重くサイズも大きいので携帯性は劣りますが、バッテリーが大容量で定格出力も格段に大きいのが特徴です。
モバイル端末の充電だけでなく家電などへの給電が可能で、入出力ポートもUSB・AC/DC・シガーソケットと多彩です。ただし航空機への持ち込みはNGでPSEマーク表示も義務化されていません。
安全な防水・防塵機能
ポータブル電源は、アウトドア使用を想定した精密機器なので雨や埃はショートや故障の原因になり、しっかりした防水・防塵機能を備えていなければなりません。日本のPSE取得は義務化されていませんが、EUの安全基準のCEマークやRoHSなどをクリアしている製品がほとんどなので安心して使用できます。
キャンプに適したポータブル電源の選び方
①バッテリー容量と重量
キャンプではLEDランタンや照明、冬場の暖房器具などさまざまな電化製品が使われます。それらを有効に活用するためには500〜700Wh以上のバッテリー容量が推奨されています。
しかし大容量になれば、サイズが大きく重くなりキャンプには不向きです。キャンプで使う器具に見合う容量があり、できるだけ小型で10kg以下の重さを選び方の目安にしましょう。
②定格出力と消費電力
定格出力とは安定して出力できる電力量のことで、定格出力1000Wであれば消費電力1000Wの家電まで稼働させることができます。
しかしキャンプ用の電気製品の消費電力は200W〜500Wがほとんどなので極端に高い定格出力は不要です。出力が高くなればサイズや重量が増し価格も安いとは言えません。キャンプに持参する電気製品に見合う定格出力を選びましょう。
③ポートの種類と数の確認
ポータブル電源のポートの種類と数の確認も大切です。USBポートでも従来型のType-Aの他に急速充電ができるType-C端子や、AC/DC・シガーソケットの有無により使用できる電化製品が限られてしまいます。またポートの数により同時に使える台数が違ってくるので購入前に確認しましょう。
④バッテリーの寿命
ポータブル電源は安いものではないので寿命は気になります。バッテリーは主にリチウムイオン電池・リチウムポリマー電池・リン酸鉄リチウム電池が使用され、電池の寿命はサイクル数(使用回数)で表示されます。
メーカーにより違いますが一般的にリチウムイオン電池で500回〜800回に比べ、リン酸鉄リチウム電池は3000回と圧倒的に長寿命と言われています。そのため、バッテリーの寿命が気になる方はリン酸鉄リチウム電池を選びましょう
おすすめのキャンプ向きポータブル電源3選
①使い勝手抜群のAnker PowerHouse II 800
バッテリー容量が778Whなのに最短5時間でフル充電が可能で、充給電ポート11ポートもあり、すべて前面にまとめられデザインもスッキリおしゃれな非常に使い勝手がよいモデルです。
ACは500W×2口、DCは3口合計120W、USB-A×4口・USB-C×2口合計150Wあり、しかも11台同時に充給電可能です。大きく見やすい液晶パネルでバッテリー残量や充給電状況が確認できます。
災害時にも活躍
SOS用フラッシュとLEDライトを搭載していて万が一の災害の停電時にも十分な電力と灯りを提供します。長期保管した場合でもバッテリーの自然消費を少なく抑えるシステム (1年で24%の消費)を搭載しているので充電回数を減らす効果があります。
Anker PowerHouse II 800
サイズ | 約300mm×185mm×高さ204mm |
---|---|
重量 | 約8.3kg |
バッテリー容量 | 778Wh |
定格出力 | 2口合計最大500W (瞬間最大出力1,000W) |
対応周波数 | 50Hz/60Hz |
充電時間 | 最短5時間 |
バッテリーサイクル数 | 300〜500回 |
②キャンプに最強EcoFlow RIVER Max
最短1.5時間でフル充電できサイクル数800回以上を誇るのが最大の特徴です。バッテリー容量は576Wh、定格出力は3口合計600W(最大出力1200W)もありキャンプに十分な機能を備えています。
サイズも小型コンパクトで約7.6kgと軽量、ポート数も申し分なくライトも装備、専用アプリをダウンロードすればスマホで簡単に操作できるのも魅力です。キャンプに最強のマシンといっても過言ではありません。
容量を自由にカスタマイズ
実は容量288Whを2台組み合わせて576Whになるモジュール設計になっています。利用シーンに合わせてバッテリーを1台取り外し容量を288Whにすれば、さらに軽量で小型にすることができるのが特徴です。
また定格電力は600Wですが搭載されている「X-Boostテクノロジー」が電化製品の消費電力を自動的に見分け最大1200Wまで対応できる便利なポータブル電源です。
EcoFlow RIVER Max
サイズ | 約289mm×184mm×高さ235mm |
---|---|
重量 | 約7.8kg |
バッテリー容量 | 576Wh |
定格出力 | 600W (サージ1,200W) |
対応周波数 | 50/60Hz |
充電時間 | 最短1.5時間 |
バッテリーサイクル数 | 800回 |
③超寿命のAnker 521 Portable Power Station
世界No.1のバッテリーメーカーAnkerが開発した、超軽量で可愛いいおしゃれなコンパクトモデルです。小型ながらリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しサイクル数3000回という通常のモバイルバッテリーの約6倍の超寿命を実現しています。
バッテリー容量こそ256Whと少なめですが、デイキャンプや使用回数を気にせずに使いたい方にぴったりです。また超軽量なので頻繁にあちこちと持ち運ぶ場合に非常に重宝します。
ポートも充実しているので安心
ポートもAC×2口、USB-A×2口・USB-C×1口にシガーソケット、ソーラー充電と充実しているので安心です。超小型でこれだけの機能を備えているのは、さすが実績を誇るAnker製と言わざるを得ません。
アウトドアに最適なアイテムを活用しよう!
電源がないキャンプやアウトドア、災害時の停電などで活躍するアイテムがポータブル電源です。ここまでキャンプに適したポータブル電源の選び方や、おすすめのモデルを3つ選んで紹介してきました。これらを参考にして最適なアイテムで豊かなキャンプライフを楽しんでください。
ポータブル電源のギアが気になる方はこちらをチェック!
当サイトではポータブル電源に関する記事をたくさん掲載しています。紹介された以外のギアや選び方使い方が気になる方はぜひ参考にしてください。
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出典:unsplash.com