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【絶景】涸沢カールへ行くならテント泊がおすすめ!混雑シーズンの注意点をご紹介!

涸沢カールは紅葉以外にも、穂高の山並みや美しい星空などの魅力がいっぱいです。年間を通して楽しめる涸沢カールでの宿泊は、何かと窮屈な山小屋よりもテント泊をおすすめします。混雑が予測される中、何をするにも自由度が高いテント泊で存分に涸沢カールを楽しみましょう。
更新: 2022年8月5日
カレーパン
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穂高連峰四座が間近に見える絶景・涸沢カール

涸沢カールとはどんなところ?地形やアクセスは?

涸沢カールは氷河が削ったU字谷にできた窪地です。北アルプスの南部・長野県側にある穂高岳の中腹・標高2,300mほどの高地になります。

涸沢カールの周囲には3,000ⅿ級の穂高連峰が連なり、それぞれの頂上を目指す登山ルートのベースとして大人気です。ここへのアクセスはバスターミナルがある上高地から6時間ほど。半分は平たんな遊歩道なので、登山初心者でも無理のない行程が組めます。※この記事は2022年7月の情報に基づいて作成しました。

四季を通じて紅葉や星空などの見どころが満載

涸沢カールは自然の景観の美しさでも一級品で、各季節の美しい景色が楽しめます。春は残雪と新緑のコントラスト、夏は高山植物の可憐な花が見事です。そして、秋の紅葉は日本有数の絶景で、ここでの混雑がピークを迎えます。

標高2,300mの高所にある涸沢カールでは、昼間は濃いスカイブルー、夜は漆黒の空が広がります。特に澄んだ夜空が圧巻で、雄大な天の川や無数の星の輝きに時間も忘れて見入ってしまいます。

冬は宿泊施設が閉まるので注意

冬は厳冬期の雪山が楽しめますが、山小屋や宿泊施設は営業を停止しています。標高の高い冬の雪山は危険ですので、冬の涸沢カールを目指すのはあまりお勧めできません。

涸沢カールに広がる無数のテント群も美しい観光資源!


ベストシーズンの秋には、涸沢カール全体にテントがひしめくテント村が出現します。カラフルなテント群はお菓子をばらまいたようで、他ではまず見られない楽しい景色です。

このテント村では、夜になると中に明かりが灯ります。よけいな光がない高地の暗闇の中、色とりどりに輝くテントの灯は宝石に例えられるほど。美しく瞬く星空とともに、涸沢カール独特ともいえる豪華なイルミネーションは一見の価値があります。

涸沢カールの宿泊事情・テント派?山小屋派?

涸沢カールの宿泊施設はテントと山小屋2軒

涸沢カールの宿泊施設は涸沢ヒュッテと涸沢小屋の2軒だけで、あとは涸沢カール内全域がキャンプ場になります。収容人数は山小屋2軒の定員が240名、テント場が1000張りとされますが、実際にはもっと多くの人が泊まっているようです。

山小屋・ヒュッテは予約制ですが、予約なしの場合空室があればプラス1,000円で泊まれます。一方、テント場は予約がいらないフリーサイトでも、利用料として2,000円が必要です。

秋の繁忙期には山小屋もテント村も超満員に

涸沢カールは初心者からベテラン登山者までが、ほぼ年間を通じて訪れます。特に気候がいい夏から秋にかけての休日は、多くの人で超満員に。ヒュッテ・山小屋は布団一組に2~3人が寝たり、テントは支柱のロープが交差する過密ぶりです。

テントの群れはテント村と呼ばれ、遊牧民族の野営地のように見えても、それよりもはるかに高密度です。テントの数は季節によって違いますが、紅葉が盛りを迎える10月頃に最大になります。

涸沢カールでの宿泊はテント泊がおすすめ!


プライバシーが守られ周囲を気にせず過ごせるテント泊

繁忙期のヒュッテ・山小屋では、大部屋での雑魚寝が基本です。同じ布団に数人が寝るのも普通で、消灯後は動くこともままなりません。寒い思いはしなくても済みますが、慣れない人はとても窮屈に感じます。

その点テントなら、中にもぐりこめばもう自分の世界です。消灯する必要もないですし、夜空の星を眺めようが寝ようが自分の勝手です。涸沢カールの絶景の一つ、美しい星空と壮大な銀河も、いつまでも思う存分楽しめます。

予約不要なのでいつでも自由に涸沢が楽しめるテント泊

涸沢カールのテント場は予約が不要です。区画割りもなく、先着順で好きなように場所取りができます。混雑してくると空き地を見つけにくくなりますが、敷地が広いので根気よく探せば何とかなるはずです。

山小屋のように早くから予約を入れたり、空室に合わせて休みをとったりする必要はありません。混雑で有名な涸沢カールでも、自分の都合に合わせて好きな時に出かけられるのは、テント泊の大きなメリットといえるでしょう。

テント設営や宿泊する場合に注意したいこと

混雑するベストシーズンにはトイレや迷子に要注意

涸沢カールのテント場には水場はあってもトイレがありません。2軒の山小屋のトイレを使いますが、ベストシーズンは混雑して朝や夜は大行列ができます。そのため便意を感じる前に済ませておき、さらに念のため携帯トイレを持っておくと安心です。

また、夜遅くトイレからの帰りに、暗くて自分のテントを見失うことがよくあります。目印になるものを明るいうちにテントに付けておくなど、何らかの迷子対策をとっておきましょう。

涸沢カールでのテント設営で注意したいこと


涸沢カールは氷河の跡なので、上流からきた岩や石だらけです。平坦な場所もなくはないものの、先着順で先に埋まってしまいます。少しでもましな場所が取れるよう、できるだけ早く受付小屋に並ぶようにしてください。

早く着くと、下に敷くコンパネも借りられます。これで寝心地が格段によくなるので、できれば確保しましょう。なお、テントは小ぶりなほうが適地が見つかりやすくなります。隣との干渉も減るので、小型テント持参がおすすめです。

雄大な北アルプスの絶景をテント泊で楽しもう

北アルプスの中腹にある涸沢カールは、雄大な穂高連峰に囲まれた絶景の地です。上高地から6時間の道のりは、登山の足慣らしにもトレッキングにもぴったり。梓川とアルプスを眺めながら着いた涸沢カールでは、自分だけの時間が過ごせるテント泊を楽しみましょう。

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