「スポーツスター」について
ハーレーダビッドソン渾身のスポーツモデル
スポーツスターは、ハーレーダビッドソンのバイクの中でも多くのファンから人気のモデル。オートレースでハーレー社が勝つことを目的として開発され、誕生から50年以上の歴史がある車種ーです。
時代が進むごとにより高い評価を得ており、ハーレーダビッドソンというブランドではなく、スポーツスターそのものに惚れこんで乗りたい言う人もいます。また、コンパクトな車体なので、体格が小柄な人からの人気があるのが特徴の車種です。
スポーツスターには1200と883がある
スポーツスターには大きく分けて1200と883の2種類があり、大きな違いはそれぞれのパワーにあります。前者の1200Sは性能の高いサスペンションやフロントブレーキなどが備わっており、スポーツ性能で他の追随を許しません。
ですが後者の883も侮れず、特に低価格なため入門モデルにおすすめのXL883はバランスのいいエンジンが搭載されているのが特徴です。そのため、1200より高い評価を付ける方もいます。
女性にも人気の高い車種
スポーツスターはさまざまなバイクの中でもコンパクトで、「XL883L」のような車高が低い車種があります。また、コンパクトな車種なので車高だけではなく、ハーレーダビッドソンの他のバイクと比べて車重が軽いのも特徴です。
そのため、先ほども触れたように小柄な人から人気があり、特に女性ライダーからの人気が高い評価を得ています。そんなスポーツスターでのツーリングキャンプについて、荷物の積み方などをご紹介します。
荷物が多くなりがちなツーリングキャンプ
スポーツスターにパッセンジャーシートはあるが
スポーツスターの仕様としてパッセンジャーシートがありますが、荷物を積み込むためのコンテナやボックスはありません。また、パッセンジャーシートは小さく固定するものもないので、ここに荷物をそのまま積むのは難しいです。
財布やスマホなど普段の必要最低限のアイテムを入れたバッグをパッセンジャーシートに乗せてみても、そのままではうまく固定できずに落下してしまうでしょう。ツーリングキャンプに使うにはひと工夫が必要です。
キャンプギアはひとり分でもかさ張る
たとえ1人分でもキャンプに必要なアイテムは膨大で、軽量でもかさ張るものが多いです。かさ張ればかさ張るほど荷物が増えてしまうので、これから道具を揃える方はできるだけ軽くてコンパクトに収納できるアイテムを選ぶようにしましょう。
また、揃えたアイテムをバッグに収納するときも、腰が当たる部分はできるだけ柔らかいアイテムにするなどの工夫が必要です。運転中に固い部分が当たり続けていては、腰を痛める原因になります。
キャンプツーリング時の積み方例
まずは土台を取り付ける
スポーツスターは、そのままではキャンプ用の荷物を積み込むことができません。ですが、ワンタッチでバイクへの取り付けと取り外しが可能なコンテナやボックスがあります。
コンテナなどを取り付けるには、まず「デタッチャブル・ドッキングハードウエアキット」というものが必要です。小さなボルト状のものなので、コンテナなどを付けていないときでもさほど気になりません。これは公式サイトにて、純正品を購入することができます。
スポーツスター デタッチャブル・ドッキングハードウエアキット
荷物積載用のツーリングキャリアを取り付ける
ドッキングハードウェアキットを取り付けたら、それに対応するキャリアを用意しましょう。積載量の多さを重視するなら作りがしっかりしたキジマの「デタッチャブルマウントキャリア」がおすすめです。
天板のサイズは360×435mmで固定用バンドを引っ掛けるところが多数あるので、荷物をしっかり固定することができます。ロック付きで安全に固定でき、工具不要のワンタッチで取り付け・取り外しが可能なのでとても便利です。
キャンプバッグを積み込む
キャリアに積み込むのは、腰への負担を考えてコンテナよりバッグがおすすめです。キャンプバッグと言ってもさまざまありますが、特にキャンプツーリングでは定番のタナックス「キャンピングシートバッグ2」をおすすめします。
コストパフォーマンスが抜群で、大容量のキャンプバッグです。また、横幅を広げることで収納スペースを拡張できる仕様になっており、バッグひとつで一通りのキャンプ用品を入れれるなど、使い勝手がいいです。
キャンプツーリングにおすすめのアイテム
キャンプの基本アイテム
キャンプをするのに必須アイテムと言えば、テントでしょう。ゆったりと寝られる寝室と荷物を置くための前室があり、収納時はコンパクトなものがおすすめです。また、地面の湿気から床部分の生地を守ってくれるグランドシートも必須。
寝るときには、寝袋やシュラフなどの寝具も必要です。暑い夏は薄い生地の寝袋でも充分ですが、冬や肌寒い夜にキャンプする場合は体調不良の原因にならないよう低温にも対応できる寝袋を選びましょう。
作業時にあると便利なアイテム
調理や湯沸かしに便利なガスバーナーは、ガス缶と本体を分けてコンパクトに収納できるので便利です。夜にキャンプ場内を歩いたり調理するときなどに便利な、手元や足元を照らせるヘッドランプも持っておきましょう。
また、小型のLEDランタンなども1つあると便利です。ソロキャンプの場合、750㏄くらいのサイズであればランタンでお湯を沸かしたり調理することもできます。いずれも携帯性のあるものを選ぶのがおすすめです。
居住空間を快適にできるアイテム
テント内の居住スペースを快適にするため、テーブルやチェアなどがあるとなおいいでしょう。特にテーブルは食事をするだけでなく、作業台としても使えます。バイクに積み込むことを考えると、コンパクトに折りたためるものがおすすめです。
また、翌日の運転に支障が出たり後日腰を痛めたりしないよう、就寝時はマットを敷きましょう。収納時はコンパクトで、使うときは空気で膨らませるタイプがバイクに積むのに向いています。
スポーツスターとともに過ごすアウトドア
今回はハーレーダビッドソンのスポーツスターでツーリングキャンプをするときの荷物の積み方や、おすすめのアイテムについてご紹介しました。積載量が少ないスポーツスターでも、工夫次第でさまざまな荷物が積み込むことが可能です。
長距離の運転が苦にならない人の場合、荷物を積んだまま1,000km以上走る方もいます。道中はきちんと休憩を取りつつ、ぜひスポーツスターでのツーリングキャンプをお楽しみください。
ツーリングキャンプについてはこちらもチェック！
今回は、ハーレーダビッドソン「スポーツスター」でのツーリングキャンプについてお話してきました。暮らし―のでは当記事のほかにも楽しみ方やおすすめのキャンプギアなど、ツーリングキャンプに関する記事を多数掲載しています。
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出典：unsplash.com