山キャンプの魅力と楽しみ方
山キャンプの魅力は緑の多さと涼しさ、そして夜空に広がる星空。
山のキャンプ場に行くと春は新緑、夏は深い緑そして秋は紅葉とさまざまな姿を見せてくれ、その空気は一様に涼しく澄んでいて、思わず深呼吸したくなります。
そして、山のキャンプ場で迎える夜は満天の星に圧倒されること間違いなし!少し冷えた空気を焚き火で温めながら満天の星空を眺めてください。
人間の日常の悩みの小ささに気付くはずです。
山キャンプが涼しいって本当?
山キャンプが涼しい理由はちゃんと立証されていて、気温は標高が100m上がると0.6℃下がると言われています。
涼しい風の中広場で昼寝や読書、あるいは体を動かしてみてはいかがでしょうか?
爽やかな空気の中で過ごす時間は何とも言えぬ開放感を与えてくれます。
澄んだ空気の夜に星空を見よう
山のキャンプ場は緑に囲まれ人工物が少ないので、空気が澄んでいます。澄んだ空気のなかで見る星空は都会で見るものとはまったく違うものです。
山のキャンプ場の夜は本当に真っ暗ですが、見上げる星空は満天というにふさわしく、息をのむほど。
ぜひ、ランタンなどの照明を消して見上げてみてください。
降り注ぐような星空があなたを待っています。
山キャンプでは虫刺されに注意!
山キャンプの魅力をお伝えしてきましたが、もちろん注意点があります。
それは「虫刺され」です。
山キャンプは害虫が多く、虫刺されの可能性が高くなります。蜂は大きく飛ぶ音もするので気付きやすいですが、蚊やブヨは刺されるまで気が付かないことが多いです。
特にブヨには気をつけよう
ブヨは刺されると強い痒みと、大きく腫れもします。
症状がひどいときは熱や痛みを伴うこともあるので適切な処置が必要。刺されたことに気付いたらすぐにポイズンリムーバーで毒を吸い出しましょう。
また一般的な虫よけスプレーはブヨに効果がありません。ブヨにはハッカ油が有効なので携帯しておくとよいでしょう。
香りも爽やかなので日常の気分転換にも使いやすいですよ。
【温度差注意】山キャンプは寒さ対策も欠かせない
山キャンプでは寒さ対策も欠かせません。
先ほどもお伝えしたように、気温は標高が100m高くなるごとに0.6℃下がるので、キャンプ場の標高が500mなら3℃下がる計算です。
夏のハイシーズンでも朝や晩、寝ているときはさらに冷えるので要注意。
冷えへの対策は朝晩は焚き火で暖を取り、夜寝るときは春~秋用のシュラフを使うと暖かく寝られますよ。朝晩は焚き火や料理で暖まる
夕方から夜は調理兼ねて焚き火で寒さ対策がベター。焚き火はキャンプの定番で、調理だけでなく冷え込む夜は温かさが身に沁みます。
最近は地面で直接焚き火をするのは禁止のところが多いので焚き火台と耐熱シートを使いましょう。
コンパクトにたためる焚き火台なら山キャンプでも使いやすいです。
またスープなどの温かい料理を作って内側から暖を取るのもおすすめ。
寝ているときはさらに冷え込むシュラフで万全の対策をしよう
標高や場所にもよりますが、山キャンプの夜は冷え込んで寝られないことも…次に日に疲れを残さないためにしっかり対策しましょう!
冷え対策でもっとも有効なのは快適温度が低いシュラフを使うこと。シュラフは夏用ではなく春~秋用だと山キャンプの冷えにも対応できます。
封筒型シュラフはキャンプに慣れていない人でもお布団のような感覚で使えおすすめです。
キャンプ初心者は山キャンプが始めやすい
山でのキャンプは夏でも涼しく過ごせるのが魅力。
深い緑の中でおいしい空気を胸いっぱいに吸って、夜はでどこまでも広がる星空を眺めましょう。
キャンプ初心者でも楽しめる山でのキャンプをぜひ満喫してくださいね。
山キャンプのポイントをおさらい
- ブヨなどの虫刺されに注意(ハッカスプレーが有効)
- 万が一に備えポイズンリムーバーを持っていく
- 夏でも朝晩は冷えるので春〜秋用(3シーズン)のシュラフを選ぶ
- 寒いときは焚き火と料理でしっかり暖を取る
出典:photoAC