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焚き火に最適!USパップテントをご紹介!さらに使いやすくするカスタム術も伝授!

武骨な見た目と、よい意味での不便さを併せ持ったUSパップテント。軍幕好きなソロキャンパーを中心に大人気のテントです。今回はそんなUSパップテントについて詳しくご紹介していきます。さらに使いやすくするカスタム術も伝授するので、ぜひご一読ください。
2022年7月9日
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目次

この記事で紹介しているアイテム

魅力がたくさん!USパップテント

USパップテントとは?

もともと軍隊で野営時に簡易シェルターとして使われていたパップテント。その見た目から、「子犬用テント(Pup Tent)」とアメリカ軍の間で呼ばれていたことが、その名の由来だと言われています。

その可愛い名前とは裏腹に、無骨でワイルドな見た目が、軍幕好きソロキャンパーを中心に大人気!このパップテントブームの火付け役が今回の主役、アメリカ軍が使用していたUSパップテントです。
 

USパップテントの設営方法

USパップテントの幕は、2枚の布をボタンで連結することで完成します。1枚布の時にはポンチョやレインコートとして使用していたため、アメリカ軍の人々は2人1組でパップテントを使用していました。

基本の設営方法は極めてシンプル。つなぎ合わせた幕を広げ、ペグダウンをし、ポールを立てれば完成です。もともと雨風をしのぐだけが目的のシェルターなので、必要に応じてシートやコット、蚊帳などを別途準備しましょう。

USパップテント純正蚊帳 

出典:Amazon
出典:Amazon
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補助グッズ追加で強化

USパップテントは設営・撤営が簡単なことがメリットなのですが、雨天や風が強い日には少々不安な点も。そんな時はパップテントの上からタープを張ってカンガルースタイルにしたり、パラコードで補強したりすれば、安心感がアップします。

なお、パラコードとは丈夫で水に強い軍用ロープです。そのため、タープやハンモックを吊るすのにも重宝するので、アウトドア時に持っていて損はありません。


年代ごとに移り変わる特徴

USパップテントは年代ごとに違った味をもつ

USパップテントの歴史は1940年代から2003年頃までです。テント幕の「US」のロゴは全年代共通ですが、他は年代ごとに違った特徴があります。なお、市場に出ているUSパップテントの多くが、実際にアメリカ軍が使用していた中古品です。

製造年は、テント幕の内側に印字されたコントラクトナンバーで確認できます。最近では、自分の誕生年(バースデーイヤー)の幕を購入し愛用するのがブームとなっているようです。

年代別にみるテント生地の特徴

パップテントの幕色といえばグリーン系がメジャーです。USパップテントのテント幕は、1950年代から1960年代にかけてはカーキ色をしていましたが、1970年代以降はオリーブグリーン色に変化しました。

また、基本的には重みのある厚手の生地が使われていますが、1970年代だけは生地が軽量化されています。なお、1940年代のUSパップテントは他年代ものとは異なり、カーキ色に台形です。

年代別にみるボタンの特徴

https://www.instagram.com/p/Cc2pOCePQsK/

USパップテントで欠かせないボタン。このボタンにも年代別に特徴があります。1960年代以降のUSパップテントはスナップ式ボタンですが、1950年代はホール式ボタンでした。

また、1960年代のテント幕には連結ボタンが上下2カ所についています。そのため、シェルター同士を連結させて大きなテントとしても使用が可能です。

楽しみ方が豊富で奥深いテント

火に強いコットンだから焚き火に最適


USパップテントはコットン生地でできています。コットンは多くのアウトドア製品に用いられているほど、燃えにくい素材です。そのため、多少の火の粉が飛んでも、穴が開いたり燃え広がったりする心配がありません。(※不燃ではありません。)

テントの正面部分を開けておけば、シェルターの中に居ながらも焚き火を楽しめます。ゆえに、焚き火に最適なテントなのです。

自分好みのレイアウトが可能

USパップテントはシンプルな構造なので、工夫次第でさまざまなレイアウトが可能です。フロント部分を跳ね上げてキャノピー仕様にしたり、テントとしてではなくタープとして使用したり、自分好みに楽しめます。レイアウト例をまとめている動画をご紹介しますので、参考にぜひご覧ください。

なお、キャノピー用のポールやパラコードは付属品に含まれていません。必要に応じて別途ご用意ください。

さらに使いやすくする2つのカスタム

ジップカスタム

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USパップテントは、ジップカスタムすると使いやすさが格段に向上します。ボタンの付け外しの手間が省けるので、出入りが非常に楽です。

なお、ジップカスタムは自作できます。サイドや正面などお好みの個所をハサミで切り開き、ジップを縫い付ければ完成です。ただし、ファスナー部分をしっかり縫合し補強しないと、故障や雨漏りなどの原因となります。心配な方は無理せずプロにお願いしましょう。

USパップテント ジップカスタム済

出典:Amazon
出典:Amazon
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二股ポールでストレスフリー


USパップテントの付属ポールは1本足ですが、二股ポールにカスタムすることでテントの安定性が向上します。また、ポールが自立するので、設営が非常に楽です。さらに、シェルター内が無駄なく広々と使えるようになります。

二股ポールは自作可能ですが、アウトドアブランドによる販売もあります。心配な方はそちらの二股ポールをご利用ください。

USパップテントでキャンプをさらに面白く

ソロキャンパーに人気のUSパップテントは、製造年代ごとに違った味があります。コットン素材なので燃えにくく、焚き火に最適のテントです。

なお、USパップテントには簡易的な備えしかありません。パラコードで補強したり、タープでカンガルースタイルしたりと対策を行うと、より安心して使用できます。ジップカスタムや二股ポールなどで自分流にカスタムして、USパップテントとともにアウトドアをお楽しみください。

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