炎幕とは
かっこいいパップテント
炎幕とはWILD-1のオリジナルブランドのテンマクデザインが発売しているパップテントのシリーズ名のことです。パップテントとは米軍などが使う軍用テントのこと。フロアレスの設計になっていて通常のテントとは構造が大きく異なります。
軍隊が使う本物のパップテントは通常のキャンプテントと異なるためカスタムをして使いやすくするといった工夫が必要。ですがパップテントならではのよさがあるテントです。
コットン素材のテント
テンマクデザインから発売されている炎幕シリーズは複数あります。すべての炎幕はコットン素材が使われているところも大きな特徴です。種類により100%コットンというものもありますが、TC素材というものもあり種類選びは大切。今回は炎幕シリーズの魅力や口コミ、レビューなどを一緒に紹介していきますね。
テンマクデザインから発売されている炎幕はさまざまなサイズ違いのバリエーションが豊富にあるので、種類と合わせて魅力を紹介します。
登山用としては重め
設営しやすく、ソロ用にちょうどいいサイズのものが多く登山でも使えそうですが、コットンを使ったものはどうしても化繊よりも重たくなるため登山向きではありません。ただし、ベースキャンプなど持ち運ばなくていい状況なら使えます。
炎幕の種類・魅力
炎幕TC
使用時330×190×高さ130cmの基本となる炎幕です。TC素材できていて軽さもある炎幕となり持ち運びやすさが加わったモデルになります。テンマクデザインはTC素材のテントがたくさんあり、評価が高いですよ。TC素材で価格も抑えられていてスカートも付属します。
付属品はポール×2本、ペグ×12本、張り綱×4本、収納ケースとなり、グランドシートは付属しないようになっています。サイズは旧モデル変わりません。
炎幕共通の設営方法・魅力
炎幕はインナーとフロアがないシングルウォールテントです。コットと相性がよくコットン素材のため季節問わず使いやすいですよ。種類によって大きさなどが異なり、コットンを使った生地のため焚き火がしやすくなっています。
炎幕は基本的に2つのポールで設営するため、見た目以上に設営が簡単という声が多いです。設営に関する部分は炎幕シリーズ共通で中からポールで押し上げてロープとペグで固定する形となり、ワンポールテントと同じような感じで設営できます。
定番のカスタムのファスナー付き
炎幕シリーズはパップテントですがキャンプで使いやすいようにカスタムされたパップテントです。入り口となる部分はパップテントでは定番のカスタムとなるファスナーが最初から付いているため自分でファスナーを取り付けるカスタムをしなくても済みます。
軽い
旧モデルの炎幕はコットンテントでした。コットンテントにはコットンならではのよさがありますが、化学繊維のポリエステルやナイロンと比べるとどうしても重たくなり収納サイズがコンパクトでも持ち運びが大変で駐車場から離れているサイトへの持ち運びは苦労していましたが、本品はTC素材です。
TC素材とはポリエステルと綿の混紡で100%綿のコットンと比べ軽いという特徴があり、本品は総重量で5.1kgしかありません。本体、ポールのみなら3.5kgです。
スカート付き
炎幕にはスカートが付属しています。スカートがあるとフライシートと地面の隙間が防げ、虫がいる時期はテント内に虫が入らないようにできます。雨の跳ね返りが入ってこないなどスカートがあるだけで使いやすさが大きく異なりますよ。
また、寒い季節は隙間風が入らないようにできることから保温しやすく冬キャンプでも使いやすい構造になっています。綿ならではの通気性や保温性の高さもあり炎幕シリーズは年間を通して使いやすいテントです。
スカートは嬉しい化繊
正面のスカートはTC素材ですが、正面以外のスカートはポリエステルです。スカートだけ化繊というのは重要なポイントになります。コットンを含むTC素材は、一度濡れてしまうと重たくなり乾きにくいです。
また、汚れやすく、泥水が染み込むと汚れを落とすのに苦労しますが、炎幕のスカートは化繊なのでメンテナンスしやすいですよ。フロント部分は本体と同じTCになっているので注意してくださいね。
ソロキャンプにちょうどいい
炎幕TCはソロキャンプにちょうどいいサイズなっていてさまざまなスタイルで使えるところも魅力的です。ラグを敷いてお座敷スタイルにしたりロースタイルで過ごすときに向いています。ロースタイルで過ごすときはラグに加えオプションのバスタブ型グランドシートと併用もおすすめです。
また、別途ポールを用意することで入り口が跳ね上げられ、タープを使わなくてもリビングが確保できて便利りですよ。
炎幕TC DX
前述した炎幕TCと少し仕様がことなる特別版のモデルです。最大の特徴はサイドフラップが付いてる点、ポールが標準で4本付属している点になります。サイズや素材などは前述した炎幕と変わらず炎幕TCをカスタムしてより使いやすくしたモデルです。
前述した炎幕と同様にスカートの材質も一部ポリエステルとなり、テント本体で使われている210Dもの厚みがある丈夫な素材でできています。フラップやポールが追加されているため6.9kgです。
標準でサイドフラップとポールが付属
標準でポールが付属しているため入口部分をキャノピーとしてアレンジできる魅力があります。風通しの確保、開放感の確保にキャノピーは必須です。
また、前述したようにDXはフルセットになっているモデルでサイドフラップのおかげで過ごしやすくなっていますよ。目隠し、風の吹込み、雨の吹込みが軽減され自分だけのプライベート空間が確保できるとして評価の高いモデルです。
炎幕DX ver.2
炎幕DXをアップグレードしたモデルで、前述した炎幕TCと比べると生地が100%コットンのモデルになります。大きさは炎幕TCと同じ
サイズで330×190×高さ130cmです。コットンのためTCモデルよりも夏でも冬でも過ごしやすく快適なテントになっています。
その分同じ大きさでも重さが異なり総重量で8.3kg、テント本体、ポールだけでも6.34kgです。バイクツーリングで運ぶのは難しい重量になります。
丈夫で機能的な生地
フルコットンの魅力は火に強い点です。TC素材も火に強いですが、TC素材よりも火に強くTC素材よりも焚き火を近くで楽しみやすいモデルとなり強度が高めになっています。また、火に強いだけではなく化繊よりも強度が高く手入れをきちんとしながら使うと数十年使えるような生地です。
さらに、TC素材よりも遮光性や通気性に優れていて夏に涼しく、冬に温かいテントになっていることからオールシーズンキャンプが楽しめますよ。
スカートがTC
フロント部分は、コットンスカートですがデラックスバージョン2になったことで側面や背面部分のスカートが速乾性があるTC素材に変わっていて乾きやすいという魅力があります。スカートが乾きやすくなったことで撤収しやすいと言われていますよ。
また、サイドフラップ、グランドシートが標準で付属するため過ごしやすい点も魅力的です。
オプションが多彩
炎幕DXver.2はオプションも多彩です。前幕を追加することで簡易的に炎幕を拡張し、フルクローズしてもチェアなどが置けるようにしたり、インナーを追加して通常のテントのように過ごしやすくできます。
インナーはスタンダードとメッシュインナーの2種類があり季節に応じて使い分けることで快適に過ごせますよ。
大炎幕FC
前述したフルコットン仕様の炎幕を大きくしたモデルです。大きさは350×270×高さ155cmとなりゆったり使えますよ。重さは10.9kgにもなりポリエステル生地のファミリー向けテントや2ルームテントと同じ重さになっていてオートキャンプでしか持ち運べないような重量です。
魅力や特徴は前述した炎幕DXとほとんど同じになりますが大きいコットンテントということでグランピング感があるテントに仕上がっています。
炎幕フロンティア
横に長くなった炎幕となり460×190×高さ130cmもの大きさがあります。2つの炎幕が合体したような形状でフルクローズしても2ルームのような広さがあり、非常に快適です。一部従来の炎幕とは違う組み立て方になっていますが、基本は変わらず設営しやすいままです。
材質もコットンが使われていて通気性や保温性、焚き火のしやすさは炎幕FCや炎幕デラックスと変わりませんよ。
広い
炎幕フロンティアは2/3を寝室にして残りを居間として使えるためフルクローズしても窮屈にならず雨の日でも使いやすいです。また、従来の炎幕と同じようにキャノピーとして入口部分は跳ね上げれるので広く使えますよ。材質はコットンのため非常に過ごしやすく、焚き火が楽しみやすいテントです。
専用インナー
炎幕フロンティアのオプションは専用インナーになっていて正面だけではなく側面からも出入りできて便利です。フルクローズしていても居間との出入りが簡単にでき、レイアウトの幅が広がります。
また、側面の出入り口の反対側には小窓があり、インナーをつけたときにできるデッドスペースに荷物を収納しやすくなっていて専用オプションとしてよく考えられている機能的なインナーになっていますよ。
炎幕の魅力口コミ・レビュー
丈夫さに関する口コミ・レビュー
炎幕シリーズはコットンかTC素材のためいつでも使いやすいテントに仕上がっていて、保温性が高く焚き火の火の粉が舞っても穴が開きにくい丈夫なテントです。口コミやレビューでもこの部分が高く評価されていますよ。風合い、保温性、通気性など過ごしやすいところもコットンを使用したならではの特性です。
雪のキャンプで使用したが、TC素材でスカートもあるし、小さなガスストーブ【マイ暖】で、充分暖かく過ごせました。焚き火も気にせずガンガン燃やしたけど、穴あかなかったし、合格です!!
設営・撤収に関する口コミ・レビュー
ワンポールテントのような設営方法でポールをスリーブに通すという手間はかからず、素早く設営できるところが評価されています。ロープやペグも付属していますが、入り口を跳ね上げると短めという声もあるので長いロープを用意しておいたほうがいいでしょう。人気テントのため畳み方などの動画もあり予習しやすいです。
設営、撤収も楽に出来ました
初張りは雨でしたが雨漏れもなく快適に過ごせました。
炎幕のまとめ
大人の秘密基地のような魅力的なテント
炎幕シリーズは大人の秘密基地のようなテントに仕上がっています。パップテントという通常のキャンプ用テントにはないデザイン性とコットン素材を使用した快適性、機能性に加え焚き火のやりやすさなどが加わっていてオプションを使うとより快適に過ごせるようになるなど魅力が豊富です。
バリエーションが多いので使い方や好みに合った炎幕を選んでくださいね。
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