自作のパップテント
ソロキャンプ用には小さめのテントが便利ですが、その為にパップテントを自作しようと考えている方には、耐久性が気になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。もちろん自作で作るので安く済みますが、すぐ壊れてしまっては意味がありません。
今回は自作のパップテントを作ろうと考えている方のために、自作パップテントにおすすめの生地選びの仕方、そして実際の耐久性についてお伝えしていきます。
パップテント(軍幕)とは
パップテント(軍幕)とは元々軍事用のテントとして生まれたものです。そのためみんなでキャンプをするような、レジャーとして使うものではないシンプルな作りとなっています。
パップテントはとても人気だということもあって販売されているもの自体も少なく、自作する人も多いです。シンプルな作りでもあるため作りやすいものでもあります。
ソロキャンプならパップテントがおすすめ
パップテントシンプルな作りですので、レジャーとして数人で泊まるように使えるものではありませんが、荷物を少なくシンプルにキャンプを楽しみたいというソロキャンパーの方にはおすすめのアイテムです。
また、ミリタリーテイストにあこがれている方もいますが、まさにパップテントは無骨な感じがミリタリー感を感じさせるアイテムとなっています。そのため使ってみたいと思う方も多いのでしょう。
自作したパップテントは使える?
自作テント🏕名付けて「MONパップテント」‼️
— モンモソモン (@landcruiser_mon) December 24, 2018
めっちゃカッコイイから見て欲しい‼️#自作テント #パップテント #軍幕 #Newキャンプギア pic.twitter.com/i1fXVhZcZA
自作したパップテントは使えるのかと不安になる方もいるかもしれません。ですがSNSなどを見てみると、実際にパップテントを自作して使用している方が多いことが分かっていただけるでしょう。ですから自作したパップテントが使えないということはありません。
ですが、実際に作る場合は生地の選び方や構造が重要になってきますので、今回の記事を読んで選び方について知っておくようにしてください。
パップテントを自作する場合の生地
ではさっそく、パップテントを自作する場合の生地の選び方を見ていくことにしましょう。販売されているパップテントを見てみると、コットン素材、ナイロン、ポリエステル素材のものなど種類があります。
自作する場合、どれを選んで作っていけばいいのか迷ってしまうことでしょう。ここではそれぞれの素材の特徴をお伝えしていきますので、ご参考にしてください。
パップテントの素材について
自作サイドウォールと前幕で広々パップテント!これで今夜もぐっすり!#ソロキャンプ#パップテント#スームルーム#自作前幕#ゆるキャン#キャンプ pic.twitter.com/6cwuWcnfhT
— カズヤん (@senakaniryu) June 26, 2021
ポリエステルは防水性に優れており軽量で、ナイロンもポリエステルと同じように軽量かつ防水性に優れた素材です。ポリエステルは特に熱に弱いため、焚き火をする場合は注意が必要になります。
それに対してコットンは耐火性があり頑丈ですし、結露がしにくいです。他にも、ポリエステルとコットンを合わせたポリコットンもあり、耐水性や耐久性もあります。他に気になるのが気温差についてなのですが、コットンが一番暖かく過ごすことが可能です。
人によっておすすめの素材は異なる
今日はUSパップテントに自作で作った
— Tomo@Camp (@TomoCamping) June 24, 2020
グリーンランドワックスで防水加工しました、大変な作業なので取り敢えず半面だけ〜また後日もう半面やろっと。#キャンプ好きと繋がりたい #キャンプギア #Camping pic.twitter.com/LZGDGu1PGv
素材の違いをご紹介してきましたが、人によって求めるテントは異なっています。ですので自分がどのようなものを求めているのかをまず考えてみるようにしましょう。
耐火性が強く、頑丈なものがいいのであればコットンやポリコットンが適していますし、できるだけ軽量で、雨天時にも安心して使えるものならナイロンやポリエステルがいいでしょう。また、写真にあるように素材に防水加工するのも手です。
コットン素材なら帆布
軍用のテントとして使われている生地も帆布のようですので、コットン素材を使うなら帆布がおすすめです。生地の帆布は厚み違いでさまざまな種類が販売されており、1~11号まで数字が大きくなるごとに薄くなっていきます。
生地が厚くなると頑丈になりますが、重さがその分増えていきますし、ミシンで縫えない厚みもあるようです。家庭用ミシンで縫えるのは、8号までと言われているため、ミシンで作れて頑丈な物であれば8号がいいでしょう。
自作パップテントの耐久性とは
では次に、実際にパップテントを自作した場合の気になる耐久性について見ていくことにしましょう。自作でパップテントを作った場合、しっかりした作りでなければ風で倒れてしまうこともあります。
耐久性が弱いと夜も安心して眠れません。ここでは耐久性を上げるためにできることをお伝えしていきますので、パップテントを自作をする前にチェックしておいてください。
パップテントの生地の縫い方
こちらの動画では、実際にパップテントを作る様子がアップされています。生地の縫い方についての説明があるため参考に見ていきましょう。生地の縫い方が変わっており、ただ重ねて縫っていく方法ではありません。
3分58秒のところにあるように、折り返して互いに重なるように縫っていきます。こうすることでテントの耐久性があがりますので、自作する場合はこのようにして縫っていくようにしてください。
二股ポールにすると耐久性が上がる
先ほどの作り方を見ていくと、ポールは一つだけしか使っておらず、他はロープで固定されています。ですがこれだと耐久性は低くなってしまうため、より耐久性を上げるにはこちらの動画にあるように二股ポールを使うのがおすすめです。
二股ポールを作ることでがっちりとテントが固定できるようになるため、自作する場合は二股ポールで作るようにしましょう。このように、生地の縫い方やポールの違いによって耐久性は変わってきます。
作るときは設計図を書いてから
パップテントの模型完成🤔
— 未使用 (@TBxnBS2ykpoTIrl) February 5, 2019
寸法分かったし。(´・ω・`)時間あったら自作で作ろうかな…(´・ω・`) pic.twitter.com/KDhN4rbgB4
また、耐久性はもちろんなのですがしっかり作るためには設計図を書いていくのがいいでしょう。自分が入る大きさで考えられるので、しっかり寸法を設計して作っていくようにしてください。
そもそも寸法が間違っていると、せっかく作ったのに使えないということもあり得ます。自作する場合はその点をしっかり考えながら作っていくことで、耐久性も安心できるパップテントが作れるでしょう。
自作パップテントの使用レポ
たたずまいが美しい
では次に、実際に自作パップテントを使った方のコメントを見ていくことにしましょう。この方のコメントには、張りが綺麗に出て心地よかった、丈夫で熱に強い、たたずまいが美しいと書かれていました。
実際に自分で作ったものは、使うまでは不安になってしまうでしょう。ですが実際に使った方の声には絶賛の声があります。自分で作ったものでも安心して使えるものは作れますので、ぜひ自作に挑戦してみてください。
シンプル構造なので張りが凄く綺麗に出て心地よかった。
生地も確りしたコットンなので、丈夫で熱に強い。
何よりたたずまいが美しい。
自作パップテントはいい感じ
ソロキャンプ行って参った。
— 猫の勉強用 (@nekomamu_camp) October 18, 2018
自作パップテントもいい感じだ。 pic.twitter.com/EwY1vtOCqT
この方のツイッターの声には、自作パップテントがいい感じだと書かれています。自分で作るものは不安もあるかもしれませんが、生地や耐久性のところでお伝えしたように、生地や構造の違いでしっかりしたものを作ることは可能です。まずは設計図を書いて、満足できるパップテントを作っていきましょう。
自作で作ればオリジナルが作れる
この方のコメントには、他の人と被らなキャメルカラーと書かれていました。自分で作るということは、生地の素材もカラーも自分で選べるということです。他にはない、オリジナルのものが自作で作ることができるので、思いっきり自分が好みのものを作っていくといいでしょう。
他の人と被らないキャメルカラー✨
まとめ
自作サイドウォールと前幕で広々パップテント!これで今夜もぐっすり!#ソロキャンプ#パップテント#スームルーム#自作前幕#ゆるキャン#キャンプ pic.twitter.com/6cwuWcnfhT
— カズヤん (@senakaniryu) June 26, 2021
今回はパップテントについて生地、耐久性についてお伝えしていきました。自作パップテントは生地や構造を考えることで、耐久性のあるものを作ることが可能です。
パップテントは市販されているものもありますが、どれもが人気でなかなか購入が難しいという事実もあります。自作でも十分耐久性のあるパップテントは作れますので、ぜひ自作に挑戦してください。
自作キャンプアイテムが気になる方はこちらもチェック!
自作キャンプアイテムについての記事は、他にもティピーテントの作り方、テントスカートの自作方法、キャンピングカーの自作方法についてがアップされています。今回の記事以外に気になることがある方は、こちらも合わせてチェックしてみてください。
また、暮らし~のではキャンプ記事以外にも、DIYやガーデニング、登山、釣り記事などが充実しています。検索機能を使えば調べたいことも検索することができますので、ぜひ活用してみてください。
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