キャンプでも生ハムの燻製が作れる！
キャンプで人気を集める燻製料理
キャンプ飯にはいろいろな種類がありますが、中でも人気を集めているのが燻製です。自宅では作るのが難しい燻製も、アウトドアなら気軽にチャレンジできるでしょう。お酒にぴったりなおつまみ燻製を作るなら、生ハムがおすすめです。
生ハムの燻製をキャンプで堪能しよう
本記事では、簡単にできる生ハムの燻製の作り方を紹介します。必要な道具や作り方のコツはもちろんのこと、生ハムの燻製を使ったアレンジレシピも集めました。キャンプで生ハムの燻製を作るための参考にしてみてください。
必要な道具3選
①：好みの燻製器
キャンプで作る燻製に欠かせないのが、燻製器です。メスティンなどで代用することもできますが、本格的な味わいを楽しむなら専用の燻製器が活用するとよいでしょう。近年はアウトドア用の燻製器も数多く出ているため、活用してみてください。
燻製器のおすすめ商品：キャメロンズ
キャメロンズの燻製器は、アウトドアに持って行きやすいサイズが魅力です。使用後はハンドル部分を折りたたみ、コンパクトに収納できます。
ガスや直火で使えるのはもちろんのこと、IHにも対応可能です。キャンプだけでなく自宅でも燻製を楽しみたいと考えている方に適しています。ただし、自宅で燻製をつく際にはニオイが残りやすいため、十分に換気を行うことが大切です。
②：燻製チップ
NANTO スモークチップ 80g 5種 セット
出典:Amazon燻製チップは、手軽に燻製を作りたい時に役立ちます。すぐに煙がつき、必要な量だけ使えるため初心者にぴったりです。スモークウッドは火がつきにくい場合があるのに加えて、燃焼が終わるまで時間がかかるため、ベーコンなどの大きなものを燻製するのに適しています。
燻製チップのおすすめ商品：NANTO
NANTOの燻製チップは、5種類のチップがセットになった商品です。燻製チップと一口に言ってもさまざまな種類があるため、それぞれの香りを比べ、好みのものを取り入れてみるとよいでしょう。
③：ガスコンロ
燻製チップを燻すために、ガスコンロを使います。アウトドア用のミニガスバーナーでも問題ありませんが、燻製器全体に満遍なく火を行き渡らせるならガスコンロを使うのがおすすめです。熱ムラができにくく、生ハム全体に香りをつけられます。
ガスコンロのおすすめ商品：タフまる
タフまるは、アウトドアでも火が消えにくい、ハイパワータイプのガスコンロです。ケース付きで持ち運びやすく、キャンプへ持って行くのにぴったりなことから高い人気を集めています。スタイリッシュなデザインで、見た目にこだわりたい方にもおすすめです。
簡単な作り方
準備段階で生ハムの水気を取っておく
必要な道具が揃ったら、実際に生ハムの燻製を作っていきます。まずは、準備段階で生ハムの水気を拭き取るようにしてください。水気が残っていると、燻製にした時に酸味がキツくなる可能性があります。
キッチンペーパーなどで水気を拭き取った後は、しばらく風にさらしておくとしっかり水気を飛ばせるでしょう。20〜30分ほど生ハムを乾かしたら、準備の完了です。
燻製器に燻製チップをセットする
次に、燻製器に燻製チップをセットします。この時に気をつけておきたいのが、燻製器の底にアルミホイルを敷いておく、ということです。燻製チップを直に乗せると焦げ付きが残り、洗うのが大変になります。あらかじめアルミホイルを敷いておけば片付けが楽になりますので、忘れないようにしてください。
網の上に乗せた生ハムを燻製器の中に入れたら蓋をし、ガスコンロを点火します。最初は中火〜強火にかけて、煙が出るのを待つのがポイントです。
10分ほど生ハムを燻製にする
煙が出てきたら弱火に落とし、10分ほど加熱します。加熱から5分ほど経ったところで蓋を開き、生ハムから出てきた水気を軽く拭き取ってください。この一手間で、加熱中に生ハムの酸味が増すのを防げます。10分経過したら、燻製の完成です。
燻製作りのコツ
風防を活用する
風に強いガスコンロを使っていても、強風の日には火が消えてしまう可能性があります。火が消えないように、風防を活用するのがおすすめです。ガスコンロの周りを囲んでおけば、どんなに強い風が吹いても安心して燻製を続けられます。
加熱時間をかけすぎない
加熱時間をかけすぎると、生ハムの水分が抜けすぎてパサパサの状態になってしまいます。燻製器に入れた後はしっかり時間を計り、加熱しすぎないように気をつけてください。特に薄い生ハムは火が入りすぎる可能性が高いため、こまめに様子をチェックすることが大切です。
できあがってからしばらく置く
燻製は、完成してからすぐに食べるより、しばらく置いてからの方が美味しくなります。時間をかけることによって燻製の香りが落ち着き、味が馴染んでいくでしょう。生ハムの燻製を作った後は他の調理や作業を行い、時間が経ってから食べるようにしてみてください。
人気のアレンジレシピ3選
①：マリネサラダ
燻製にした生ハムは、アレンジを加えるのもおすすめです。マリネサラダは、お酒にもぴったりな前菜として人気を集めています。薄くスライスした玉ねぎとキュウリ、トマト、ちぎったレタス、生ハムをマリネ液で混ぜるだけで簡単に完成するので、ぜひ作ってみてください。
生ハム：100g程度、玉ねぎ：１個、トマト：1/2個、きゅうり：1/2本、レタス：3枚程度
■ マリネ液
酢：60cc、レモン汁：大さじ1、塩：小匙1/2弱、砂糖：小匙1/2、粗挽き黒胡椒：適量、サラダ油：100cc
さらに詳しいレシピはこちら
②：チーズの生ハム巻き
短時間で簡単に作れるおつまみなら、燻製した生ハムとチーズの組み合わせも人気です。燻製した生ハムをスティックチーズに巻きつけ、お好みでコショウやオリーブオイルなどを振りかけたら完成になります。大葉を挟めば、爽やかな香りを楽しめるでしょう。
生ハム：適量、スティックチーズ：適量、大葉：お好みで
(あらびきコショウ、オリーブオイル) お好みで
(ベビーリーフ、飾り付けで) お好みで
さらに詳しいレシピはこちら
③：卵とオレガノのホットサンド
燻製生ハムが余ったら、翌日の朝食としてホットサンドを作るのもおすすめの方法です。パンにマヨネーズとバターを塗ったら砂糖・塩で味付けした卵焼きと生ハム、オレガノを挟み、ホットサンドで加熱してください。こんがりと焼き上がったら完成です。
薄切りパン（今日は4枚切りをスライス）：2枚、生ハム（切り落としでも）：2〜3枚、卵：1個、砂糖：小さじ1、塩：少々、マヨネーズ：適量、オレガノ：適量、バターやマーガリン（パンに塗る用）：適量
さらに詳しいレシピはこちら
生ハム以外におすすめの食材2選
①：ゆで卵
お好みに合わせて生ハム以外の材料も準備しておくと、燻製のレパートリーが広がります。初心者にぴったりな材料として挙げられるのが、ゆで卵です。半熟ゆで卵を使えば、とろけるような味わいを堪能できます。また、燻製の香りと卵のまろやかな風味はとても相性がよく、お酒も進むでしょう。
②：ささみ
お酒に合う燻製なら、ささみを使うのもおすすめです。パサつきがちなささみも、燻製器でじっくり加熱することで柔らかな食感に仕上がります。できあがった燻製をそのまま食べるのはもちろんのこと、パンに挟んでサンドイッチにするのもおすすめです。
キャンプで燻製にチャレンジしよう
生ハムを使った燻製は、初心者でも簡単に作れるところが魅力です。燻製器や燻製チップ、ガスコンロといった必要な道具さえ揃えておけば、短時間で美味しい燻製ができあがります。
生ハムを燻製にする時はしっかりと水気を拭き取るのがポイントです。また、加熱し過ぎないことや、できあがってからしばらく置いておくことも忘れないようにしてください。キャンプにぴったりな燻製生ハムのアレンジレシピも取り入れて、アウトドア料理を満喫してみませんか。
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