DOD いつかのタープ ヘキサタープ オールインワン
ヘキサタープについて
テントとタープの違い
テントとタープの違いがよく分からないという人もいるでしょう。どちらも幕を張って使うキャンプギアですが、大きな違いは床の有無と雨風への強度にあります。テントは床部分があるデザインで、雨や風に対する強度が高いです。
一方タープに床はなく、屋根になる幕とそれを支えるポールで設置されるのが特徴。風通しがいいので暑い日の日差しは防げますが、その分テントと比べて雨風への強度は低くなっています。
ヘキサタープとは
さまざまな種類があるタープの中でも、幕が六角形なのがヘキサタープです。基本的の張り方だけでなくアレンジした張り方もできるデザインは、初心者だけでなくベテランまで幅広く人気があります。
天井が高くて広いスペースを確保できるヘキサタープはファミリー向きで、風通しがよく設置が簡単なので持ち運びに便利。ストレスフリーの広々としたスペースで、自然豊かな景色や空気を思う存分味わうことができるでしょう。
DOD いつかのタープ ヘキサタープ オールインワン
張り方のポイント
風向きとタープの向き
ヘキサタープは、テントと比べると風に弱い造りになっています。そのため、強風が吹きつけてダイレクトに幕に風が当たると一気に崩れてしまうことも。ですので、風向きはヘキサタープを設置するときにとても大切です。
ヘキサタープを設置するときのコツは、内側に風が抜けていくように風向きに沿うような位置で張ることです。メインポールの片方は風上、もう片方は風下にくるようにしてヘキサタープを張りましょう。
太陽の向き
ヘキサタープを張るときは、太陽の向きを考慮しましょう。ヘキサタープを張る理由の1つは、日陰を作って涼しく過ごすためです。なのに太陽の向きを全く考慮せずに設営すると、日陰を作るどころか日差しがこれでもかと入ってくることになります。
太陽というのは、時間の経過に伴って東から西へと動いていくものです。そのため、今後の太陽の向きを考慮しながら張ることで、後々ヘキサタープの向きを変えずに済むでしょう。
平坦な場所に張る
ヘキサタープがきれいに張れるかどうかは、ペグの打ち込みやすさとも大きく関係しています。ヘキサタープを張るときは、石などがあまり転がっていない平坦な位置を選びましょう。石が多いところではペグが打てず、傾斜がきついとペグが固定しずらいです。
また、一見石のない平地に見えても地中に岩があることがあります。ペグをしっかり固定することができて、水が溜まらない位置を見極めてヘキサタープを張りましょう。
張り方の基本
張り方の手順
ヘキサタープの基本的な張り方の手順を紹介します。まずヘキサタープを張る位置を決め、屋根となる幕を広げて地面に置きましょう。各ポールを組み立てて配置し、ポールにタープとガイロープを結びます。
ペグを打って地面にガイロープを固定し、メインポールを立てましょう。最後にガイロープの張り具合を調整すれば設営完了です。基本ができればアレンジした張り方をすることができ、自分流の張り方で楽しむこともできます。
一人で張る場合
ヘキサタープは大き目のサイズなので、2人以上で設営するのが基本です。ですが、ある程度慣れれば一人でも設営することができます。一人で設営するときの張り方はポールを1本ずつ立てて、ロープの張り具合を調整しながらバランスを取るのがコツです。
慣れるまでにはある程度時間がかかりますが、手先が器用な人なら一人でも簡単に張ることができます。ヘキサタープの設営に慣れてきたら、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
張り方のアレンジ術
テントスタイル
ヘキサタープとテントを密着させるのが、テントスタイルです。張り方は、テントの玄関部分にヘキサタープの側面を被せてポールを立てるだけととても簡単。ヘキサタープとテントの行き来が楽で、雨に降られても濡れないので快適です。
また、ヘキサタープとテントに一体感がある小川張りなら、見た目にも綺麗な仕上がりになるでしょう。これだとテントの正面にポールがこないので、お子さんがぶつかってケガするのを防げます。
小川張りについて
- 小川張りをするときは専用のベルトが必要
ウッドスタイル
その場にある木とヘキサタープを繋ぐスタイルはペグ打ちに適さない場所や設営するのに充分なスペースがないときに便利なアレンジ術。ウッドスタイルの張り方のコツは、丈夫で繋いだロープを引っ張っても倒れてこない木を選ぶことです。
ロープを結びつけるときは、木をタオルなどで保護することも大切。ウッドスタイルで設営するときは、巻き結びなどのテクニックをあらかじめ覚えておくのがおすすめです。
カースタイル
車とヘキサタープを繋ぐカースタイルは、車中泊をするときやオートサイトで使えるアレンジ術です。普通の張り方よりも広く使えるため、より快適なスペースで寛げるでしょう。車の荷物を出し入れしやすく、急に天気が悪くなってもすぐ車内に避難できるなどのメリットがあります。
ロースタイル
ヘキサタープの片側を低くすることで落ち着いた雰囲気を演出できるおしゃれなアレンジ方法が、ロースタイルです。張り方は片方のポールだけ短くすればいいのでととても簡単。
ロースタイルのコツは、テーブルやチェアの高さを低めに揃えることです。目線が全体的に下がるとお子さんも安心できるので、ファミリーで利用するときにおすすめします。
張り方の注意点
頭上に気を付ける
崖の下は石や岩が落ちてくることがあります。また、古木や枯木の下だと、タイミングによっては天井に枝が落ちてくることもあるでしょう。細い枝や小枝ならまだしも、場合によってはヘキサタープを壊しかねない大きな枝が落ちてくることもあります。
風や雨を防いでくれるヘキサタープですが、屋根からの衝撃には耐えられませんません。そのため、崖下や古木・枯木の下にヘキサタープを張るのは避けましょう。
急な雷雨に備える
広い場所に1本だけ立っている木の真下にヘキサタープを張ると、雷が鳴っているときに危険です。1本の木が避雷針となり、雷が落ちやす状態になっています。また、増水する場合がある川のそばに張るのも避けましょう。
天気が急変すると短時間で川が増水し、ヘキサタープごと流されるかもしれません。水辺でバーベキューを楽しみたいときは、安全かどうかをしっかり確認しておくことがとても大切です。
生き物に注意
ヘキサタープを張るときは、頭上だけでなく地面もきちんとチェックしましょう。背丈がある植物が生い茂っている場所には、どんな生き物がいるか分かりません。蛇などの毒を持つ生き物がいることもあります。
毒には種類によって短時間でも全身に回ってしまうものがありますし、アナフィラキシーショックを起こさないとも限りません。できるだけ足元しっかり確認できるところを選びましょう。
ヘキサタープで快適なアウトドアを楽しむ
今回はヘキサタープの基本の張り方や、アレンジ術についてご紹介しました。日陰で心地いい風を感じながら涼しくアウトドアを楽しめるヘキサタープは、快適な空間を簡単に作れるので暑い夏には欠かせません。
好みに合わせてヘキサタープとハンモックやチェアなどを組み合わせることで、開放感がありつつ自分だけのおしゃれな空間をアレンジすることもできます。ぜひ自分好みのスタイルでアウトドアを楽しんでみてください。
ヘキサタープが気になる方はこちらもチェック!
今回は、ヘキサタープの張り方についてお話してきました。ひと口にヘキサタープと言っても、取り扱っているメーカーによって特徴が変わってきます。ヘキサタープについて気になる方、もっと詳しく知りたい方はぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
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出典:unsplash.com