イサキで美味しい料理を作ってみよう!
イサキとはどんな魚?
スズキ目イサキ科に属する魚の一種で、旬は梅雨の時期の5月から7月頃までとなっています。旬時のイサキは別名「麦わらイサキ」「梅雨イサキ」とも呼ばれており、産卵期と重なります。
イサキは全国各地の磯や沿岸近くに生息していますが、主に長崎県や福岡県、山口県で捕れることが多いです。さらに、近年ではイサキ釣りも人気が出ており、初心者でも気軽に挑戦することができます。
イサキを使ったおすすめ料理を紹介!
イサキは旨味の強い味わいの白身魚で、食感が柔らかく、ほどよく脂が乗っています。そんな白身魚のイサキですが、実際にはどのようなイサキ料理があるのでしょうか。そこで本記事では、イサキのおすすめ一品料理をレシピと共にご紹介していきます。
釣りたて新鮮魚を楽しめる簡単レシピ、ご飯が進むこと間違いなしの人気レシピ、おもてなし時にもぴったりな絶品レシピの3本立てでご紹介しますので、献立の参考にしてみてください。
自宅で試してみたい!いろいろな食べ方
①魚本来の味が楽しめる「刺身料理」
新鮮なイサキがある時には、まずはそのまま生で食べられる刺身料理はいかがでしょうか。イサキ本来の味や旨味を楽しむことができる食べ方です。スーパーなどで買ってきたイサキの刺身もよいですが、釣りたて新鮮なイサキを刺身の方が特別感があります。イサキ本来の味や旨味を楽しみたい、という時には刺身にしてお召し上がりください。
②旨味を楽しめる「焼き料理」
イサキ本来の味を楽しめる刺身料理もよいですが、時には焼き料理にしてみてください。定番の塩焼きや野菜たっぷりのホイル焼きなど、いろいろなテイストの焼き料理を楽しむことができます。焼き料理はバリエーション豊富な食べ方で、自宅にある魚焼きグリルや焼き網などを使えば、誰でも簡単に作ることができます。
③食べ応えのある「揚げ物料理」
満足感の高い食事を楽しみたい時には、食べ応えのある揚げ物料理を作って食べてみましょう。唐揚げや天ぷらなど、揚げ物料理にはさまざまな食べ方があります。子供から大人まで人気を集めている料理ばかりですので、食卓に出せば喜ばれることでしょう。
また、イサキを揚げ物にすると魚独特の臭さがなくなり、魚嫌いな人でも食べやすいのも嬉しいポイントです。外はカリカリ、中はふんわりとした食感の多いイサキの揚げ物料理を堪能してみてください。
④柔らかい食感が際立つ「煮付け料理」
老若男女問わず好まれる食べ方が、煮付け料理です。イサキの身に程よく味を染み込ませているため、柔らかい食感が際立っています。また、優しい味付けの料理が多いのも特徴で、お年召した方でも食べやすい食べ方となっています。
イサキ丸ごと1匹を使った煮付け料理もあり、食卓の上が華やかに彩られることでしょう。下記では、イサキの煮付けのレシピをご紹介していますので、参考にして作ってみるのはいかがでしょうか。
釣りたて新鮮魚を楽しめる簡単レシピ
日本酒のお供にぴったり「イサキの炙り刺身」
釣りたて新鮮なイサキを楽しみたい時には、日本酒のお供にぴったりな「イサキの炙り刺身」がおすすめです。作り方はとても簡単で、まずは丸ごと1匹のイサキを捌くところから始めてください。次にイサキの皮を残しつつ、三枚おろしにしていきます。
イサキの小骨を取り、飾り包丁を入れた後、バーナーでイサキの皮面を炙ってください。あとは食べやすい大きさにカットして、お皿に盛り付けたら完成です。付け合せの玉ねぎスライスは、イサキの下に敷いてください。
材料
イサキ1匹
玉葱スライス適量
コツはしっかりと内臓を取る
美味しくイサキの炙り刺身を作るコツは、しっかりとイサキの内臓を取ることです。イサキの内臓をきれいに取らないと、内臓独特の臭さや苦味などが残ってしまいます。せっかく新鮮なイサキを刺身で食べるのであれば、内臓取りは丁寧に行ってみてください。
ご飯やお酒がすすむ美味しいイサキの炙り刺身に仕上がりますよ。イサキの内臓取りは、コツを掴めば誰でも簡単に行うことができますので、イサキ丸ごと1匹ある時はチャレンジしてみましょう。
ご飯が進むこと間違いなしの人気レシピ
上品な味わいの「イサキの煮付け」
ご飯のおかずにぴったりな「イサキの煮付け」もおすすめのレシピです。甘辛い上品な味わいの煮魚で、子供から大人まで美味しく食べることができます。まずはゴボウをくし切りに、生姜を千切りに、長ネギは白髪ネギにカットしてください。
次にイサキのウロコや内臓などを取り、下処理を行います。イサキに飾り包丁を入れ半分にカットし、霜ふりしましょう。鍋に煮汁を入れて、火の入りにくい材料から入れていきます。最後に落し蓋をしイサキを煮込んだらできあがりです。
材料 2人分
イサキ(大きめの)1尾 (350g、ウロコ、ワタを取り、下処理した後)
ゴボウ 1/5本
生姜 適宜
長ネギ 白い部分10センチ、葉を20センチ。
タカノツメ 1/2本
※煮汁
しょうゆ 50cc
みりん 50cc
砂糖 25~50cc
水 150cc
日本酒 150cc
煮汁の配合がポイント
煮付け料理と聞いただけで、料理初心者にとっては非常にハードルが高い料理かもしれません。しかし、実は煮汁の配合を間違わなければ、誰でも簡単に美味しいイサキの煮付けを作ることができます。
美味しい煮汁の作り方は、鍋にしょうゆとみりん、砂糖、水、日本酒を一気に入れて加熱するだけです。面倒な作業は一切ありませんので、料理初心者でもチャレンジしやすいでしょう。詳しい煮汁の配合は、上記の材料表を参考にしてみてください。
おもてなし時にもぴったりな絶品レシピ
外はパリッと中はふっくら「イサキのムニエル」
イサキは刺身や煮魚で食べるのも美味しいですが、「イサキのムニエル」にしても絶品と評判です。イサキを丸ごと1匹使う場合は、まずは三枚おろしの状態にするところから始めましょう。詳しいイサキの捌き方は、上記の動画を参考にしてください。
イサキを捌き終えた後は、イサキ全体に下味をふりかけて、小麦粉をまぶします。後は熱したフライパンにバターを入れて、イサキをこんがりと焼いたら完成です。付け合せのパプリカは、オリーブオイルとニンニクで焼くだけです。
★材料
イサキ 1匹
赤パプリカ 1つ
黄色パプリカ 1つ
ニンニクチューブ 適量
バター 大さじ1
オリーブオイル 適量
レモン汁 適量
(イサキ 下味)
マジックソルト 適量
ローズマリー 適量
ブラックペッパー 適量
小麦粉 適量
皮面から焼くのがコツ
イサキのムニエルを美味しく作るには、イサキを皮面から焼くことが大切です。マジックソルトとローズマリー、ブラックペッパーを振りかけた後、小麦粉をまぶしたイサキを皮面から焼くことで、お店で出てくるような外はパリッと中はふわふわとしたイサキのムニエルができあがります。
また、皮が縮んで剥がれることを防ぎ、見た目の美味しいそうなムニエルが仕上がります。自宅でイサキのムニエルを作る時は、ぜひ皮面から焼いてみるのはいかがでしょうか。
イサキの一品料理を堪能してみよう!
本記事では、イサキのおすすめ料理を詳しいレシピと共にご紹介していきましたが、お気に入りの一品は見つかりましたでしょうか。旨味の強いイサキは、焼いたり煮たりして美味しく食べることができます。
また、イサキは日本酒のおつまみにもすることができますので、お酒飲む方も飲まない方もイサキ料理を堪能してみてください。自宅でイサキ料理を作れば、普段の献立が華やかになることでしょう。
他のイサキ情報が気になる方は下記の関連記事もチェック!
下記の関連記事では、イサキ釣りについて取り上げていますので、本記事でご紹介したイサキ料理と一緒にチェックしてみてください。スーパーなどで買ってきた魚と、自分で釣った魚とでは味が違い、特別感のある料理ができあがります。イサキ料理を思う存分楽しみたい方は、下記の関連記事もチェックしてください。

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