イサキについて簡単に解説!
イサキはこんな魚
イサキはスズキ目に属する海水魚で白身魚なのですが、白身魚特有の淡泊さがなく脂が乗っていて非情に食べやすい魚です。その大きさは最大でなんと40センチにもなるほどです。お刺身はもちろんのこと、塩焼きでもおいしくいただけます。
イサキが釣れる時期
イサキが最も釣れる時期は梅雨から初夏にかけてです。暖かくなってくると釣りやすくなると覚えておくといいでしょう。日本で言えば本州中部より南の地域に生息しています。沿岸の岩礁帯に群れで生息しているので見つけるのは比較的容易です。
群れの中では下層が小型サイズのイサキで上層に大型のサイズが構成されているので、大型サイズを狙う場合には魚群の上層を狙うようにしましょう。
イサキの釣りすぎには注意
イサキは保護種ということではないのですが漁獲量に制限が設けられている場合がほとんどです。場所によっては最大で50匹までと決められていたり、ビシのサイズやコマセの種類まで決まっていることもあります。みんなで気持ちよく釣りを楽しむためのルールなのでしっかりと守りましょう。
釣る方法は大きく3種類
①船からのコマセ釣り
イサキを釣る方法の1つ目は、船からのコマセ釣りです。コマセビシと呼ばれる道具を使って寄せエサでイサキを集めて釣るという方法が主流です。イサキ釣りの本場の季節である夏場になると、コマセ釣りをしている人を多く見かけることでしょう。
②岸からのカゴ釣り
イサキを釣る方法の2つ目は、岸からのカゴ釣りです。イサキは船から釣るのが一般的ですが岸からも釣ろうと思えば連れます。岸からイサキを釣るならば遠投竿を使うのがおすすめです。イサキの他にも鯵などの小型な魚にターゲットを絞りたい場合などにおすすめの方法です。
③スーパーライトジギング
スーパーライトジギングは最近特に人気の釣り方です。主なターゲットはイサキということもあり、イサキが旬の時期には特に多く見かけます。特にライトタックルでも挑戦できる点と、何が釣れるか分からないワクワク感が人気となっています。
船からのコマセ釣りの方法
仕掛けは簡単なもの
船からのコマセ釣りはその名の通り、エサを撒いてイサキを寄せてから釣るので初心者でも比較的簡単に釣ることができます。コマセ釣りの仕掛けの基本はコマセビシに天秤、クッションゴムと針です。針は3本程度がベストで仕掛けの全長は2メートル前後だと絡みもなくておすすめです。
タックルはライトなもの
イサキのコマセ釣りのおすすめタックルは、約2メートル前後でおもり負荷が80号程度のロッドです。ただ、地域によってはコマセビシが100号の物を使うこともあるので、その場合にはおもり負荷が100号のロッドを使ってください。
リールは釣りの醍醐味を存分に味わいたい方は手巻きのリールを使ってください。釣果重視の方は電動リールがおすすめです。
エサはイカタンかオキアミ
イサキのコマセ釣りでおすすめのエサはイカの短冊かオキアミです。コマセビシに入れる寄せエサにはその場所その場所のルールがある場合があるので事前に確認しておきましょう。ルールがないならばアミエビがいいでしょう。
コマセ釣りのコツ
イサキのコマセ釣りでのコツはなんと言ってもタナをしっかりと捉えることです。タナとは水深のことで、通常船で釣る場合には船長がどのくらいの位置にイサキの群れがいるのかを教えてくれます。リールのカウンターをしっかりと見て自分の仕掛けのタナを把握しておくといいですよ。
スーパーライトジギングでの釣り方
仕掛けはやや複雑
スーパーライトジギングの仕掛けとしてはエサは使わずにジグを落として誘いあげる釣り方なので、初心者の方でも釣果を伸ばしやすいと言われています。仕掛けとしては、メインリールをPE0.6~1号にして、フロロリーダーの3号、4号、5号のいずれかを結束して使うのがおすすめです。
タックルは比較的ライト
スーパーライトジギングのタックルはジギング専用のロッドと2500~3000番台のスピニングリールを使っているのを多く見かけます。特にイサキは口が柔らかいのでヒットした後に口内を切ってしまう可能性が高いので、専用のロッドを使う方が無難です。
ルアーは小型を推奨
イサキに限らずスーパーライトジギングでは小型のルアーを使うのが基本です。重さとしては重くても60グラムくらいにしておくとバラシも少なくて釣果を伸ばせます。ただ、潮の流れが強い場合には100グラム程度のルアーを使うこともあるので、その日の潮の様子をしっかりとチェックしましょう。
スーパーライトジギングのコツ
スーパーライトジギングでイサキを釣るコツは、控えめのアクションにするということです。青魚を狙う時と同じように大きめのアクションだと食いつきが悪いので、小さくて控えめなアクションで狙っていきましょう。
また、ルアーのシルエットが大きすぎるとヒットしにくいので、ルアーのシルエットも小さ目にするなどの工夫をしてみると釣果を伸ばせます。
釣果を伸ばすポイント
①ビシはLサイズ80号
釣果を伸ばすコツの1つ目は、ビシはLサイズの80号を使うということです。撒きエサはオキアミにしてビシのおよそ8割くらいに詰めて使用するのがおすすめです。撒きエサを詰めすぎると上手にビシからエサが出てくれないので、8割程度に留めるのがいいでしょう。
②エサはオキアミ
釣果を伸ばすコツの2つ目は、エサはオキアミを使うこと。先ほどエサはオキアミかイカの短冊と紹介しましたが、より釣果を伸ばしたいならばオキアミの方がいいでしょう。
オキアミの尻尾の1つ目の関節部分をちぎって尻尾から針に刺していきましょう。ポイントとしてはオキアミが真っすぐになっているかどうかをチェックすることです。エサの付け方1つでも釣果が左右されるのが釣りの面白いところですね。
③シャクリすぎない
釣果を伸ばすコツの3つ目は、シャクリすぎないということです。スーパーライトジギングのコツでも解説しましたが、ルアーを激しく動かすとイサキの食いつきがいまいちになってしまいます。大きくシャクるのはコマセを出す時の最初だけにして、後はあまり激しく動かさないようにしましょう。
④追い食いを待つ
釣果を伸ばすコツの4つ目は、追い食いを待つことです。イサキは群れで過ごしているので1匹ヒットしても別の針に更にヒットする可能性が高い魚です。イサキはヒットするとキュンキュンと大きく竿を引き込みます。
この時に竿の先を少し下げて、掛かっている魚が暴れないように工夫することで他の魚が更にかかりやすくなります。
イサキ釣りをもっと楽しもう!
今回はイサキ釣りの釣果を伸ばすテクニックや釣り方の種類について解説してきました。イサキ釣りは旬の時期になると人気のため興じる人が増えてきます。そうなるとどうしても周りの人と自分の釣果を比較してしまう方も出てくるので、今回の記事を参考にして、イサキ釣りを存分に楽しんでください。
釣り道具が気になる方はこちらをチェック!
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