シュノーケリングとダイビングの違いについて
シュノーケリングとダイビングはどちらも海で行う人気のアクティビティです。どちらも海の中で行うレジャーで共通しているため、明確な違いが分からない方も多いかもしれません。
今回はそんな方のために、海で人気のシュノーケリングとダイビングの違いをご紹介します。どちらを体験しようか迷っているのであれば、今回の記事を参考に、体験するアクティビティを決めていきましょう。
シュノーケリングとダイビングの特徴
ダイビングは深くまで潜れる
ダイビングは世界中で楽しまれるマリンレジャーです。空気の入ったタンクを背負って水中に潜り、呼吸をしながら海中散策が楽しめます。ダイビングを楽しむには必要な装備があり、それを装備することで海深くまで潜ることができます。ダイビングは、海の魅力がたっぷり味わえるアクティビティーの一つです。
シュノーケリングは水面近くを自由に散策できる
シュノーケリングも世界中で楽しまれているアクティビティの一つです。こちらも装備を付けることで、呼吸をしながら海の中を散策でき、海の魅力が味わえます。シュノーケリングでは水面を泳ぎながら、サンゴや魚などの海の生き物を観察できます。
散策時の違い
必要な装備が異なる
必要な装備には明確な違いがあります。まず、シュノーケリングにはシュノーケル、マスク、フィンが必要です。こういった装備はスポーツ店やホームセンターで手軽に購入できるため、やりたいと思ったときに挑戦ができます。
対してダイビングにはシュノーケリングのセット以外にタンク、浮力を調節するためのウエイトベルト、保護スーツなど全部で13点ほど装備が必要です。しかし、体験ダイビングであれば装備はすべて貸し出ししてもらえるので安心です。
散策方法や潜る深さの違い
シュノーケリングはパイプを水面から出して呼吸をするため、深い海の中を長時間泳ぐことはできません。なお、海に潜る場合は、息を止めて潜ることは可能です。ダイビングはタンクがあるためシュノーケリング以上に深くまで潜り、海の中が観察できるでしょう。
潜る深さに関しては、シュノーケリングが水面なのに対し、ダイビングは体験か、資格取得して潜るかによっても異なります。体験ダイビングでは12mまで、資格によっては18m、30mまで潜れるなど違いがあります。
観察できる生き物の違い
体験する場所によっても見られる生き物は異なりますが、どちらのアクティビティでもサンゴ礁やサメ、カメなどたくさんの生物を見ることが可能です。しかしやはり、水面、海中深くでは当然観察できる生き物は変わってきます。
ダイビングの方が深く潜るため、より幅広い生き物が観察できるのが魅力です。なお、シュノーケリングでもダイビングでも、もし特定の生き物が見たいのであれば、それが観察できる場所やツアーなどに申し込むといいでしょう。
資格や年齢制限の違い
ダイビングは年齢制限がある
シュノーケリングは特に年齢制限は設けられていないため、幅広い年齢の方に楽しんでいただけるマリンスポーツです。しかし、ダイビングは10歳以上からと決まりがあるため注意が必要です。
なおダイビングの資格取得は10歳からですが、体験ツアーであれば体験先によって異なっています。ツアーによって10歳以下でも楽しめるものもありますので、体験先の詳細を確認してみるといいでしょう。
資格の有無について
まず一人で楽しみたい場合に関してお伝えすると、資格について違いがあります。シュノーケリングは資格なしでも楽しめますが、ダイビングは資格が必要になります。ただし、体験ツアーであればダイビングも資格なしで楽しむことは可能です。
なお、資格取得をする場合、申し込む場所やショップによっても異なりますが、5~8万円の受講費が必要になります。
所要時間や費用の違い
所要時間の違いについて
所要時間にも違いがあります。ツアーに申し込まず自分たちで楽しむのであれば、シュノーケリングは遊びたいだけ、ダイビングは30~50分程度楽しむことが可能です。
ツアーに申し込むのであれば、シュノーケリングで説明なども含めて2時間、ダイビングは2時間半から5時間程度となっています。なお、純粋にシュノーケリングをする時間は40~50分、ダイビングは30分ほどです。
かかる費用が異なる
自分たちで必要な装備を購入する場合、シュノーケリングはものにもよりますが5千円以下で購入可能です。ダイビングに関しては、全部そろえるとなると30万円程度かかってしまいます。ただ、どちらもレンタルがあるのでそれを利用してもいいでしょう。
体験ツアーの費用では、シュノーケリングツアーであれば、5千円以下、ダイビングであれば1万円程度かかります。シュノーケリングもダイビングも、必要な装備は体験費用に含まれていますので、ちょっと楽しみたいという方はツアーに申し込むのがおすすめです。
ダイビングは散策後も注意が必要
ダイビングは減圧症に注意
シュノーケリングでは心配する必要がないのですが、ダイビングをする際は「減圧症」に注意しなければなりません。「減圧症」というのは、体内に吸収された窒素が体外に出る前に気泡化してしまい、めまいや体にしびれが起きてしまう症状です。
減圧症になってしまうと、自然に治ることがないため病院で治療の必要があります。ダイビングを体験する際は、インストラクターが言っていることをしっかり聞き、従うようにしましょう。
飛行機に乗る時間を考えて
飛行機に乗って体験に参加するという方もいることでしょう。その場合、減圧症のことを考えて飛行機の搭乗を考えなければなりません。なぜかというと、体験ダイビング直後の飛行機搭乗は減圧症発症のリスクが高まるからです。
ダイビングを体験した後は、18~24時間ほど開けてから飛行機に乗るようにと決まっています。旅行中に体験を考えている方は、ダイビングと飛行機搭乗時間を考えて日程を組むようにしましょう。
初心者におすすめなのはシュノーケリング
シュノーケリングは手軽に挑戦できる
初心者が挑戦するなら、手軽なシュノーケリングがおすすめです。今までご説明してきたように、シュノーケリングはシュノーケルを用いれば呼吸できるため、装備を用意すればだれでも手軽に散策ができます。また資格も必要ないため、やりたいと思ったときに挑戦できるのが魅力でもあります。
もし道具を購入するのが面倒だと思う方は、貸し出ししてくれるところもあるのでレンタルするといいでしょう。また、シュノーケリングにもツアーがあります。
ダイビングなら体験ツアーに申し込もう
初心者がダイビングに挑戦するのであれば、体験ダイビングに申し込むといいでしょう。体験ダイビングであれば、資格なしでもダイビングが楽しめますし、その際、必要な装備は体験先で用意してくれます。また、インストラクターがタンクの操作や誘導もしてくれるので安心です。
もし水面だけでなく深い海の生き物も観察したいのであれば、体験ダイビングに申し込むといいでしょう。なおツアーによって見られる生き物が変わってくるため、特にこれがみたい、というのであればそれが見られるツアーに申し込むのがおすすめです。
ダイビングやシュノーケリングを安全に楽しもう
シュノーケリングもダイビングも、どちらも海の魅力をたっぷりを味わえる人気のアクティビティです。体験するものやツアーによって、楽しめる生き物や装備、費用も異なっています。
そのため、今回ご紹介した違いを比較し、どちらを体験したいのかを一緒に行く方としっかり相談してみるのがおすすめです。どちらにせよ、海の魅力がたっぷりと味わえるアクティビティですので、旅行の際はシュノーケリングやダイビングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
シュノーケリングやダイビングが気になる方はこちらもチェック!
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