慶良間とは?
正式な名前は慶良間諸島で、36個も小さなの島から成り立っています。場所は、沖縄本島から西に約40kmの地点にあります。 ダイビングやシュノーケリングのためのスポットも、数多く存在します。沖縄本島の近くですと、青の洞窟と並ぶ、おすすめのスポットだと言えるでしょう。また、慶良間を満喫できる観光スポットも数多く点在しています。
沖縄・慶良間への行き方
慶良間への行き方ですが、沖縄本島に一旦到着し、那覇港からフェリーなどを使って移動するのが、普通です。 フェリーと高速船の2種類があり、50分~1時間30分で慶良間に到着します。どの港に到着するかはまちまちですので、確認しましょう。 フェリー・高速船の予約は2か月前から可能です。当日予約できませんので、注意が必要です。詳しくは、下記のサイトより確認ください。
慶良間諸島の島々
40弱の小島からなる慶良間諸島のうち、有人なのはたった5つです。有名な島だけ紹介しましょう。
渡嘉敷島
慶良間諸島の東端に位置します。渡嘉敷村の役場が存在し、慶良間諸島の主要な島のひとつです。 渡嘉敷港と阿波連ビーチとの間には、バスが運行されています。阿波連ビーチでは、シュノーケリングを体験できます。 渡嘉敷島への行き方ですが、沖縄本島泊港からフェリーまたは高速船を利用できます。
座間味島
慶良間諸島のほぼ中央にあり、主要な島のひとつです。古座間味ビーチといったビーチが点在します。そのためシュノーケリングにはおすすめのスポットでもあります。また、新石器時代の遺跡が存在するだけでなく、かつて琉球王朝時代の貿易拠点でした。このようにケラマブルーの海を満喫したい人から、琉球の歴史を知りたい人まで、広い範囲の観光客におすすめの場所です。 座間味島への行き方ですが、那覇港より座間味島へのフェリー・高速船がありますので、それを利用します。
前島
渡嘉敷島の東隣りにあります。釣りやダイビングで有名なスポットを訪れる観光客が多く訪れます。 前島への行き方ですが、定期航路がないため、オプショナルツアーに参加するか、チャーター船で行くしかありません。
慶良間の最適な時期
シュノーケリングやダイビングはもとより、ホエールウォッチング、そしてウミガメウォッチングまで、慶良間ではさまざまな遊び方が可能です。しかし、それぞれベストシーズンが異なります。
ダイビング・シュノーケリング
1年を通して、ダイビングもシュノーケリングも可能です。ただし、季節によって水温が異なります。最適なスーツも変ってくるので、注意しましょう。
ホエールウォッチング
ザトウクジラが、ケラマブルーの海面から現れるのが、12月から4月です。雄大なザトウクジラの泳ぎを眺めるには、このシーズンがおすすめだと言えるでしょう。
ウミガメウォッチング
ウミガメは5月から8月にかけて、産卵のために慶良間の海岸へと上陸します。ウミガメを鑑賞するのにおすすめの時期と言えるでしょう。
慶良間はダイビング向き?それともシュノーケリング向き?
慶良間の海は、非常に透明であることが知られています。その海の色はケラマブルーと呼ばれ、透明な海とサンゴ礁によって生み出されます。そんな美しいケラマブルーの海を潜ってみたい、魚やサンゴ礁を生で見たいという人がいるでしょう。 慶良間では、ダイビングかそれともシュノーケリングのどちらをおすすめできるのでしょうか?
ダイビングとシュノーケリングの違い
酸素ボンベを背負って深く潜ることが可能なのが、ダイビングの利点でしょう。ただし、ダイビングを行なうためにはライセンスが必要です。専用ライセンスがない場合には、ライセンスをもったダイバーが同伴することになっています。年齢は10歳以上でないと、ダイビングに参加することはできません。 他方シュノーケリングの利点は、年齢制限や特別なライセンスなしに気軽に参加できることです。水面上とをつなぐシュノーケルを装着することで、水中で呼吸することができます。ただし、ダイビングのように深い海に潜ることはできません。浅い場所で海を満喫したいという方に向いています。
慶良間はダイビング向き?それともシュノーケリング向き?
結論を先に言えば、シュノーケリングをしたいという方、ダイビングをしたいという方、どちらにもおすすめです。 初心者から上級者まで楽しめるダイビングポイントもあります。また慶良間には、浅い場所でも生物やきれいな海を鑑賞できるポイントもあり、シュノーケリングを行なうにも最適なスポットです。
ダイビングをするなら青の洞窟?それとも慶良間?
青の洞窟と慶良間は、ダイビング・シュノーケリングポイントとしては二大人気と言えるでしょう。ともに沖縄本島に近いので、どちらに行こうか迷うかもしれません。そこで、慶良間のメリットを挙げてみましょう。
初心者から上級者まで楽しめる(ダイビング)
青の洞窟は初心者向きですが、慶良間は初心者から上級者まで楽しめるダイビングポイントをもっています。
ウミガメの遭遇率が高い(シュノーケリング)
ウミガメウォッチングができるも、慶良間ならではです。また、5月から8月までのあいだにはウミガメが産卵期に入るために、海岸に上陸します。こうしたことから、シュノーケリングでウミガメを観測できるポイントも、慶良間には多く存在します。
慶良間の楽しみ方①(ダイビング)
初心者向きの体験ダイビングから、上級者用のドリフトダイビングまで、数多くのプランが用意されています。そこで、いくつかのプランについて紹介しましょう。
体験ダイビング
サンゴやウミガメを初めとしたさまざまな海洋生物が、慶良間諸島の近海に生息しています。ケラマブルーの海で、これらの海洋生物を鑑賞できることが、魅力のひとつであり、さまざまな生物をウォッチできる体験プランもあります。体験ダイビングでは、プロのダイバーが海中でガイドをします。そのため、ダイビング未経験者でも安心してツアーに参加できます。 また半日プランから一日プランまで用意されていますので、ダイビングのために半日だけ訪れることも可能です。料金は、7000~14000円と幅広く設定されています。プランによって、現地支払いなのか予約できるのかさまざまですので、事前に確認する必要があります。
ドリフトダイビング(中・上級者向け)
ドリフトダイビングというのは、流れのある場所で、潮の流れに乗って海の中を広範囲に移動していくスタイルです。体験ダイビングで提供されるポイントでは物足りない、いくつものポイントを廻りたいという方は、ドリフトダイビングがおすすめです。ただしライセンスがないと参加できないプランがあったりするので、注意が必要です。 慶良間でのドリフトダイビングは諸島の周辺海域で行われます。これらのポイントでは、地形や大物、そして回遊魚などを楽しむことができます。サメやマグロ、ナポレオンフィッシュといった思ってもいないような大物に遭遇することもあるかもしれません。ケラマブルーの海を深海から鑑賞できます。 一例ですが、プランの料金は12500円です。参加したいプランが現地支払いなのか、予約が可能なのか、事前に確認しましょう。
慶良間の楽しみ方②(シュノーケリング)
ダイビングと同じように、シュノーケリングのプランも多数用意されています。1日プランでも、慶良間諸島に集合して参加するプランと、沖縄本島から出発して無人島へ上陸してシュノーケリングを満喫するプランなどさまざまあります。1日プランの料金は、6500~14000円です。
半日プランの場合は、沖縄本島から午前に出発しシュノーケリングを楽しんだあと、午後から那覇に戻ってショッピングをするといったスケジュールを組むことも可能です。また慶良間諸島まで上陸する必要がないので、船に乗っている時間が短いです。そのため、子どもでも船酔いしにくく、親子連れのファミリーにおすすめです。半日プランの料金は、5500~6000円です。 各プランについては、現地支払いの場合と予約可能な場合とがありますので、事前に確認したほうがいいでしょう。
古座間味ビーチ
シュノーケリングするためにわざわざ予約したくないという人もいるでしょう。実際、個人でシュノーケリングを楽しめるポイントがあります。そのひとつが古座間味ビーチです。古座間味ビーチは座間味島にあり、慶良間で有名なビーチのひとつです。このビーチ近辺は、水深1m以下でも魚が泳いています。このような理由から、シュノーケリングのために遠くまで行く必要もありません。子ども連れでケラマブルーの海を鑑賞しながらシュノーケリングできる、絶好のポイントだと言えるでしょう。 古座間味ビーチへの行き方ですが、座間味港から徒歩で20分のところにあります。
慶良間の楽しみ方③(観光スポット)
慶良間を含めて、沖縄は台風が訪れたりと天気が安定しません。そのため、シュノーケリングあるいはダイビングをしに訪れたが、海が荒れているためにできなかったということもあるでしょう。天候不良のときに訪れることの可能な観光地があるのでしょうか? ズバリあります!ケラマブルーの色をした海を一望できる展望台などもありますが、ここではいくつかの観光スポットを紹介したいと思います。
マリリン像とシロ像
『マリリンに逢いたい』という映画が1988年に公開されました。シロという雄犬が主人公です。このシロは阿嘉島の民宿で飼われていたいましたが、座間味島にいるマリリンという名前の雌犬のために、海を泳いで会いにいったという物語です。実話をもとにした作品です。 阿嘉島にはシロの像、座間味島にはマリリン像が、それぞれ置かれています。
高良家
阿嘉島にある国指定重要文化財です。琉球王朝末期に船頭を務めた仲村渠雲上という人が建てた家屋です。自由に見学でき、琉球王朝時代の雰囲気を体験できます。
白玉之塔
1945年3月に、アメリカ軍の攻撃部隊が慶良間諸島に砲爆撃を行ないました。その後、アメリカ軍が島に上陸したために、日本軍と住民は山の中に逃げ込みました。パニックになった人々は、そこで集団自決しました。その戦没者の慰霊のために建てられたのが、白玉之塔です。
慶良間での食べ歩き
和山海雲
座間味名物のもずくそばのお店です。沖縄そばと呼ばれる中華麺と同じ製法で作られた麺が使われます。(料金は昼・夜ともに1000円以内) 和山海雲への行き方ですが、座間味港から海沿いを徒歩で伝ってすぐです。
ラ・トゥーク
座間味島にあるみやむらという民家にあるカフェレストランです。カクテルを楽しめるだけでなく、魚料理も食べられます。(料金は、昼が1000円以下、夜が3000~4000円) ラ・トゥークへの行き方ですが、座間味港から徒歩ですぐの場所にあります。
慶良間へは日帰り?それとも宿泊?
沖縄本島から近いということもあり、慶良間へは半日だけ移動し、那覇を拠点に活動したいという観光客もいるでしょう。またじっくり満喫するために、那覇ではなく慶良間で滞在したい観光客もいるかもしれません。 日帰り、宿泊ともに可能ですので、それぞれについて説明しましょう。
日帰りの場合
高速船などで那覇港から慶良間へと移動します。半日プランに参加するのもいいですし、個人で慶良間へ移動することも可能です。慶良間を満喫し終われば、那覇港にフェリーで戻ります。 またダイビングをしたいという人も、日帰りで楽しむことができます。その場合、島へは上陸せずに、ダイビングを行なうことになります。ダイビングが終われば、また沖縄本島へ戻ります。
慶良間の宿泊施設(宿泊の場合)
ホテルからペンション、そして民宿までさまざまあります。料金は4500円から19000円までと幅広いです。満室になることがありますので、早めに予約をしましょう。
まとめ
幅広い層に楽しめる自然、食、そして歴史があるのが、慶良間の特徴だと言えます。沖縄本島に近いというのも、観光プランを簡単に作成可能なポイントと言えるでしょう。是非、慶良間を満喫してほしいです。