魅力的なビーチが満載
兵庫県は複数の海に面しているのが特徴
兵庫県の海水浴場は大阪や京都の都市部からも近いのが魅力です。日本海と瀬戸内海、太平洋などの複数の海に面し、タイプが異なる海水浴を楽しむことができます。日本海側のビーチは透明度が高く比較的空いているのが特徴です。ゴザを敷いて休憩する昔ながらの「浜茶屋」スタイルの海の家が多く、ゆったりと過ごすことができます。
瀬戸内海側は水温が高めで子どもが遊びやすいのがメリットです。カフェスタイルのおしゃれな海の家も多く、若者たちから人気があります。
淡路島も人気の海水浴スポット
また、忘れてはならないのが20か所ほどある淡路島の海水浴場です。淡路島は冬でも比較的温暖な気候が続き「兵庫のハワイ」とも呼ばれています。南国リゾートを思わせるエメラルドブルーの海と白砂のビーチでは、海外旅行気分を満喫できます。
また、瀬戸内海や明石海峡、鳴門海峡、太平洋などの異なる海に囲まれているため、同じ島内でもビーチごとに違う景色や雰囲気を楽しめるのが特徴です。マリンスポーツやキャンプができる施設も多く、多彩な楽しみ方ができます。
海開きする海水浴場が満載
兵庫県には全部で40か所ほどの海水浴場があるので、お好みに合わせて自由に選ぶことができます。以下では今年海開きすることが見込まれるおすすめの海水浴場を、兵庫県北部・南部の2つのエリアに分けてピックアップしていきます。周辺の立ち寄りスポットについても別の章を設けてご紹介しますので、旅行のプランニングにお役立てください。
本記事は2022年4月28日の情報をもとにしています。お出かけの場合は公式サイトなどで最新情報のご確認をお願いします。
【兵庫県北部】海開きする海水浴場2選
1.竹野浜海水浴場
兵庫県豊岡市にある日本海側の海水浴場です。2021年の環境省の水質調査では最高ランクの「AA」を記録していて、小さな子どもでも安心して遊ぶことができます。1km近くの白砂のビーチが続き、コバルトブルーの海と西側にある猫崎半島との美しい景観が評判です。
入江の地形なので波は比較的穏やかで、遊泳エリアのほとんどが大人の足が着く遠浅のスポットです。例年は7月1日に海開きし、7月上旬から8月下旬までの長い期間海水浴を楽しむことができます。
ゆったりと過ごせる素朴な海の家が人気
竹野浜海水浴場には海開きすると6店舗ほどの海の家が開設されます。こちらはゴザの座敷でゆったり過ごせる昔ながらのスタイルが特徴です。食事はうどんやラーメン、カレーのほか、お店独自のメニューがあるのでリピートしても楽しめます。
ビーチ西端の堤防付近の岩場には魚が多く生息し、シュノーケリングスポットとしても人気です。また7月末には海上花火大会が開催され、海に映る幻想的が景色は口コミでも話題になっています。
基本情報
竹野浜海水浴場
- 住所〒669-6292
兵庫県豊岡市竹野町竹野 - 公式サイトURLhttps://www.city.toyooka.lg.jp/kanko/shizen/1002070.html
- 電話番号0796-47-1080
- アクセス日高神鍋高原ICから車で約50分
2.諸寄(もろよせ)海水浴場
兵庫県の新温泉町諸寄地区にある穴場の海水浴場です。東側の塩谷キャンプ場とあわせて諸寄・塩谷海水浴場と呼ばれることもあります。両側に岬が突き出た入江になっているため、周辺のビーチと比べると波が穏やかで、子どもが安全に遊べると評判です。
目の細かい砂によってつくられた美しいビーチは古くから「雪の白浜」と称されるほどで、観光スポットとしても人気があります。海開きは 7月の初旬で、8月下旬までが海水浴場の開設期間です。
さまざまな楽しみ方ができる穴場のビーチ
諸寄海水浴場は遠浅の地形のため、小さな子ども連れのファミリーからも人気のスポットです。海開き後には海の家が2軒ほど開設され、休憩しながらゆっくりと過ごすことができます。塩谷エリアのキャンプ場は大人800円ほどの入場料金がかかりますが、トイレ・シャワーが備わりバーベキューも楽しめます。
ほかにも釣りやシュノーケリングといったアクティビティにも人気があり、事前に届け出をすればジェットスキーなどのマリンスポーツを楽しむことも可能です。
基本情報
諸寄海水浴場
- 住所〒669-6753
兵庫県新温泉町諸寄 - 公式サイトURLhttp://xn--navi-4k6fq450b.com/navi/?news_id=54
- 電話番号0796-82-1409
- アクセス北近畿豊岡道・八鹿氷ノ山ICから車で約1時間
【兵庫県南部】海開きする海水浴場3選
1.的形(まとがた)海水浴場
兵庫県姫路市にある500mも続く遠浅のビーチで、4月から6月までは潮干狩りスポットとしてにぎわいます。海開きは7月1日で、8月末まで海水浴場として開放される予定です。海開きすると併設のキャンプ場も利用できて、バーベキューやテント泊などでゆったりと過ごすことができます。
大休憩所が整ったファミリーに人気のビーチ
駐車場の料金は1日500円ほどで、海水浴の入場料は大人800円・子ども500円ほどです。海開きすると、5000人が収容できる大休憩所を海の家として自由に使えるので、ファミリーやグループ客から人気があります。更衣室やシャワー室も備えられ、売店には食べ物やマリン用品の品ぞろえが豊富です。
基本情報
的形海水浴場
- 住所〒671-0111
兵庫県姫路市的形町的形1919 - 公式サイトURLhttp://www.matogata.com/
- 電話番号079-254-1964
- アクセス山陽道・山陽姫路東ICから車で約15分
2.アジュール舞子海水浴場
兵庫県神戸市にある1998年にできた長さ800m・幅50mの人工の砂浜です。古くから景勝地として知られた「舞子の浜」を復元した公園で、「アジュール」はフランス語で「青」を意味します。マリンブルーのきれいな色が特徴で、視界が1m以上の高い透明度を保っています。
神戸市内にある設備が充実したビーチ
正面には淡路島、西側には明石海峡大橋があり、景色を眺めながら泳げるのもこちらの特典です。例年の海開きは7月初旬で、8月下旬までが海水浴の期間となります。
数軒の海の家が開設され、飲み物や軽食の調達やマリングッズのレンタルが可能です。温水シャワーやロッカー、更衣室といった施設も充実しています。
基本情報
アジュール舞子海水浴場
- 住所〒655-0036
兵庫県神戸市垂水区海岸通 - 公式サイトURLhttps://kobe-park.or.jp/azur/
- 電話番号078-706-2011
- アクセス阪神高速・若宮ランプから車で約20分
3.慶野松原(けいのまつばら)海水浴場
約2.5kmもある淡路島で最大のビーチで、海岸に沿って約5万本の黒松の並木が続いています。遠浅で透明度が高く、国内でも数少ない「快水浴場百選・特選」に指定されたビーチです。
監視員が駐在し、ジェットスキーなどが立ち入ることもないので安心して遊ぶことができます。7月上旬に海開きが行われ8月下旬までが海水浴の期間となります。
地元グルメやバーベキューも楽しめる
海開きが行われると2軒ほどの海の家がオープンします。こちらでは「玉ねぎカレー」のような淡路島らしい地元グルメを食べられるのが魅力です。
広いビーチには5か所のトイレと有料のシャワーが開設されます。夏の間はキャンプ場が営業し、海を見ながらのバーベキューを楽しんだりテントで宿泊したりと、時間を気にせず過ごすことができます。
基本情報
慶野松原海水浴場
- 住所〒656-0306
兵庫県南あわじ市松帆古津路 - 公式サイトURLhttps://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/shoukou/kaisuiyokyujyou.html
- 電話番号0799-36-5959
- アクセス神戸淡路鳴門道・西淡三原ICから車で約5分
海水浴とあわせて立ち寄りたいスポット
1.兵庫県北部で名湯を満喫
城崎エリアは観光や散策も楽しめる
兵庫県の北部には温泉も多く、海水浴の後に立ち寄れるスポットもたくさんあります。上で取り上げた「竹野浜海水浴場」から車で15分ほどの城崎温泉は、開湯1300年以上にもなる歴史のある温泉です。外湯が7つもあるので、海水浴で冷えた体をじっくりと温めることができます。
日本海の海鮮グルメも魅力
「諸寄海水浴場」のある新湯町には1100年以上続く「湯村温泉」があります。1981年にNHKで放送された「夢千代日記」の舞台になったところで、温泉街には主演の吉永小百合さんをはじめとした著名な方の手形が残されています。
周辺には足湯もあり、休憩しながら温泉街を散策できます。また、車で30分ほどの香住町は「香住ガニ」というブランド蟹でも有名で、夏には新鮮なイカや地魚が入った海鮮丼が美味しいと評判です。
絶景&涼しいスポットも満喫
湯村温泉から内陸に車を1時間余り走らせると「日本のマチュピチュ」とも呼ばれる「竹田城跡」に到着します。標高約3500mの場所にあり、夏には城跡に広がる緑と青空とのきれいなコントラストを楽しめます。
周辺にある「史跡生野銀山」は江戸時代の採掘跡が残る観光名所です。坑内作業を再現する人形や当時のノミ跡を見学しながら、夏でも気温13℃ほどに保たれた1kmの坑道を散策できます。
2.兵庫県南部には文化財や絶景スポットが満載
神戸・姫路で観光を満喫
兵庫県南部には海水浴の前後に観光を楽しめるスポットが多数あります。神戸には明治時代のドイツ人貿易商の家(風見鶏の館)などが並ぶ「北野異人館街」や、六甲山や淡路島を一望できる「神戸ポートタワー」といった観光スポットが目白押しです。
また、姫路では世界遺産の姫路城を観光したり、「書写山円教寺」でロープウェイから緑の絶景を眺めたりとさまざまな過ごし方ができます。
淡路エリアで南国気分を満喫
温暖な淡路エリアでは1年中きれいな花を見ることができます。海開きの時期に特に人気なのはひまわりで、「あわじ花さじき」や「淡路ファームパーク」といった人気の公園では、約10万本の絶景を鑑賞できます。
また、四国との境にある鳴門海峡では最大で直径30m にもなる「うずしお」の観光がおすすめです。特に、1時間かけて運行する「うずしおクルーズ」では目の前でその迫力を感じることができます。
海開きするビーチで夏のアウトドアを満喫
兵庫県で海開きが見込まれる海水浴場をピックアップしてきました。エリアによって日本海や瀬戸内海、太平洋などの異なる海に面しているのが特徴で、遊泳はもちろん、のんびり景色を眺めたり、バーベキューを楽しんだりと多彩な楽しみ方ができます。
また、周辺には歴史的な文化財や有名な温泉もあり、充実した旅行プランが立てられるのもこのエリアのメリットです。この夏にご旅行をお考えの場合は、このような魅力的な兵庫県のビーチも候補に入れてみてはいかがでしょう。
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