自然いっぱいな三瀬とは
佐賀県の山間部の三瀬地区
北部九州の脊振(せふり)山地に、佐賀県では有名な三瀬の高原地帯があります。ここはかつて三瀬村のあった地域で、昔から蕎麦が美味しい蕎麦街道でも知られてきました。
高原は標高400mもあるので、夏でも平野より過ごしやすい土地柄です。三瀬のエリアは、現在では夏の川遊びを含め、各種の観光もたっぷり楽しめます。(当記事は2021年8月12日現在の情報を掲載中です。)
川遊びと合わせたいアウトドアの魅力
三瀬は川遊びだけでなく、バーベキューなどのアウトドアも楽しめるのが魅力です。例えば佐賀の三瀬には人気のキャンプ場が幾つかあるため、宿泊や日帰りのキャンプをしながら川遊びに夢中になれます。
また、三瀬は低山のハイキングやサイクリングをするにも、最適な高原と言われています。温泉に浸ってみたり、グルメを楽しむなど、魅力的な要素が盛り沢山です。
基本情報
佐賀市三瀬
- 住所〒842-0301
佐賀県佐賀市三瀬村三瀬 - 公式サイトURLhttp://www.mitsuse-kogen.jp/
三瀬にどうやってアクセスする?
車で三瀬にアクセスする場合
南の佐賀市街地からは、国道263号線を北上して1時間程度で三瀬に移動できます。高速道路は九州横断自動車道の、佐賀大和ICが最寄りです。北の福岡市方面からも、国道263号でのアクセスが近道です。
三瀬の各地の川遊びスポットにアクセスすれば、どこも駐車場も完備しています。しかし夏休みシーズンになると駐車場は混雑するので、お出かけには注意が必要です。
電車とバスで三瀬にアクセスする場合
3月31日最終日、午後から車で昭和バス佐賀北部方面に伺う予定です。三瀬宿ののち福岡まで帰りたい方にはお役に立てるかもしれませんので、DMにてお問い合わせください。会ったことある方限定にて。 pic.twitter.com/pknCRBeg0C
— 沖浜貴彦🚌バス路線探検家ちょんびん (@haraokan) March 23, 2020
三瀬の川遊びスポットには、JR長崎本線とバスを乗り継いでのアクセスもできます。最寄り駅は佐賀駅で、駅に直結した佐賀駅バスセンターが出発地です。
昭和バスの古湯線に乗り込むと、北の山間部の内野バス停まで移動できます。そこからは三瀬コミュニティバスの、みつせやまびこ号、なるせたかせ号などに乗り換え、三瀬の川遊びスポットの近くまでアクセス可能です。
三瀬の川遊びスポット4選!
①洞鳴(どうめき)の滝ふれあい館
洞鳴の滝ふれあい館は、三瀬高原にある自然と科学が合わさった人気の観光地です。嘉瀬川にある洞鳴の滝は落差3mの規模の直瀑。龍が鳴くように滝の音が鳴り響くことから、名付けられといいます。
三瀬郵便局の近くからアクセス可能なふれあい館は、小水力発電や太陽光発電の設備があり、学習施設や多目的トイレも完備した複合施設です。無料で利用できるので家族の川遊びにもおすすめできます。
滝の周辺での川遊び
三瀬の嘉瀬川上流部は、大きな自然の岩がゴロゴロしていたり、岩のない空間もある環境です。通常は水深が浅い場所が多くなっているので、幼い子供にとっては川遊びがしやすくなっています。
幾つもの小滝が連続していたりと変化に富む川で、最大の見どころになるのは、やはり滝。滝の水に打たれたり滝壺に飛び込んだりといった遊び方がおすすめです。
鳴瀬川洞鳴の滝リバートレッキング
この洞鳴の滝には、子供にぴったりなリバートレッキングのプログラムが存在します。これは佐賀の三瀬村農泊水深協議会が行っている、里山に宿泊しながら自然を楽しむプログラムの1つです。
洞鳴の滝を舞台として川遊びをしたり、川の探検を楽しむ内容となっています。川遊びでは終始インストラクターが付いていて、安全に遊べることはもちろん、自然の知識を得られることもメリットです。
基本情報
洞鳴の滝ふれあい館
- 住所〒842-0301
佐賀県佐賀市三瀬村三瀬 - 電話番号0952-40-7201 (佐賀市役所環境部環境政策課)
- 公式サイトURLhttps://www.city.saga.lg.jp/main/50903.html
②山中キャンプ場
金山(かなやま)の山中キャンプ場は、三瀬で人気のアウトドアスポットです。標高472mという高原の森のキャンプ場は、真夏でも空気がひんやり。脚気が治るという脚気地蔵がそばに佇んでいます。
山中キャンプ場は入園料が大人でも300円と格安で、テントサイトやログハウスなどの滞在が選べるのが魅力的です。夏休みシーズンには川遊びをメインにして、バーベキューやテント泊がおすすめできます。
森の中の川遊び
山中キャンプ場の川遊びの舞台となるのは、三瀬の金山から流れてくる小川です。岩場の小川は脚気地蔵を避けるようにカーブする形で流れ、標高が高いだけに清らかな水が流れています。
夏でも水はとびきり冷たいので、佐賀の平野部が暑い日も最高です。また、短距離のハイキングを決行すれば、上流部には道明の滝があります。川遊びと登山を組み合わせて過ごすのもおすすめです。
キャンプの施設
森に囲まれた中山キャンプ場は、テントサイトが人気です。1区画は1泊で2,000円と格安設定で、駐車場も離れていません。川遊びできる小川が近いこともメリットで、森の中でのバーベキューもはかどります。
三瀬の中山キャンプ場では、ログハウスを選ぶのもよいです。6〜7人用のログハウスが、8棟たたずんでいます。質素設備ですが、料金は3,000円台から利用できるので、川遊びを充実したい家族にもぴったりです。
基本情報
山中キャンプ場
- 住所〒842-0301
佐賀県佐賀市三瀬村三瀬山中 - 電話番号090-9795-3674
- 公式サイトURLhttps://www.city.saga.lg.jp/main/849.html
③吉野山キャンプ場
三瀬エリアの北東にある吉野山キャンプ場も、夏の季節に人気のスポットです。ここは背振山地の猟師岩山の斜面にあたり、標高500mという高所。周囲は棚田がある環境で、夏も涼しく過ごしやすいことで知られています。
吉野山キャンプ場はオートサイトやログハウスが、完全予約制で利用できるところです。夏はアジサイなど花の見どころもあり、ブルーベリー刈りを楽しめるなど川遊びだけではない魅力が詰まっています。
日差しを浴びながらの健康的な川遊び
吉野山キャンプ場の川遊びは、三瀬北部の猟師岩山より流れてくる嘉瀬川の源流で始まります。周囲は棚田でかなり開けた土地なので、小川には太陽光があたって明るく健康的です。
自然の岩がごろっと転がる川は急斜面で、小滝が連続する場所もあり、流れが早いのも特徴的。源流なので水は綺麗で、真夏でも冷たい水で川遊びを楽しめます。
キャンプの施設
車で吉野山キャンプ場にお出かけしたら、オートサイトやテントサイトはおすすめです。せせらぎという川辺のサイトは、川音を耳にしながら過ごせるのがメリット。2,000円台からと格安な料金です。
三瀬周辺では真新しいログハウスは平屋建てが4棟、2階建てが1棟あります。6,000円台からの料金で若干高級ですが、快適に過ごすのに役立つ施設です。どれを選んでも、川遊びと共にバーベキューをして過ごすことも楽しみになります。
基本情報
吉野山キャンプ場
- 住所〒842-0302
佐賀県佐賀市三瀬村藤原 井手野2436 - 電話番号080-2043-2522
- 公式サイトURLhttps://www.yoshinoyamacamp.com/
④三瀬ルベール牧場 どんぐり村
かわいい動物がいる三瀬ルベール牧場どんぐり村は、佐賀でも屈指の人気を誇る名所です。標高450m地点の広い牧場は75万㎡もの面積があります。ウマ、ヤギ、ハムスターなど色んな動物たちがいて、触れ合えるところです。
どんぐり村にはロードトレインが走り、収穫体験ができたり美味しいレストランも併設するなど、家族で楽しめる要素が満載。川遊び同様に子供がはしゃげるじゃぶじゃぶ池まで併設するので、夏にも訪れたいところです。
じゃぶじゃぶ池での水遊び
ルベール牧場にあるじゃぶじゃぶ池は、芝生や低木の緑に囲まれた場所にあります。じゃぶじゃぶ池は円形をしていて、全体は子供の膝程度の深さです。小さなせせらぎが流れ込むので、綺麗な水で川遊び同様に過ごせます。
毎年まだ水が冷たい4月からオープンし、夏休みの時期までオープンしています。三瀬の自然の川より安全性が高い上に、料金は完全に無料になっているのもおすすめな理由です。
基本情報
三瀬ルベール牧場 どんぐり村
- 住所〒842-0303
佐賀県佐賀市三瀬村杠2234−67 - 電話番号0952-56-2141
- 公式サイトURLhttps://www.dongurimura.com/
三瀬の川遊びについて
川遊びに相応しい時期
三瀬高原の川遊びは、気温と水温がぐっと高くなる6月からがおすすめです。三瀬は高原とは言え、真夏になれば気温が30度を上回る土地。しかし嘉瀬川などの清流の水温は、20度台の半ばを維持しているので快適です。
標高の高い源流地帯に行くほど、真夏でも水温は冷たくなります。川遊びの最盛期は夏休みの頃で、人気スポットはかなり人が集まるのが通常です。三瀬高原の川遊びは、秋が始まる9月頃まで続きます。
川遊びの注意点
おすすめな三瀬の川遊びスポットは浅い場所が多いですが、水底や岩場に危険な場所もあります。危険を回避するなら、アクアシューズや帽子などを着用するのがよいです。
時期によっては水かさが上がったり、水流が強くなっていることがあります。その場合は川遊びの場所をよく検討してみるか、中止したほうがよいでしょう。
三瀬のおすすめスポット
①三瀬温泉 やまびこの湯
三瀬南部のやまびこの湯は、洞鳴の滝の近くにある温泉施設です。ギザギザ屋根の建物には四季の材料を使った名物を提供するレストランもあり、コミックコーナーまでも併設なのでゆったりくつろげます。
湧き出す天然温泉は各種のお風呂を揃えているので、湯めぐりも楽しみです。三瀬での川遊びやキャンプの後に訪れてみれば、疲労が取れるだけでなく観光も充実します。
やまびこの湯のお風呂
やまびこの湯の浴室に行けば、週ごとに男女で入れ替わる、招福の湯と長寿の湯があります。三瀬の里山の四季を感じる景色のよい露天風呂、天井がガラス張りな大浴場、サウナなども完備する温泉です。
温泉の泉質は、単純弱放射能泉。痛風や神経痛など、各種の症状に効果があると言われています。さらにやまびこの湯には大理石風呂を配した家族風呂も5室が併設。川遊びの後に、家族でのんびりとお風呂を楽しむのに向いています。
やまびこの湯のグランピング
そして三瀬のやまびこの湯では、充実のグランピングまでも体験できてしまいます。これは2021年の夏に始まったばかりの、佐賀県で初めてのグランピング施設。三瀬の自然を存分に感じながら過ごせるところです。
豪華なテントの中には、寝具や家具を初めとしたキャンプアイテムが充実しています。バーベキューはもちろん、キャンプファイアーまでも実現できます。川遊びと組み合わせてみたら楽しみが広がりそうです。
三瀬温泉やまびこの湯
- 住所〒842-0302
佐賀県佐賀市三瀬村藤原3929−2 - 電話番号0952-56-2223
- 公式サイトURLhttps://www.souyu.co.jp/shisetsu/yamabiko
②旬菜舎 さと山
佐賀三瀬、#ゴリパラ聖地巡礼 ①
— ぴのさん (@pinosamanoku21) March 14, 2020
アーノヴルストカーテのウインナー。
ゴリパラで紹介されていた所は移転して、今は『旬菜舎さと山』で食べる&買う事が出来ます。
優さんが食べたツインドッグを頂きました。パセリ&サラミ味のウインナー。
肉の食感がしっかり残ってて美味しかったです。#ゴリパラ pic.twitter.com/KlaFjNXxx2
道の駅のように利用できるお店が、2012年に開業した旬菜舎さと山です。ブタのマークでお馴染みのさと山のレストランでは、ヤマメ塩焼きや黒毛和牛焼き肉など、各種のおすすめお膳メニューを用意していて人気があります。
佐賀海苔ソフトなど、海苔を使った珍しいメニューも食べられるところです。物産コーナーに行けば、佐賀の特産品である野菜、そして有田焼などの工芸品も入手できるので、三瀬での川遊びの帰りには立ち寄ってみてください。
基本情報
旬菜舎 さと山
- 住所〒840-0544
佐賀県佐賀市富士町大字下合瀬739-1 - 電話番号0952-57-3101
- 公式サイトURLhttp://sa-to-yama.jp/
三瀬で川遊びをしよう
高原の涼しさと楽しさを求めて
夏に三瀬の高原ならば、ご覧の通りに嘉瀬川など各地で川遊びが存分に楽しめます。川遊びスポットはそれぞれ特徴も異なっているので、あちこち訪ねて遊んでみるのもおすすめです。
そして三瀬ならば、温泉、キャンプ、お買い物と全ての観光要素が揃っていることも魅力的に感じられます。夏は佐賀の三瀬にお出かけして、涼しさと楽しさを追求してみたいですね。
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