キャンプ当日あいにくの雨、それでも焚き火はできる?
雨の日のキャンプなどのアウトドアは、焚き火などできないことが多くつまらないと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし雨の日でも焚き火を行うことができます。雨の日の焚き火は、火が消えないようにするのが大変ですが、雨音を聞きながら焚き火を楽しむことこそ、雨の日のキャンプの最高の贅沢でもあります。
雨の日の焚き火は晴れの日の焚き火よりも、手間や時間がかかりますが、大変な分思い出に残る体験になることでしょう。
火起こしのコツは?雨でも焚き火をする方法を解説
雨のキャンプで焚き火をする際は、タープの下で焚き火をするのがおすすめです。使うタープは焚き火をしても安心な難燃素材の生地を使ったものにしてください。さらに焚き火の火がかからないように、普段よりも高めの位置にタープを張るのがいいでしょう。
火起こしをする時も雨がかからないタープの下で行うようにし、できるだけ小さい焚き火にしておくのもコツです。雨の日の焚き火に欠かせない火起こしのコツをチェックしてみましょう。
使う薪はどんものがオススメ?
雨の日の焚き火に使う薪はできるだけ細いものを用意するのがおすすめです。細い薪を使うことで、簡単に火をつけることができます。さらに焚き火を小さくするために、薪は横置きにするのではなく、縦に重ねるようにすることが大切です。
また、雨の日は使う薪も湿ってしまいます。湿った薪も焚き火に使うことができますが、火起こしの際はできるだけ湿っていない薪を用意すると火を起こしやすいです。
湿った薪の場合は
湿った薪から火を起こすのは難しいです。そのため、湿った薪しかない場合は、割ったり裂いたりすることで、乾燥している部分を作りましょう。薪は表面が濡れていても、中は乾燥している場合があります。
火起こしさえできてしまえば、湿った薪でも焚き火に使うことができますので、最初の火起こしだけは、できるだけ乾燥した薪を用意するようにすると、簡単に着火することができます。
着火のコツ
雨のキャンプで焚き火をする時は使う薪にも注意が必要ですが、マッチやライターなど火をつける道具を濡らさないようにする注意も大切です。
雨の日のキャンプは、火起こしに使う荷物を濡らさないように、防水のあるバッグにいれたり、雨がかからない場所に置いておく必要があります。やはり、濡れている道具なで焚き火を起こすとなると必要以上の労力とコツが必要になるので、注意しましょう。
着火は大きくする
雨の日の焚き火は、薪や道具を濡らさないようにすることも大切ですが、着火できた時は、できるだけ早く火の温度を上げて火を安定させることが大切です。湿気があるとせっかく着火できたのにすぐに消えてしまいます。
それらを防ぐためにも一度一気に火を大きくして焚き火を安定させる方法がおすすめです。このようにポイントを抑えた着火方法を行えば、雨の日の焚き火も安心して楽しめます。
焚き火を行う上での注意点
雨の日のキャンプで楽しむ焚き火には、いくつかの注意点があります。直火で焚き火を楽しむ場合は、地面が濡れているので、なかなか火がつかないことがあります。そんな時は、石や濡れていない薪を並べて、できるだけ濡れていない場所で焚き火を行うようにするのがおすすめです。
薪は、並べ方によって屋根のように使うことができます。井形になるように薪を組んだ上に蓋をするように薪を置けば、薪が屋根代わりになり、雨の侵入を防いでくれるでしょう。
タープの使い方に注意
雨のアウトドアではタープやテントが大活躍してくれます。タープがあれば、雨の屋外でも快適に過ごすことができるので、雨の日の強い味方です。そんなタープですが、基本的にタープの下で焚き火をするのは推奨されていません。
タープの下で焚き火を行う方法は、火をできるだけ小さくしたり、タープの高さを高くして火が燃え移らないようにする必要があります。さらに焚き火の上だけでも難燃性のタープを使うと火が燃え移りにくいので安心です。
雨の日に重宝する、おすすめアイテム3選
雨の日のキャンプやアウトドアを快適に過ごすには、いくつかおすすめのアイテムがあります。雨の日に持っていく荷物選びの際に参考にしてみて下さい。
1.難燃タープ
難燃タープ
素材 | 難燃加工素材 |
---|---|
サイズ | W150×H110㎝ |
雨のアウトドアでタープの下で焚き火をしたい時は、難燃生地を使ったタープを使うと安心です。畳むと専用の袋に入るので、持ち運びも簡単です。雨の日のキャンプにタープを持っておけば、快適に安心して焚き火を楽しむことができます。
難燃素材のタープは、火を使わない場合でも普通のタープ同様に使うことができるので、いざという時のために用意しておくと便利でしょう。
2.着火スティック
着火スティック
個数 | 6個 |
---|
雨の日は着火に時間がかかります。そんな時に、着火剤があると便利です。着火剤があると、濡れた薪や新聞紙を使っていても着火しやすく、火が安定します。
キャンプなどアウトドアに出かける際は、着火剤を多めに荷物の中に入れておくと、いざという時にとても便利です。比較的安く購入できるので、アウトドアに出かける時の荷物に加えてみて下さい。
3.焚き火台
焚き火台
重さ | 3800g |
---|---|
大きさ | 41×47.5×30cm |
雨の日の地面は濡れています。そんな時は焚き火台があると直火で焚き火をするよりも効率的に火をつけることができます。最近では、直火不可なキャンプ場も多いので、焚き火を楽しみたいアウトドアの場合は、焚き火台があると便利です。
焚き火台があれば、その上で調理もしやすくなるので、アウトドアを快適に過ごすことができます。
もし焚き火ができなくても…雨キャンプの楽しみ方
もし、雨や強風などによって焚き火ができなくてもテントの中でゆっくり過ごしたり、読書やカードゲームを楽しんだり、雨だからできる楽しみ方を満喫してみるのがおすすめです。また、焚き火を使わなくてもコンロなどを活用することで、暖を取ったり、調理を行うことができます。
特にタープの下で、ゆっくりと時間をかける料理に挑戦してみるのもいいでしょう。
雨対策も考えておこう
キャンプなどのアウトドアは自然の中で行うので、急な天候の変更などがよくあります。そんな時も慌てず天気を楽しむような気持ちになれるように、荷物を準備する時に、雨対策も頭に入れておくのがいいでしょう。
雨でも安心してテントの中で過ごせるような防水対策や、雨具などの用意も必要です。また、キャンプでは料理も必須になってくるので、雨の場合はどのように調理をするかも考えておきましょう。
火の扱いに気をつけて雨キャンプや焚き火を楽しもう
雨の日のキャンプは焚き火をするにも、火の扱いが難しいです。なかなか着火ができなかったり、雨で焚き火が消えてしまうこともあります。しかしタープの下で焚き火をしたり、乾いた薪などを用意することで、雨の日でも焚き火を楽しむことができます。
雨キャンプは、さまざまな制限があり楽しめないと思っている人もいるかも知れませんが、コツを抑えて雨だからできる楽しみ方を実践したりテント内でゆっくりしてみるのもおすすめです。
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雨キャンプには、対策とコツが必要になります。雨でもキャンプを楽しむ方法はたくさんあるので、天候に身を任せて雨キャンプならではの楽しみ方を実践してみて下さい。

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