シマノ・ムーンショットS100M
トリプルクロスサーフTCX-1002SURF
ダイワ・オーバーゼア103M
テイルウォーク・SSDサーフラット98M
シマノ・ネッサXR(S108M+)
ヒラメ釣りはサーフでも楽しめる!
サーフでのヒラメ釣りの魅力とは
堤防釣りのように足場と水面との高低差がないため、安全性が高いサーフ(砂浜)は近年、高級魚のヒラメを釣る場所として人気が出てきました。
サーフはエリアが広いため、人との距離を保つことができて落ち着いて釣りを楽しめるというメリットもあります。また、砂地ではルアーが根掛かりする危険性も少なく、初心者でも気軽に始められるのも人気の理由の1つでしょう。
ヒラメが釣れる場所は?
サーフフィッシングで釣果を上げるには、ヒラメが生息しそうな場所を狙って仕掛けを落とすことが重要です。「ヨブ」という海底に起伏のある場所は小魚が集まりやすい場所で、それを捕食するためにヒラメがやってきます。
また、河口付近の流れのある場所や離岸流が起こるエリアも、ヒラメが獲物を追って現れやすいフィールドです。
ヒラメが釣れる時期は?
ヒラメが釣れやすくなるのは気温が上がってくる4月以降で、それ以降は次第にサイズが大きくなっていきます。特に秋から冬になると大きく成長し、「座布団クラス」と呼ばれるほどになります。この時期のヒラメはエサも豊富で、脂がよくのっているのも魅力です。
サーフ用のヒラメロッドは種類が豊富
以下ではヒラメを釣るためのロッドの選び方を解説し、おすすめの商品をピックアップしていきます。有名ブランドの人気シリーズや、コスパ抜群の専用ロッドまで多彩なので、楽しみながらお気に入りを探してみてください。
本記事は2022年3月29日の情報をもとにしました。ご購入の際は最新情報のご確認をお願いいたします。
サーフ用のヒラメロッドの選び方
1.サーフ用のヒラメロッドは10フィート程度が主流
サーフからヒラメを狙う場合は、ルアーをある程度の距離まで投げる遠投性能が必要です。遠投のためには一定の長さが必要で、ヒラメロッドは10フィート(3.05m)前後が主流となっています。
軽めのルアーでロッドアクションを楽しみたい方向けには、10フィート以下のロッドも販売されています。また、より遠くに投げたい場合は、10フィート後半のロングタイプがおすすめです。
2.30g以上のルアーを扱えるロッドを選ぼう
ヒラメ用のルアーには、ミノーやメタルジグ、シンキングペンシル・ワームなどのたくさんの種類があります。
ヒラメは水深が深い場所に生息することが多く、ルアーをその位置まで沈ませるにはある程度の重さが必要です。目安としては、30g以上のルアーを投げられる性能がある竿を選びましょう。
ロッドの硬さは「M」が目安
ルアーの対応範囲とロッドの硬さは密接な関係があり、30gが余裕をもって投げられるのはM(ミディアム)程度のロッドとなります。繊細なアクションで小さめのヒラメを狙う場合はML(ミディアムライト)を、座布団クラスのヒラメをターゲットにする場合はMH(ミディアムヘビー)を選びましょう。
3.穂先が柔らかい先調子のロッドを選ぼう
ヒラメは他の魚のようにルアーを吸い込まずに、噛みついて食べるのが特徴です。穂先でヒラメを弾いてしまうのを避けるため、ヒラメ用には先端が柔らかいロッドを選びましょう。
また、ヒラメ釣りでは小刻みなルアーのアクションを使うことが多いため、先端部のみがしなる「先調子」のロッドが最適です。
4.ヒラメ専用ロッドもおすすめ
上で述べたような機能や性能を併せ持っているのがヒラメの専用ロッドです。さまざまなメーカーからヒラメやフラットフィッシュ専用のシリーズが販売されているので、候補にしてみてください。
他にもシーバスロッドやショアジギングロッドでも、ヒラメ用の条件を満たすものがあり、兼用で使うこともできます。
サーフ用のヒラメロッド【1万円台】2選
1.シマノ・ムーンショットS100M
シマノ・ムーンショットS100M
長さ | 3.05 |
---|---|
自重 | 166g |
仕舞寸法 | 156cm |
ルアー重さ | 8g~42g(プラグ) |
有名な釣り具メーカー・シマノが2021年にリニューアルしたシーバスやヒラメ、ライトイトショアジギング用のロッドです。特にS100Mタイプはサーフでヒラメをターゲットにするのに適しています。
軽量ですが、50gまでのメタルジグに対応する耐久性があります。シマノの上位機種の機能が搭載されていて18000円程度はリーズナブルな部類でしょう。ほかにも、軽量のルアーで繊細な釣りをするならMLクラス、座布団ヒラメ狙いならMHクラスを選べます。
有名メーカーの技術が詰め込まれた高コスパ品
ムーンショットに搭載されているシマノの最新技術の一つが「ハイパワーX」です。薄いブランクスにカーボン素材をX状に巻き付けて、強度と粘りを増しています。ブレが少なくなるため、竿のコントロールがしやすく、飛距離が出るのがメリットです。
ガイドには摩擦の少ないSiCタイプを搭載し、ライントラブルが起こりにくい仕様です。ヒラメ以外にも青物やシーバスといったパワーのあるターゲットと渡り合うこともできます。
2.メジャークラフト・トリプルクロスサーフTCX-1002SURF
トリプルクロスサーフTCX-1002SURF
長さ | 3.05m |
---|---|
自重 | 非公開 |
仕舞寸法 | 非公開 |
ルアー重さ | 10~45g |
国内の人気釣り具メーカー・メジャークラフトから販売中のサーフ専用モデルです。「TCX-1002SURF」は10フィートの扱いやすい長さで、メタルジグなどの重いルアーにも対応します。
他に「982SURF」という全長が短いモデルもあり、消波ブロックなどの近場にひそむヒラメを狙うのに最適です。17500円ほどの価格帯で、高強度のEVA素材のグリップやゴールドの縁取りが高級感を出しています。
強度のメリハリがついた専用のヒラメロッド
トリプルクロスサーフは、4軸構造のカーボンで構成したバット部をさらにカーボンテープで締めることにより、ヒラメの引きにも負けないパワーを引き出しています。一方で、穂先はやわらかい設計で、獲物の当たりをしっかりと感じられるのも特徴です。
ガイドには軽量で摩擦が少ないSiCリングを搭載し、ロッドに対して傾斜がついたK型のガイドセッティングにすることにより、ライントラブルを防いでくれます。
サーフ用のヒラメロッド【2万円台】2選
1.ダイワ・オーバーゼア103M
ダイワ・オーバーゼア103M
長さ | 3.12m |
---|---|
自重 | 175g |
仕舞寸法 | 160ⅽm |
ルアー重さ | 10~45g |
フィッシング用品の有名ブランド・ダイワから昨年(2021年)発売された最新のロッドです。「103M」はサーフや堤防をフィールドにした竿で、ミノーやメタルジグのような重いルアーから軽量のワームまでを扱えます。
さまざまな釣り方ができるので、ヒラメ以外にもシーバスやマダイといった多彩な魚種をターゲットにできるのも人気のポイント。シリーズ名が刻印された赤のワンポイントが印象的なロッドで、価格は23000円ほどです。
高性能でさまざまな釣りを満喫できる
オーバーゼアにはダイワ独自の「X45」という、カーボン繊維を斜めに巻いて強化する技術が搭載されています。これにより、ブランクスの耐久性だけでなく、感度や操作性も高くなっているのが特徴です。
ガイドには富士工業のステンレスフレーム製を採用し、トップ部には強度の高いSiCリングが搭載されています。小ぶりなシングルフットガイドなのでぶれが少なく、キャストの時に振りぬきやすい仕様です。
2.テイルウォーク・SSDサーフラット98M
テイルウォーク・SSDサーフラット98M
長さ | 2.94m |
---|---|
自重 | 169g |
仕舞寸法 | 152cm |
ルアー重さ | 最大42g |
SSDサーフフラットは、ルアーフィッシングの総合ブランド・テイルウォークから販売されています。サーフでのフラットフィッシュ専用のロッドで、「98M」はプラグやジグ、ワームを用いた釣りに対応する汎用的なモデルです。
シリーズ品には「106M+」という3.2mのロングタイプもあり、最大60gの重いジグを遠投して広範囲をサーチするのに向いています。どちらも22000円ほどの価格帯で、150cm前後に収納することが可能です。
専用の機能が詰まったヒラメロッド
SSDサーフフラットシリーズには扱いやすさと、釣果を得るための実戦的な性能が備わっています。ブランクスはヒラメの引きに負けない頑丈なつくりで、先端を柔らかくすることによりヒラメの弱い当たりにも素早く反応することが可能です。
ガイドはライントラブルの少ないKガイドで、先端には糸抜けのよいSiCガイドを採用しています。また、グリップエンドは長めの設計で、脇に挟んで長時間の釣りも楽しめます。
サーフ用のヒラメロッド【3万円以上】1選
1.シマノ・ネッサXR(S108M+)
シマノ・ネッサXR(S108M+)
長さ | 3.25m |
---|---|
自重 | 172g |
仕舞寸法 | 113.3ⅽm |
ルアー重さ | 8~42g |
シマノのネッサXRは昨年(2021年)の秋に発表された、サーフフィッシング用の新作シリーズです。中でも「S108M+」はパワーのある製品で、40g程度のミノーやメタルジグ、ジグヘッド付きワームに対応します。
座布団クラスのヒラメや、力の強い青物といった多彩な釣果が期待できるのもこのロッドの魅力です。ミドルクラスのラインナップで価格は35000円ほどと、ご紹介するシマノのロッドの中では最も高価です。
軽量で耐久性が抜群&多彩な魚種を狙える
ネッサXRには「カーボンモノコックグリップ」という、カーボンを中空構造で成形したグリップが採用され、軽くて感度が高いのが魅力です。また、特殊なカーボン素材を用いた「スパイラルXコア」や「ハイパワーX」の採用により、ブランクス本体の耐久性を確保しています。
3ピースの並継竿で、「スクリューロックジョイント」というロック機構で接続する仕組みです。緩みにくく取り外しも簡単なので、釣りの準備や撤収作業がスムーズにできます。
お気に入りのロッドで釣りを満喫!
サーフでのヒラメ狙いにおすすめのロッドをご紹介してきました。ヒラメ用にはメタルジグやバイブレーション、ミノーといった多彩なルアーがあり、釣りのスタイルもさまざまなです。繊細な当たりと強い引きというギャップを楽しめるのも、ヒラメ釣りの醍醐味になります。
ご自分にあったロッドを入手して、実際にサーフで試してみてはいかがでしょうか。
サーフのヒラメロッドが気になる方はこちらもチェック!
下にはサーフにてヒラメ釣りをする場合の、タックルや仕掛けの選び方、注意点についての特集をリンクしました。こちらもあわせてお楽しみいただければ幸いです。
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