初心者でも簡単にできるチチワ結び
リールを使わない延べ竿を利用する場合、仕掛けは毎回竿からつけ外しなければなりません。そんな時には簡単に結べ、かつ簡単に外せるという点でチチワ結びが最適です。チチワ結びは簡単に取り外しができるため、初心者でも簡単に挑戦することができるでしょう。
チチワ結びとは
チチワ結びはどのような結び方？
チチワ結びというのは、釣り糸を結ぶ方法の中でも一番といっていいほど簡単な結び方になります。結び目を二つ作っていくのですが、通常の一重のやり方ではなく、八の字になるように結んでいきます。実際の結び方については、次の項目で詳しくご説明しますので、しっかりチェックしていきましょう。
チチワ結びは何に使える？
チチワ結びを覚えておけば、先ほどお伝えしたようにリリアン（竿先）へのラインの接続、そしてサルカンやハリスへの結束も可能です。難しいノットワークは時間もかかるため大変ですが、チチワ結びを覚えておけば、簡単に丈夫な結束が作れます。
チチワ結びの作り方
ここではチチワ結びの作り方を、分かりやすく説明するために太いロープを使ってご紹介します。延べ竿を使った渓流釣り、小物やフナ釣りを楽しむために便利なチチワ結びの作り方は簡単ですので、この機会に覚えてみてください。
手順1
まずは、釣り糸を折り返して二重にし、輪っかを作っていきましょう。分かりやすく手は添えていませんが、糸が緩まないよう指でしっかり押さえておくようにしておくと作りやすいです。
手順2
出典：ライター撮影
輪っかの根本を手で持ったまま、くるっとひねりましょう。この時も、ひねった部分が崩れないよう根本は持ったままにしておくと安心です。
手順3
出典：ライター撮影
先端部分をほどけない側の輪っかから通していきます。通したらぎゅっと締めてしまえば一つ目の結び目が完成です。この時、余分な糸はカットしておくようにしましょう。
手順4
出典：ライター撮影
一つめと同じ手順で、さらに先端にチチワ結びをしていけば完成。結び目がちょうど、八の字のような形になっていればOKです。なお、中間の輪と先端の輪では、先端の方が、輪が小さくなるようにしていきましょう。
一度覚えてしまえば簡単にできる方法だということが分かっていただけたのではないでしょうか。事前に何度も練習をしておき、安心して釣りに臨めるようにしておきましょう。
リリアンへの付け方
延べ竿の穂先、リリアンへの付け方の手順をご紹介しましょう。チチワ結びは、取り付けも簡単ですが取り外しも簡単です。ここでは外し方についてもお伝えしますので、付け方から外し方までしっかり覚えておくと、実際に釣りの際にスムーズに作業ができることでしょう。
手順1
出典：ライター撮影
リリアンへ結びつけるときは、まず真ん中の輪っかの中に釣り糸を入れ込んでいきましょう。
手順2
出典：ライター撮影
糸を入れてできた輪っかに、穂先を通していきましょう。そしたら道糸を引っ張り、一つ目の結び目も一緒に輪から出して締め付けていきます。ほどけないようにしっかりと結んでください。なお、取り外しは簡単ですので、ゆるく結ぶ心配はありません。
手順3
出典：ライター撮影
穂先に糸をしっかりと固定出来たら完成です。なお、取り外し方についてお伝えしておきますと、先端の輪っかを引っ張るだけで簡単に外すことができます。
チチワ結びは簡単に作れるだけでなく、強度もある結び方です。初心者は特に、仕掛けの部分でてこずってしまうことが多いため、まずはチチワ結びを覚えておくとスムーズに釣りを楽しむことができるでしょう。
サルカンへの付け方
サルカンへの付け方もお伝えしておきます。この場合、チチワ結びは1度行えばOKです。強度もある結びなので、外れる心配もありません。サルカンへの結び方も簡単ですので、この機会に覚えてしまいましょう。
手順1
出典：ライター撮影
サルカンの代わりに、カラビナを利用しています。まずはサルカンの輪っかにチチワ結びを一度下だけの輪っかを通していきましょう。その後、サルカンに通した輪の中にサルカンごと入れ込んでいきます。
手順2
出典：ライター撮影
釣り糸部分を引き込んで締めこめばサルカンとの接続が完成です。ただ輪っかで通すこともできるのですが、チチワにして通した方がより強度も上がるので安心です。
まとめ
渓流釣りやフナ釣りなど、いろいろなシーンで活躍する延べ釣りには、チチワ結びが欠かせません。他にも結び方はありますが、作り方が簡単なことを考えると、特に初心者の方にとってチチワ結びが最適な方法になります。強度も強く、穂先への結び方、取り外しも簡単ですので、何度か練習をして、釣りに挑むようにしてみてはいかがでしょうか。
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釣りでの結び方はさまざまな方法があり、暮らし～のでは他にも漁師結び、オルブライトノット、テグスの結び方についての記事があります。結び方を知りたい方はぜひ、こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。なお、検索機能もありますので、知りたいことは検索可能です。
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出典：ライター撮影