TEAM 釣武者 |ケプラーニードル 516394
MCworks/MCワークス|PRボビン2 レギュラーウエイト(ボビンのみ)
結び方(ノット)の強み
結び方にはそれぞれ強みがあります。荷物がほどけない様に硬く縛る結び方。逆にすぐにほどける様にする結び方。引っ張られると結び目がきつくなる結び方など、皆さんも日々の生活の中で、その用途目的に応じた結び方を使い分けていると思います。釣りにおいても結び方は重要です。この記事では、釣りで頻繁に使用するオルブライトノットという結び方を紹介すると同時に、日常生活でも使える様々な結び方を紹介いたします。
オルブライトノットとは
こぶ結び(かた結び)や蝶々結びは皆さんも普段の生活でよく使われていると思います。こぶ結び(かた結び)の強みは、結び目をほどけなくすることです。新聞や雑誌を束ねる時などに使用します。蝶々結びの強みは、何度も結び直せることです。靴紐を結ぶ時などに使用します。オルブライトノットの強みは、太さの違う紐などを繋ぐ時に使用します。結び目の特性上、基本的に引っ張られる力に強いので、釣りによく使われる結び方です。
フライフィッシングでの用途
オルブライトノットのフライフィッシングでの用途は、バッキングラインとフライラインを繋ぐ時に使用します。バッキングラインとは、フライリールの下巻きとして使用するラインです。2つのラインは太さが違い、且つ引っ張られる力に適したオルブライトノットは結び方として最適です。
オルブライトノットはシーバス釣りにも使える
シーバス釣りで一般的に使われるPEライン。リーダーとPEラインを結ぶ時もオルブライトノットが使えます。ただ強度を重視するなら他の結び方(SFノット)が一般的です。もしオルブライトノットを使うなら、変形オルブライトノットで結びましょう。
ノットの重要性
釣りにとってノット(結び方)は重要です。実際に釣り場に到着し、道具のセッティングを始める時、当然ラインや釣糸、釣り針も結びます。その時、現場で手早く、確実に結ぶ事ができるか? この技術は回数をこなすことにより培われますが、事前準備も必要なことは勿論のこと、現場で手早く結ぶためには練習も必要です。ノットのトラブルのほとんどが「早く釣りがしたい!」という焦りから、手順や回数を間違えてしまうことによるトラブルです。せっかくこの日のために購入した道具が、釣果を出さずに ロストすることが無い様に、あらかじめの練習と準備はしっかり行いましょう。
オルブライトノットの結び方
ではオルブライトノットの結び方を紹介します。ここではフライラインとバッキングラインの結び方をご紹介します。 ※PEラインの結び方も同様ですので参考にしてください。
①フライラインをU字に折り曲げ、できた輪の中にバッキングラインを通します。(青い紐がフライライン、白い紐がバッキングラインです。)
② 通したバッキングラインをU字でできた2本のフライラインを束ねるように巻き付けます。(巻き始めは少し輪を残す感じで巻き付けると良いです。)
③バッキングラインを10回程度巻き付けたら、巻き始めた側に折り返し、残しておいたフライラインの輪に通します。
④フライライン2本、バッキングライン2本を両手に持ち、ゆっくりと締め上げて完成です!
以上がオルブライトノットの結び方手順です。 いかがですか?難しいノットではないですよね。 オルブライトノットは、数あるノットの中でも、比較的簡単で、強度もあるノットの一つですので、これを機に覚えましょう!
変形オルブライトノットの結び方
オルブライトノットは太さが違うラインをつなぐ結び方としては最適な結び方ですが、太さが同じラインをつなぐ場合すっぽ抜ける可能性があります。それを改良し、オルブライトノットの強度を増したのが、この「変形オルブライトノット」になります。PEラインとリーダーを結ぶノットの一つとしてご紹介いたします。
オルブライトノットの注意点
オルブライトノットは正しく結べばすっぽ抜けることはありません。ただ結び方を間違えたり、結び方が甘かったりすると、すっぽ抜ける可能性があります。以下にオルブライトノット3つの注意点を上げますので、実際に結ぶときの参考にしてください。
注意点① 焦らず、ゆっくり、丁寧に結ぶ
何事もそうですが、手順通りに丁寧に行うことが大事です。焦って手順を飛ばしたり、間違えて覚えたりすると、すっぽ抜けなどのトラブルに繋がります。ゆっくり、丁寧に結びましょう!
注意点② 密に巻く
バッキングラインをフライラインに巻き付ける時(前述の手順③)、密に巻き付けることが大事です。間をあけて巻いてしまうと、オルブライトノット本来の強度を発揮することができません。
注意点③ 締め込む時に結び目を湿らせる
最後に締め込む際、バッキングラインを湿らせると、結び目が柔らかくなってさらに強度が増します。お試しあれ。
オルブライトノット以外の結び方
釣りで使われるノットは、オルブライトノット以外にも数多くあります。 その中でもポピュラーなノットを3つご紹介いたします。それぞれ非常に強度が高く、オルブライトノットに比べ難易度は上がりますが、このあとご紹介するノット補助具を使うことで、綺麗に、確実に結ぶ事ができます。是非チャレンジしてください。
PRノット
ボビンホルダーを利用することで、安定した強度を保つことができる結び方です。シーバス釣りで使われるPEラインとリーダーを結ぶ定番のノットです。
MIDノット
ラインとリーダーを結ぶノットでは、かなりの強度がある結び方です。
FGノット
リーダーとシーバス釣りで使われるPEラインを結ぶノットの中で、一番ポピュラーなノットです。
ノットの補助具
強く、きれいにノットを仕上げる為に、ノット補助具があります。前述のPRノットなど、補助具がないと結ぶ事が難しいノットもありますので、本格的に行う方は購入をおすすめします。
ケプラー切断専用はさみ SK11
ケプラー繊維専用のはさみです。PEラインや小さいラインカッターでは切るのが大変な太めのラインを切るには最適なはさみです。
ケプラーニードル
ケプラーニードルはケプラー繊維のラインでノットを作る際、ラインに穴を開ける道具です。ノットと言うより編み込み仕掛けと言った方が良いですが、仕掛けを作るには必須アイテムです。
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PRボビン
名前の通り、PRノットを結ぶ為のアイテムです。リーダーにPEラインを巻き付ける時に使用します。
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この他にも様々なノット専用ツールがあります。大物の魚を狙う場合は、これらノット専用ツールを使用し、確かな強度でノットを結ぶ必要があります。良い釣りにするためにも、事前にコツコツ準備することが大事です。、
オルブライトノットを覚えましょう
オルブライトノットは日常生活にも使える
オルブライトノットは、日常生活でも役に立ちます。「紐の長さが足りない」や「紐を短く切りすぎた」など、日々の生活でよくあると思います。そんな時、このオルブライトノットなどの釣りで使う結び方が役に立ちます。紐をつなぎ合わせる結び方は、通常の結び方とは違い、引っ張られる力に強い、強度が重要になります。このオルブライトノットを日々の生活の中で有効活用してください。
キャンプや様々なアウトドアでも使えます。
紐を繋ぎ合わせる結び方を知っている人は以外に少ないです。前述でも記載した通り普段の生活でそういった場面に遭遇し、サッと繋ぎ合わせれば、一躍注目の的です。またキャンプや様々なアウトドアでも、このオルブライトノットを使うことができると思います。 是非活用し、一躍注目の的となってください。
最後に
釣りは、「竿」と「釣り糸」、「釣り糸」と「釣り針」をつなぎ合わせて行いますので、結び方を知らないと釣りはできません。海釣り、例えばシーバスやジギングなど、ノットの強度も重要になります。ネットでノットの検索をすると数多くのサイトがあり、ノット別の強度比較など細かく分析されているサイトもあります。釣りをする中で、リーダーがすっぽ抜けたり、様々なライントラブルに対応するためノットが考え出され、釣りで使われております。そのぐらい釣りにとってノットは重要であり、言い換えれば様々な釣りを裏で支える、縁の下の力持ち的な役目がノットと言えるでしょう。また基本的に釣りで使われる結び方は、今回ご紹介したオルブライトノットを含め、引っ張られる力に強い結び方ですので、釣り以外でも普段の生活の中で使う時があると思います。今回のオルブライトノットの紹介記事をご参考にしていただき、釣りはもちろんのこと、普段の生活の中でも、釣りで使う「ノット」をお役に立てていただけたら幸いです。