焚き火 エプロン
Tokyo Camp
コールマン ファイアーディスク
ユニフレーム ファイアグリル
チャッカマン
着火剤
バンドック 火バサミ
耐熱グローブ
ハンドアックス
シースナイフ
失敗しない焚き火のやり方を解説!
私は、昨年の11月からソロキャンプを始めて、テントの設営や快適な空間作りに挑戦してきました。私がキャンプで最も気に入っている時間は「焚き火」です。揺れる炎の前で何も考えずに佇む時間。お酒を飲みながら楽しむのにもおすすめです。
焚き火はキャンプの醍醐味といえます。しかし、焚き火は薪を買って燃やせば始められるようなものではありません。ギアをそろえたり、安定した火に育てるまでいくつかの工夫が必要です。
当記事では、焚き火のやり方を前後編に分けてご紹介。前編では、焚き火の準備や必要な道具から着火の手順まで解説します。
焚き火をやるために必要な準備はコレ
まずはキャンプ場の予約から
焚き火をするためには、適切な場所を選ばなければいけません。一般的な公園や河川敷では、基本的に焚き火はNGと定められている場合がほとんどです。
私がいつも利用しているサイトは「なっぷ」という検索サイト。自分が訪れたい場所や地域を指定すれば簡単にキャンプ場を見つけられます。
初めて焚き火をする場合におすすめしたいのは、日帰りのデイキャンプです。さらに、レンタル品が充実しているキャンプ場だと安心です。
焚き火台や薪、火バサミなど必要なものがレンタル品としてそろっていると、気軽に焚き火に挑戦できます。
服装にも気を付けよう
焚き火 エプロン
焚き火はほとんどの場合、周辺に火の粉が舞います。そのため、ポリエステル製の服は火の粉が付着すると簡単に穴が空いてしまいますので、アウターとして着用しない方がよいでしょう。
夏の場合は、火の粉が飛んでも大丈夫なように長袖のコットンシャツとロングパンツの着用がおすすめです。冬の場合は、フリースやダウンの上から帆布製の焚き火エプロンなどを身につけておくと、防寒と火の粉が飛んできたときの対策になります。
体調管理して備えよう
一見、焚き火に関係なさそうな体調管理ですが、楽しむ上で自分が元気であることは欠かせません。アウトドアに慣れていない人が、半日外で過ごすと非常に疲れます。焚き火をするためにキャンプ場へ訪れる1週間前から睡眠と食事に気を遣って、元気な状態を維持して当日を迎えましょう。
焚き火に欠かせないギアをチェック!
焚き火を楽しむには、さまざまなギアをそろえる必要があります。ここでは、そろえたいギアや選び方を解説しますので、購入やレンタル前にチェックしておきましょう。
1:焚き火台
最近では、直火禁止のキャンプ場がほとんどであるため、焚き火台は必須アイテムです。焚き火台には、さまざまなサイズがありますが、使用人数と使いたい薪の大きさに応じて選ぶようにしましょう。
大きい焚き火台は、一度に大量の薪を乗せられるため、強い火力をキープしやすいのがメリットです。しかし、携行性には劣りますので、おすすめできるのは車で移動する人に限られます。
小さい焚き火台は、携行するのには困りませんが、乗せられる薪の量が限られてしまうことや、耐荷重に劣るなどが考えられるでしょう。適した種類の焚き火台を選ぶと快適に使用可能です。
焚き火台には、いくつかの種類がありますので、それぞれの特徴やおすすめポイントを解説します。
コンパクトな折りたたみ式
Tokyo Camp
ツーリングキャンプや荷物を極力減らしたいミニマムキャンプには、折りたたんで持ち運びできる焚き火台をおすすめします。火床の板が薄く、折りたたむとザックの隙間に収納可能。構造的に火の粉が真下に落ちやすいため、耐熱性のある焚き火シートも購入しておきましょう。
焚き火もバーベキューも簡単
コールマン ファイアーディスク
コールマン「ファイヤーディスク」は、脚を広げて設置するだけの手軽さが魅力。付属の焼き網は横から炭を入れやすく、バーベキューも手軽です。焚き火の準備から後片付けまでとにかく簡単に済ませたい人におすすめします。
大型・耐久性の高いベストセラー
ユニフレーム ファイアグリル
ユニフレーム「ファイアグリル」はサイズも大きく、焚き火からバーベキュー、ダッチオーブン調理までなんでもこなせる焚き火台です。マルチになんでもこなせますが、ややかさばるため、オートキャンプをする人におすすめします。
2:ライター
チャッカマン
火打ち石も趣があって、焚き火気分を高めてくれる存在です。しかし、初心者のうちは炭への着火にも便利なトーチバーナーがあると安心です。
また、「チャッカマン」をはじめとした首が長いタイプもおすすめ。組んだ薪の中央においた着火剤にそのまま点火できます。
コンビニなどで販売されているライターでももちろん構いませんが、新聞紙や着火剤など火元を手に持って着火する必要があるため、火傷するリスクも考えられるでしょう。
3:着火剤
着火剤
着火剤には、さまざまなタイプがあります。ジェル・固形・オーガニックなどがあり、それぞれの特徴を解説すると、ジェルタイプは袋に1回分がパッケージされたものは劣化しにくく、長期間保存可能です。
固形タイプはワックスや油脂を固めており、着火しやすさ、火持ちのよさが特徴。オーガニックタイプはヤシガラや野菜から抽出したオイルを利用し、燃やしても臭いが発生しにくいのがポイントです。そのため、バーベキューなどの火種におすすめします。
4:火バサミ
バンドック 火バサミ
火バサミは薪の位置を変えたり、火力を調整したりと安全に焚き火を楽しむのに欠かせません。主にトングタイプとシザータイプの2種類があります。
トングタイプは、壊れてもすぐに買い替えやすいリーズナブルな価格のものが多く、シザータイプは値が張りますが、丈夫で機能性に優れるものが多い印象です。初めて焚き火に挑戦するのであれば、リーズナブルなトングタイプをおすすめします。
5:耐熱グローブ
耐熱グローブ
薪を持ったり、斧を扱ったり素手で行うには危険な作業をするときに手を保護できるアイテムです。軍手などでも構いませんが、耐熱性のあるレザーグローブだとより安心して焚き火を楽しめます。
ミトンは脱着しやすく、手にフィットするグローブは手にはめたままでも作業しやすいのが特徴です。
6:ハンドアックス
ハンドアックス
ハンドアックスは太い薪を使いやすい太さに割るのに欠かせません。ハンドルの材質によって使い心地が変わります。主にウッドか樹脂の2種類があり、斧の重みで薪を割るのがウッドハンドル、遠心力を活かすのが樹脂ハンドルの特徴です。
メーカーによって価格帯は異なりますが、樹脂ハンドルの方が比較的安価なものが多くラインナップされています。
7:ナイフ
シースナイフ
ナイフは、焚き付け用の細薪を簡単に作ることができるアイテムです。一定よりも細くなった薪は斧で割りにくい場合があります。そんなときにナイフがあると、焚き付けを便利に作れますし、フェザースティック作りや料理などに幅広く使えるのもポイントです。
ナイフを薪割りに使う場合は、ハンドルにもブレードが通ったシースナイフを選ぶようにしましょう。
焚き火の手順をイチから解説!
キャンプ場で、焚き火をする準備から火を安定させるまでの手順を解説します。コツを押さえれば難しくありませんので、覚えておきましょう。
1:焚き火台の設置
焚き火台を設置する際、テントやタープが風下に来ないようにしましょう。これは火の粉が舞って、タープやテントに穴を空けないための対策です。
テントに使われていることが多いポリエステルは燃えやすいため、付着すると火事の原因にもなります。また、可能な限りテントなどから離れた場所に焚き火台を設置すると安心です。
2:薪割り
薪は購入した状態のままだと、中々火がつきません。実際に私がした失敗ですが、斧を購入する前に焚き火にチャレンジし、トーチバーナーで炙っても上手く着火できませんでした。
焚き火をする際、細い薪・中くらいの薪と2種類の太さを準備しましょう。細ければ火が付きやすい代わりに早く燃え尽き、太くなるほど長時間燃焼します。
太い薪は火持ちがよい分、酸素が不足すると不完全燃焼になりやすいため、燃焼状況に応じて細い薪を足しながら焚き火を楽しみましょう。不完全燃焼になると、煙が発生しやすくなります。
3:薪を組んで点火
薪の組み方はあらゆる方法がありますが、基本的には空気の通り道を確保することが大切です。下に中くらいの薪を置き、周囲に細い薪を画像のように組みます。そして、中心部に着火剤を置いて点火すれば、すぐに薪へ燃え広がります。
薪の組み方は、目的や燃焼時間に応じてアレンジしましょう。後編で解説しますので、チェックしてみてください。
4:焚き火が安定するまで
細い薪に燃えうつれば、焚き火の様子を見ながら火バサミを使って調整します。このときに細い薪を焼べていき、火の勢いを強めていくようにするとよいでしょう。
焚き火が安定してきたら、燃えやすい皮を下にして太い薪を加えていきます。薪割りの項目でも触れましたが、太い薪が上手く燃えないと不完全燃焼になり、煙が発生しやすくなるので、少しずつ火を育てるようなイメージで、薪を太くしていきましょう。
後編では楽しみ方や後始末を解説します
前編では、焚き火の準備や必要な道具に関して解説しました。事前準備や必要な道具、焚き火が安定するまでの流れを知っておくとスムーズに楽しめます。後編では焚き火の楽しみ方や後始末のやり方、私の失敗談について紹介しますので、併せてチェックしてみてください!
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