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【冬〜春】アオリイカは泳がせ釣りが◎釣りの基本やおすすめ釣具を徹底解説!

アオリイカは釣り人にとって魅力的な海釣りのターゲットです。アオリイカの釣り方はヤエン釣りが主流ですが、泳がせ釣りの仕掛けなら初心者でもトライできると注目されています。今回はアオリイカの習性や泳がせ釣りの基本と仕掛け、おすすめの釣り具などを詳しく解説いたします。
2022年3月5日
eiji0601
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アオリイカとは?

釣り人が憧れる魅力的な対象魚

出典:pixabay.com

アオリイカは日本近海に生息する大型のイカで、優雅に海中を泳ぐ姿を見たアングラーなら誰でも釣り上げたくなる魅力的なターゲットです。食材としても肉質が柔らかく甘みと弾力があり「イカの王様」と称されています。

しかし、釣り上げるには少々難易度が高く、ベテランでもボウズの日があります。ですが、逆に難しいからこそ多くのアングラーの魂に火をつけ、アオリイカ釣りに向かわせるのです。

アオリイカの釣り方は特殊

出典:pixabay.com

アオリイカの釣り方は普通とは異なり特殊です。魚は針についているエサを口で食いつくのに比べ、アオリイカはエサを足で捕まえてから抱えるようにして食べるので、アタリやアワセの入れ方が魚とまったく違います。

そのため釣りあげるのが難しく、釣り方も餌木(エギ)仕掛けのエギングに、特殊な掛け鈎(カギ)を後から送り込むヤエン釣りや、生きた小魚をエサにする泳がせ釣りなど独特の進化を遂げています。

初心者でもトライできるのが泳がせ釣り

最近は船からアタックするイカメタルが盛んになっていますが、手軽にショアからキャスティングでアオリイカにトライしてみたい方におすすめなのが、アジなどの活エサを使う泳がせ釣りです。今回はアオリイカの習性や泳がせ釣りの仕掛けを中心に、イカ釣りの基本やおすすめ釣具を徹底的に解説します。

アオリイカの特徴と習性

①アオリイカの生息域とサイズ

出典:pixabay.com

アオリイカはきれいな暖かい海水を好む南方系のイカで、日本海側では福井県より南、太平洋側では千葉県より南の海域に生息しています。サイズは最大で40cm~50cmで、重さは5kg以上まで成長する沿岸部では大型に部類されるイカです。イカ釣りでは波止や磯で釣れる1kgで良型、2kgで大物、3kgを超えると超大物と言われています。

②産卵と成長

出典:unsplash.com

アオリイカは初夏の頃に、海岸近くの岩礁帯や海藻が茂る場所にやってきて産卵します。卵は約3週間で孵化(ふか)し、夏の終わりから初夏には5cm〜10cmの体長になり、成長スピードが早いのが特徴です。

この時期のアオリイカは「新子」または「見えイカ(豆イカ)」と呼ばれ、好奇心が旺盛なのでエギ(餌木)というルアーを使うエギングで多くの釣果が得られます。また成長が早い分、寿命が約1年と短いのも特徴です。

③生息水深と棚

出典:unsplash.com

秋も深まると20cm以上に成長し、浅瀬にいた新子も深い場所に移動するのでエギングでは釣るのが難しくなります。この季節から好物の小アジなどの活きエサを使う泳がせ釣りや、掛け鈎(カギ)でアオリイカを引っ掛けるヤエン釣りに移行します。

アオリイカは成長過程により生息水深が変わるのが習性です。それに合わせて棚の深さを調整しなければなりません。その棚をさぐり当てるのもアングラーの楽しみの一つでしょう。


冬〜春のアオリイカは泳がせ釣りが最適

冬から春にかけ成長したアオリイカの大物を狙うにはヤエン釣りが主流ですが、ヤエン釣りは多少技術とコツがいるベテラン向きの釣り方です。ですが、アオリイカ釣りに慣れていない人でもあきらめてはいけません。ショアや堤防から投げ釣りで挑戦できる浮かせ釣りなら、アオリイカを釣ることができます。

初心者でも挑戦できるウキ泳がせ釣り

出典:unsplash.com

ウキ泳がせ釣りは、ウキの下の仕掛け(針)にアジなどの活きエサをつけポイントに投げ込む釣り方です。ロッドやリールを扱える技術さえあれば初心者でも大物アオリイカにアタックできます。

アジの活エサを使うので、ウキの動きやアタリのタイミングのコツを掴かみましょう。また活エサのアジに元気がなければ釣果は期待できないので、アジを入れるバケツとブクブク(空気を送る道具)を忘れないように準備してください。

アオリイカの泳がせ釣りの仕掛けとタックル

アオリイカの泳がせ釣りに出かけるにはどんな仕掛けとタックルを準備すればよいのか迷う方が多いのではないでしょうか。仕掛けやタックルにはさまざまなタイプがあります。仕掛けを選ぶポイントや、最適なロッドやリール、ラインなどを紹介しましょう。

①仕掛けは色で使い分ける

仕掛けには針がついている部分が透明と黒色の2種類があります。アオリイカに活きエサが仕掛けだと気づかれないために、昼間は透明、夜間は黒色がベストです。アオリイカは食欲が旺盛ですが注意深い習性があるので、釣りをする時間帯で仕掛けの色を使い分けるようにしましょう。

②ウキ泳がせ釣りのタックル

出典:unsplash.com

ロッドは長さ5m前後の3号から5号がベストです。短いロッドは使い回しが楽ですが、アワセを入れたときの力が仕掛けまで伝わりません。リールはドラグ調整機能がリールの後ろに付いている、アオリイカ専用のリアドラグタイプや中型スピニングリールがおすすめです。

ライン(道糸)はアオリイカのヒキに対応する太めのナイロン4号〜5号またはPE1号がよいでしょう。もちろん対象のアオリイカのサイズによっても変わります。

③胴付き仕掛けは自作できる

投げ釣りの仕掛けは主に天秤仕掛けと胴付き仕掛けがありますが、胴付き仕掛けは構造がシンプルなので自作できます。またアタリがダイレクトに伝わり根掛かりに強いのがメリットです。

作り方は、まず仕掛けの長さを決めハリスをカットします。道糸側にサルカンをオモリ側にスナップ付きサルカンを結びます。サルカンに糸を通し輪を作り、輪の中に糸の端を4回通して締めれば完成です。自作の仕掛けにトライするのも楽しいですよ。

アオリイカの泳がせ釣りの基本

①エサの付け方

泳がせ釣りではアジなどの活きエサを針に付けますが、付け方は鼻掛けと背掛けの2種類があります。鼻掛けはエサが自由に泳ぎアオリイカにアピールできるのがメリットですが、身切れしやすいのがデメリットです。

背掛けは身切れはしにくいのですが、エサの魚が弱りやすいデメリットがあります。アタリが少ない時は鼻掛け、アタリが多いときは背掛けにするなど、臨機応変に対応しましょう。


②棚の狙いかた

ウキ泳がせ釣りはウキ下の長さが決まっているので、朝・日中・夜間でアオリイカの棚に合わせ調整するのがポイントです。夜間の月夜や朝夕方のマズ目の時間帯は、アオリイカは海面近くに浮いてきてエサを漁るのでウキ下は短めにします。逆に日中は海底近くを回遊するのでウキ下を長めにし深めの棚を狙うのがベストです。

③仕掛けの投げ方

出典:unsplash.com

仕掛けはふんわりと優しくキャスティングするのがポイント。力任せに投げると活エサが身切れを起こし飛んで行ってしまいます。また、活エサのアジが大きいと、アジの動きや重さでウキが沈むことがあるので、その場合はウキの号数をあげたりオモリを軽めにして調節しましょう。

④アタリとアワセ

アオリイカのアタリは、ウキが沈み浮き上がってこなかったり、ウキが横に移動するのが特徴です。竿を持ちリールでラインを少し巻き、アオリイカ独特のグイーンという引きを感じるならアワセを入れます。

竿を真上にあげるくらいのアワセでは力が届きません。少し走らせてから大きくアタリを入れると仕掛けが跳ね上がるのでバラしにくくなります。またドラグを締めすぎていると身切れしてしまうので、抵抗したらラインが少し出るように調整しましょう。

泳がせ釣りおすすめのロッド(釣竿)

泳がせ釣りの仕掛けの長さは1〜1.5mもあるので、遠投するためのロッドは4〜5mの長さと、アオリイカの引に合わせるために強度や柔軟性も必要です。アオリイカの泳がせ釣りにおすすめのロッドを2つ選んで紹介します。

①タカミヤ H.B concept HIBIKI ISO FUKASE-EX 遠投

出典:amazon.co.jp

カーボンを採用しているので軽量で張りがあり、全長も4.5mあるのでショアからのアオリイカの泳がせ釣りだけでなく、遠投カゴ釣りや遠投サビキ釣りにも対応するロッドです。仕舞も106cmの5本継の振り出し竿なので持ち運びも便利で、振り抜けのコントロールも抜群で軽快な釣りを楽しみたい方におすすめします。

タカミヤ H.B FUKASE-EX 遠投

出典:Amazon
全長4.5m
自重302g
継数5本(振出)
仕舞長106cm
素材エポキシ樹脂:カーボン含有率57%、グラス繊維43%

②ダイワ インターライン リーガル 2号-42 (磯竿)

出典:amazon.co.jp

外側にガイドがなく道糸をロッドの内部を通すインターラインなので、道糸が絡むトラブルが少なく初心者でも安心して扱えるロッドです。ブランクス内部のベタつきを抑えるリニア構造と、ダイワ独自の耐水撥水加工を施し、外ガイドに劣らない軽快なライン放出性を実現しています。

遠投やアワセ感などほかの機能も信頼性が高く、アオリイカの泳がせ釣りに限らず幅広く利用できる多目的ロッドです。

ダイワ インターライン リーガル 2号-42 (磯竿)

出典:Amazon
全長4.16m
自重190g
継数4本
仕舞長110cm
素材

おすすめのエスポール・ロッドホルダー

釣りは仕掛けを投入して直ぐにアタリがくるとは限りません。特にアオリイカの泳がせ釣りでは活エサが動くので、長時間手でロッドを持ち続けるのは非常に疲れます。そんなときロッドを支えるアイテムがエスポール(Sポール)です。

もともとエスポールはカメラを固定し3脚のように支えるアイテムですが、エスポールの上部をロッドが置けるようにしたのがロッドホルダーです。ここではおすすめを2つ選んで紹介します。


①ダイワS-060ラッキーポール No.1

出典:yahoo.co.jp

砂浜などの砂地にポールを刺しロッドをしっかりと支えるタイプのロッドホルダーです。高さは78cm〜130cmまで調節可能で、軽量設計で収納サイズもコンパクトなのでどこにでも手軽に持っていけます。ただし地面がコンクリートなどの防波堤では使えないのが残念なところです。

ダイワS-060ラッキーポール No.1

出典:楽天
サイズ直径16mm、2継78〜130cm
重量250g
素材スチール

②[S.fields.inc] ロッドホルダー クーラーボックス用

出典:amazon.co.jp

クーラーボックスなどに取り付け、ロッドを固定させるステンレス製のホルダーです。釣り場が砂地でもコンクリートの防波堤でも、取り付け可能なボックスさえあれば場所を選びません。

ロッドを傷つけないようにプラスチック製のクッションがついていて、スライド式で直ぐに取り外しができるので、急なアタリにも対応できて安心です。パラソルホルダーにもなるので雨の日や強い日差しよけにも利用できます。

ロッドホルダー クーラーボックス用

出典:Amazon
サイズ7×7cm 内径28mm 2個セット
重量440g
素材ステンレス(取り付けネジ8個付き))

泳がせ釣りで憧れのアオリイカをゲット!

アオリイカ釣りのまとめ

アオリイカは難易度の高く、ざまざま釣り方で釣れるので釣り人の心を惹きつける魅力的なターゲットです。ここまでアオリイカの特徴と習性、ウキ泳がせ釣りをメインに釣りの基本や仕掛けやタックル、おすすめのロッドやロッドホルダーを紹介してきました。これらを参考にしてぜひアオリイカをゲットしてみてください。

泳がせ釣り以外の釣り方が気になる方はこちらをチェック!

当サイトではアオリイカに関する記事をたくさん掲載しています。アオリイカ釣りを始める前の基本情報や、アオリイカの釣果アップの季節や時間帯、エギングやヤエン釣りに興味がある方はぜひ参考にしてください。