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【キャンプ料理の醍醐味】熾火(おきび)とは?作り方&燃焼時間を延ばすコツを解説!

熾火(おきび)とはなにかご存じでしょうか。熾火は焚き火の1つで、炎が出ていない状態のことを言います。熾火は温度が安定するので、キャンプ料理を作るときにとても便利。今回は熾火の作り方や燃焼時間が延びるコツをご紹介いたします。
2022年3月1日
monsanpoko
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熾火(おきび)ってなに?

熾火はこんな焚き火

出典:pixabay.com

熾火(おきび)とは火がついた薪や炭の芯が真っ赤な状態のことです。炎が出ていないため煙の量も少なくすむだけでなく、温度も安定します。しかし温度は700~900℃もあり、とても熱いので火傷には十分注意してください。

どんなことが出来る?

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炎が出る焚き火と熾火では、それぞれ向いていることが違います。炎が出る焚き火は明かりや観賞用に向いており、熾火は強い火力よりも安定した温度が必要なものに向いています。そのため熾火は次のことにぴったりですよ。

おいしい料理を作る

出典:pixabay.com

熾火とはバーベキューを含めた料理に最適な焚き火なのです。炎が強い焚き火で調理すると、食材に煙のにおいが移ったり、焼きムラが出てしまったりします。しかし熾火は先述したように煙が少ない上に温度が安定しているので、調理したい食材にまんべんなく火が通り、おいしい料理が出来ます。

火力の調整は、熾火に食材や調理器具を遠ざけたり近づけたりすることで行えますよ。バーベキューなどで調理するときには、ぜひ熾火を使ってください。

薪ストーブも使える

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熾火は近年人気の薪ストーブにも使えます。熾火にすることで薪の節約になるだけでなく、燻(いぶ)したようなにおいを防げるのです。さらに熾火にしていると、薪をくべる頻度が少なくなるので、ゆったり過ごせるようになりますよ。

熾火の作り方と処理の仕方

熾火の作り方

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熾火(おきび)の作り方はとてもシンプルです。まずは薪を組みます。すき間を作りながらピラミッドのイメージで、三角形に薪を組みましょう。薪の下には着火剤や火種になるものを置いておきます。

着火してからは、薪を足したり動かしたりせずに、そのまま放置しましょう。炎が収まり、薪や炭が真っ赤な状態になれば、熾火の完成です。熾火が弱くなってきた場合は薪を足して、同じように置いておきましょう。熾火とは焚き火と違って、放置することで完成する火なのです。

熾火の処理の仕方

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熾火は手を近づけたときに熱があれば、まだ燃えています。熾火の処理の仕方には主に3つ。まず1つ目は最後まで燃焼させる方法です。焚き火を終わらせる時間から逆算して、薪を足すのをやめて熾火を完全に燃焼させます。

2つ目は灰になるまで熾火を燃やす方法、3つ目は水で消火する方法です。ただしキャンプ場のかまどでは水による消火は控えましょう。かまどが濡れたせいで、次の人が使いづらくなります。

熾火(おきび)の燃焼時間を延ばすコツは?


空気の通り道を作る

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焚き火は空気がないと消えてしまうので、空気の通り道を作りましょう。空気の通り道があれば、焚き火は特別なことはしなくても、勝手に燃えてくれます。先述したように、すき間を作りながら、三角形に薪を組む方法がおすすめです。

薪をあまり触らない

薪の炎が大きくなるのは、薪から出る可燃性ガスに着火するから。この可燃性のガスは高温になると発生します。しかし薪をたくさん触ると、火の温度が下がってしまい、いつまで経っても熾火が完成しません。あまり薪を触らずに焚き火を燃やしましょう。

薪の種類を混ぜる

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薪には大きく分けて種類が2つあります。1つは燃焼時間が短いけれど、すぐに火がつく、松や杉などの針葉樹。もう1つはなかなか火がつかないけれど、燃焼時間が長い、ナラやクヌギなどの広葉樹です。針葉樹と広葉樹の薪を混ぜて使うことで、燃焼時間が伸びます。先に針葉樹の薪を、次に広葉樹の薪を使いましょう。

熾火(おきび)をするときに気を付けること

風の強さを確認する

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風が強いときに焚き火をすると、火の粉が舞う可能性があります。舞った火の粉は100m飛ぶこともあり、テントだけでなく山に燃え移って火事になってしまうことがあるので、火が強いときに焚き火にはやめておきましょう。

テントやタープから離れる

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そもそもテントの近くで焚き火をすると、火の粉が飛んでテントに穴が開くことがあります。穴が開くだけならまだしも、燃え移る可能性もあるので危険です。自分のテントに穴が開くだけなら残念、で終わりですが、隣の人のテントに穴を開けてしまった場合は謝罪と弁償をしなくてはいけません。テントやタープから離れたところで焚き火をしましょう。

熾火(おきび)をするときのマナー

直に熾火を作っていいか確認する

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熾火を作るときには、地面に直接火をつけていいのか確認しなくてはいけません。芝生があるところなどでは、焚き火や直に熾火を作ることが禁止されている場合があります。もしも直接熾火を作ってはいけない場合は、焚き火台を使いましょう。

新聞紙や段ボールを火の中に加えない

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新聞紙や段ボールの紙類は火がついた状態でも、風によって舞うことがあります。舞った紙が原因で火事が起こると非常に危険です。そのため火を起こすときには紙類をたくさん使うのではなく、着火剤や開いたまつぼっくりなどを使いましょう。

ゴミは燃やさない

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キャンプをする上でとても大切なことです。特にプラスチックのゴミを燃やすと、不快なにおいをさせるだけでなく、有害物質が出てしまいます。キャンプをしているほかの人にも迷惑ですが、なにより環境汚染につながってしまうので、ゴミは燃やさずに持って帰りましょう。

キャンプ場の消灯時間以降は消す

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キャンプ場の消灯時間は21時から22時であることが多いです。実は薪が燃えるときのぱちんっという音は、意外に響きます。消灯時間には熾火を含めた焚き火を消して、明かりはテントの中だけで使いましょう。声の大きさも小さくして静かに過ごすのがマナーです。

熾火(おきび)を作るのに必要な道具は?

熾火を作るところ、焚き火台

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焚き火は直接地面で起こしてはいけない場合が多いため、必要になってくるのが、焚き火台です。大勢で焚き火や熾火を楽しみたい場合は、大きいサイズのものを選びましょう。ソロキャンプを楽しむ場合はコンパクトで、軽いものだと便利です。どんな風に使うのかによって、使い分けましょう。

火傷や怪我を防ぐ手袋

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火を起こす準備や焚き火を作っているときは、怪我をする場面が多々あります。そのため手袋があると、怪我や火傷を防げるのでおすすめです。耐火性があると火の粉が飛んできても、穴が開くことが少なくなります。商品によっては、熾火の薪を持てるくらいの耐熱性がありますよ。

最初に火をつけるための火口(ほくち)

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火口とは火をつけるときに使う、燃えやすいもののことです。焚き火をするときに火口がないと、薪に火が燃え移らず火がつかない、ということがよくあります。つまり焚き火をするには火口が必要不可欠なのです。ほぐした麻縄のほかにも、乾燥して開いたまつぼっくりや、杉の葉っぱが火口として使えますよ。

薪を割るための斧

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ホームセンターの薪は大きいことが多く、使う時に薪割りをして小さくしなければ火がつきにくいのです。そのために必要なのが斧。平らな岩や切り株の上で、垂直に薪を立ててから、薪の木目に沿って何度も斧を振り下ろすと割れます。

大けがに繋がるので斧の軌道に手や足を置かずに、一緒にいる人に声をかけてから行なってください。

熾火(おきび)作りにあると便利なもの


火花が強力、ファイヤスターター

メタルマッチ、ファイヤスチールとも呼ばれる道具で、勢いよくこすって火花を発生させて、火をつける道具です。マッチやライターは湿気のあるところや、標高の高いところでは、火がつかない場合があります。

しかしファイヤスターターなら濡れたとしても、拭けば再び火花を出すことが出来るため、いざというときに頼りになる道具です。

薪や枝を加工するナイフ

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ナイフがあれば枝を整えるだけでなく、実は薪を割れます。細く割った薪を削って、フェザースティックという火口を作ることも可能です。ちなみにブッシュクラフトという、自然の恩恵を受けながらアウトドアをする方法をするときにも、強い味方となってくれます。

フェザースティックの作り方

フェザースティックを作るときは、細く割った薪を使いましょう。薪の角を狙って、刃を寝かせて薄く削ります。薄く削ると表面がくるくると丸まり、火が付きやすくなりますよ。しばらく削って角がなくなってきたときは、薪を回転させて別の角を狙って、薄く削りましょう。

薪を削るとき、ナイフは親指と人差し指だけに力を入れて、残りの指は添える程度にしておくのがポイントです。

薪を動かすための火ばさみ

薪の位置を動かしたい、薪を焚き火の中に入れたいときに役立つのが火ばさみ。もちろんトングでも代用出来ますが、重い薪をはさんだときに曲がってしまう可能性があります。薪を燃えやすい位置に動かすためだけでなく、火傷防止にもなるため、あると便利です。

マナーを守って熾火を楽しむ

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熾火があると温かいだけでなく、料理をしてキャンプ飯を楽しむことが出来ます。しかし1番大切なのはマナーを守ること。しっかりと熾火の処理をしたり、適切な場所で熾火を作ったりして、火事に気を付けてください。コツをつかむと熾火を起こすのが楽しくなり、料理もおいしく出来ますよ。

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