シマノPRO・LTコンパクトハンドルバー
3T・スーパーレジェーラ
日東・M106SSB
ディズナ・ジェイフィットモア
イーストン- EC70 エアロロードバー
自分にぴったりのドロップハンドルを探そう!
ドロップハンドルはスポーツ自転車の主要部品!
ツーリングなどに人気のロードバイクや、ダートも走るシクロクロスなどのスポーツ自転車についているドロップハンドルは、前傾姿勢をとることにより、太ももやお尻、腕などの全身の筋肉を使えるメリットがあります。
また、体を低くすることによって、空気抵抗も減らせるので、高速走行が求められるレースにも対応できる自転車部品です。
魅力的なドロップハンドルが満載!
スポーツ系の自転車を購入すると標準のドロップハンドルが付いてきますが、慣れてくると疲れ具合や手の感触などに不満を覚える方も多いのではないでしょうか。国内外の多くのメーカーがスポーツ自転車に対応するドロップハンドルを手掛けていて、どれを選んだらよいか迷ってしまいそうです。
ここでは、ドロップハンドルの選び方を解説し、安全に走行できる製品をタイプ別にピックアップしていきます(本記事は2022年2月2日の情報をもとにしました)。
自転車用のドロップハンドルはどう選ぶ!
ドロップハンドルの名称について
自転車で走行する時にドロップハンドルのさまざまな場所を握りますが、おおよそ4つに分けられます。フラット部はドロップハンドル上部の平らなところで、ママチャリなどの自転車と同じ体制で乗れる握り位置です。
それより少し先端方向にあるのがショルダー部、その先の延長部がブレーキなどと一体のブラケット部になります。その先にあるドロップ部(先端含む)は、レースやヒルクライムなどの前傾が必要な場合にも活躍するポジションです。
ドロップハンドルのサイズと選び方
なお、ドロップハンドルを横からみて、フラット部から先端までの縦の長さをドロップ、横方向の付きだし長をリーチと呼び、自転車の扱いやすさにかかわる重要な部分です。一般に小さいと前傾が少なめで初心者にも対応します。
また、ドロップハンドルの幅は肩幅と同じくらいのものを選ぶのが一般的です。他にも指の長さや体の柔らかさなども関係してくるので、実際にショップで確認することをおすすめします。
ドロップハンドルの種類&選び方
また、ドロップハンドルには大きく分けて3種類ほどのタイプがあります。ショルダーからドロップまで円を描く「シャロー」はどこでも握りやすく、昔から根強い人気です。
また、ショルダーの曲がりが少なく、ドロップの一部が直線状のものは「アナトミック」と呼ばれ、力を伝えやすいのが利点ですが現在は種類が少なくなっています。
主流はアナトミックシャロー!
また、アナトミックのドロップを曲線にしたものは、アナトミックシャローやコンパクト型と呼ばれます。ドロップまでの距離が短く、小柄な方や初心者にも安全に走行できるのがメリットで、現在のスポーツ自転車向けのドロップハンドルの主流です。
自転車のドロップハンドル【シャロー】2選
1.シマノPRO・LTコンパクトハンドルバー
シマノPRO・LTコンパクトハンドルバー
釣り用品などでも有名なシマノの自転車部品ブランド「PRO」が手がけるドロップハンドルになります。リーチは70mmほどと短めでドロップは125mmと標準的なサイズです。
幅は380・400・420・440mmという4種類で、肩幅に合わせて選べます。この自転車部品のラインナップには、フラットの一部を握りやすい扁平型にした「エルゴノミック」なるタイプもあり、どちらも価格は3500円ほどです。
目盛りが特徴的な初心者にも人気の製品!
この自転車部品の素材には6061アルミ合金が用いられ、約280gの軽量ですが強度があるのが特徴です。また、ステムやライトなどの取り付け用に目盛がプリントされ、個性的なアクセントにもなります。
価格も安いのでドロップハンドルの交換を始めてする方にもおすすめです。純正品の自転車部品から変更したところ、手に伝わる振動が減ったとの口コミもあります。リーチが短いコンパクトタイプのため、楽な前傾姿勢をとれるのも魅力です。
2.3T・スーパーレジェーラ
3T・スーパーレジェーラ
1961年にイタリア・トリノで創業した自転車部品の老舗3T(スリーティ)から販売されているスポーツ自転車向けの製品になります。リーチは105mmでドロップも148mmと、ご紹介するなかでも最も深い前傾姿勢をとれるのがこのドロップハンドルの特徴です。
アルミ(PRO)とカーボン(TEAM)、高弾性カーボン(LTD)の3種類あり、それぞれ13000円・41000円・49000円ほどと価格に幅があります。
軽量で長いリーチはヒルクライムにもぴったり!
このドロップハンドルは250g(PRO)・186g(TEAM)・166g(LTD)と軽量ですが、トップ部が太めに作られているので剛性が高いのが魅力になります。サイズは400・420・440mmがあり、ケーブルを内装できる仕様なのも便利です。
軽くて深く沈めるためヒルクライム用の自転車にもぴったりで、丸形の形状はどこを握ってもストレスがないと口コミでも高い評価の製品になっています。
自転車のドロップハンドル【コンパクト】2選
1.日東・M106SSB
日東・M106SSB
日東(にっとう)は大正12年で創業した埼玉県川口市の会社で、福島工場にて主に自転車用部品を製造しています。熟練の職人が手作りで作るスタイルで、安全性や快適性が評判です。
このドロップハンドルもアルミ製にしては300g程度と軽量で、高温にしてから高速で冷やす焼き入れ作業により、剛性としなやかさを確保しています。幅は380・400・420mmで、カラーはシルバーとブラックがあり、値段は7500円ほどとリーズナブルです。
剛性としなやかさがある高コスパ品!
この自転車部品は、リーチ が78mm、ドロップも128mmとどちらも短めなので前傾が浅く、初心者にも人気の商品になります。また、ドロップハンドルの上部は扁平な形状につぶされていて、握りやすい形状です。
必要な部分だけを太くしたメリハリのある形状が美しく、「HEAT TREATED」という熱処理済みの赤いタグもいいアクセントになります。なお、日東は競輪選手にも自転車部品を提供しているだけに信頼性も抜群です。
2.チネリ・BOSS
チネリ・BOSS
チネリは1948年の創業で、レース向けのロードバイクや自転車部品を提供するイタリアのブランドです。レースに対応できる品質だけでなく、デザイン性や快適性も兼ね備えているのが特徴で、このドロップハンドルも同じコンセプトで作られています。
印象的なのが大胆にプリントされたロゴです。このおしゃれな外観に惹かれて購入するかも多いのではないでしょうか。また、接合面の厚みを変えて強化するダブルバテッドアルミが使われており耐久性も抜群です。
レースにも使えるデザイン性の高い自転車部品!
この自転車部品は、フラット部が扁平形状になっていて疲れにくい構造です。また、125mmと浅めのドロップのため下ハンドルを楽に握れて、トラックやシングルスピード(変速機の無い自転車)などのレースでも活躍します。
幅は400・420・440mmがラインラインナップし、価格は9350円ほどとリーズナブルなので、初心者向けとしてもおすすめです。
自転車のドロップハンドル【その他】2選
1.ディズナ・ジェイフィットモア
ディズナ・ジェイフィットモア
東京サンエスの自転車関連ブランド・ディズナ(DIXNA)から販売されているドロップハンドルになります。アナトミックタイプの自転車部品で、下ハンドル部の一部が直線になっているフォルムが独特です。
幅(360・380・390mm)のタイプはリーチ75mm、ドロップ115mmと短めの設計のため、体に近い位置で握れるのが魅力で、初心者や小柄な方からも支持を得ています。価格は7500円ほどとリーズナブルです。
国産で初心者でもなじみやすい!
このドロップハンドルには、ほかにも幅400・410・420mm(リーチ81cm・ドロップ125mm)のラインナップがあります。幅が10cm刻みなので体にフィットするサイズを選びやすいのもこの自転車部品のメリットです。
また、材質はアルミニウム合金のダブルバテッド加工で、292g(400mm品)と軽いのも特徴になります。口コミでは直線・曲線部のどちらも手のひらになじみやすいと、好評を得ています。
2.イーストン- EC70 エアロロードバー
イーストン- EC70 エアロロードバー
イーストン(Easton)はアメリカの金属加工などをメインにしたメーカーで、自転車部品のほかアーチェリーや野球用品まで幅広く扱っています。ここで取り上げるのは、エアロタイプのドロップハンドルで、空気抵抗を削減するために上の部分が平たくなっているのが特徴です。
風の影響を受けにくいだけでなく、他のドロップハンドルとは違ったスタイリッシュな形が人気になっています。幅は40・42・44cmのラインナップがあり、値段は25000円ほどです。
風にも強くユニークな形状も人気!
このドロップハンドルは、重さ255g (42cm品)とエアロタイプにしては軽いのが魅力になります。リーチが 85mm、ドロップは 125mmと短めのため、楽な前傾で自転車に乗ることができて、小柄な方や初心者にもぴったりです。
また、マットカーボンの上質な仕上げで高級感があり、ケーブル内装式なので自転車をすっきりとした外観にドレスアップできます。
人気の自転車部品で快適なツーリングを!
ロードバイクなどのスポーツ自転車向けのドロップハンドルをご紹介しました。「シマノPRO・LTコンパクトハンドルバー」は低コストで軽く、ビギナーも安心して交換できるドロップハンドルになります。
また、「日東・M106SSB」は職人技による快適さが評判で、「ディズナ・ジェイフィットモア」はレースでも活躍するプロ向けにもおすすめの製品です。ドロップハンドルを新しくしようとお考えなら、このような魅力的な自転車製品も候補に入れてみてください。
自転車用のドロップハンドルが気になる方はこちらもチェック!
ドロップハンドルはロードバイクなどを中心に搭載されていますが、クロスバイクをドロップハンドル化して楽しむ方もいらっしゃいます。下には改造方法の特集をリンクしました。他にもペダルやタイヤ、ブレーキなどのカスタム化についての記事も付記しますので、こちらもお楽しみください。

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