キャンプの調理道具メスティンが人気!
メスティンの使い方を網羅しよう
軽くて持ち運びも便利なメスティンの使い方は、基本的にはいろいろな料理に使える万能鍋です。お米が炊けるのはもちろん、煮ものや煮込み料理にも活用できます。油をたっぷり入れれば揚げ物だってできる優れものなのです。
今やキャンプなどのアウトドアの調理道具には欠かせないメスティンは、非常時の時にも便利に活用できると注目されています。ここではメスティンの活用の仕方をご紹介しましょう。メスティンを活用したおすすめのキャンプお料理も紹介しました。
キャンプの調理道具メスティンとは
アルミニウム製のアウトドアのキッチンウエア
キャンプの時の調理道具として人気のメスティンとは、アルミニウム製のアウトドア用の調理道具です。キャンプでご飯といえば飯ごうが、ご飯を炊く道具として昔からよく知られています。
しかし近年、メスティンが流行すると、飯ごうに代わり、メスティンを使ってご飯が炊かれるようになり、キャンプでご飯系の料理を作る人が増えたとも言われているのです。
サイズ感はほぼ同じだがラインナップは豊富
メスティンはアルミニウムのお弁当箱のような形をしていて持ち手がついています。近年のメスティンブームで各メーカーからのラインナップも増えました。機能やサイズ感は、どのメーカーのメスティンもほぼ似ています。
ただ金属だけのものや、塗装仕上げのもの、持ち手の取り付け方、蓋のデザインなどに趣向を凝らしたものがたくさん販売されています。
メスティン
大きさ・容量 | 17cm×9.5cm×6.2cm、750ml |
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洗う時はスポンジを使おう
メスティンの素材はアルミニウムです。アルミニウムは柔らかい素材なので金属たわしなどで洗うと表面に傷がついてします。被膜がはがれて焦げやすくなったり、汚れが付きやすくなってしまうのです。
洗う時は柔らかなスポンジを使って優しく洗ってください。メスティンに頑固な焦げが付いてしまった場合は、酢と水を入れて沸騰させ、汚れを浮かせて取り除くようにしましょう。酢と水の分量は水に対して2~3割の酢を加えます。
汚れ落としに重曹を使うのはNG!
お鍋などについた焦げつきを、重曹を使って落とす方もいらっしゃいますが、メスティンに重曹を使用すると、化学反応を起こして被膜がはがれてしまいます。
腐食や変色の原因になりますので、メスティンを洗う時には重曹は使用しないでください。たとえばアルマイト加工されているものはゴシゴシ洗ったり、中で刃物を使って食材をカットしても大丈夫です。
キャンプの調理道具メスティンの活用方法
煮る・炊くの料理は最適な活用方法
基本的には何でも作れる万能鍋として知られていますが、煮る・炊く・蒸す・焼く・揚げるの調理方法のうち、メスティンの持ち味を活かせる調理方法は「煮る」「炊く」という調理方法です。
メスティンは高い熱伝導率がウリの、キャンプなどアウトドアで使うクッキングウエアです。熱伝導率の高さを活かして、素材にしっかりと熱をまわし、料理を美味しく仕上げます。たとえばご飯を炊いたり、カレーやシチューなどの煮込み料理は、メスティンの持ち味を活かした調理法です。
活用する時に注意する点
メスティンは熱源次第で、熱が料理に強く伝わりすぎてしまうことがあります。そのため料理を焦がしてしまったり、逆にじっくり煮込めなかったりする場合があるのです。
メスティンを活用する時は、熱が伝わりやすいという持ち味を活かし、熱源をコントロールしながら料理を作るのがポイントです。
固形燃料を使うと便利
メスティンを使うときに最適な熱源として、固形燃料があげられます。メスティンの素材は薄いアルミ製なので、一か所に強い火があたりすぎるとメスティン自体が溶けてしまうこともあるのです。
そのような点から固形燃料を使用するのが最適だといえます。固形燃料は、一度火をつけると消えるまでの燃焼時間はおよそ15分~30分です。ご飯を炊いたり煮込み料理にはちょうどよい時間なのです。調理時間に合わせ使いきれるサイズの固形燃料を選ぶとよいでしょう。
固形燃料
サイズ | 30g×40個入り |
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メスティンを使ったおすすめキャンプ料理
煮る料理:ナポリタン
メスティンを活かせる使い方の煮る料理で、キャンプ料理におすすめしたい料理にナポリタンをあげました。ポピュラーなパスタ料理ですが、キャンプで作るときは、パスタを茹でる鍋や、炒めるためのフライパンなどを使わず、調理道具はメスティン1つで美味しく作ることができるのです。非常時にもすすめです。
メスティンに油をひき、好みの具材を炒めます。トマトジュース、ケチャップ、水、調味料などを加え、パスタを入れて蓋をして煮れば、15分ほどで出来上がりです。
1分で固形燃料25g
1人分の分量を目安にした場合、ミディアムサイズのメスティンを使い、固形燃料25gのものが1個あれば熱源の心配いりません。
パスタは湯切りせず、メスティンだけで最後まで作ります。そのためパスタをメスティンのサイズに合わせて、半分に折ってから使います。
分量の目安(1人分・ミディアムサイズ)
- ソーセージや玉ねぎ、ピーマンなど好みの具材を適宜、オリーブオイル(具材を炒める用)適宜、ニンニク適宜、トマトジュース200ml、水100ml、トマトケッチャプ1さじ1杯、塩・胡椒適宜、パスタ 100g
炊く料理:パエリア
メスティンを炊く料理に活用する時のおすすめのキャンプ料理は、シーフードパエリアです。キャンプでも本格的なパエリアがメスティンで調理できます。
メスティンの中で具材を炒めます。玉ねぎ、サフラン、ターメリックパウダーを加え、あらかじめ研いで水分を含ませておいた米を加えてさっと炒めてください。蓋をして固形燃料の火が消えるまで炊飯し、10分ほど蒸らしたら出来上がりです。
固形燃料はラージサイズで30g1個
使用する固形燃料はミディアムサイズのメスティンで30g1個です。メスティンはパエリアの鉄皿のように大きくはなく、コンパクトなので具材が大きなものは炒めにくいため、そのまま使うのはおすすめできません。エビやソーセージなどはカットして使うとよいでしょう。
パエリアは吸水させたお米を炒めるので、炒めにくいと感じたら、先に炒めていた具材をいったん取り出してお米を炒め、そして具材を戻すと美味しくできます。
分量の目安(2人分・ラージーサイズ)
- 具材適宜(エビ、あさり、ソーセージ、ベーコンなど)、玉ねぎ1/4個、サフラン ひとつまみ、ターメリックパウダー ひとつまみ、お米1合(研いでボールに入れ、30分ほど給水させてから水を切る)、水200ml、コンソメ 小さじ1、塩 少々、レモンやイタリアンパセリ 適宜(食べるときにトッピング)
番外編料理:フォカッチャ
基本的にはどんな料理にも使い方次第で使えるメスティンの番外編料理としてフォカッチャを作ってみてはいかがでしょう。フォカッチャの生地をメスティンの中でこねて丸め、蓋をし常温で30~40分放置して1次発酵させます。
発酵したら生地のガス抜きをして長方形に伸ばしください。きれいに洗ったメスティンの底にクッキングシートを敷き、底面に生地をのせ、手で押さえ、蓋をし常温30~40分、2次発酵させます。好みの具材やローズマリーをのせて焼けば出来上がり。
熱源はカセットコンロ!
メスティンは固形燃料を熱源とするのが最適ですが、パン類を焼く場合は火力調整が必要となるので、カセットコンロを使うと、火力調整しながらフォカッチャを美味しく焼くことができます。
最初は弱火にかけ、生地の縁に焼き色が付くまで焼きます。蓋を開けて焼き色を確認したら、もう一度蓋をして、メスティンを裏返して中火にかけると、上部にも焼き色が付きます。
分量の目安(ラージサイズのメスフィン使用)
- ・生地:強力粉150g、塩3g、砂糖3g、ドライイースト小さじ1/2(キャンプ時は生地の分量をまとめてジップロップなどに入れて持参すると便利)
・水100ml、オリーブ・ミニトマト・ローズマリーなど好みのトッピング具材適宜、オリーブオイル、
メスティンを使いキャンプ料理を楽しもう
飯ごうに代わり、キャンプでお米を炊く時に重宝されているメスティンは、軽くて持ち運びが便利なアウトドアの調理器具です。基本的には使い方にこだわりはありません。
アルミ製で熱伝導率が高いという利点をふまえて、キャンプでもまた非常時の時でも美味しいレシピにご活用ください。
キャンプの道具情報をもっと知りたい方はこちらもチェック!
当サイト「暮らしーの」では、キャンプで活用する道具について他にもまとめています。近年、キャンプで使う道具は、非常時にも代用できると、アウトドア派ではない方からも注目されています。
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