楽しいバーベキューのポイントは何?
美味しい肉を用意する
室内で食べる焼肉とは違い、外で行うバーベキューは解放感があるだけでなく、非日常を味わうことができます。そんなバーベキューをもっと楽しくするために重要なのが、用意する肉です。
しかし肉の種類だけでなく、部位がバーベキューに合っていないと、せっかくのバーベキューが台無しに。きちんとバーベキューに合った種類の肉を用意しましょう。
適量を用意する
焼肉ならそのつど注文して食べる量を調節できますが、バーベキューではそうはいきません。始める前に食べる量を買うので、たくさん用意すると余ってしまい、少ないと足りなくてお腹がまだ空いている、ということも。おいしい部位の肉を適量用意することがバーベキューを楽しくするポイントになります。
バーベキューの肉を買うときの選び方は?
量に気を付ける
たくさん買いすぎると持って帰らなくてはいけなくなり、少ないと食べ応えがなく楽しい気持ちがなくなってしまいます。特に用意した肉が余った場合は、持って帰る必要があり、肉を置いていた環境によっては食中毒になってしまう場合も。そのためバーベキューに持って行く肉の量は計算する必要があります。
バーベキューの肉の量の目安は?
バーベキューの肉をどれくらい持っていけばいいか、目安がわからないという方も多いでしょう。肉の目安は男女で異なります。男性が食べる肉の量は1人あたり300gが目安なので、300g×人数分用意しましょう。
ただ20代でたくさん食べる人がいる場合はその人の分は400gにしてください。もしもお酒メインの場合は200gにしておくのがおすすめです。女性は200g、中学生以上の子供は200~300g、小学生以下は200gの肉が必要です。
塊になっている肉や分厚い肉を選ぶ
バーベキューは焼肉とは違って火力の強い炭火。そのため薄い肉や小さい肉を網の上に置くとすぐに焦げてしまいます。炭のように焦げてしまった肉は食べることはできませんし、なんとか食べたとしても美味しいとは言えません。そのため強い火力でも焦げないくらい厚い肉を選びましょう。
赤身の肉を選ぶ
脂身が多いと焼いているときに脂が落ちてしまうことで、火力が強くなってしまいます。ガスを使うことが多い焼肉とは違って炭火の火力調整は難しいので、バーベキューの経験があまりない場合は脂身の少ない赤身の肉を選びましょう。また脂身が多いと気温で脂身が溶けてしまうこともあります。
硬い種類の肉を避ける
焼肉でもそうですが、バーベキューに向かない種類の肉があります。筋が多い肉や、硬めの肉は食べにくく、下処理もしなくてはいけなくなるため手間が増えます。筋が少な目で食べやすい肉を選んだほうが美味しく食べられますよ。
バーベキューでおすすめの肉の種類はどれ?
やっぱりバーベキューで人気なのは牛肉!
やはりバーベキューで人気の肉といえば焼肉でもおなじみ、牛肉ではないでしょうか。脂身があるものもおいしいですが、赤身の肉もさっぱりとしていておいしいです。そして赤身の肉でも部位が違うと味も変わってきます。部位は大きく分けて9つあり、それぞれ違った味を楽しむことができ、内臓の肉はビタミンや鉄分が豊富です。
お手頃価格の豚肉
牛肉よりお手頃価格でおいしい豚肉。タンパク質やビタミンB1が多く、脂身には不飽和脂肪酸という、体内で作られない必須脂肪酸が含まれています。部位としては大きく分けると7つあり、肉質は牛肉とあまり変わりません。ただし豚肉は生で食べることができない肉なので、食べるときにはしっかりと火を通しましょう。
ヘルシーな鶏肉も捨てがたい
鶏肉は牛肉や豚肉に比べて味は淡白で、カロリーが低いのが特徴です。若鶏は値段もお手頃で、免疫力アップなど様々な効果が期待できます。ただし牛肉や豚肉に比べて水分が多いことから傷みやすいため、ドリップ(赤い水分)があまり出ていないものを選びましょう。
バーベキューでおすすめの牛肉の部位は何?
赤身のモモが食べやすくて人気
モモは後ろ脚の付け根の部分のことです。運動量が多いため脂身が少なく、がっつり肉を食べたい方におすすめ。タンパク質、ビタミンB、亜鉛を多く含みます。ほかの部位に比べて比較的安く買えるのもうれしいポイントです。
やっぱりロース
ロースとは肩から背中にかけての部位で肩ロース、リブロース、サーロインがあります。肩ロースはさっぱりした味わいで、リブロースとサーロインは柔らかく脂身があるのが特徴です。ちなみにキャンプやバーベキューで人気の料理、ローストビーフはリブロースを使っています。
がつんとしたカルビ
カルビは牛バラとも呼ばれ、脂身の甘みがよく感じられる部位です。赤身と脂身が層になっています。脂身の多い部位なので、バーベキューでは脂身の少ないところを購入しましょう。食べ応えのある部位で、若い人に人気があります。
さっぱりなハラミ
ハラミは横隔膜の筋肉で、脂身が少なく柔らかいことが特徴です。実は肉の種類上はホルモンの仲間で、お手頃な価格で購入できる部位。筋は少ないのですが独特の歯ごたえがあります。焼きながら脂を落として食べるのがおすすめです。
なんと1頭から約2~3kgしかとれません。以前に比べて知名度が上がってきたため、焼肉やバーベキューにおける人気も高まっています。
高級なヒレ
ヒレは腰の奥のほうの部位でほとんど動かさないため、赤身にも関わらずとても柔らかいのが特徴です。脂身はヒレを覆う部分についています。柔らかいため分厚くても食べやすいいのですが、ほかの部位に比べて値段が高いので1人1枚より、みんなで切り分けて食べるのに向いています。
バーベキューでおすすめの豚肉の部位は何?
食べやすいロース
豚肉のロースは柔らかく、脂身と赤身のバランスがいい部位です。背中から腰にあたる部分で、柔らかく豚肉のうまみを味わうことができます。小間切れとはちがって厚めに切って、豚肉のおいしさを楽しむ部位です。ビタミンB1が多く含まれています。
食べ応えのあるスペアリブも人気
スペアリブはろっ骨のまわりの肉で適度に脂身がついている部位になります。骨のまわりにうまみが集まっており、煮込みだけでなく下味をつけて焼くのも美味しいです。赤身がしっかり入っているスペアリブが美味しいので、赤身が多いものを選んでください。
きれいな層になっているバラ
バラ肉もろっ骨の周りにある肉で、脂身の味を楽しめる部位です。値段もお手頃で赤身と脂身できれいな層を作っているものがいいバラ肉とされています。濃い味と相性がよく、しっかりした味のタレで食べたり、下味をつけたりするのがおすすめです。
バーベキューでおすすめの鶏肉の部位は何?
ジューシーなモモは食べやすくて人気
鶏モモ肉は鶏の太ももから足にかけてついている肉のことで、歯ごたえのありながらも硬くなりにくいのが特徴。ドリップが出ている鶏モモ肉は鮮度が下がっているので、ドリップが出ていないものを選びましょう。適度に脂があり、ジューシーな部位です。
パリッとした皮が多い手羽先
手羽先は鶏の羽の部分で根本を除いた部位になります。肉の部分はほかの部位に比べて少な目ですが、皮の部分が多くうまみがたっぷり。かじったときのパリッとした皮と肉汁、ジューシーな肉がたまりません。鶏肉の皮がお好きな方にはおすすめの部位です。
柔らかい肉質の手羽元
鶏の羽の部分でも根本のことを指します。手羽先よりも脂が少なくあっさりしているのが特徴です。バーベキューなら煮込み料理だけでなく、フライドチキンや下味をつけて焼くのもおすすめ。肉質は柔らかめで、骨付き肉の中ではしっかり肉がついている部位でもあります。
独特食感のせせり
せせりという部位をご存じでしょうか。鶏の首周りにあたるところで、1羽から20~100gしかとれない希少な種類の肉です。運動量が多い筋肉であることにとって、弾力がありながら脂も適度にのっています。冷めても硬くなりにくい部位です。
どれが新鮮?鮮度のいい肉の選び方
牛肉の選び方
鮮度のいい牛肉の選び方は表面をしっかり見ましょう。表面にツヤがあり、脂身の部分が白か乳白色のものが新鮮です。脂身の色が変わっているものは鮮度が下がっているので避けましょう。また赤身と脂身の境目がしっかりしているものもいい牛肉です。
ちなみに肉が重なっていて黒いところがあっても大丈夫。肉が赤くなるのは空気に触れてからなので、切ったばかりの肉は黒いのです。切ってすぐにパッケージに詰めたという証拠ですね。
豚肉の選び方
鮮度のいい豚肉の選び方も、牛肉と同じように表面を見ましょう。薄いピンク色でツヤがあります。脂身の色は白もしくは乳白色で、赤身と脂身の境目がしっかりしているものを選びましょう。パックの中にドリップがたくさん出ていると鮮度が落ちているので避けましょう。
鶏肉の選び方
鮮度のいい鶏肉は皮を見ればわかります。皮の毛穴が立っていて、鈍く光沢があるものが鮮度のいい鶏肉です。皮の毛穴が開いていたり、パックの中のドリップが多かったりすると、鮮度が落ちているので、選ばないでおきましょう。
美味しい肉でバーベキューを楽しもう!
焼肉とは少し違うバーベキュー。美味しい肉をいつもと違う環境で食べるともっと美味しくなりますよね。そんなバーベキューで人気の部位の肉を、美味しい状態で、美味しく焼いて楽しみましょう。肉を用意するときには、人数に対してちょうどいい量を持って行ってくださいね。
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