車中泊は寒さ対策が重要！
誰にも邪魔されることなく気ままに時間を楽しめる車中泊は、近年人気を集めている旅のスタイルです。快適な時間を過ごすためには、季節に合わせた対策が必要。特に冬は寒さ対策をきちんと行っておかないと、体調不良などの原因になります。
寒さ対策をした上で車中泊に出かけよう
気温が下がると、車の中は思った以上に寒くなります。「車内にいるから防寒対策をしなくても大丈夫」と軽く考えていると思わぬ寒さに辛い思いをすることもあるため、注意が必要です。そこで、本記事では車中泊をする際に行っておきたい寒さ対策をご紹介します。
車内や体の保温を行うためのテクニックを集めたので、ぜひ参考にしてみてください。また、車中泊をする時に気をつけておきたい注意点も解説します。万全の寒さ対策をして、出かけましょう。
車内でおすすめの寒さ対策
快適な状態をキープするために意識しておきたいのが、車内の温度を下げない、ということです。温度が下がれば下がるほど体は冷えやすくなるので、必要な寒さ対策を施していきましょう。ここでは、車内でおすすめの防寒対策をご紹介します。
窓にシートを貼る
車内の温度を下げる原因の1つとして挙げられるのが、窓から入り込んでくる冷気です。しっかり窓を閉めていたとしても、目に見えない隙間から冷気が入り、いつの間にか車内の温度が下がってしまいます。
なるべく冷たい空気を入れないためには、窓の隙間を埋めることが大切です。冷気をシャットダウンする効果を期待できるアルミシートなどを貼り付けておきましょう。コストを下げたい時は、段ボールを貼り付ける寒さ対策もおすすめです。
防寒対策だけでなく目隠しにもなる
窓にシートを貼り付ける方法は、寒さ対策だけでなく目隠しにもなります。車中泊をする際には、しっかりとプライバシーを確保することも大切です。寒さ対策をするついでに覗き見防止対策もして、万全の状態を整えていきましょう。
昇降段からの冷気を遮断
「窓の隙間を埋めたのに、まだ冷たい空気が入り込んでいる」と感じる場合は、ドアの下にある昇降段に注目するのがポイントです。ここからも冷気が入り込みやすくなるので気をつけてください。寒さが気になる時は、昇降段も埋めるようにするのがおすすめです。
窓と同じようにシートをかぶせる他、布を詰め込んでおくだけでも効果があると言われています。不要な新聞紙を丸めて隙間を埋める方法も。やりやすい方法で、昇降段を埋めることが大切です。
シートに厚手の毛布を敷く
車中泊をする際は、フルフラットにしたシートで就寝ことが多いですよね。シートに寝た時に冷たい空気を感じるのであれば、厚手の毛布を敷いておくのがおすすめです。
事前に毛布を敷いておくことで、冷たい空気をシャットダウンできると言われています。この方法を取り入れるだけでも寒さが和らぎ、就寝の快適性が変わるので、ぜひ取り入れてみてください。
体を保温する方法
快適に車中泊を楽しむためには、車内の対策だけでなく体の保温方法もチェックしておくことが大切です。ここからは、車中泊でやっておきたい体の保温方法をご紹介します。車中泊をする際にはしっかりと体を温めて、寒さへの対策を行っていきましょう。
重ね着を工夫する
寒さを気にすることなく車中泊を楽しむなら、重ね着は必須です。重ね着をしていないと体が冷えやすくなり、体調不良の原因にもなるので気をつけてください。まずは、保温性のあるインナーを肌着に取り入れるのがおすすめです。肌に直接触れるインナーに保温性を持たせることで、寒さへの対策ができます。
インナーの上には厚手の長袖、ベストといったように重ね着をしていきましょう。それでも車中泊で寒さを感じるなら、上着にダウンやフリースを着ると効果的です。
車中泊をする際には動きやすさも意識しよう
寒さ対策としての重ね着は必須ですが、洋服を重ねすぎると体を動かしにくくなります。暖かさを求めるだけでなく、動きやすさも意識して車中泊の服装を決めることが大切です。
例えば伸縮性のあるボトムスやトップスを選べば、重ね着をしても動きにくくなるのを防げます。また、フロントボタンやジッパーがついたダウンやフリースなら、身軽に動きたい時はすぐに脱げるので便利です。工夫を凝らしながら、コーデを決めてみてください。
手足を保温する
体の中で最も冷えやすいと言われているのが、手や足の先端です。車中泊をする際に寒さを感じたら、手袋や靴下を工夫して対策をしてください。厚手の靴下に加えてレッグウォーマーもつけて対策しておけば、車中泊で足元からの寒さに悩まされることは少なくなるでしょう。
手袋は指が出ると便利
車中泊をする際の作業がしやすいように、手袋は指が出るタイプを用意するのががおすすめ。車を運転したり、スマホを操作したりする際には指を出し、寒さ対策をしたい時は指を隠すようにするとよいでしょう。シーンに合わせた使い方ができる防寒グッズで、車中泊の寒さ対策をしてみてください。
寒い時期の車中泊の注意点
寒い時期に車中泊へ出かける場合は、注意点を把握することも大切です。気をつけるべきことを知らずに車中泊へ出かけると、思わぬトラブルの原因になることも。寒さ対策の次は、意識しておきたい注意点についてご紹介します。
雪の予報をチェックする
車中泊をする日程を決める際には、必ず雪の予報も確認してください。自分が住んでいる場所では雪が降らなくても、車中泊をする場所では降る可能性があります。雪が降ることを知らずに車中泊へ出かけると、道中でスリップの危険性があったり、他の車の事故によって立ち往生したりといった危険性も。
また、就寝中に雪が降り積もると、翌日に車を動かすことが難しくなる場合も考えられます。きちんと帰宅できるかよく考えた上で、十分に注意しましょう。
雪は降らなくても凍結の危険性がある
雪が降らなかったとしても、凍結の危険性はゼロではありません。雪の予報を見る時は、凍結情報にも意識的になってください。また、寒さ対策と同時にスタッドレスタイヤへの履き替えも検討するのがおすすめです。安心して車中泊ができるように、用意していきましょう。
エンジンをつけたままにしない
寒さが厳しい時期は、防寒対策として車の暖房を入れたくなりますよね。しかし、エンジンの付けっ放しはNGです。長時間エンジンを入れておくことでバッテリーが上がり、動かなくなってしまう危険性があります。
また、車内で長時間暖房を使うと中毒を引き起こす恐れもあるため、注意が必要です。車中泊をする時は暖房に頼るのではなく、他の寒さ対策をして過ごすようにしてください。事前に対策をしておけば、暖房を使わなくても暖かく過ごせるでしょう。
本当に寒さが厳しい時は無理をしない
どんなに寒さ対策をしても、気温によっては寒さに耐えられないこともあるでしょう。そんな時は、無理をして車中泊をする必要はありません。車中泊は必ずやるべきことではないので、あまりにも寒い時はホテルや旅館に宿泊するのも選択肢に入れてください。無理せず楽しむことで車中泊の秘訣です。
おすすめの便利グッズ3選
しっかりと寒さを防ぎたい時は、便利グッズを利用するのもおすすめです。ここからは、車中泊におすすめしたい便利グッズをご紹介します。好みに合わせて取り入れて、快適な時間を楽しめるようにしていきましょう。
①：電気毛布
ふわふわとしたフリース生地を使用し、心地よい肌触りを楽しめる毛布です。毛羽立ちにくく毛玉ができにくいので、長く愛用してもふんわりとした質感を損なわないのが嬉しいポイント。
スイッチを入れればヒーターが稼働し、体全体を温めてくれます。5段階で温度が変えられるため、好みの温度に調整できます。冷えやすい足元はしっかりと温め、背中周りは優しく温めてくれるなど、快適性を上げるための工夫を凝らしているのも人気を集めている理由です。
②：湯たんぽ
体を温めたい時は、湯たんぽを使うのもおすすめです。こちらの商品は、お湯を沸かす必要のない電気式の湯たんぽ。充電をしておけばすぐに暖かくなるので、「車中泊をする時はお湯を沸かすのが難しい」と感じている方にも適しています。
ふわふわとした保温カバーに包めば、まるで小動物を抱いているような気分になれるのが嬉しいポイントです。体を温めながら、癒し効果も期待できるでしょう。65度以上の高温になると自動で電源が切れるため、安全対策もバッチリです。
③：寝袋
寝袋と言えばキャンプのイメージがありますが、車に泊まる際にも必須のアイテムとして人気を集めています。こちらは、布団のようにゆったりと就寝できる封筒タイプの寝袋です。手足を動かしやすいので圧迫感がなく、寝袋に慣れていない方でも眠りにつきやすいでしょう。
防寒性に優れた中空繊維を採用
中綿には、防寒性に優れた中空繊維を使用しています。繊維の1本1本に空気が含まれているので保温状態を維持しやすいのが特徴です。
寒さが厳しい時期もしっかり体を温めてくれるため、車中泊はもちろんのことキャンプを楽しみたい方にもおすすめ。使用後は洗濯機で丸洗いでき、衛生面でも安心して使えます。
寒さ対策で快適な車中泊を！
厳しい寒さが続く時期は、しっかりとした対策をしておかないと風邪をひいたり、腹痛が起きたりといった体調不良に見舞われやすくなります。まずは、車内に冷気が入らないような工夫をしていきましょう。
窓などにシートを貼り付けたり、昇降段の隙間を埋めたり、工夫をすることで快適性はグッと変わります。また、重ね着をするなど、体の保温も重要なポイントです。適切な対策を取り入れた上で、車中泊を楽しんでみてはいかがでしょうか。
車中泊の寒さ対策が気になる方はこちらもチェック！
寒さを感じずに車中泊を楽しむためには、いろいろな対策をしておくことが大切です。関連記事でも車中泊の寒さ対策におすすめのアイテムや対策をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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